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解説全文無料 JCSベスト32 アンフェアパオジアン 解説



初めまして。がっくん(mugi396gi)です。
プレイヤーネームを恥ずかしくて変えたいのですがタイミングがわかりません。

ポケカはプラズマ団くらいからやってて、競技として大会に出始めたのは剣盾からです。成績はシティ優勝2回とCL福岡DAY2、今回の32位くらいです。

今回は普通の構築とはちょっと違う構築のパオジアンデッキでJCSに参加し、11-3でTOP32という成績を残すことができたので、記念にnoteを書こうと思った次第です。

有名選手とかでも無いので、解説部分は無料で読めるようにしときます。一応お気持ちで投げてくださる方用に、最後に次環境からの使うならこれ、って言うリストと、僕自身のデッキの考え方を書いておきます。参考になったとか、ホノルル応援したいと思ってくださる方は投げ銭感覚で購入して頂けると幸いです。

デッキ選択理由とパオジアンの立ち位置

選択理由はミュウが落ちてからパオジアンexしか使ってなくて練度が1番高かったからです。

立ち位置ですが、ロスバレと古代バレットに不利を取ること以外は前環境と同じで、それ以外のデッキには五部くらいの感覚です。圧倒的有利や不利は無いと思うので今後も使おうと思えば使える、そんなデッキです。

リストと当日のマッチング

DAY1使用
特定のデッキをメタらずに、全体面にある程度刺さるジャミングタワーを2枚採用しました。改造ハンマーは使わなかったけど安心材料にはなってました。
DAY2使用
8-2ラインで抜けた人のルギアの使用率が高いかなと思ってジャミングを一枚シンオウ神殿に変更。結果的に上手く刺さり無事ルギアに勝てました。
リザに一回も当たらなかったのは意外でした。
2日目は全試合3回戦までもつれ込み、ギリギリでした。

採用カード解説

・パオジアン3枚

元々プライムキャッチャーの予定で2ターン目に使えばバトル場にポケモンを出せるからという意味でパオジアンは2枚だったんですが、アンフェアにしたことで先行2ターン目の攻撃の再現性が下がり、パオを3枚にしてスタートの確率を上げることで対応しました。

・パルキアvstar



このカードの採用は元々好きでは無かったですが、ドラパルトへの勝率を高めてくれるカードです。ゲーム中盤からセビエが枯れそうな前のターンに置いておくことで、殴り続けることができるようになります。どの対面では出す、出さないと明確な基準はなく、デッキの安定感をサポートしてくれるカードと考えています。

・カイオーガ

このカードのおかげで、タケルライコにサイドを2枚取られてからでも捲れます。後で対面ごとの解説で書きます。ルギアにもよく使います。スタートは嫌ではありますが、後攻1ターン目で擬似的にわななくれいきができ、倒されたタイミングでトラッシュにエネが2枚いくのは強いです。

・ネオラントv

パオジアンデッキにはみんな入れてもいいんじゃないかと思うカード。アタッカーとHPラインがそんな変わらないため、相手目線倒すのはパオジアンであり、途中でアクアリターンを宣言できるので負け筋になった事があまりありません。ビーダルを枯らされた後、ハイパーボールから持って来れる博士の研究やボスの指令になります。

・70セビエ、ビッパ

セビエはスノーハザード収録のひんやり1エネ10点を出せるほうです。サナのサケブシッポでセグレイブを取られた返しに手張りで返せます。闘オーガポンに対しても10+パルキアvのハイドロブレイクで突破可能。
ビッパは一枚だけ70。ドラパルト相手に後出しで出せるからです。

・ポフィン2枚

ここは説明が難しいですが、従来のパオジアンなら、1ターン遅れたら負ける試合が多く、ポフィンを初手で使用して、理想盤面に1ターン目から近づける必要があったため4枚が納得です。しかし、この構築では先行パオジアンスタート、1ターン目にパルキアorセビエ一枚置けるだけで、2ターン目に殴れる、またビッパを初手で置いてビーダルに進化したところで手札を減らせず序盤引ける枚数が少ない。ポフィンで盤面を完璧にできなくても採用ボールの一枚手札にくれば試合になる。ポフィンは後攻時または2ターン目以降カイで持ってきて一枚は使いたいと言う思いからサイド落ちケアで2枚採用になってます。そもそもこの構築におけるビーダルを立てるのが2ターン目の必須行為では無いため、ポフィンを素引きする必要は無いかなと思います。引いたらソレは強いですが。(昔のパルキアデッキのVIPパス1みたいな?)
自分は相手のデッキを確認して、何ターン遅れたらもう勝てないのか、から逆算して必要なポケモンから並べることを意識してます。お好みで3でも4でも変えて試してみてください!

