2024/04/08 「親友」から託されたバトン

 私のCOA7応援として始めたIJLの推し選手紹介も3人目となりました。本日はAWG_yukakina選手を紹介しようかなと思います。

 現在高校3年生。現役高校生ながらプロゲーマー、そのリーダーを務めている彼。そんな彼の魅力は、ハンター力の高さにあるでしょう。彼自身も「すぐにキャラのコツを掴める」と言っていました。一つ一つの立ち回りも丁寧で、チェイス中にチェイス以上の負担をサバイバーにかけるシーンも多く見られました。「ハンターセンスがある人」とは彼のことでしょう。
 2023年夏IJLのAWGは、サバイバーとハンターの噛み合いが上手くいかず、総合で見たら悪くないのにどうも試合となるとセットを取れず勝ちきれない、という状況が続いていました。しかし、メンバーの入れ替えとリーダー変更、コーチもHNZNコーチに変わったことにより、見違えるように強くなりました。「下剋上」を掲げた秋の勢いそのままに、COA予選へと突入しました。結果は一度負けた者の最後の1枠を勝ち取り本戦出場。楽しみですね。

 yukakina選手を好きになったきっかけは元々夏から推していたFAV_Kruger選手の影響でした。Kruger選手とyukakina選手は昨年のCOA6の日本会場に一緒に観戦しに行ったり、お互いに「親友」や「友達」と言う関係性です。Kruger選手が「友人」と呼んでいるから、という理由でAWGの試合も注意して見始めたら、秋の覚醒です。彼のおかげで結構観戦楽しかったです、秋IJL。

 高校生ということでまだまだ学業との両立も大変だろうし、遊びたい盛りだろうし、リーダーというプレッシャーもすごいんじゃないかなとは思うんですが、それをはねのけるくらいずっと強いです。ちゃんと勝ちを持ってくるところに、そしてそこで「ナイスリーダー!」とチームメイトに迎えられる所に、私はとんでもないエモを感じたりするわけです。
 今回のCOA、最後の1枠をかけた戦いで、反撃の狼煙を上げたのがyukakina選手でした。私はその日用事があり、状況を追えるようになった時に見たのは2-0でAWGが劣勢、残り1回でもセットを取られたらその時点で敗北というものでした。しかし、その直後に「ゆかきなさんがやった!」という言葉で埋まったTLを見て、何が起こったのかを見に行きました。結果は隠者で起死回生の4吊り。これは4/7にAWGチャンネルで公開された動画で確認できたんですが、yukakina選手が4吊りした後のサバイバーの皆さんは「yukakinaさんマジで神」って言ってましたね。彼が反撃の狼煙を上げたことで、きっとサバイバーも鼓舞されてどんどん流れを作れたんじゃないかと思います。
 地味に私4セット目の蝋人形やってる時の彼好きなんですよね。暗号機守りの判断が本当に上手。しっかりと残り1%の暗号機を上げさせない立ち回りをしていて、蝋の切り替え判断も完璧で。窓や板を固めることによるルート制限も上手ですよね。あんまり大会で蝋人形活躍しているイメージなかったんですが、彼の蝋人形師見てから「あれもしかしてこいつ強い?」って思うようになりました。誰を追うのか、暗号機の進捗はどれくらいか、救助前に殴るのか救助後に殴るのか、そういった判断能力は本当に日本で見ても頭一つ抜けているんじゃないかと思います。だからこそ色々なハンターができて戦術の幅が広がるんだろうなって。

 そんな彼の所属するAWGはCOAではD組、ZQやWBGと対戦します。昨年のCOAを一緒に見届けたKruger選手は「来年はあの席(選手席)に座る」と言いつつもその宣言が現実のものにはなりませんでした。そんな親友の思いを受け取って、AWG_yukakinaという名前が中国のファンまで夢中にできたなら。私は多分泣くと思います。どうかそんな未来が訪れますように!

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