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毒マロならぬ毒感想を頂いた話

ご存知の人はご存知の通り。知らない人は知らないと思われますが、私は定期的に作品を書いてはPixivに作品をあげている者です。
そうではなくともTwitterにSS小説メーカーを使って小話をあげたり、Privetterに製作途中のものをあげたり、原稿を独り静かにやっていたり、副業である話を書いたりして、小銭を貰わなかったり貰ったりしている。

そんなある日の事。意気揚々と作品をPixivに載せた。そのPixivではいいねはできても、コメントをすると誰がコメントをするのがバレてしまう。
恥ずかしがりやさん(ここで言う恥ずかしがりやさんというのは、こういう作品が好きって公表する・されるのが恥ずかしい、もしくは誰かにオタクだとバレてしまうと困るみたいな人のことである)、または気軽に感想を投げられるように、投げてもらえるようにと匿名でもあるお題箱やWeb拍手なるものを設置して良かったら入れてくださいね~と置いてみた。

毎日見ているわけでもなかったし、暇なときに覗いたらおやっ受取箱に1という表示があるから何かな♪感想かな♪とわくわくしながら開けてみた。
そしたら下記のような内容のものが投稿されていた。

P4夢。夢主がお相手に好かれる根拠が薄くて気持ち悪いですね。恋愛のいいとこだけとって搾取してる感じがすごく気持ち悪い。主人公くんの心に、具体的に好きになったエピソードとか書けばマシになると思いますし、されるだけの受動性を解消すればマシになると思います。

これはもう大変びっくりした。変哲なことをしていないのに、いきなり見ず知らずの人に冷や水をぶっかけられて通りすがっていかれたような驚き。
えっ私何か悪い事したっけ。なんか変なこと書いていたっけ? と恐らく該当するであろう作品(#16 永遠の片想いを君に捧ぐ | P4短編夢まとめ - むいこの小説シリーズ - pixiv)を読み返してみる。

えっ????最高だが????
私は私の作品大好きだし、定期的にこの作品書いたの誰!?私~!最高~!ってしちゃうような者である。
正直な話、この毒投書を貰った時、当たり前の様に怒りが湧いた。
でもここで怒ったら相手の思うつぼだなと思い、冷静になって返事をつづった。はいこれでおしまい! 後から何か返事来ても冷静に対処するぞ~!ちゃんちゃん!で締めたかった。

だけどその後のこと。冷静になって自分の文章を見る。
まあ確かに内容は薄いような気がする。自分の書く話内容薄くない? あれ? と考えになる。
文字を書いても、キーボードを打っていても、これ面白いのかなというような思考が浮かぶ。
そして度々覗くお題箱やWEB拍手には何が来ているのだろう。また毒投書だろうか。来ていませんように、と感想も毒投書も来ていないことに安堵する。
様々なものに苛まれていた。これは呪いだ、って思った。

でもある時、Twitterのフォロワーが「人の感情が動かされた時点でそれはもう負けなのだ」と言っていた。
それだって思って何かが閃いた。
「そんな私の為に労力と時間を使ってご意見()を言わせて、そういう思考にさせたっていうのはその時点で私の勝ちなのでは?」と。
何を言っているんだ、って思うでしょう。私もそう思う。
だけれども創作の面では読者が好き・嫌い問わずに何かを思わせた、心を動かされただけで、その時点で創作者の勝ちなのだ。
(勝ち・負けではないけれども、それに相応しい言葉・分かりやすい言葉がパッと出てこないのでこの言葉を使用しています。)

なので個人的には前向きにとらえており「楽しんでいこーぜ!」と思っていますし、今も筆を執ったりなんだりしていますが、やはりふとした瞬間に思い出すのは内容が薄いのではないだろうかという呪い。

世間では恐らく毒マロ、毒投書、なんて呼ばれるけど本当に毒のように後からじわじわと来る。本当に。
同時に呪いの言葉として降りかかってきている。
面と向かって言ってきたり、アドバイスを求めていたのならいざ知らず。
匿名という仮面を被り、此方からは消して届かない位置から冷や水をぶっかけるような言葉を言ってくる人に対して言われたかないね、というのが本音なところ。

きっと受け取った人がどういう気持ちになるのか考えられないだけでなく、悪意を持って言ってきているような気がする。
けれども定期的に眺めては「でもお前をそんな気持ちにさせて、時間を消費させた私の勝ちなんだよな~!」って思っています。僕の勝ちだ。
だからと言って毒マロ、毒投書を投げていいわけではない。あたりまえなことながら。

久々にお題箱に何か入ってる! 感想かな! わくわく! と思いながら見たら毒投書のようなものだったので自分の中の心で落ち着かせながら、整理として書く事にしたのでした。

むいこへの励ましのお便りはこちら!→私書箱 (odaibako.net)

毒マロ、毒投書類を送ってきた・送る人達へ。多分見てないでしょうけれども本当にやめようね。
インターネット開示請求って安いんだなあって思いました。

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