脚の毛を剃るのをやめた

私はもともと体毛が多い方ではなかったのだが、カミソリで剃り続けていた結果濃くなってしまった。たま〜にピンセットで抜いていたのもあって、ところどころ毛が皮膚に埋もれてしまっている。しかし、私はできるかぎり面倒くさいので毛は剃りたくない。腕と脇だけで手一杯なのである。

後天的に毛が濃くなって気づいたことがある。それは毛の中で虫が死んでいくことだ。体毛の濃い方や男性なら「なんだ、そんなことか」と思われるかもしれない。私にとって毛の中で虫が死ぬのはショッキングなことであり、ラッキーでもあった。これでもう、めんつゆトラップに頼らなくてもすむのだ。いちいちなんの虫かなんて確認していないが、我が家は8割がたコバエで、残りの3割が蚊である。そうすると必然的に足毛に絡まるのはコバエであることが多い。一体全体、毛が絡まったくらいでなんで死んだのかは甚だ疑問だが、考えてもわかりそうにないので、どうでもいい。私はワキガなので、もしかしたらそのことが何かしら影響を及ぼしている可能性も否定できない。ちなみに脇毛を剃っているのは単純に「なんか臭そうだなぁ…」と思ってのことである。あるとないとで変わるかどうかのエビデンスに基づいてではなく、完全なる主観。長らく汗なんてこんなもんだと思って完全に無自覚だったのだが、私の汗は「チリパウダー」に似てる。というか、「チリパウダー」が私の汗に似せているんじゃないかと思うほどだ。もしかしたら親戚だったのかも？

この「チリパウダー」がピンとこない人には、よく屋台で売られている「ケバブ」を思い出してほしい。バージョンにもよるが、トルティーヤにキャベツとケバブ（肉）と赤いソースがかかっていることが多いと思う。私の汗からはなぜだかわからないが、その臭いがする。その為、運動など汗のかく行為をした後は、部屋の中がなんだかインド料理屋ででてくるサラダ臭くなってしまうのである。これといって特に困っているわけではないのだが、自分でも「変だなぁ〜」とは思っている。完。