『国と国家は違う‼️』


今、凄く大切なことだと思います。
私たちは国家(政府、政治家たち)を国とイコールだと思っていた。

国家(政府)を信用してはいけない‼️

メディアと同じように、どうも日本人が過度に信用していると思われるものがあります。

それは、国です。 これも取材で教わっことでした。

もちろん、自分が生まれた国への誇りはあってしかるべきでしょう。 しかし、「国」と「国家」はまったく違うものであると認識しておいたほうがいい、と教えてくれたのは、元大学学長の著名な先生でした。

国とは、変わり続けることなく存在している国土であり風土のことです。 英語で言えば、country(カントリー)

しかし、国を表す英語にはもうひとつ、nation(ネーション)があります。 これが、国家という権力機構です。 国家は、人間を支配する構造であり、為政者です。

歴史を学べばわかるように、為政者は常に変わってきました。 これは、人々が何のためらいもなく愛する国とはまったく違うものであり、国と国家はしっかり区別せよ、と言うのです。 なぜなら、国を愛する気持ちを利用して、国家というものは時に暴走することがあるからです。

その危機感が実は起業のベースにあった、という経営者がいました。 国家のみならず世の中で正しいと言われていることや立派だと言われていること、権威や大組織、世間体などを、すんなり受け入れられないのだ、と。

彼は幼稚園のとき、「先生に言われたからこうした」という話を父親にしたら烈火のごとく怒られたのだそうです。

「お前は先生に言われれば何だってするのか。 人だって殺すのか」と。 父親は戦争を経験していました。

実際のところ、それは極論ではありませんでした。 ほんの数十年前、国家に言われて人を殺しに日本人が海外に行った時代があったのです。 第二次世界大戦を戦ったのは、日本という国家でした。 人々が信頼していた国家が問題を起こした。 国家という存在は、そういうことを起こしうる、ということです。

時に為政者は自分たちの都合のいいように情報を操作もします。

だから、常に冷静な目で世の中を、国を見ないといけない。

それは、自分のため、でもあるのです。


——国家に対しても、冷静な目を持っていますか?

『成功者3000人の言葉』上阪 徹(著)

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