メガトン級ムサシ徹底解明スペシャルを考察する




はじめに

 『メガトン級ムサシX』完結後に公式から公開された特別番組『メガトン級ムサシX徹底解明スペシャル』です。こちらには重要な設定が色々明かされているので、一つずつ考察しようと思います!


地球の穴

 ドラクターことシドルは地球に穴を開け、その中に基地を造りました。凄いボーリング技術ですよね。それにしても何故そんなことをしたのでしょうか。その詳細は明かされませんでした。
 今回のスペシャルの中ではこの穴は地球を要塞化したのではないかという予想が立てられています。どうやら、地軸を操作し、基地を守っていたそうです。


シェルターの構造

 シェルターの構造は地下に隔壁があり、居住エリアとの間には『メタルマット』という防御壁があります。その『メタルマット』には通気口があり、『ダストハリケーン』という熱波が放出されています。それを潜れば侵入出来るそうです。まぁ、あのシドルの技術なら地下よりも地上のドームを破りそうなんですが、その辺はどうなんですかね…。



分岐した人類

 かつて人類は地球で暮らしていましたが、二つの(恐らくはエルゼドとカムウ)勢力に別れて戦いました。その後隕石が激突した事により戦いは終わりましたが、地球の崩壊の中で抜け出す地球人も居たそうです。
 その子孫は様々な星に定住し、異星人になりました。子孫達は幾つもの種族に別れ、争いを続けました。

 今私はアイザック・アシモフさんのロボットシリーズとファウンデーションシリーズを読んでいるのですが、その世界の設定に近いものがあります。

 また、実際の人類も様々な人類に枝分かれした中の一つです。現在、地球にはホモ・サピエンスという種の人類しか存在しませんが、かつては様々な人類が存在していました。
 かつて人類は一つの方向に進化したと思われていましたが、実はそうではなく様々な人類が枝別れしていました。その中のひとつの枝がホモ・サピエンスという訳です。
 また、ホモ・サピエンスは別の人類、ホモ・ネアンデルターレンシスことネアンデルタール人や、ホモ・ハビリスと混血していた事が明らかになりました。これは、ムサシの地球人とシドルの子に通じるところがありますね。


シドルの生態

 シドルには『牙』と『憑依』の力を持っています。『牙』は脳の指示によって肉体変化と精神変化を起こして戦闘形態になる事が出来ます。『牙』の精神変化は不安や恐れという戦闘にとってはマイナスな感情を無くすことが出来るそうです。脳内麻薬みたいなものでしょうか?戦闘には有利ですがその一方で恐ろしい側面もありますね。

 また、『憑依』はイルムという精神体から発せられる波長が同じ人物に出来るそうです。イルムを乗っ取り、他人の身体を操作することが出来るそうですね。また、その状態で『牙』の形態になる事も出来るそうです。


シドルの脳科学

 シドルは地球人の記憶操作以上の脳科学の研究が進められています。どうやら、脳の空き容量に別の言語情報を入れられるようです。その技術でシドル人は地球の言葉を話していました。それが出来たら便利そうですね。かつてシドルも様々な言語を話していたそうですが、今は共通の言葉を話しています。
 
 先程紹介したアイザック・アシモフさんの小説には銀河語という言葉が出てきます。その世界では様々な星に人が移り住んでいますが、その中の人々が話せるように共通の言葉があるという訳です。

 言語というのは文化と密接な関係があり、それによって様々な違いがあります。現実世界で言語を完全に同じにするというのは難しいかもしれないですね。

長老議会

 続いて長老議会の話。シドルでは女王とは別に長老議会というものがあるそうです。クロウゼート様の時は絶対的権力によって長老議会は機能してませんでしたが、アーシェムの代で復活しました。
 今の所、完全に金によって動かされてましたが、本当に機能してるんですかね?

ローグ

 続いてローグの話。ローグの技術は異星人の南さんがもたらした『異スペクトル光子技術』が使われています。
 それを元にハルマ博士が開発した『超光子タキオンエンジン』と『ムサシフレーム』によってメガトン級ムサシが完成しました。その技術は全てのメガトン級ローグに使われています。
 また、『ユニット再構成融合』を元に『物質転送技術』と『質量拡張技術』が考案されました。ローグの大技『カブキファンクション』はその技術によって完成されたようです。
 この超技術の考察は現代の科学技術では難しいですが、この技術を使ったバトルはアツいですよね!

シドルの戦士

 続いてシドルの戦士の話。シドルでは命令は絶対という規則があり、礼儀を重んじます。その為、地球人に関しても礼儀正しく接しているのだそうです。ユグラとミーシスは地球人と暮らす道を選びました。それは二人の判断ではありますが、その奥底にはシドルの騎士道があるのかもしれませんね。

あとがき

 今回は『メガトン級ムサシ徹底解明スペシャル』を考察しました。今後の展開に繋がる設定も盛り込まれてましたね。今後も色々考察していきますので楽しみにしてください。

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