感想文「アスタリスクの花言葉」

昨日(2020/04/20 04:30)、アスタリスクの花言葉をクリアしました。
クリアしたので、感想文を書きたいと思います。
ネタバレを書きたいので、
ネタバレアウトの方はブラウザバックを推奨します。
あと、なるべくアスタリスクの花言葉を攻略することも推奨します。
久しぶりにこういうコンテンツを使ってお気持ちを発信することすら何年ぶりかなーとかなんとか思いつつつらつらとタイピングします。
してます。していきます。

































アスタリスクの花言葉。
今更、説明というか、自分が語ることが出来るようなところが残されているかというと、正直ないですね。
文章だけでいうと、
VRChatっていうコミュニケーションゲームの中に存在するユーザーの作成したワールドの一つ。
アスタリスクの花言葉に対しての考察は、
アスタリスクのイトでネタバラシがあるし、
作品のファンがたくさんいらっしゃって、日々考察がちらほら飛び交ってるし。
作者さんのヨツミフレームさんのパーソナリティに関しての考察も何人かがやっている以上、自分が書ける箇所があるかというと・・・
ってお話。
他の人が語ってないで、自分が語る事ができそうなもの。
物語の主役。
村雨アスタちゃんっていう主役について思ったことを書きたいと思います。


存在自体は、某クラブの中でたまたまその時の姿を見かけた事があるのと、
普段交流してる人たちがヨツミフレームさんと距離が近いのもあって、何も知らないでアスタリスクの花言葉を攻略する人よりは、
なんとなく知ってる段階でした。
ヨツミフレームさんとアスタちゃんは、ほのめかしはたくさんしてたよーってネタバラシの時はたくさん言ってたけど、ヨツミフレームさんと交流の機会がある人たちですら分からないくらいのほのめかしなのだから、実際に対面したときは、9部屋目にぽんっと出てきた感じでした。
フレプラで突然ジョインしてきた人に、どうやって声をかけようのお気持ちと似てる。似てた。


物語にはどうしても、主役がいて、主要登場人物がいて、脇役がいて、エキストラがいるものです。そうしないとお話が展開しないから。
アスタリスクの花言葉の場合、
8部屋目までは、
「ヨツミフレームさんが作った激ムズ謎解きワールド
『アスタリスクの花言葉』

をみんなで解いてるプレイヤー達が主役でしたね。
ワードを検索かけてこれだ! とか、こうやってみたら良いんじゃない? とか、みんなで協力しておのれヨツミフレーム! とか冗談言いながら長い時間をかけて一個一個部屋を解釈して、攻略して。
9部屋目に着たらiwasyncと意味ありげなオブジェクトのある部屋。
今まで通りにヒントがないかを隅々まで見て、
村雨アスタちゃんの存在を初めて認知するのは、たぶんあそこが初めてになるんだと思います。
ここから、主役交代しましたね。
9部屋目、結局、村雨アスタちゃんのお話を聞くだけの部屋だったと
思うんですけど。
最初は、村雨アスタちゃんっていう架空のバーチャルユーチューバー
で、
バーチャルユーチューバーっぽいことをして、
バーチャルユーチューバーっぽく振る舞って、
あくまで村雨アスタちゃんっていう架空の存在っていうのを強調してたのに、段々、不穏なこと(死)について言及したり、しまいには直接こちらにアプローチしてきたり。
自分、VRゲーム全般に関してなんですけど、びっくりとか暗いところとかが苦手です。
仮想世界なんだから、別に死にはしないでしょーって言われても、
暗いところには何かがいると思いますし。
爆発音がなったら肝が冷えますし。
眼前にグロテスクな化け物が着たら、死を覚悟しますし。
幽霊がきたら、純粋に怖くて震えますし。
仮想空間だからといって、実在性がないわけじゃない。っていうのを人一倍
感じてるんだと思います。そこに何かわからないものがあるのがこわい。
その時は、アスタちゃんがどういう存在なのかが動画を視聴していくほど
よく分からなくなってきたから、めちゃくちゃ怖かったです。


動画を視聴しているとき、特に印象的だった言葉が、
「私達は、実質的<Virtual>な存在です」
です。
VRChatをしてアスタリスクの花言葉をしている。
HMDを被ったトラッキングするコントローラーを携えた現実にいる自分たちに対して、
存在しないアスタちゃんが、居なくなることは変わらないよって突きつけてくる。
現実と仮想も変わらないって言ってくる。
初めはバーチャル存在と認識していたアスタちゃんが、1時間後には、同じレイヤーにいる。
現実空間から仮想空間に接続している自分達と、仮想空間の中の仮想空間から、外に飛び出てくるアスタちゃん。
交わることがない次元の壁があやふやになって折り重なった隙間になってしまった。
現実と仮想と仮想の仮想の区別がつかない。どちらとも存在してしまった場所になってたと思います。
村雨アスタちゃんっていう主役のアスタリスクの花言葉っていう物語の脇役にされてしまった。
そう感じました。

気になったというか、未だにいまいち結論出ないのは、
村雨アスタちゃん自身は、忘れてほしくないのかどうかってところはアスタちゃん側から提示されてないからどうなのかなーってところです。
メタ的なことをいうと、アスタリスクの花言葉が終わった以上、お役御免
なんでしょうけど、あの空間で同じ土俵に立っちゃった以上。
あなたも私も同じようなもんだと言われちゃった以上は、相手の気持ちを考えるのは大事じゃないかなぁと。感情移入ずっぶずぶ。
そのあたり、もっとイトとかセリフを読み込めば出ると思いますけど。
今(2020/04/20 16:30)完全に昨日のテンションを維持したままお気持ち優先で書いてるので、いまのところはアスタちゃんの気持ちがわかりません。
本当にアスタちゃんの意味と理由と価値と意図を汲み取れるかというと、
更にわかりません。
あの登場人物はあの場面でなぜこんなことをしたのか答えなさい。配点10点
みたいに、考察するのは、物語の行間を読み解いてく楽しみ方で面白そうなので、ちょくちょく考えるのも楽しいですね。
仮にアスタちゃんのお気持ちをチョットワカルって思ったところで、
結局のところ、それは自分の読み取ったアスタちゃんであって、
ヨツミフレームさんにとってのアスタちゃんではないし、読み違えてる箇所のほうが多いと思います。
存在の認識が生きていることで、忘れないことが生存。
と、アスタちゃんが言うとおりなら、そのとおりアスタちゃんは当分、生きてます。
なにかを心に突き立てたまま、生きてます。
少なくとも、アスタちゃんの物語の脇役にされてしまった以上は。
だからアスタちゃんの物語を読み終えるために、ここにこうして感想を書き連ねようと思った気がします。
そう思うと、自分が、物語の語り部かなにかになった気がして満更でもないです。楽しい。

ということで、自分のアスタリスクの花言葉の感想は以上です。
ご読了ありがとうございました。
たのしかったですまる

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