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#うちで踊ろうAtoZ(通称恐怖新聞ZINE)作りました。

note更新は久しぶりです。

だって告知したいイベントがすべて吹っ飛んだんですもの。

みなさんは、いかがお過ごしですか。お仕事や家事子育てはしんどくありませんか?

元々高等(?)遊民だった私の生活は非常事態宣言ごときではゆるがない……と思っていたのですが甘かった。

本屋に行きたい本屋に行きたいチェイサーに図書館挟んで本屋に行きたい……といった感じでけっこう参っております。こんな時こそ積ん読本を片付けるなどアウトプットに励むべきなのでしょうが、いまは集中して何か考えるのが困難な状態ではあるので、漫画を読むのもしんどい有様です。

精神科の先生にも「参っているときは頭より手を動かす方がいい。あんまり難しいことは考えすぎない。私は毎日Netflixでずーっと寅さんを見ている、ああいうのを見てなさい」と言われました。

まさかの寅さん推し!しかし、医学部卒業(ですよね。お医者さんだし)の先生とは異なり芸術学部で映画もほんの一ミリほど囓った人間としては、「いや、山田洋次ってあれでかなり苛烈な作風の人だから、楽にぼんやり眺めるにはキツくない?こういう時は河崎実監督とかでしょ?」と突っ込みたくはありましたな。あと、先生も参ってるのがちょっとかわいい

↑川崎実監督作品の一例

話したいことはそれじゃなかった。

精神衛生上、「何か目標を作ってそのために作業する」ほうがよさそうですし、毎日毎日突っ込み入れる手もけいれんせんばかりの勢いであきれる出来事ばかりなのでそういう気持の発散も考えまして、久しぶりにフリーペーパーを作りました。

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いつもよりボリュームアップの中とじ16ページ(A6版)

タイトルは #うちで踊ろうAtoZです

まあ、完全に星野源さんに乗っかってはいるわけですが、その後例の人がこの曲を背後に犬をなでなで国民の気持を逆なでなでしちゃった顛末も含めて、いまの私たちを象徴する言葉だと思うので、ハッシュタグ付きの「#うちで踊ろう」

なんかそういう「家にいましょう」みたいなことじゃない、「外に出ないで」みたいなことじゃない曲を作りたいなと思ったんですよね。で、そういう苦しくなっていく前に、なにか家の中で楽しくなる。家の中で面白がれる仕組みを作りたいな、なんて思って。

これ、私もいまはひしひしと感じては居るんですけど、いまほど「Stay Home」出来る層と出来ない層の分断が前景化する前、非常事態宣言が発令されたその日の段階で「StayHome」ではない曲を作ろうと配慮することの出来た、しかも攻撃的な言葉ではなくあくまでもみんなの心にストンと落ちる言葉で語ることの出来た星野源、ちょっとすごく無いっすか?

話したいことはそれじゃなかった。

と言うわけで「自分が一番とるべき行動はStayHome」だから私はできる限りうちで過ごす。

しかし、感染症に対処するためとは言え、「国民がとるべき行動」をとらないもしくは何らかの事情によってとることが出来ない人たちを排除するいまの空気が嫌い。

そもそも個々の人間にとって異なってしかるべきプライオリティを、「感染予防」の旗印の下に統制していていいのか?とりわけいまのような政権の下で、国家の要請通りに行動の自由を明け渡すのは、かなり危険なことではないのか?

みたいなぐちゃぐちゃをぐちゃぐちゃしたままAtoZフォーマットに落とし込むような仕上がりになりました。

なるべく政治的主張や社会問題中心のとがった内容にしないように気を遣って、実は一回全部捨てて書き直しまでしたんですけど、私が信じている某思想が生み出したパンチライン「個人的なことは政治的なこと」はやっぱり正しいのかもと改めて認識させられました。政権の動向に我々の命がかかってしまっている現状なので、ゆるいことやさしいことおもしろいことにも政治が絡みついてきちゃう。

それでも、しんどい気持の方がクスッと出来る様に努力はしましたし、私のフリペを読まれたことのある全国4.1名様(うち2名が両親)はご存じのように、妙なビジュアルが満載なのでよろしくお願いします。

ってよろしくお願いしちゃったあとでいうこっちゃないのですが、今回、何時ものようにお世話になったお店に配布をお願いしたり、イベントなどで直接お渡しすることは不可能です。

いまの営業を続けているお店に郵送して、配布をお願いするという手段もあるのでしょうけど、それは私が嫌

私がまだ現役で書店員だったら、「こんな状況でも書店の灯を灯し続けててスゴいですね~拍手~それで私のフリペを配布して下さい。私はStayHome中なので郵送で送りますね(ついでに言うと、買い物する気も無い)」みたいな奴は蹴り飛ばしますし、そのまま伊野尾書店に連れ込んでトペ・スイシーダですわ。

↑参考、飯伏のムーンサルトプレス写真がヤバい……ってなぜまた飯伏

それで、今回のフリペに関しましては、「私の方から【読んで欲しい人】に送り付ける」という方式をとらせていただきます。名付けて恐怖新聞スタイル

営業されているお店にも送ってはいる(実は昨日から発送を始めている)のですが、それは担当者さんや店主さんに読んでもらいたいという考えでの送付なので一度にお送りするのは一部だけです。

そして、このフリペに興味を持って下さった方にも、こちらから恐怖新……ZINEを一部郵送します

仕様上どうしても連絡先をお伝えいただかないといけないので、若干ご不安かとは思いますが、レターパックで現金送れとかむちゃは言わないのでお気軽に申し込んでいただけると嬉しいです。

むかで屋BooksのTwitterアカウント@mukadeyabooks

Instagramアカウントおなじく@mukadeyabooks

のDMもしくはメッセージ機能をご利用いただくか、

メールアドレス

mukadeyabooks@gmail.com

までご一報ください。

(後々の参考のため、このZINEについて最初に知ったのはどこだったかを教えてもらえると嬉しいです)

もちろん、送料はすべて私が負担します。今日の朝一で郵便局に行って切手を買いまくった(趣味が海外文通なのでしょっちゅう切手爆買いしていて、窓口の人にも覚えられてます)ので準備は万端です。

あと、文通マニアあるあるで普通郵便で25グラム、定形外郵便だと50or100グラムジャストに近いものを送らないともったいない気がしてしまう、ため諸々おまけが付く場合もございます。付かなかったら、重量がジャストに近かったとお考え下さい。

AからZの項目は以下の通りです。

Art and Entertainment【芸術ならびに娯楽】、Bake【お菓子作り】、Cosmetic【化粧品】、Drinking【飲酒】、Eat【食べる】、Frustration【欲求不満】、Gaki-do-koso-mokuroku【餓鬼道肴蔬目録】、Handcraft【手芸】、Irony【アイロニー】、Journey【旅】、Kondo【片付け】、Love【愛情】、Mailorder【通販】、Non-essential and Non-urgent【不要不急】、Observe【観察】、Pray or Play?【祈るべきなのか遊ぶべきなのか】、Quest【探求】、Reading【読書】、SNS【SNS】、TV【テレビ】、Unease【不安】、Viewpoint【視点】、Writing【作文】、Xtreme Ironing【エクストリームアイロニング】、Yell【エールを送る】、Zine【ジン】

ビジュアルも一部チラ見せ

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