何故「骨盤矯正」論争は終わらないのか
骨盤矯正という名称のあれこれについて、定期的に議論が沸き起こっては適当におさまり、また再燃みたいな流れ(あれ?不正うんたらと同じ流れだな)がありますが、なぜこの論争?が終わらないのかを解説してみたいと思います。
例によって無料です。
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大まかに分類してみよう
まず、骨盤矯正を取り巻く論点を大まかに分類してみたいと思います。
・学術的、技術的な見地からの疑問
・マーケティング、コピーライティング的なものに対する嫌悪感
・とにかく会話が成立しない人たち問題
大まかにこんなもんだと思います。
※他になんかあったら追加します。
学術的、技術的観点からの疑問
はい、こちらに関してはなんか書き連ねる必要がないものを見つけたので、これ買えば概ね解決します。
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マーケティング、コピーライティングに対する嫌悪感
これだけカオスな状況を招いている原因の一つが、「骨盤矯正」というワードが爆誕したことにありそうです。
なんなら産後のまでくっついたことにより、ピカチュウがライチュウになったくらいのインパクトでしょうか?
ただ、界隈の中にはパラディン→暗黒騎士になったと感じている人もいるため、アレルギー反応的に批判しているケースも散見されます。
実際問題この骨盤矯正というワードは、内容はよくわからないけれども市民権を得たものとしてはなかなかのブレイクを果たしていますよね。
○○流鍼灸術や、○○柔道整復術、大動脈流、流派、東方不敗が束になっても、知名度は圧倒的なのではないでしょうか?
多分次点は東方不敗。
とにかく会話の成立しない群
「骨盤矯正」というタイトルで議論してる人に割って入っては、仙骨は動いているとか、にんじんはいらないよとか、うちの患者さんは骨盤がゆがんでいるという体験談ベースに落とし込んだりとか、Aの話をしているのにG出してくるみたいなひとまとめになります。
後ははやっているっていう感じでいっちょかみしているパターンですね。
かくいう当院にも独立前には会社メニューでそういうのがあって、分院長であるところの私が知らんうちに500円で案内するクーポンがすられていたという事件もありました。
落ち着いて聞いて欲しいのですが、
宇宙世紀にSEEDは出ません。
スラムダンクに黒子はいません。
ドラゴンボールにアマギンは出てきません。
one-pieceにデビルカマラは出てきません。
そういう事です(ちょっと違うかも)
でだ
骨盤矯正に対してこぶしを突き上げている皆様に聞きたいのですが
何について話していますか?っていうところです。
それをはっきりさせないと永久的に終わんない話です。
あえて終わらせずに、イライラしたときに叩きたい高度な戦略であればごめんなさい。
上の図や、今までの分類で気が付いた人もいるかもしれませんが、骨盤矯正をテーマにした議論にすら、カテゴリーが異なる問題が絡んでいます。
骨盤矯正議論で意味があるのは、実は学術的、技術的な問題のみと言ってもいいと思います。
これがこの問題に対する肝だと思うので、頑張ってついてきてください。
キャッチコピーを攻撃しても効果がない問題
便宜上、なんとか療法の知名度がなさすぎるため、骨盤矯正の名を借りているものや、骨盤付近をなんやかんやする際に骨盤矯正を標榜している場合、ほぼほぼ攻撃しても意味がありません。
A「当院の施術名は骨盤矯正にします」
???「骨盤はゆがまないだろ!」
A「当院がキャッチコピーとして設定しているので、そういう話はしていません」
???「ごまかすな!骨盤がゆがむはずがない!」
以下無限ループ
キャッチコピーに対して学術問題をぶつけても意味がないのです。
ここでこの議論で参戦している人たちは、一つの選択を迫られることになります。
・ストレスがたまった時に殴る存在として骨盤矯正をおいておく
・学術的な矛盾を正すことのみ活動する
・キャッチコピーすら許さん大戦争を開催する
・世間に対し、骨盤矯正を上回り、学術的にも満足のいくキャッチコピーを提供する
このどれを選ぶか、です。
感情的に対処するか、建設的に行うか。
アナタはどちらですか?
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