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【ちい起業】なんか起業しちゃったってコト? ー無人販売リサイクルショップ編ー #14

by  オトテン

こんにちは
福岡 西新で無人販売リサイクルショップを経営している「大人は判ってくれない」のオトナテンチョウこと「オトテン」です。
このリサイクルショップの所在は福岡にありますが管理、経営は東京にて遠隔操作でやっております。

このnoteでは後々別のコラムとしてITシステムを駆使し
遠隔でも無人で店舗展開できるシステムを紹介していきます。


● システムエンジニア キリンくんとの有意義な会話 その1


「無人ねぇ・・・」
少し懐疑的な感じて長い首(キリンくんですから!)を傾げていた彼はしばし考え込みこう言いました。
「無人販売は興味あるけどどういうシステムでやっていくわけ?」
「システム?」
「そう、システムだよ」
「システムねぇ」
しばし考えこむ(ふり)をするワタクシ。
いやマジでこの時点でシステムなんて具体的になんも考えてなかった。
アイディアと思いつきだけで進めてきたのだから(ワハハ)
それを見抜いたのかキリンくんは長い首をさらに傾け私の顔を覗きこみました。
「たとえばさ、防犯とかどうするわけ」
「ぼ、防犯・・・」
無論。
無人販売といえば強化すべき第一問題は「防犯」というのは私だってわかっていました。
「それは防犯カメラとか防犯カメラとか防犯カメラだよ」
と私が言い放つと
「防犯カメラはいいとしてもそれをどうやって管理していくの」
とキリンくん。
「よくわかんないけど防犯カメラを設置してそれをパソコン上から24時間みられるようにするとか」
「ううん。なるほど」
実際、無人販売している古着屋さんは防犯カメラが何台も設置されていてしかもそれが映像として記録できるようになっています。万が一万引きや窃盗が起きてもそのカメラに録画され、SNSに晒されることになる。
店によっては防犯カメラに映った自分の姿をみることができるモニターが設置されているところもあります。
「レジは?」
「それも無人対応レジっていうのがあってそれを使うかな」
「それはバーコード決済とかクレジットカード対応でしょ。現金で払いたい人もいるじゃん」
「それはお賽銭箱みたいな現金箱を準備するかな。ほら無人の野菜を売ってるとこみたいに」
「お釣りが必要な時は?」
「両替機を準備する」
「うーん・・・」
キリンくんはまた長い首を傾げ始めました。


● アイディアはいいけど・・・


「オトちゃんのアイディアはすごくいいね。まず無人販売でってところがオトちゃんらしい」
キリンくん褒め上手です。オトテンがキリンくんにそう言うと
「オトちゃんが旅好きで旅先からでも仕事ができたらっていうのが夢だって知ってるからね。僕。そういう意味ではよく考えついたよねって思うんだ」
「そうかな」
いつになく照れたりするワタクシ。
「でもね。色々考えてみたら欠陥だらけだよね。たとえば防犯カメラだけど
設置してパソコンで見張るのはいいとしてそれを常に見てないとならないじゃん。それにコストがかかる。防犯カメラ自体とあとそれ専用のパソコンも必要だし」
「うん。まあそこにかかるコストは仕方ないと思ってる」
無人販売は防犯対策が営業の要であることはオトテンみたいな呑気な人間でもわかります。
「お店によっては1台で済まないから2、3台置かないとならないし」
キリンくんはメガネの奥の瞳を光らせる。
「あと、レジなんだけど」
「レジ・・・」
「無人専用のレジってオトちゃんいくらくらいかかるか調べてみた?」
それなら!とオトテンは大体の相場は調べておりました。
「30万から50万くらいが相場だったと思う、アマゾンで調べただけだけど」
「ふーん。中古で25万くらいからあるみたいだけど」
キリンくんは即座に調べたようで携帯を見ながら言った。
「意外とするよね。それにどれも大型で場所もとるね」
確かに、オトテンが以前調査したところでは無人専用のレジはかなり大型でそれだけで場所をとるものでした。
「レジはお金を扱うところだからここはきっちりしたものを置かないとだね。中古で買ってもいいけどそれにしたって壊れやすかったら話にならないしね」
「そうするとここはせこくお金をケチらず50万くらいの買わないとダメかね」
「そうだね、あと防犯カメラだって1台5、6万はするから2、3台つけるとなるとマウントを含めて20万はかかるんじゃないかな」
むむむむむ・・・
しばし考えこむオトテンでした。
やっぱそこは譲れない予算だよな・・・それでもまあコストはかかるよな。
当初の予算組み立てなおさないとダメかな・・・・

オトテンがそんな想いを巡らしていると

「それでさ、僕に考えがあるんだけど」
と突然キリンくんが言いました。
「な、なにさ。急に」
狼狽えるオトテン。
「僕ってシステムエンジニアなんだよね」

キリンくんはそう言ってニコニコと笑うのでした。

(続く・・・・)






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