・アンフェアスタンプ

このデッキのアイデンティティ。苦手対面を古代、ロスバレだけ、と認識していたのでそこに抗うためのカード。
キャンセルコロンが入っていないためプライムキャッチャーを使いたい時はボスで良い。前を倒すのが強い対面が多い。アンフェアスタンプを打ちながら要求の高い2進化exを倒すだけで勝手に止まってくれたりします。2-2-2で勝つことを目標にしていない。長期戦になっても勝ち筋を見出せる良いカードです。何より全く警戒されないのが強いです。カイを打った時の相手のほっとした顔に打ちます。嘘です。プライムキャッチャーとの比較ですが、素引きした時の強さはアンフェアスタンプの方が上だと考えており、相手の妨害はもちろんですが、自分の手札補充となります。このデッキの悪い手札とはスーエネやアメが必要以上に手札に溜まることであり、手札をリフレッシュする事に意味があると思っています。

・博士の研究

使用するタイミングは難しいですが、このカードを一回使えると、ポケストップ型に劣らない山の掘り方ができます。強い山作りに貢献してくれるカードなので打てる時は積極的に打ちます。

ボスの指令 3枚

パオジアンスタート手張り2回で狙いたいところ狙えるの強いです。まーー2枚でも良いかも。けどコストにすることもあるので難しいところ。終盤にアンフェアとボス2枚を見せて3枚目を温存しておくと、エーススペックがプライムじゃないことから相手がボス2で呼び出し札はもう無いと油断してくれます。

・ジャミングタワー、シンオウ神殿、改造ハンマー

メタカードです。ジャミングはサナ、タケルライコ、その他ペパー型のデッキに対して、神殿とハンマーはルギアに対してアンフェアしながらとか打てると強いです。改造ハンマーはルギアのレガシーエネルギーを割ることが主な仕事ですが、終盤ガチグマについたダブルターボをトラッシュするとジェットエネ引かれない限り逃げエネを要求する事ができます。


不採用カード

・テツノカイナex

こいつは何回試しても使いたい時に動かない。ポケストップでたまたま雷エネが落ちる、とかが無いと即起動できないしスタートがやばい。使えるなら入れたほうが強いと思います。カイで器を持ってきたらアメもスーエネも手札にないんですよね。

・マナフィ

サナ相手に欲しいと思っていたが、練習して入れなくても勝てるとわかったため不採用。

・プライムキャッチャー

バカ強カードでこれ以外あり得ないと思われがちですが、使わないで勝ってる時多くありませんか。キャンセルコロン不採用のため、雑に強い以外で入れる理由のないカードとなりました。リザ戦だけは最後のかがリザを避けるために欲しいカード。

・キャンセルコロン

使いたい対面がロスバレとサナくらいだったこと、手札に揃うのは上振れなこと。ロスバレに対してはアンフェアで対応すること、また過去に一度くらいしかキャンコロ手裏剣を宣言できたことがないことから抜けました。タケルライコの闘オーガポン採用だけが気になりましたが、パルキアvのハイドロブレイク+セビエのひんやりで倒せるので問題なかったです。

・ヒスイのヘビーボール

迷いましたが、ポケストップ型と違ってたまたま手札に来るタイミングが少なく、カイで持ってくるカードにしては弱すぎたため、不採用にしました。

・暗号マニアの解読

強いけど、強く無い。暗号マニアが先に手札にあって、まだ隠し札、働く前歯を温存できててやっと強く使えるカード。ポケストップ型ならアリだと思います。

・ポケストップ

カイとセグレイブしか落ちないので抜きました。2-2-2で楽に勝ちたいなら採用検討するカードではあると思います。終盤に強くなった山を掘ると言う意味ではとても強いのですが、どうしても序盤から頼ってしまう展開になりがち。序盤でサポやポケモンが落ちると悲惨なので使いづらさがあります。

