見出し画像

某鯖企画 12/7号 NINJAなら無料って話


NINJAなら無料Ninjas Play Free

 このフレーズと「Warframe」というタイトル、どこかで一度は聞いたことあるんじゃないでしょうか。
 しかしプレイしたことがないのでどういうものなのか知らない。至極当然の話ですね。でも気になる。となるとどうするか。
「実際にプレイしてる人にゲームの雰囲気や内容を聞いてみる」
まぁ、取りうる選択肢としてはありますね。
『これってどんなゲームなの?』みたいな感じです。
 以前そんな感じに聞かれたことがありまして、


どんなゲームなんだろうなこれ…

となり、フワッとした説明で会話が終了したことがありました。
 そこで今回は「Warframeを知らない人にどう伝えるか」を考えながら 書いていきたいと思います。

・どんなゲームなんだろうなこれ…

画像3
装備の選択画面

 まずは大本となるジャンル、これはまだ何とかなりますね。ざっくり言えば「TPSCo-opアクション」。野良のプレイヤーやフレンドと、NPCの敵に向かって銃やらをバシバシ撃つやつですね。一応PvPのようなモードもあるにはありますが、基本的にこのゲームのプレイヤーが求めるのは「群がる敵をなぎ倒していく」ことなので、PvEが主となります。

 次に装備。このゲームでは、ミッションなどをこなすことにより手に入る設計図素材で装備を製作していくことになります。以降説明する装備全てです。敵を倒すと武器がポロッ…って感じではないんですね。では、各装備についてちょっと詳しくお話ししましょう。

 最初は武器。敵を倒すゲームなんですからまぁ武器はありますよね。
 各ミッションにはプライマリ、セカンダリ、近接の最大3種の武器を持ち込むことができます。この記事を書いている2021/12/01現在、PC版の最新のアップデート(Update30.7)時点で

プライマリ:151種(ライフル、ショットガン、ランチャー、弓など)
セカンダリ:122種(ピストル、手裏剣、クナイなど)
近接:184種(剣、鎌、ムチ、ハンマー、斧、ガンブレードなど)
ちょっと特殊な銃(後述):6種

…多くないか?
 バリエーション品みたいなものもあるので、実際の種類としてはこの数よりは少ないですがそれでも多い。

画像13
図鑑欲しいくらいには多い

 しかもこれだけの種類がありながら、ほとんどの武器がある程度の独自性を持っているという恐ろしい状態。
・着弾と同時に辺り一面に爆発物をばら撒く
・本来はフルオートの素直な武器だがマガジンごと撃ち出すことで大爆発を
 起こすライフル
・小さな腫瘍を投げつけ着弾地点に毒霧を発生させる投擲武器
・投げると敵を追尾し、拘束してダメージを与えるブーメラン
…などなど、尖っている武器の話題には事欠きません。

ちょっと特殊な話[KitGun]
上で外した「ちょっと特殊な銃」ことKitGun。先のUpdate24.0にて実装されたこの武器は組み立て式となっており、構築次第でプライマリ(実装後しばらくしての追加となった)、セカンダリのどちらにもできるという一風変わったもの。うち1種はあまりの強力さにえげつないナーフを食らったことでも有名。

 ミッションには必ずどれか1つは持っていく必要がありますので、扱いやすくするか特徴を目一杯活かすか、MODやプレイスタイルに性格が出る所ですね。

画像4
左から感染体を操るNidus、ガジェットおじさんVauban、正義の放射線マンOberon

 んでもって次はフレーム。自分が操作することになるやつです。「Warframe」って言うくらいだからここがメインみたいなとこあります。こちらは現在81種。各フレームは実装後少し間をおいてPrimeというちょっといいグレードが登場しますので、それらを除けば47種。
…武器の後だと少なく感じるけど普通に多いよな…
 各フレームはテーマに沿ったアビリティを4つずつ持っており、それらを駆使して火力になったり、ヒーラーになったり、バフ、デバフの支援をしたりします。基本は皆何かしらに偏っていますので、MODの構築やパーティでバランスを取ったり更に尖らせたりといったことができます。
 周囲に隕石の雨を降らすような歩く災害から、自分を痛めつけることでとんでもないバフをばら撒くドMまで幅広く揃っていますので、自分のプレイスタイルに合った子が見つかること請け合いです。
 …「忍者」じゃなくて「NINJA」ですからね。割と何でもありです。

