天皇賞(春)GⅠ考察

この記事では5月2日(日)に阪神競馬場で行われる古馬GⅠの天皇賞(春)の考察をしていきたいと思います。

まず、今年は京都競馬場の回収工事のため、京都競馬場芝3200mではなく、阪神競馬場芝3200mで行われるというのが、注意点です。


・阪神芝3200m コースの特徴

阪神3200mというコースは「1週目外回り、2週目内回り」のコースになります。2006年に阪神競馬場に外回りコースが新設されてから、使用例がないコースになります。今回の天皇賞(春)の実施に合わせて、2月27日に松籟S(4歳上3勝クラス ハンデ戦)が行われました。

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バックストレッチ半ばからのスタートで1周目は外回り、2周目は内回り。外回り4コーナー途中からゴール前の直線半ばまでは下り。ゴール前に上り坂、それを過ぎると1コーナー、2コーナー、バックストレッチまでほぼ平坦。2周目内回りの3コーナー半ばから直線半ばまで緩やかに下り、ゴール前で再度急坂。最後の直線距離は約359.1メートル(Bコース使用時)。同競馬場の3000メートルに比べると1周目に外回りを通るぶん、前半の負荷は軽減されてスタミナや末脚の要求度は下がる。平均ペースのスピードをどこまでも持久する能力の方が要求される。
(亀谷 敬正)
※JRAホームページから引用

https://www.jra.go.jp/keiba/thisweek/2021/0502_1/race.html


・週末の天気予報

29日(木):雨
30日(金):晴れ時々曇り 降水確率30%
5月1日(土):晴れ一時雨 降水確率50%
5月2日(日):曇り時々晴れ 降水確率40%
レース当日は良馬場でできそうですが、どのような馬場になるかチェックが重要になります。


・レース展開

今まで実施されたことのなかったコースです。阪神大賞典は1週目内回り→2週目内回りに対して、今回の天皇賞は1週目外回り→2週目内回りとなっております。

阪神大賞典を参考にレースの展開を検討していきたいと思います。

阪神3000mは1週目の2コーナーあたりまではゆったりと流れますが、2週目に入る向こう正面で徐々にペースが上がり、3コーナーで下り始めたあたりから一気にペースが加速して最後は急坂が待ち受けています。長くいい脚を使える馬を中心に選びたいと思いますが、特に長距離での過去レースの上がり3F(4F)のタイムに注目したいです。


・予想のポイント

以下の点を抑えて出走馬の診断をしていきたいと思います。
①長距離戦(2500m以上)での上がり3Fタイムが速い馬。(上がり4Fのタイムも注目)
②後傾ラップの経験・対応力

次回記事では全頭診断をしていきたいと思います。

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