採用したかったカード

アメ4枚目
カイを使わずに元々手札にあるアメは最強。

ハイパーボール4枚目
ビーダル、ネオラント、パルキア上につながる重要カード。

テツノツツミ
ボスの指令との変更候補枠かつカイで持ってこれる水ポケモン。他のパオジアンデッキと比べてベンチに空きがあるタイミングがあるので有効に使えるかと思いましたが試す時間がなく不採用。

水エネ10枚目
セビエビッパの逃げエネが2になったことで、消費するエネルギーの枚数が過去のパオジアンより1ターンに1枚多くなってしまいます。2進化exを倒す際にスーパーエネルギー回収を2枚使わなければならない時があったりするとだいぶ重たいです。夜のタンカが新環境で出るのでエネ回収、釣竿との互換性を考えながら試したいところ。

このデッキの考え方

最初の方に書きましたが、相手のデッキを確認してこのデッキ相手には何ターン遅れてからでも勝てる、何ターンは遅れては行けない、ということを対面デッキごとに理解する必要があります。リザードンやサーナイトのように、捲りを得意とするデッキタイプとは言えないので、どう試合が運んでも捲れるという事はありません。

まずはサイドプランの話ですが、パオジアンデッキはサイドが1枚しか取られないカードで盤面を作れるデッキであり、相手の攻撃の仕方によって出すポケモンを考えれば、サイドレースで不利になることがありません。サイド1のポケモンには1を、2のポケモンには2で戦い、1のポケモンで2を取れる場合は積極的に狙うという、基礎的な考え方ができれば、ほとんどのデッキに対してサイドレースで不利はつかないと考えています。そのため、無理に2-2-2で勝とうとする必要は無く、アンフェアで盤面の優劣を変えながらアドリブでサイドプランを考えます。

パオジアンスタートについて。
このデッキタイプはパオジアンスタートが強いとされていますが、先行時だけです。後攻の時はルギアにも出してはいけないし、リザ、ギラティナに対しても怖い、先2で2枚取られるのはきついので、パオジアン以外でスタートできる場合はそっちを選びます。先行時は積極的にスタートしたいです。先程も書いたように、2-2-2を狙う構築にはなっていないので、セビエを置けなくても手張り2回でポケモンを倒せることに意味があります。なんと言ってもエネをかき集めるのが楽になります。わななくれいき+隠し札はやっぱり強い。

ポケストップ&カイナ、キャンセルコロン型との比較です。カイオーガ抜き、カイナ型の既存のパオジアンは1ターン回らなかっただけで色々なデッキに対して打開できなくなります。今回の構築ではサイドが先行されても盤面の作り方、サイドの取り方次第でロングゲームになっても戦えるようになっていると思います。

対面別の意識するべきこと 相性

対面ごとの戦い方は決まっていなく、全ての対面、試合でその場で最適解を見つけることが必要になりますので、ここに書いてあることが全てではないです。

vsリザードンex 五部

マキシマムベルトの採用が多いため、後攻でパオジアンがバトル場にいることは望ましく無いです。キャンセルコロンがないため、リザが先に2枚サイドを取ってきた場合は、ネオラントが相手盤面に出てこない限り、パルキアでロトムを取ってサイドをずらし、最後2ー2で取るしかないです。今までのパオジアンデッキでは、リザに対してサイド1枚はとらず、2-2-2を目指していましたが、パルキアのおかげで最初の一枚を取ることがデメリットになりにくいです。ジャミングタワーは序盤に貼れると封印石を止められるので強いですが、無傷のパルキアでサイド3枚目を取る時に一緒に貼るのも強いことを覚えておいて欲しいです。バーニングダークの火力が270で止まる、また、かがやくリザードン+こだわりベルトでのパルキア突破が難しくなります。スタジアムをサーチできるのが現環境ではマッハサーチしかないため、ジャミングタワーは想像より刺さります。リザ対面はサイドプランをある程度考えやすいので慣れれば戦えると思います。先に1をパルキアで取って、相手がパルキアに構ってくれれば大体勝てます。パルキアを無視され続けた場合は次のターンにつくサイド差を考えながら追いつくようにプレイします。上手いリザードンがビーダルを狙ってきますが、アンフェアスタンプでその要求を上げることで前を倒すしか無い状況が生まれやすいです。

