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【オールAIアート】ChatGPTを使って画像生成AIのプロンプトを出力しイラストをつくってみた

こんにちは。
カンガルーさんです。

2022年から爆発的なブームになっている画像生成AI。
私もハマってしまい、プロンプトから生まれる様々な画像に思いを馳せています。


今回は、過去にツイートした「オールAIアート」について、内容を少し詳しく解説してみようと思います。
「オールAIアート」とは、ChatGPTでテーマを深掘りし、プロンプトを出力した後、画像生成AIでアート化したものです。筆者のしたアート活動は「テーマを決めた」「ChatGPTと対話した」「画像生成AIにプロンプト入力した」くらいになります。

こちらの内容を、実際の出力内容のキャプチャーとともにご紹介いたします。


なお、ChatGPTおよび画像生成AIに関しては、より詳しい記事がたくさんあると思いますので、そちらをご参考ください。
(他力本願ですみません)

画像生成AIはmidjourneyをベースとした、にじジャーニーを使用しています。


ChatGPTとのチャットのスタートは、深津貴之さんがライブ配信で紹介されていたものを参考にしています。
今回のテーマを「ゆらぎ」としました。
画風やモデルはある程度絵の変化を対しつつ、限定性を持ってクオリティの担保を狙っています。あとは趣味です。

# 命令書:
あなたは、プロのイラストレーターです。
以下の条件と入力文をもとに、デザインアイディアを画像生成AIオペ―レーターに伝えるための最高のプロンプトを出力してください。

# 製薬条件:
・文章を簡潔に
・重要なキーワードを取り残さない。
・入力文にある単語の要素を別の単語に置き換える
・入力文にある単語の要素を情緒的に表現する
・出力は英語とその翻訳された日本語の2通りで記述する
・画風は”pixivやGALLERIA、deviantARTと言ったイラスト投稿系SNSで人気の画風”に限定する
・一人の全身を描写すること

# 入力文:
”ゆらぎ”をテーマに自由な発想で描かれた、中性的な美少女の二次元アート。

# 出力分:

この入力文に対する返答は以下です。
単純な文字起こし程度ですね。現状では「ゆらぎ」を’fluctuation’(=振動、変動、物理的な揺れ)と翻訳しています

ChatGPTの出力①

ここでテーマの深掘りを行います。
「ゆらぎ」という抽象的なワードを、ChatGPTに具体化させるため、まずは表現の幅を広げるために具体例を挙げさせます。私自身では「ゆらぎ」に対する先入観はありますが、できるだけフラットに捉えるため、ChatGPTにその役割を担ってもらいます。

入力と出力②

「ゆらぎ」に対する情緒的な表現を例に上げさせることで、曖昧だったテーマに具体性が現れ、制作の方針を立たせることができました。

ChatGPTにはこのまま要素例を追加してもらいました。
(どうやら”元のプロンプト”といったようなチャット内のものを表す指示語もChatGPTは認識しているようです、すごい)

入力と出力③

無事元のプロンプトに「ゆらぎ」の具体的な表現方法を追加してくれました。ここでいったんプロンプトを入力してみましたが、ちょっと要素が足りないように思えました。

画像生成のプロトタイプ

出力した画像を見て、足りなく感じた要素をプロンプトに追加しました。この際は、"不安定な存在感、揺蕩う感情"を追加しています。


これでプロンプトの大枠は完成です。
あとは調整しながら、より良い作品が出力されるまで画像生成AIと向き合います。

出力案①
出力案②
出力案③

この中で自分が良いと思ったものを選択し、ブラッシュアップして完成です。最終的に出力したものが、こちらです。

テーマ「ゆらぎ」

このようにして、ChatGPTと対話しながらテーマを深掘りし、より複雑な画像を生成するプロンプトを出力することができました。
今回は表現方法の一部に”流れるような髪や衣服、夢のような雰囲気、微妙な色の変化などの要素を取り入れ、”ゆらぎ”の情緒的なエッセンスを表現してください。”と出力されたため、髪や服がベースに表現されましたが、おそらく別の機会に実施すればまた別のアイディアが生まれることと思います。

またChat(対話型)AIもいくつか開発・リリースされるというニュースも聞きますし、画像生成AIは既にたくさんの種類があります。
私は(趣味で)にじジャーニーを使用していますし、イラスト投稿SNSで人気の画風をベースにしていますので、ここが変われば作品のテイストも大きく変わってくると思います。

プロンプト開発の参考になれば幸いです。

2023.2.24
カンガルーさん

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