キャラクター制作過程メモ 焔編
おはようございます、こんにちは、こんばんわー
∞湧きです！
今回過程メモを残すオリキャラは、私が作ってきた中で一番と言っていい程気に入っている「焔」についてです。
ここからは、メモなので言い回しだとか表現とかがごちゃごちゃするかもしれないですが、そこは見逃してくださいー💦
①焔の初期
最初の焔は2022年の2月に生まれた。
当時、焔の見た目は「莉亜」と対になるキャラとして作っていたため、色合いや性格など莉亜とは正反対なものとなっている。
初期の焔のイメージは、嫌がっている莉亜ににじり寄っていくちょっと迷惑なキャラだと思ってもらえればいい。
迷惑キャラだったので、見た目をできるだけチャラく、なおかつ個性的なものをということを意識して制作していた。
要素としては、メッシュとインナーカラー、ピアス、オーバーサイズの上着などだ。
ハイヒールを履かせているのは、当時、焔を作った際に彼の過去も一緒に考えており、その過去が彼の現在の容姿に影響を与えているという設定にしていたためだ。
その設定とは、「焔には過去に心を許し好意を寄せていた女性がいた。それは莉亜の姉の莉子。莉子に莉亜のことを頼まれる。女性である莉子の代わりを男性である自分に務まるはずがないと感じた焔は、少しでも自身を女性に近づけようとした。その結果、ハイヒールを履くという思考に至った。」というものだ。（現在もこの設定は残っている。）
髪の毛が長めになっているのも同じ理由だ。
②2代目焔
二代目は2022年12月に生まれた。
この時の焔は、初代と同様におしゃべりでチャラ目なキャラクターとして制作している。
初代と異なるのは、少しばかり顔つきが女性的になっているということだろうか。女性のように見えるキャラクターが男性らしかったらときめくのではと考えた結果このようなビジュアルになった。
今見ると、女性にしか見えない。
服装はオーバーサイズのジャケットを無くし、体形に合ったジャケットを着用させている。これは、おふざけキャラに服装や仕草のさの端々にきっちりした要素があるというのは少女漫画やアニメなどではよくあるものを真似たのだ。
③3代目焔
三代目は2023年5月に生まれる。
ここで、焔というキャラクター像が大きく変更された。
初代と二代目はおしゃべり・チャラいという像を設定として付けていたが、三代目ではそれを無くし「謎」という設定に変更した。おしゃべり⇔ミステリアスとほぼ真反対の性格に変更したのは、この後に作られたカンザキという女性キャラクターが大きく影響している。彼女は天真爛漫で破天荒なおしゃべりキャラとして制作した。
そのため、焔とのキャラクターの雰囲気が似てしまい彼の個性が薄れてしまうと考えたため、再度キャラクターの設定を見直した。
まず、莉亜と対になるキャラクターという要素は焔にとって大きな要素である。これを変更しない方向で、キャラクター像を固めようと考えた。まず、イメージカラーはそのまま青⇔ピンク。
莉亜は無表情なキャラクターなので笑顔を多く見せるキャラにしようと思った。しかし、ただ笑顔を振りまくのではなく、不敵で不思議さを含ませた笑顔を「常に」見せる。これにより焔のミステリアスさを演出しようと考えた。
おしゃべりという性格も変更した。おしゃべり⇔必要以上のことを語らない、無口≒必要以上に語らない。パートナーである焔に、無口な莉亜との薄いながらも共通点を作ることでお互いに分かり合える部分があるというのを表現しようとした。
対比を含みつつ対等に莉亜と接するキャラクターとして生まれ変わった。性格や設定面にはほかにも多く要素の共通、対比がある。
莉亜との対比、共通をまとめると
・無口≒必要以上に話さない
・クール（？）な莉亜≒ミステリアスな焔
・無表情⇔笑顔
・本能で動く莉亜⇔冷静に動く焔(俯瞰して見れる)
・青（寒色系）⇔ピンク（暖色系）
・運動神経が上の莉亜⇔中の上の焔
・頭脳が中の下の莉亜⇔上の焔
等々・・・
服装はジャケットだったものを長い上着に変更した。
これは所謂「白衣」をイメージしたものだ。彼は薬学に精通しているという設定があるため、どこかしらに薬を連想させる要素を入れたかった。しかし、白衣にしてしまうと焔のイメージカラーの要素が薄くなってしまう。そこで、白衣丈の上着を着せることにした。
髪の毛が初代、二代目より長くなっているのは背中まである髪の毛の「女性」らしさと「男性」らしい骨格の対比を行うためだ。対比を行うことでより焔が男性であることを受け手に感じてもらいたいと考えた結果だ。
④4代目
⑤5代目焔
5代目は2024年8月に生まれる。
三代目とのデザインに差はほとんど見受けられず、キャラクターの設定も変更しなかった。
描くうえで気を付けたことは「男性らしい骨格」だ。
今までの焔は男性であることを意識しつつも、女性らしさが上回ってしまい「ボーイッシュな女性」のような見た目になってしまっていた。
そのため今回は骨格に注意を置きながら描いた。
肩幅はやや広めに、なで肩気味になっていたのは角ばらせた。
また、足の太さは細いながらも筋肉がついていることを表現するために滑らかな線を描くのではなく、ふくらはぎの部分をカクカクさせることで引き締まった筋肉を表現した。
三代目で短くした髪の毛を、過去一番短くしたのは「莉子（女性）の代わりを務めようとするものの、成り切れないいびつさ」を表現したかったためだ。