vsドラパルトex 五部

攻撃のターンが途切れると負けます。
パルキアを出した次のターンにパルキアvが取られることはほとんどなく、意識すれば攻撃できないターンが生まれにくいので割と勝てます。主流のネイティオ型だと、確定サーチのシステムポケモンがいないため、前のドラパルトを倒すタイミングでアンフェアスタンプを使えると、相手の要求が一気に重くなり、相手が攻撃できないなんてことも多発します。
先行時はパオジアンに2枚手張りをしてエヴォの対象となったネイティオやエネつきドラメシヤを倒し、1ターン余裕を作ることを意識します。この時相手のアンフェアが負け筋になるので、パオ2回手ばりと一緒に最優先で育てるのはビーダルとパルキアです。殴り始めで次のターンの攻撃ができるか怪しい時は盤面を整える方にシフトします。

vsサーナイト ex 五部〜微不利

僕自身ちょっと苦手な対面です。パオジアンらしく無い戦い方ですが、ボスの指令3枚を活かして、キルリアから取ることを意識します。相手が裏を倒せずに仕方なく前をお守り付きで倒してきた際に、返しでジャミングタワーを張れるとサイド2枚以上取れることが確約され、有利に試合を運ぶことができます。また、セビエの採用理由のところでも書きましたが、サケブシッポでセグレイブを倒すプレイを相手がしてきた時に、サケブシッポに乗っているダメカンは80。残り10なのでセビエに手張りして返しながら、盤面を復帰させることを意識します。手札干渉が多く入っているため、ビーダルはできれば2面立てたいところ。苦手意識が強い方はマナフィを置きつつサイドを追い越さないプレイをすることで採用枚数の少ないボスの指令での攻撃でしか裏を取られなくなるのでおすすめです。ビーダル縛りでセグレイブを取られると逃げれないターンが発生し得るので、余裕がある時にビーダルにエネルギーを1枚つけておきたいです。

vsタケルライコオーガポン 有利

この対面だけは有利と言えるので勝ち方を書いておきます。
まずパルキアは出しません。
相手がサイド1枚を取ってきた場合はパオジアンで3回殴るだけで勝てます。2枚先に取られた時の動きを説明しておきます。
サイド6-4になった次のターンにカイオーガでタケルライコに180点。サイド6-3のタイミングで月光手裏剣でタケルライコ2対に90点を乗せて2枚サイドを取る。次のターンに一枚取られてサイド4-2。その次にもう一度カイオーガで90乗ってるライコに180点。これでサイド2-2。次のターン相手は1枚しか取れないのでパオで前を取って勝ちです。お守りがついた場合でもこの流れのどこかでジャミングが貼れれば勝てます。イキリンコが出た場合はそこをカイオーガで倒すだけでサイドがずらせます。
手裏剣90+ダイナミックウェーブ180で270ダメージになるので、一回の入れ替えカートまで見れてます。

vsロストギラティナ 五部

パルキアを置くと相手のベンチ管理が難しくなります。相手はベンチに3体ポケモンがいると、準備中のギラティナvがパルキアに取られます。マナフィが入っていない型が多いので手裏剣も通りやすく、意識されていないアンフェアスタンプで逆転も可能。ガチグマを忘れないようにしましょう。盤面にギラティナvがいない状態からでもミラージュゲートから引き裂く160でセグレイブを狙ってくることがあるので気をつけたいです。相手の手裏剣が来そうならセビエを3体置くか、パルキアを置いて次のターンに殴れるように準備します。僕がよくやるのは、手裏剣が来そうな前の番に,セビエ一体、へっちゃら顔ビッパ一体とパルキアを置くプレイです。どこ倒すの?になります。
ロストインパクトでバトル場のギラティナのエネが1枚になった時はアンフェア+前小突きで1ターン稼げることが多い印象です。入れ替えカート4枚の構築ならだいぶ止まりますし、ジェットエネとポケモン入れ替えを引かれなければ実質スタークロノスです。シンオウ神殿とジャミングタワーどっちも影響を受けるデッキタイプですが、ギラティナのスタジアムはシンオウ神殿が多いので相手の山の純度を上げないようにシンオウ神殿を積極的に貼って相手の手札の中で腐らせたいです。

