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あいみゅう大阪初遠征記 その3

あっという間に大阪遠征から1週間、ようやく書き終えた…。

2日目始動
流石に1日目の朝が早かったこともあり、2日目の朝は8時頃まで寝ていた。
カプセルホテルの雰囲気結構好きなんだよね。
特に出入口のところをロールカーテンの開け閉め程度でなんとかしようとするあたりが質素を感じてほんと好き。
周りのカプセルから他人のいびきが聞こえてくるのも、うるさくない範囲であれば風情があってよい。(朝になって、フロア入口に耳栓があるのを見つけた。ぐっすり寝られたので必要はなかったのだが、もらっておいてもよかったなと)

対バンは8時半開場ということだったが、流石に眠いしゆっくりでいいやと判断し寝起きで朝風呂へ。最高。
ということで昨日は入れなかったフィンランドサウナへ。
室温90℃ほどとぬるすぎず暑すぎずで安心感のある設定。
朝っぱらながら、座るスペースが限られているほどの混み具合だった。
どうやらこのフィンランドサウナではロウリュも行われているらしいのだが、残念ながらタイミングは合わずも、前回の記事で言及したとおりのシングル壺風呂を堪能でき大満足。
朝から血を滾らせ、いよいよ大阪遠征2日目の起動である。

Great Orient………

大阪梅田・バナナホールへ
この日一発目のライブは大阪のグループが中心の対バンで、会場はバナナホールという名前。
あまりライブ界隈で生きてきたわけではないためか全く聞いたことがなかったが、由緒ある有名なライブハウスらしい。
大東洋からは徒歩5分ほどで、なんだか治安がよくなさそうな地帯を抜けていく。
途中のコンビニで朝ごはんと、近くのドラッグストアでハンドクリームを購入(クラップのしすぎで指先がダメージを受けたため)し、9時半ごろに入場した。

この日は、愛南が以前大阪でお世話になっていたマネージャーの沖田さん(元NMBだとか)が長いアイドル人生に終止符を打つ節目の一日。
あいみゅうの一員になった愛南との最初で最後の共演、のはずだ。
そんなわけでめちゃくちゃ気合が入っているという話を聞いていたし、この一連の遠征で一番アウェイ感があり、生まれてこの方アウェイであればあるほど燃えてくる自分にとってもバチバチに気合いの入るシチュエーションとなった。
舞台も整っている。我々は初めて大阪に来るグループの身でありながら、名のあるライブハウスが大盛況という中でやれるのだ。こんなにありがたいことはない。

そんな雰囲気の中でのステージは、10時なんていう普段なかなかないほど早い時間のスタートだということを感じさせないほどアツいものだった。

バナナホールのドリンクカウンターでは、その名の通りバナナジュースが提供されている。

ナイスバナナでした

市販のジュースの感じではなく、ちゃんと濃厚なバナナの風味を味わえる質の高いバナナジュースだった。1日目のFanJTWICEといいここといい、東京だとあまりここまでドリンクカウンターに特色のある箱はあまりないのでこうしていろいろ味わえるのは楽しい。

さて、ここでの特典会。
物販が終演後だったため全グループが入り乱れる形となったが、その中でもあいみゅうは割り振られたステージ上のスペースが人で埋め尽くされるほど大盛況だった。
東京での無銭ライブに匹敵するほどの盛り上がりぶりは普段でもなかなか味わえるものではないのでとても驚いたし、すごく嬉しかったのを覚えている。

ズラッと並んだ列のうち9割近くは愛南目当てと思われたものの、他のメンバーにもいろいろな方がはじめましてしていたようだった。
彼らには今後ともあいみゅうのことを気にかけていてほしいし、また大阪に遠征する折にはぜひ見に来てほしいと心から思っている。

そんな大盛況のバナナホールを終えると、あいみゅう側は残すところあとはタワレコ難波でのリリイベのみ。
バナナホールではその後ももうふたつイベントがあり、最後はその沖田さんの卒業公演だというのできっと素晴らしい時間になったことであろうが、あいみゅうのリリイベとは客が割れるだろうとも思われた。

