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田舎を脱出したい


強烈な都会への憧れ

14になるまで田舎を出たことがなかった、田んぼと畑に囲まれた土地で育ちテレビやスマホなどのディスプレイなどを通してでしか都会の景色を見たことがなかった。高い高層ビルや多くの人が行き交う交差点、夜景、イルミネーション、高級ブランド街、標準語、どれをとっても当時の自分には新鮮で華やかなものだった。芸能人やモデルはテレビの向こう側の人といった認識でしかなく、遠い存在でしかなかった。



現実とのギャップ


オシャレなカフェや高級ブランド街、スポーツカー、街中を歩く綺麗なおねえさんテレビやネットの世界を通してでしか都会を見たことがなかった自分にとっては都会への期待値は絶大なものであり想像でいくらでも楽しい世界を作り出すことができ現実と向き合うのが辛かった。娯楽施設がないためテレビかゲーム、趣味も限られる。一日中スマホを見て過ごす日々、退屈以外の何ものでもなく一日一日が当たり前に過ぎていくそれが辛かった。

修学旅行で東京に行った

実際に修学旅行で東京に行って確信した。ここに住みたいと思った。逆に都会の人々は田舎に憧れがあり都会はゴミゴミしていてきらいだとか空気が汚いとという声をよく耳にするが、聳え立つ高層ビル群、お洒落な通行人、張り巡らされた看板、地下鉄、当時の自分にとってはどれも新鮮でただ自分には目的がない、なりたい夢もない、ただ都会の生活に憧れているだけの人間だった。お金がないと住めない、現実に帰るのが辛かった。

何のために都会に住みたいのか考える

憧れはあるが自分には目的がなかった。何のために都会に移住する必要があるのか都会に出ても大方の娯楽にはお金がいるお金がなければただ景色を眺めるだけで終わってしまう。内定を貰ってうまく就職できたとしてもサリーマンでは収入に限界があり生活費だけで限界が来る。お洒落なカフェでコーヒーを飲むだけで1000円などすぐに消えてしまう。当然娯楽に使う余裕すら無くなってしまう、元々物欲が強いタイプなので散財することは目に見えており理想とはかけ離れた生活を強いられるだろう、ものの値段は実際に東京を訪れてみてわかったことだ。目的の重要性に気付かされた。

今の自分が都会に憧れる理由

中学校3年生の時に経験した修学旅行、実際に東京に行ってみて現地でしかわからない発見があった。まず物価で家賃が都内に住もうと思うと最低でも8万円はかかり食費は最低でも月4万円は覚悟しておかなければならない、そのほか光熱費、水道代、通信費、移動費、最低でも月15万円の支出が発生する。娯楽に使えば貯金もできない、メディアを通してでしか見てこなかった都会の景色、美しい建物ばかりではなく古びた雑居ビル、ボロアパート、光と影のコントラストが印象的で強く現実を突き付けられた。ただ都会の生活を諦めれなかった。幸いにも自分には趣味があり昔から服が好きだった。目的がないのなら意地でも作ってやろうと思いがありブランドを将来的に起業したいと思うようになった。東京でアパレルブランド起業する目標ができました。今まで自分の将来について成り行きでしか考えてこなかった自分が、入り口は都会への憧れといった薄っぺらいものなのかもしれないが将来の夢について明確に考えれるようになりました。

最後に

入り口として自分は都会に強い憧れがあり都会的なキラキラした生活をしようと思ったら前提条件としてある程度の収入が必要であり、今まではどこで生活をするのか?といった点でしか考えてこなかった自分が、都会で生活をするために何をして稼がないといけないのか?といった事に気付かされました。自分の趣味を商売にしようと思い好きだったファッションをデザインして販売する、消費者だった僕がデザイナーを目指すきっかけになりました。







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