vsルギアvstar 五部

カイナが入っていないことでちょっときつい対面ですが、アンフェアスタンプ、カイオーガ、改造ハンマー、シンオウ神殿のおかげで当日は勝てました。
1番無視したいエネルギーはカイナについたレガシーエネルギー。カイナで2枚取ってきた返しに、改ハン+カイオーガでアーケオスを取ると、逃げエネ要求+アーケオス1体でだいぶ攻撃パターンを狭められます。相手目線チラーミィを並べにくいので、そこを取りつつパルキアを育てておくと、最後にガチグマからワンパンされないポケモンで殴ることができます。相手のエネ総数をしっかり確認して攻撃方法を考えられると勝率が上がると思います。ネオラントが出てきてくれるなら2-2-2で取れる場合が多いです。ルギア側はパオジアンを見て先行2ターン目のアッセンブルスターが決まらない場合はルギアvを2体出す必要があるので、パオでレガシーを神殿がハンマーで無視しながら2回、カイオーガでサイドずらしながらネオラントを一回取れると楽です。

vs古代バレット 微有利

もともと超絶不利対面でしたが、パルキアとアンフェアスタンプのおかげで有利不利が逆転するほどに勝てます。先行取れたらサイド1のポケモンを前に出してパルキアを置き、1枚取られたタイミングでカイからパルキアの上とアンフェアスタンプで一気に試合を終わらせに行きます。後攻でも相手の山が強くなる前になるべく早くアンフェアを打つことを意識します。

vsロストバレット 不利

苦手対面です。アンフェアでどうにかなって欲しい感じ。カイナを入れてもマナフィを入れてもハバタクカミを入れても勝てなかったので切り気味マッチです。意識することとしては、基本的に相手の手札干渉がこちらのサイドが3になるまでは飛んでこないため、カイで先に次に使うグッズを持ってきておく、倒された返しにアンフェア+ボスでマナフィを取る、などのプレイングが通ります。サイド3枚になるタイミングをなるべく作りたくありませんが、どうしてもなってしまう場合はナンジャモやアンフェアを打ちながら攻撃したいです。当日のロスバレ対面はアンフェアがずっとサイド落ちしてたため、アンフェアがどれだけ有効かを試せませんでした。ビーダルは試合中一体しか使わないことが多いです。ロストマインで取れるポケモンが2ターン連続で場に残っているとサイド2枚献上が確定してしまうためです。

vsミライドン 微有利

タケルライコの時とやることは同じですが、カイオーガでイキリンコミュウ辺りをとってもカイナで返されてサイドがずらせない。サイドずらしを実現するために、最初にわざとカイナを使わせると良いです。カイナをパオで取って返しに4枚目をミライドンで取られる。その返しにアンフェアカイオーガでサイドをずらすと、カイナの2体目を使われづらくなります。ジャミングタワーが強く使える対面です。

vsカビゴン 微不利

プライムとキャンコロが抜けたことでグッズでの対応は難しくなりますが、ボスの指令がビワでトラッシュされない逃げ札になります。おはやしぶえの登場で盤面を空けて待っていることはできなくなったため、早い段階で盤面に殴れるポケモンを6体準備します。パオジアン2枚、セグレイブ2枚、パルキア進化させずに1枚、カイオーガorネオラントが理想盤面かなと。パルキアは進化させないことで200ダメージを固定でだすことができます。また突然でてくる闘オーガポンで詰まなくなります。カイオーガがいるなら進化させても良いかと。どこが縛られても殴れる状態が望ましいです。あとはビワと野党次第のたたかいになります。釣竿は即打ちでエネルギーを最大枚数山札に戻します。スーエネもトラッシュから十分なエネルギーを回収できるなら即打ちで良いと思ってます。ロトムを速攻で倒せるデッキにはなっているのである程度戦えます。ジャミングタワーが地味に刺さります。

