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32歳主婦、友達がゼロになりつつある。

結婚ラッシュは20代半ばくらいに一度あったのだけど、今わたしの周りでは出産ラッシュが続いている。

結婚や出産を機に地元に戻っていく友達や
親が心配だからと地元に帰る準備をしている友達や
ライフステージの変化で価値観が互いに変わってしまいなんとなく連絡が途絶え、どんどん減りつつある私の交友関係。

そもそも私がSNSをあまり見なくなったことによりSNS上の小さなつながりさえ持続が難しくなり、定期的に会うような友達はもはやゼロ。

夫は育児に協力的だし、週末に子供達を預けて遊びに行くなんてことも可能ではあるけどなんせ自分にその体力がない。
第二子ができてからは特に。
とにかく体力がない、自分でもびっくりする。

それに物理的な距離やライフステージ云々もそうなんだけど、そもそも私は人と密に関わるのが苦手なのかもしれない。

10年近く前に関東圏に引っ越してきたと同時に、地元の友達とのリアルな逢瀬は減り、以降SNSで頻繁に連絡を取り合うようになった。

今思えばそれが良くなかったのかもしれない。

いくら仲がよくても、リアルの人柄を知っていても
裏アカで毎日のようにパートナーの悪口を言っている子や、さして自分から会社に掛け合うこともしないのに、会社の方針や同僚先輩後輩をこき下ろすようなことを書く子や、具体的な意見や解決策を提示もせず、成層圏から見下ろすほどの上から目線で世の中に物申すようなツイートを見てしまうとどうしても引いてしまう。

それでいて鍵なしのインスタではキラキラ投稿で埋め尽くされていたりするから、そのギャップに息が詰まってしまう。

パートナーに不満があるならパートナー張本人と話し合いするのはもとより、爆発寸前でどうしても誰かに愚痴りたいというのなら友達や同僚をカフェにでも誘って話を聞いてもらったらいい。
会社に不満があるのなら会社に直談判はもとより、転職を検討したっていい。状況を変えたいと本気で思うのならば、対策はいくらだってあるはず。

特定の誰かに対しての発言だとわかるような悪口を、どうしてわざわざ文字に起こして全世界に、それも毎日のように発信してしまうのだ。

そんなツイートに悶々とするのも嫌なので、見かけたらそっとミュートしている。
今私のリアルの友達といえば地元の親友2人と、元職場の同僚1人くらい。その3人とすら会話を交わすのは年に1度あるかないか。

つい最近は、明らかに私宛だろうなとわかる私の悪口的なツイートをわざわざ私が気付くようにツイートしてきた元友人がいたので、ミュートした。

こんなに露骨なのは初めてだった。
学生時代は毎日のように一緒にいて、もう10年以上の仲になる友人だった。
私が上京してからは会うことはなかったものの、定期的に連絡はとっていた。

30代前半といえばライフステージの変化も顕著だし、仕事の昇進に差しあたったり等々メンタルも不安定になる時期なのかもしれない。
相手が変わってしまったのかもしれないし、私が変わってしまったのかもしれない。何か事情があるのかもしれないし、ないのかもしれない。
全く身に覚えがないけど、何か決定打があったのかもしれない。

正直ショックだった。
ショックだったけど、面と向かって何か言ってくるでもなく、遠回しに悪口を張本人がわかるように発信するということは、もう彼女の中での私の立ち位置は言うまでもない。

このまま繋がり続けることはお互いにとって良くないと思い、そっと断ち切った。

もし本当に縁があるのなら、またどこかでつながるはず。
だから今は縁を切っておく。

愚痴の種になりそうな人とは縁を切る。
誰かにその人の愚痴を聞いてもらっている時間も、自分のなかで悶々としている時間も、何もかもがもったいない。
聞かされてるほうだって何も徳しない。

その時間は何も生み出さない、退化と似ている。

どうせなら面白いこと、楽しいことを誰かと共有したい。

限りある人生、実りあるものにするためには何かを得ることと同じくらい
何かを断ち切ったり減らしたりすることは大事なのかもしれない、と思った。

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