昼過ぎにバナナホールを後にし、「曾根崎心中」ゆかりの地であるというアーケードあたりのお好み焼き屋でランチ。

曾根崎心中、歴史の教科書に載ってたタイトルだけど内容まではわからん

みんなお酒を頼んでいたが、自分はというと成田に戻ってから家まで運転があったので残念ながらソフトドリンク。
「大阪といえばお好み焼き」とよく言われるが、「漁港で食べる海鮮」みたいに大阪のお好み焼きが他のどこよりも飛び抜けて美味しいわけでもなく、なんならお好み焼きを食べるだけなら関東でだってできる。
じゃあ大阪と関東何が違うかというと、こうしたアーケード街のなかに居酒屋位の感覚で何件もお好み焼き屋が立ち並んでおり、カジュアルに利用できるところなのではないか、と感じた。
わざわざ探さなくても歩いていれば目に飛び込んでくるのだからなかなかの店舗数であるし、その上どこも一定以上おいしいときたもんだ。あとはそもそもそれだけ店が立ち並んでもやっていけるだけ根本的な需要が大きいという観点も欠かしてはいけない。
いいよなぁ、大阪。

人数も多かったので、1kg級だという「大阪城」と名付けられたデカ盛りのお好み焼きをシェアシェアシェアシェア分け合った。

有頭エビ、贅沢だけど食べたあとの殻の処遇がやや厄介だった

焼いてからの提供なのだが、普通のお好み焼きに比べてべらぼうに大きいだけあり提供まで相当時間がかかった。
そういえば、焼いてから提供されていたのは元々のサービス(大阪の文化)なのかコロナ禍ならではのことなのかどちらだったのだろう。1日目のお店も焼いてから提供されたのでなおさら気になる。
これまでチェーン店の「道とん堀」や柏にある「三つ星」くらいでしかお好み焼きを店舗で楽しんだことはなかったのだが、いずれも自分で焼いて食べていた。社会人にもなるとそうそう誰かとお好み焼き屋に行くことも少なくなってしまい、それらのお店にももう何年も行っていないので、コロナによる変化なのか文化の違いなのかわからずじまいである。

鉄板を囲みながら、そして自分以外は酒も嗜みながらで、ライブについてやあいみゅうについて和気藹々と話を弾ませているとあっという間に2時間くらい過ぎていってしまった。
まん延防止が解除されて以来、なかなかこういう場をじっくり持つ機会もなかったので、鉄板を囲みつつという大阪要素も含め、これはこれで楽しい過ごし方だったのではないだろうか。

遠征の締めくくり、難波タワレコへ
いい時間になったので、梅田をあとにし難波へ向かう。
この頃には疲れてだいぶ頭もおかしくなってきていたので、道中の駅の「ようおこし」と書かれたトイレ案内板とこんなしょうもない写真を撮ってゲラゲラ笑ってた。

電車内で関西弁が飛び交っていて、今更ながら関西にいることを実感した。

難波に着き、もうCD発売・整理券配布の時間になっていたのでそのまままっすぐタワレコを目指した。

リリイベ参加者に大変親切な案内図

開始まで2時間を切った頃だったが、既に店内ではマイクチェックが行われているのが聞こえた。リリイベひとつひとつもこうした余念のない準備があって成り立っているのだ。いつも本当にありがとうございます。

整理券入手後は、まだイベントスペース入場まで1時間ほどあったのであまり店内たむろもよくないし一旦外へ。
せっかくのロケーションなので、もう一度大阪にあるでっかい\( 'ω')/ヘーイの看板へ向かうことにした。
オタクあるあるの「同じ構図で写真を撮る」をやるためだ。