簡単に戦い方 盤面形成

このデッキでの基本的な理想盤面はバトル場アタッカー、ベンチはビーダル、パルキア、ゲッコウガ、セグレイブ、セビエだと思っています。ゲッコウガを出さずにベンチを空けておいてネオラントの枠にすることも多々あり。パルキアはサイド1のヒエク盤面を作りたい対面では出さないです。ビーダル2体立てたいとかネオラント出したいとかで盤面を1少なくする必要がある場合はパルキアかゲッコウガがいなくなることが多いです。
月光手裏剣に関してですが、盤面崩壊を狙える場合以外は3エネ90の技として使う事が多いです。リザ対面などであくうのうねりベンチ9体240+手裏剣90で330ラインをみれるなど、ヒエクを挟まなければならない時に新たに場に出す必要なく、アタッカーになれる点が優秀です。
パオジアンデッキの良いところはやはり青天井火力で前を取れることです。リザードンとかドラパルトとかの2進化デッキを使ってるとわかるのですが、前のアタッカーを倒されて新しく育てるのが結構大変で、一発で倒すこと自体が次のターンに殴る要求をあげていることになります。そこにアンフェアスタンプを組み合わせることで最低限の行動しかされない状況を生み出せて試合を有利に進められます。
この構築を使う上でネオラントのアタッカー運用はかなり大事になってきます。ボスで細かいのを取るとき、上記で書いたようにパルキアの技と合わせて二発で相手のアタッカーを倒す時にアクアリターンからサイド1枚のポケモンを押し付けることで、サイドレースをずらしつつ、負け筋のvポケモンを山に返すことができます。そこからのネオラント使い回しができるのが水タイプのデッキならではの利点です。1試合に3回ルミナスサインを使う試合もありました。
あとはプレイの順番がよく話題にあがります。
基本的に欲しいものを先に把握して不確定ドローから入り、足りないものをカイの確定サーチで持ってくるのが強いです。公式チャンネルで上がってたライチュ梅川さんのパオジアン講座でも同じようなことを言ってます。しかし状況によっては前歯、隠し札よりも前にカイを使う判断も必要です。欲しいカードが1枚で足りている場合、またそのカードがスーエネ回収やハイパーボールなどの手札を減らせる札の場合は、手札の枚数を最大値にして番を返すために確定サーチを先に行います。
また基本的だけど重要になってくるのが水エネの管理です。水エネが3枚足りない時にわななくれいきで2枚先に持ってきてしまっては、前歯やナンジャモで水エネを引く確率が減ってしまいます。当たり前のことですがしっかり理解してプレイできると、上手くなった気がして楽しいです。釣竿で戻すエネルギーの枚数も重要です。戻さなすぎてわななくれいき対象無しも弱いですし、戻しすぎてスーエネで4枚回収できないのも弱いです。逃げるエネルギーも考慮した上で自分の攻撃にあと何枚エネルギーが必要なのかを理解して使いたいです。
エネ管理で言うと、カイオーガの技を使ったあとの相手のナンジャモに備えてトラッシュにエネルギーは4枚貯めておきたいです。逆に言うと、ダイナミックウェーブを使うタイミングで要求エネの他にトラッシュにエネがあることが望ましいということです。アクアリターンでも同じことが言えますが、水エネ肥やしが振り出しに戻るのは弱いです。使って良いタイミングかどうかを山のエネ総数とトラッシュのエネ総数を考慮しながら判断します。

過去に大型大会で使ったパオジアンのリスト。

普通のパオジアンデッキも通ってきたんだぞということを知ってもらうために過去に使ったリストを載せておきます。

CL福岡 10-4   79位
ビーダル3-3だと言い張って出たらハマった
CL愛知 6-3予選落ち
ロストキツすぎてカミ2枚入れたらリザとルギアに勝てなくてイバラとメタモン入れた。ポケストップとキャンセルコロンはもう抜けていた。

リザ対面だけは自身があって福岡と愛知合わせてリザには8-1。

最後に

ここまで読んでくださった方、ありがとうございます。自分はチームとか大人数で調整することは無く、地元の何人かで練習をします。なので有名プレーヤーとの繋がりとか、大きな実績は無いので、これが正解構築だとは言えません。あくまでもこーゆー考え方があるんだなーくらいに思っておいて欲しいです。

文章をつらつらと書いただけなので見にくかったと思いますが、誰かの参考になれば幸いです。

また、追記して欲しいことや質問があればXの方で時間ある時にDM対応しますので送っておいてください。無断引用は無しでお願いします。

ホノルル頑張ります!!!


デッキの解説については以上ですが、次環境からでも使うなら、というリストを何個か有料部分に載せておきます。あとは自分はこーゆーデッキが好きみたいな文も載せておこうと思いますので、参考になったとかホノルル応援してくださる方は、購入していただけたら幸いです。

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