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うちのばあちゃん②車が突っ込んできた編

私は今日、急に暇ができ、ごろごろ寝てた。
とはいえ、元々予定を詰めすぎるクセがあるので、どうせ来月、イヤ、今月後半にはまた、バタバタしてる自分の姿が見える。
天の誰かにうまくコントロールされているのか、ちょうどとばし過ぎたあたりで、自分が怪我をしたり、親が事故したり、子が骨折したり、自分がリストラされたり。
休め、の合図が強制的に入る。
そして、自分が決めなくとも定期的にダラダラ過ごさざるを得ないタイミングがくる。
肩の手術をした3年前辺りから、天の指図には争わず、運気の流れに乗ってればいいと気づき、また最近は焦る時間がどんどん短縮し、容易にごろごろできる。
この、焦る気持ちがなくなるというのが高齢化現象だろうか🤔

こないだの3月、帰宅したら塀が壊れてた。
ばあちゃんがいうには、近所で解体してる業者の車がぶつかって、過ぎ去った、と。
最近そろいのTシャツで、老人会ペタンク大会4位景品ティッシュとか、御膳弁当とか持ち帰り、嬉々とお出かけに忙しいばあちゃん、たまたまその日その時うちにいて、ガッシャーンの音を聞いたらしい。お手柄だ。私がその解体現場にいくと、確かにショベルカーがある。ばあちゃんが、その車に書いてた、と言った会社の名前が書いている。
すぐに警察に連絡した。
警察の方が、ばあちゃんに、指差して、を指示し、ばあちゃんが何回も写真にとられる。指差す場所は、壊れた塀。あっちから、こっちから、ばあちゃんは何枚もモデルをしてた。

その後、ばあちゃんが事情聴取を受ける。
ドライバーの顔みましたか?何歳くらいでしたか?車はどんな車?何時ごろ?
ばあちゃんが、
『「わかいし」で 髪は、、黒でも茶でも黄色でもない。車は、これ(私の軽トラ)より、少し濃い青で少し大きなトラックで、幌がかけてありました』とかと、答えてた。すごい観察と記憶力ではないか!感心した。

警察が調べてすぐにぶつけた相手がわかった。次の日警察が、その わかいし を連れてきた。

ばあちゃんがいったとおり、確かに わかいし であり、髪が まばらに染められて、確かに黒とも茶とも黄色でもない、何と表現すればよいかわからない髪色だった。車のサイズが、普通免許証では運転できない中型車両だったため、無免許、で刑事事件となり、ばあちゃんは、また、別の刑事さんの指示で、指差して、の写真をいっぱいとられてた。
ばあちゃんの証言通りで、担当の警察の方にばあちゃんは褒められていた。

壊された塀の修繕は、民事らしくややこしそうだったため、火災保険の方のアドバイスに従って、自動車保険の弁護士特約を初めて利用し、丸投げした。
塀の修繕費用の実費だけ、支払われ、ばあちゃんの労には、警察の方の褒め言葉だけ、だった。

だが、またうちの次男に、うちのばあちゃんはやっぱりすごい、と言わせる出来事になった。



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