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アニメ ラブライブ!虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会 #3「大好きを叫ぶ」 感想

こんにちは。むっちゃんです。

サムネはクライマックスの、コンテンツをも揺るがしかねない重大発言のシーンですね。でも、紛れもない侑ちゃんの大好きでもあります。

それでは、私も24分間の大好きを叫びましょうか!

優木せつ菜はもういません!

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前回の○沢直○…もとい朝香果林の続きのシーンからです。華麗に正体を見破られたせつ菜ですが、元より隠し通せるとは思ってなかった様子。

せつ菜ちゃん戻ってきてって言う旧同好会メンバーの呼び掛けも虚しく「優木せつ菜はもういません!」と頑なに拒否する菜々ちゃん。大好きを叫びたかったはずの彼女は何故スクールアイドルを辞めてしまったのでしょうか。

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大好きを叫びたかった私が、他の人の大好きを傷つけた

スクスタ時代からそれっぽいことは匂わせていましたが、いざアニメで本人の口から語られると辛いのなんの…

音楽室

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誰かが音楽室でピアノを弾いていましたね。侑ちゃんはアニメでは普通科ですが、アニメではいったい誰が作曲することになるのでしょうか。

音楽室でピアノを弾いていたのは、なんと侑ちゃんでした。普通科だけどピアノの心得があるのかなとも思いましたが、どうやら経験はない様子。

CHASE!にうっかり反応してしまった菜々ちゃん。侑ちゃんがすかさず食いつき、せつ菜への好きを語りだしました。

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大胆な告白は女の子の特権!

大胆な告白はさておき、大好きと言われた菜々ちゃんのこの表情の裏に、どんな思いがあるのでしょうか。「優木さんが聞いたら喜ぶでしょうね」って、せつ菜はもういないはずなのに、一体誰が喜んでいると言うのでしょうか…? せつ菜と菜々は別人だという建前を抜きにしても、他人事のように感じます。

せつ菜が同好会を辞めた話になると、「せつ菜さんのせいで同好会がうまくいかなかった」と菜々は語り出します。先程とは打って変わり、語り口調がまるで自分のことのようです。優木せつ菜に対する呼び方も、さっきまでは優木さんと呼んでいたのが、この話題になるとせつ菜さんと呼び方を変えます。ついには、「原因が自分にあると気づきました」と、自分とまで呼んでしまいます。勿論これは、「優木せつ菜が自分自身で気づいた」という意味での発言ですが、一方で自責の念を強く感じさせる言い方でもあります。

彼女たち旧同好会はラブライブを目指していたようです。しかし、侑ちゃんがラブライブの話を聞いて、スクールアイドルへの熱量のわりにはあまり関心無さそうにしてたのが少し意外でした。

期待されるのは嫌いじゃなかったけど   1つくらい大好きなことをやってみたかった

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また、菜々のメガネが光っています。(引きずるな)

菜々の目元を隠しているのは、皮肉なことに優木せつ菜のライブ動画の光です。

コメント欄には、彼女の葛藤などお構い無しと言わんばかりに、引退を惜しむ声が並びます。ファンという存在は、時として残酷なものなのかも知れません。

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私は、このコメントの一文を甜めるように辿っていく演出が、菜々ちゃんの感情にぬるりと押し潰されるような感じがして、ゾクッとしました。

侑ちゃん、歩夢ちゃん、かすみんが待ち合わせている様子を背景に、「新たに私抜きで同好会が始動してくれるのが私の最後のワガママ」って語るのずるくないですか?

同好会再開?

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ついに合流する旧同好会組(スクフェス組+果林)と新同好会組(かすゆうぽむ)の面々。話は新たな局面に進みます。

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かすみんほっぺたもちぷに概念

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果林パイセンの目付き、かっこよすぎてむしろあざとくないですか?明らかにオタクを落としにかかってる気がします。かすみと果林からは、初対面とは思えないマッチ感とバチバチを感じます。前世かなにか(電撃組)の記憶をどこか受け継いでるんじゃないかと私は思うのですが、どうでしょうか。

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ケツのコッペパン/中須かすみ・桜坂しずく

せつ菜がいなくても同好会再開できるんじゃない?と疑問を呈す果林ですが、みんなの答えは一つ。「せつ菜ちゃんに戻ってきて欲しい」です。中でもかすみは、前の繰り返しにならない方法もあるはずで、それを見つける為にも、せつ菜先輩がいないとダメなんですと答えます。個人回を超えてなお成長をしっかり見せてくれるアニメに感謝ですね。

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かなかす供給^〜

しかし、せつ菜に戻ってきてもらおうにも、旧同好会のメンバーにはせつ菜がスクールアイドルを辞めてしまった理由も分からず、打つ手がありません。ここで侑が名乗りを挙げます。

大好きを叫ぶ

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万策尽きたと思われた中でせつ菜を呼び出した侑が取った行動は、大好きな気持ちをぶつけることでした。侑はせつ菜に、同好会に戻って欲しいとストレートに訴えかけます。せつ菜は私が同好会にいたらラブライブに出られないと返しますが、それに対する侑の台詞が衝撃的でした。


だったら…だったら、ラブライブなんて出なくていい!

タイトル回収ならぬタイトル破壊…

この後に「スクールアイドルがいて、ファンがいる。それでいいんじゃない?」と続けます。そう、スクールアイドルの本質は、ラブライブに出場することではありません。見ていてくれるファンに何かを届けることです(拍子抜けした文になりましたが、ファンに何を届けるかがニジガクのテーマの一つともなっているので、敢えてこう書きました)。

せつ菜にしても、ラブライブに出ることは彼女の好きの一部ですが、本質ではない。スクールアイドルが大好きであり、スクールアイドル活動を通じて誰もが大好きを認め合える世界にしたい。これこそが彼女の本質のはずです。

期待されるのは嫌いじゃありません。ですが、本当にいいんですか?

また期待というフレーズが来ましたね。きっと彼女は今までも期待をかけられ続けていたのでしょう。彼女は真面目でできる子なので、期待を苦に思うことなく応え続けてきた。しかし、本当に好きなことは別にあった。今度はその好きなことで期待されています。

同じ期待という言葉でも、前者は「裏切ることはまずないけど、どこか退屈なもの」、後者は「大好きなことだけど、裏切ることになるかもしれない」と、意味がガラリと変わってきます。

期待を裏切るかもしれないという嘗てない恐怖に直面している彼女ですが、そんな彼女にとって侑の「もちろん」という言葉は、背中を押すにはあまりに力強いものでした。彼女はあまりに偉大な一歩を踏み出します。

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彼女の大好きという名の業火は終えたかに思えましたが、侑が受け継いでいき、そして、せつ菜に還ってきた。

DIVE!

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新曲は水属性?いや、水炎の二大元素使いだ!!!

この水と炎は、菜々とせつ菜の二面性を表しているのでしょうか。

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水底にもう1人の自分がいて、水底の自分の笑顔に驚いてる様子と、水底に手を伸ばす様子が、あまりに無敵級*のようで感激しました! !

 無敵級*の場合は、鏡に映った自分が笑顔で、鏡の世界のステージに立って踊っています。DIVE!の場合は、水底に映った自分は自分の中の大好きを表していて、そこに手を伸ばすことで大好きの蓋を開けているのだと思います。そして溢れ出す光は、内なる大好きが蓋を開けたことで光輝いている様子とも、今まで閉じ込められていた大好きが日の目を見る様子とも表しているでしょう。

次回予告

愛「次回 未知なるミチ」

空に手を翳す愛さん、顔がよすぎる……

愛さんが何を思い、何を見つけるか、予測不能で楽しみですね。

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