画像5
Khoraは専用のコンパニオンを持ったフレーム

 あとはコンパニオン。これはミッションに連れ歩く支援ペットのようなものです。フレームの周囲をフヨフヨと漂って付いてくるセンチネルや犬猫に近いタイプのクブロウキャバットなど全部で41種。
 それぞれが固有のアビリティと種ごとに共通のアビリティを持っており、それらをMODで組み合わせ、目的に応じた支援効果を持った子をミッションに連れて行きます。

…さっきからちょいちょい出て来てたけどMODって何さ、という声が聞こえる気がします。次項でお話ししますが、このMODという存在がWarframeをWarframeたらしめている大きな要因だと思ってます。

・…MOD…?

画像6
武器へのMOD装備画面

 MOD。何かしらPCなりでゲームやってると聞きはしますが、大体は  「ユーザーメイドの追加要素」みたいな意味合いで使われてることが多いですよね。
 WarframeにおけるMODはちょっと意味合いが異なりまして

各装備に装着することでパラメータを変化させるモジュール

を指します。
 各装備。各装備なんですよね、これ。先の項で取り上げた武器もフレームもコンパニオンもこのMODを装着することで真の力を発揮します。
 というかこのMODが装備中で一番大事な要素です
 各装備はどのプレイヤーにも同じものが与えられる(まぁ入手するかは プレイヤー次第ですが)ので、そこに差異を生むのがこのMODの構築なわけです。
 例えば「リロード時間を減らすが、マガジンの容量も減るMOD」があったとします。各装備にはMODのコスト容量と上限個数が設定されており、それを超えないような(理想としてはぴったりの)コストに収まるようMODを差していく必要があります。
 となると例に挙げたMODはどうでしょうか。「こまめに手癖でリロードしちゃう」みたいな方なら選択肢に入るかもしれません。しかしながら枚数にも上限があるので、単純なダメージ関係のMODを積みまくった場合より火力が劣る可能性が出てきてしまいますね。武器本来のマガジン容量やリロード速度とも相談になるでしょう。


 考えることが増えてきましたね。
 楽しくなってきたでしょう?

 さらに楽しくなる要素をもう一つ。MODには極性というものがあります。MODをよく見ると右上の方に「r」とか「-」みたいなマークが付いていますね。これが極性です。この極性は装備の各スロットに付いており、極性が合致するMODだと装着時のコストが半分になります(合致していないと1.25倍に増えます)。

 更にこの極性、増やしたり変えたり出来ます
 これにはフォーマというアイテムを使うのですが、これを使うには敵を倒したりすることで得られる経験値によって装備のランクを上げ、最大にする必要があります。
 そして、ランクを最大にした装備にフォーマを使うとランクが0に戻ります

ランクが0に戻ります

ランク最大→フォーマ使用→ランク0から育てる→ランク最大→…

つまり自分の理想のビルドの為に武器を「育てる」ことができるんですね。
このMOD装着とフォーマによる装備育成が千差万別のビルドを生み、より自分好みの装備に仕立てることができます。

ちょっと特殊な話[増強MOD]
MODの中にはそもそもの装備の挙動すら変えてしまうMODがいくつか存在します。地雷を撒く武器をナパーム弾のランチャーに変えてしまったり、フレームのアビリティに変化を与えたり…扱いは少々難しいですがよりビルドの幅が広がります(しよりフォーマが必要になったりもします)。

・で結局何やるゲームなの?

