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私の生き方

私は生きることが好きではない。

私には趣味も好きなものも生きがいもなかった。
ただ淡々と決まった生活を繰り返していた。
平日は学校とバイトの往復だったし、休日はバイトに専念していた。(なのに貯金は30円だった)
それでも毎日が楽しかった。
ではなぜに生きることが好きでないのか。

18の春、私は摂食障害になった。
食べることが大好きだったのに、上手く食べられなくなった。(拒食と過食を3年繰り返す)
気持ちが不安定になり、自傷を繰り返すようになった。
22の夏、双極性障害と診断をされた。
気力が湧かない。なにもしたくない。誰にも会いたくない。死にたい。消えたい。
生きているからこそ地獄のような毎日だった。

そんな時、あるバンドのライブを見た。
ライブの間、現実から連れ出してくれているようで、
夢を見ているようだった。
こんな幸せなことがあるのか。
生きていてよかった。
初めて思えた。

生きているからできることがある。
当たり前の毎日の中に小さな幸せが山積みあること。
気づかせてくれた。
病気が治ったわけではないし死にたい夜は死ぬほどある。
でも、
日々の中にある幸せを集めたら、大きな幸せになると信じたい。
私を助けてくれるものがこの世に存在する限り、私はひとりじゃないと思えた。
もう少しだけ生きてみようと思う。

あ、部屋の掃除めんどくさいな。
家賃を振り込まなくちゃ。
次のライブ、平日かよ。仕事じゃん。
行きたくないなー。
生きるのって大変。

私は生きることが好きではない。

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