この道中、戎橋筋商店街でわなかのたこせんを食べて無事たこせんも回収できた。
たこ焼き・お好み焼き・たこせんの3つはぜひ食べたいと思っていたので、最後の最後で間に合ってよかった。
また、このあたりで「佐々木朗希が先週の登板に引き続きまたパーフェクトペースで回を進めている」ということでロッテvs日ハム戦をDAZNでチェックし始めた。なんか楽しいよねこういうの。

\( 'ω')/ヘーイ看板に行って帰ってくると、ぼちぼちいい時間。
イベント会場に入場すると、整理番号が良かったおかげで(結果的に今回のリリイベシリーズで個人的には唯一の)最前に陣取ることができた。最前からステージまでは1m程度あるかないかの超至近距離で、これもまたリリイベならでは。
しばらくすると、リリイベ恒例の公開リハーサルが行われた。
今回の遠征でここまで立ってきた3ステージとは打って変わって狭いスペースでのパフォーマンスとなり、だいぶ勝手が違うものと思われたが、莉佳子が立ち位置の調整をかなり細かく指示していた。「この時点で位置を詰めとかないと次の振りで〇〇ができないからこうで」みたいな感じで、具体的な例示を伴って指示を出す姿にキャプテンシーを垣間見ることができた。
そうした細部の詰めが終わり、メンバーが一旦引っ込み再度開演待ちとなる。
18時前、佐々木は8回までをパーフェクトで抑えるも打線の援護がなく勝ち負けつかず降板、続く9回表は益田がランナーを出しつつも0で抑えさあ裏の攻撃………という痺れる場面を迎えたロッテ戦を、DAZNを何人かで見て盛り上がっていた(全然あいみゅう関係ないけどそんな時間もまた思い出のひとつである)。

開演を迎える頃には、イベントスペースはいっぱいに。
今回大阪で奏でられる最後のSEに対し、万雷のクラップで出迎えて大阪遠征の千秋楽の幕が上がった。
本当に手を伸ばせば届いちゃいそうなくらいの距離で繰り広げられるパフォーマンスは至福のひととき。さっきリハーサルで詰めてた部分がスムーズに行ったなぁ、なんてところを確認できるのもまたよい。
そしてこの至近距離でバッチリ目が合う瞬間よ。
勘違いでも自惚れでもなくはっきりと目が合うっていうのは嬉しいことこの上ない。
こうして、大阪の地でのリリイベ初陣は大盛りあがりの中で幕を下ろした。どれだけの盛況だったかは、この日用意されたCDが完売したという事実が雄弁に物語っている。

遠征の終わり、成田経由現実行き
楽しさに満ち溢れたリリイベが終わると、あとは20時半発の飛行機に乗って帰るのみ。(ちなみに、なんとロッテは完全試合手前まで行きつつ最終的には負けてしまった)
意外とスケジュールがカツカツで、まっすぐ難波から関空に向かうとすぐに搭乗手続きに移らなければならないくらいだった。
会場から駅に向かう途中でひとり、またひとりと別々の方向へ帰路に着いていき、最終的に飛行機組は行きと同じ2人。
来たのと同じ南海電車に揺られ、駅からシャトルバスを乗り継ぎ20時前に第2ターミナルに到着。
流れるようにチェックインし、保安検査場を抜け、つかの間のお土産屋タイムを挟むとすぐに出発の時間だ。

帰りも、離陸からわずか1時間での到着。
この遠征記を書き出して、1日目の造船所のあたりまで書いたところでもう着いてしまったのだから早いこと早いこと。
今後もまた大阪遠征の機会はあることだろうが、安く済むし早く帰れるので次もぜひ飛行機で行きたいと思う。

というわけで、全3回に分けてあいみゅう初大阪遠征の記録を綴ってきた。
(完全に個人的な話で、この3つとも全部スマホを使って書いてみた。いつもはブログにせよ何にせよ長文はたいていパソコンから打つので、ちょっと新鮮だった)
またこうしてひとつひとつ思い出を作っていきたいものである。

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