投げた小石は返ってこ梨
言葉には由来がある。
どんな言葉にも。
ワタシは、本を読むのが好きだ。
インプットされた知識や考え方の数だけ、人間力が高まっている気がするから。
「おやや、初めて聞いた言葉だぞ」と思ったら、Google先生に問う。
「 なしの礫 って何ですかねぇ?」
「音沙汰ないことです」
「なしって果物の?梨?」
「梨と書くが意味は 無し という意味です。」
「じゃあ礫は?そもそもなんて読むの?」
「 つぶて です。小石です。」
「結局どういうことなんだいっ!」
「投げた小石は返ってこない。」
「ほぉぉぉーーー。」
Google先生は何度もしつこく聞いても、淡々と的確に答えてくれるので、知識が皆無なワタシにとって、本のお供はGoogle先生が必須なのだ。
本を読み終える頃には、うざったいほど眩しかった空が、黒で塗りつぶされている。
Google先生の存在によって、意味が分からない言葉だらけの億劫な本は、一瞬で時を飛ばす魔法の本に変わる。
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