むぎのマガジン vol. 45 「義実家との今後は？」

こんにちは。むぎのタロットのyukiです。このマガジンでは、毎週、公開を許諾いただいた鑑定事例の動画と、実際に返したお返事、カードの解説をお届けします。今回は、結婚生活に関する相談です。

解説動画

ご依頼内容

状況について

夫のことは好きですが、義理の家族がどうしても受け付けません。
産後の精神不安定も関係しているかもしれませんが、義理の家族と距離をおきたいです。
でも、自営業で敷地内同居なので、物理的な距離をおくことが難しいです。実家に帰りたい気持ちもありますが遠方で、幼子と一緒にひとりで里帰りもまた大変です。
夫とは一緒にいたいと思いますが、夫は最終的にはいつも自分の家族優先なので、最近は離婚も頭をよぎります。
今後の家族関係をみていただけますか。

鑑定を希望する項目

私と義理の家族の今後の関係性、私と夫の関係性、夫の気持ち。よろしくお願いします

使った並べ方

3枚引き：フリースリーカード

3枚のカードを並べて、必要に応じてアドバイスカードを1枚で追加でひきます。3枚に独立した意味はなく、3枚のカードを総合して、質問に対する答えをだしていきます。

鑑定者の回答

前文

こんにちは。ご依頼ありがとうございます。結婚は、ご本人様同士だけではなく、相手の家族ともつながることになるため、相手の家族と自分との相性はとても大きな問題になってきますよね。産後のとても大変な時期にご相談いただきありがとうございます。少しでもこの鑑定でお力になれればと思います。
今現在、ご自身としては「今後どうなっていくのか」というところと「今後どうしていけばいいのか」の2点が気になっておられるのかなと思います。
色々な選択肢を考えておられるとは思うのですが、どのような選択をとられるとしても、お子様が小さい状況で、「今すぐ」環境を変える選択も取りにくいのかなと思います。そこで今回は

ご依頼いただいている
・あなたと義実家との今後の関係性
・旦那様のあなたへの気持ち（義実家とあなたのどちらを本音では大切にされているのかも含めて）
・旦那様とあなたの今後の関係性
を拝見した上で、
・とりあえず、今義実家に対してどう対応していくのがいいのか
も追加で拝見させていただければと思います。よろしくお願いいたします。

鑑定項目その① 義実家との今後の関係性

ソードのペイジ、ペンタクル７（逆）、ペンタクルの8

意外かもしれませんが、義実家との関係性はいい意味で精神的な距離感を保つことができ、状況は変わらないにしても、精神的には落ち着く落とし所を見出せそうです。
ペンタクルの7の逆は現状からの変化はおそらくあまりなく、今の「受け付けない」理由になっている義実家のふるまいには変化がないことを表しています。相手が変化することで状況が変わることを期待するのは難しそうです。ですが、ソードのペイジは自分自身で問題を解決していけることを。ペンタクルの8は次第にお互いが打ち込むべきことに目がむいていき、いい意味で距離感が取れそうなことを示唆しています。
あなたが今「受け付けない」とおもっているポイントは正直あまり改善されそうにないのですが、今の状況が少し落ち着いたら、あなたのほうから「私はこうやりたい」という思いをはっきりと伝えられるようになったり、あなたが育児など他のことに完全に意識がむくようになってきたりする変化が訪れることで、今よりも精神的に距離を置けるようになり状況が改善しそうです。

鑑定項目その② 旦那様のあなたへの気持ち（義実家とあなたのどちらを本音では大切にされているのかも含めて）

ソードの7（逆）、ペンタクルの10、ソードの10(逆）

あなたへの愛情や真心は本物で、あなたがみているご主人の姿に嘘はありません。ですが、その一方で、「家族とはこうあるべき」「妻も理想の家族の一員になってほしい」という「家族像」への信仰が強く、その結果、「義実家を優先する」ように見えてしまうことになるようです。
ソードの7の逆は、あなたへの気持ちに偽りがなく、まっすぐな愛情を向けておられることを示唆しています。
ですが、ペンタクルの10は、旦那様が「家族みんな一緒に仲良く暮らすことが最上」「家族とはこうあるべき」という強い価値観をもっておられることを示唆しており、さらにソードの10の逆は、「妻はなんでわかってくれないんだろう。俺は家族みんな仲良くしてほしいだけなのに」と、むしろ自分が被害者のポジションにいると内心考えてしまっており、「でも諦めないで、みんなが仲良く暮らせるように尽力しよう」と、「あなたが大切」だからこそ「大切な家族の一員として仲良くしてほしい」と思ってしまっていることを示唆しています。

旦那様のあなたへの気持ちは本物です。ですが、その一方で、「家族とはこうあるべき」というお気持ちが強いからこそ「愛する人にも俺の大切な家族の一員として仲良くしてほしい」と、自動的に思考がつながってしまうようです。
「家族」に関する価値観が同じ人であれば問題ないのかなと思うのですが、「家族」に関する価値観が乖離しておられる場合には、なかなか難しいところもあるのかなと思います。