江古田映画祭2020に出店します
2月29日から3月14日まで開催の「江古田映画祭2020」に、オイルライフ&むかで屋ブックスとして出店します。
江古田映画祭とは?
江古田地域で社会的なテーマを持つ作品を自主上映する映画祭です。
東日本大震災と福島における原発事故をきっかけに、2013年より上映活動を始め、今回で9回を数えます。
上映作品は上記エントリーでご確認ください。
会場は武蔵大学向かいのギャラリー古籐。
多彩な表現者に発表の場を提供されているギャラリーですが(ちなみに、映画上映もライブも可能という小さいながらも万能のギャラリーです)2016年には「第一回表現の不自由展」の会場にもなりました。
名古屋トリエンナーレで行われた「第二回表現の不自由展」が大きな議論を巻き起こしたのは、ご承知の通りです。
映画祭をご覧になる方への大切なお願い
コロナウィルスの流行に伴い多数のイベントが延期もしくは中止を余儀なくされる事態に陥っていますが、江古田映画祭に関しては、現時点では予定通り開催される方針です。
ただし、2月29日と3月7日の上映に関しては、武蔵大学構内での開催が出来ないため、他の上映と同じギャラリー古籐での開催となります。
また、できうる限りの感染症対策を行ったうえでの開催となりますので、以下の点はかならずご協力下さい。
1.体調の悪い方、特に発熱をされている方のご参加は見送っていただくことになります。入場時にも体調についておたずねします。
2.来場の際は必ずマスク着用をお願いします。お持ちでは無い方は、会場で支給いたしますので申し出て下さい。
3.入退場時には手の消毒をしていただきます。受付もしくは出店時にはむかで屋Booksに消毒液を用意してますので、ご協力をお願いいたします。
4.会場が過密になるのを避けるため、定員を30名に設定いたします。
3月6日の「キクとイサム」上映ならびに高橋エミさんトーク
3月8日の相馬高校放送局ならびに元相馬高校放送局顧問 渡部義弘さんトーク
以外に関しては現状ある程度の余裕がありますが、事前に実行委員会
fwge7555@mb.infoweb.ne.jp
03-3948-5328
までご確認の上、お越しいただく方が確実です。
5.会場内では飲食可能ですが、感染防止のためこちらでご用意したガイドラインにしたがってのご飲食をお願いします。
むかで屋Books商品のご紹介&出店時の上映作品紹介
むかで屋Booksは3月1日、2日、8日の12:00ー17:00に出店します。
3月1日の上映作品は、
「はだしのゲン」 13:00~
被爆者の声をうけつぐ会代表 有原誠治さんトーク 14:45~
ニッポニアニッポンフクシマ狂詩曲 17:00~
むかで屋ブックス(ちなみに河合は長崎県育ちです)といたしましても、先の戦争と原子力爆弾の惨禍を語り継ぐべく、関千枝子さんが原爆で亡くなった同級生たちの最期を追った「広島第二県女二年西組」、
被爆という「被害」の地長崎で、朝鮮人他植民地出身の労働者への虐待や強制労働という「加害」に向き合う「岡まさはる記念長崎平和資料館」の資料などを販売します。
「原爆の図」で知られる丸木俊(俊子)さん作画の絵本もあったり。
3月2日は、
武蔵大学永田ゼミ4作品 13:00~
武蔵大学永田浩三教授、武蔵大学在学生トーク 14:50~
払い下げられた朝鮮人 17:00~53分
もしかしたら、昨今の自国age他国sage言説の源流の一つかもしれない山本七平言説。
こちらは宗教学、神学の専門家である浅見定雄氏が山本=イザヤベンダサンが披瀝する宗教知識の誤りについて緻密に突っ込み倒す本なのですが、
唖然とし哀しくなるのは、ここで完膚なきまでに「論破(大嫌いな言葉ですけど)」される山本氏の言説が、いまでもご健在なこと……
関東大震災における朝鮮人虐殺「否定論」への批判もあるので、虐殺を扱った「払い下げられた朝鮮人」とも関連します。
こちらは本屋に並ぶ「ヘイト本」の裏側に迫ったルポ。
ヘイトを世の中にはびこらせるのは憎悪やルサンチマンというよりは、(私はお仕事でヘイト本を扱ってた人なのでこれは自戒なのですが)無責任と事なかれ主義なんだな、と言うことが本当によく分かります。
以上の2点は今回は在庫していませんが、ヘイト本とそれを扱う書店員の環境に関しては、昨年遅ればせながらも力の入った関連書が立て続けに発売されました。
出版業界特有の商慣習を説明しつつ網羅的にヘイト本の背景を解説する永江本も、実際に各国、各地域の本屋の元へ足を運び彼らの息づかいを活写しつつ社会の不寛容に向き合うとき「本屋」はどうすればいいのかを思考する石橋本も、素晴らしい一冊なのでぜひ。
3月8日は、
相馬高校放送局「今伝えたいこと(仮)」を中心に 13:00~(満席)
元相馬高校放送局顧問 渡部義弘さんトーク 14:40~ (満席)
日本一大きいやかんの話 16:30~
失われた春 シイタケの教え 18:30~
東日本大震災時のメディア報道を分析した書籍です。
注文した時点では「一冊ぐらいは震災の関連書も……」ぐらいの気持ちだったんですが、ここ数日のメディア&Web情報の混乱(トイレットペーパーの買い占め騒ぎとか)を見てると、この本のテーマが生々しく迫って来ますね……。
ここまではわりと「真面目か!」というセレクト(まあ私は真面目な人間なのですが)だけど、きゃわきゃわだったり楽しい本もちゃんと用意してますよ~
ワンピースの発想を取り入れたチョゴリがきゃわきゃわー
90歳!の新人アーティストによる新聞ちぎり絵がきゃわきゃわー
『解離性障害のちぐはぐな日々』でもお馴染みのTokinさんの表紙がきゃわきゃわー(さっきこのノリでツイートしてたらご当人に突っ込まれました)
いつものように地道な収集活動でご用意した昭和が香る古本
厳選したむかで屋グッズもございます!
もちろんご自身の体調を考慮したうえで、ではありますが、
今回は品揃えに自信あり!なのでぜひ江古田まで足を運んでみてください。
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