《モカ&キリマンジャロ》と《モカ&コロンビア》の組み合わせが好きです!オススメのコーヒー豆の組み合わせを教えて頂けますか?※ただし、高過ぎるので、ブルマンは無しでお願いします…。
(Quoraより、回答を転記。リクエスト回答)
回答リクエストありがとうございます^^
主観になってしまいますが、回答させて頂きますm(__)m
珈琲の組み合わせを考える時、味の重複を考えます。
珈琲屋としての私は、以下の要素にいったん集約して説明するようにしています。
※ほんとはもっと複雑ですが、わかりやすさも売りなので。
①アロマ・・・鼻から感じる香り
②フレーバー・・・口に入れて感じる香り
③酸味・・・いい酸味は果物のような雰囲気
④甘味・・・浅煎りは糖の味、深煎りは甘みのフレーバー
⑤旨味・・・旨味を持つ有機酸、キノコや魚介など
⑥コク・・・味の複雑度と飽和度
⑦塩味・・・珈琲にある軽い金属感、旨味と相性良
⑧苦味・・・切れのある苦味や重い苦味
⑨雑味・・・生豆特有の雑味や焙煎による瑕疵
基本的に①②④⑤は多いほど好まれます。
③⑥⑦⑧は人により分かれます。
⑨は少ない方がいいです。
珈琲の組み合わせは無数にあるので、
ここでは簡単に3種類の国別(と推奨グレード)で実現できる
組み合わせを提案させて頂きます。
モカがお好きなようなので最初にモカを入れますが、
国別視点で見た場合、エチオピアとイエメンはどちらもモカと
呼ばれています。これはイエメンのモカ港を昔、
船便の集積場として使っていた名残です。
個人的にはイエメンが好きなのですが、値段が高いので
エチオピアの通常の最高グレードG1ベースでお話しします。
※農園名や精製方法がつきだすともっと高価で美味しくなりますが、
今回は高くなりすぎないを前提にします。
《エチオピアG1&グアテマラSHB&ブルンディAA》
エチオピアが①②③④が多く、⑨が少ないです。
グアテマラが②⑤⑥⑦⑧が多く、⑨が少ないです。
ブルンディが①②③④が多く、舌触りとして⑨が少しあります。
比率はエチオピア:グアテマラ:ブルンディで、
4:2:2くらいでしょうか。
ハイローストからシティローストがおすすめです。
焙煎した後の豆を混ぜても十分それぞれ際立ち、親和性もあります。
《エチオピアG1&コスタリカSHG&パプワニューギニアAA》
エチオピアが①②③④が多く、⑨が少ないです。
コスタリカが②③④⑧が多く、⑨が少ないです。
パプワが②③④⑤⑥⑦⑧が多く、⑨が少ないです。
比率はエチオピア:コスタリカ:パプワで、
1:1:1くらいでしょうか。
シティローストがおすすめです。
パプワがちゃんと焼けてないお店が散見されるので
焙煎が上手なところでないとちょっと難しいかもです。
《エチオピアG1&ケニアAA&ブラジルNo.2》
エチオピアが①②③④が多く、⑨が少ないです。
ケニアが①②③④⑤⑥が多く、⑨が少ないです。
ブラジルが②④⑧が多く、⑨がややあります。
比率はエチオピア:ケニア:ブラジルで、
4:2:1くらいでしょうか。
シティローストがおすすめです。
ちょっとお値段高めの贅沢なブレンドです。
多分一番おいしいと思います。
自分で作ったブレンドには、適当でもいいので
かっこいい名前を付けて、周りの人に飲んでもらうと楽しいですよ^^
それでは今日もよい珈琲を!
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