錫食器の自作と人工光合成

ビールの醸造所をここ2年くらいまでで、大阪の能勢にて作ろうと考えております。というか動き始めてます。

そんな中、前からやってみたいなと、地金とか道具を少しずつ買いそろえている、錫の鋳造。


あんまり参考になるサイトがないんですが、銀のロストワックス法などは多少見識があるので、やってみた方が早いなと考えて、材料屋さんを除いていたら、面白そうなガリウムの常温液体金属を発見、どんなものかと調べていたら、人工光合成まで調査に向かってしまいました。

最近では、窒化ガリウムは青色発光ダイオードの基幹材料として使われることで有名だったみたいですが、2010年代くらいから人工光合成の発案と研究が続いているようです。

人工光合成は、明反応(光触媒として用いる窒化ガリウムなどによる水の分解と電子の獲得)と暗反応(二酸化炭素と水を利用した有機物質の合成)が二段階で行われるのですが、どちらも素材は入手しずらいものの、単純な構造で構成しやすいシステムになっています。

ついでに窒化ガリウムの作り方を調べてみましたが、
特許として挙げられれている以下の内容が参考になります。
加圧窒素化での加熱や、どうするかはわかりませんが素材を覆っての
窒素下加熱で生成できそうです。
https://sunatsubu.at.webry.info/200511/article_1.html

光合成といっても、作り出されるのは、触媒にもよりますが
水素、ギ酸やメタンなどの使い道がありそうな化合物が生成されることと、
二酸化炭素の定着という意味で、地球温暖化への対策として有望視されているようです。(メタンは温室効果ガスですけどね。)

この人工光合成の回路は一度作ってみたいですが、菌による酵素などでも十分実現されるものかと思います。これからブルワリーなどを作っていくにあたり、菌の作用と科学的な合成や生合成はどうしても知識として必要になるので、今回のガリウムからの脱線はとてもためになりました。

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