画像7
キルごとにアビリティを使うためのエネルギーを回収している

 色々ありすぎて困るというのが本音です。
 太陽系各惑星に散らばったノードに配置されている通常ミッション、現在3ヶ所実装されているオープンマップを使った流動的なバウンティ、現在の状況に至るまでの経緯やこれからの行く先、フレームに用意されたクエストなどボリュームは凄まじく、装備の材料集めに奔走したりただ単に敵を気持ちよくなぎ倒したいが為に突っ込んだり、クエストからストーリー背景の考察も捗ること間違いなしです。

 しかしながら私が最も推したい部分は他にありまして

 それが装備の外装カスタムなんですね。

 各装備の部位ごとの色付けは勿論、スキンそのものをユーザーメイドで公式採用されたものに変えたり、デラックススキンと呼ばれる全く違う外観のものに変えたり、アクセサリーを付けたりとその幅はとてつもなく広く、同じ見た目の方に出会ったためしがない程にバリエーションに富んでいます。
 最高。

前項のMODで中身を、外装で外身を自分色に染め上げることができますね。オリジナリティの塊にしましょう。

あとフレームやスキンに寄るのですがこういうこともできます

画像8
画像12

……

 …あぁ、あともう一つ、Capturaという機能ですね。今回の画像にも何枚かありますが、スタジオのようなシーンに入り、角度や光量、被写界深度等々を調整して撮れる超~ありがたい機能です。しかもこれ、フレンドと パーティ組んで撮れるんですよ。最高かよ。最高だよ。

画像10

外装と撮影で余裕で一日潰せます。

画像11
画像12

潰せます。一日。

 フレンドや野良と協力して敵をなぎ倒しに行くもよし、自分好みのフレームや武器で着飾って写真を撮るもよし、じっくりソロで装備の育成に励むもよし…
 いずれにせよ時間を忘れます。

・ちょっとだけ課金の話

 基本無料F2Pゲーなので当然と言えば当然なのですが、課金コンテンツもあります。ですが実際は無料でできることが大半です。

 課金通貨であるプラチナでしかできないことといえば、外装アイテムや 装備の所持スロットの購入といった、「直接の戦闘力の向上には関わらないもの」だったり、装備の製作時間の短縮や直接購入のような「手間の短縮」だったりが主です。MODの項でお話ししたフォーマなんかも直接購入できます。(短縮なしで製作した場合大体1日/個かかります)

 プレイヤー間のトレードに用いることもでき、一応は非課金でも課金通貨を得られますが、お世辞にも効率が良いとは言えません。
売れるもの=入手困難なもの・手間が凄まじくかかってるものなので…。
 先述の通り、フレームにも武器にも自分の好みが強く反映されるこのゲームにおいては、たかが外装であれ、好みとあらば買ってしまうものです。

 無料でできることは確かに多いですがそれだけを特徴として人には勧めたくない。これが割と本音です。特に「トレードでも手に入るし時間かければ無課金でもいい!」みたいなことは言えませんね。セット物装備の直接購入で、かなりスムーズに初歩を進められるのもそう言えない理由だったりします。

あんまり課金の話長くするのもアレですね。この辺にしておきましょうか。

まとめ

画像13
自身の拠点となるオービター

 実は話せてない内容はまだまだ沢山あります。多分今回話せたのは半分も満たないくらい。ですが、あくまで今回は「このゲームを知らない人にどんな感じかをお伝え」したくここまでの記事を書いた次第。スポイラーを含むコンテンツの紹介や、過度な詰め込みはかえって良くないと思い、かいつまんで説明をさせていただきました。それでも多いよなこれ…

 もしこの記事で興味を持たれた方、是非プレイしていただけると(あわよくばハマってくれると)私が喜びますので、気軽にやってみてくださいね。 



さて…
知らない人へのご紹介を済ませたところで、ちょっと踏み込んだ話もしたくなってきましたね。しましょうか。
もしかしたらこれで気になってくれる方もいるかもしれませんし…


ちょっとだけ沼のお話

 先の話題にも挙げましたがこのゲーム、MODやフレーム、武器のほぼ全てのものがプレイヤー間では共通の数値(MODなしの同じ武器は誰が持ってても同じステータス)であり、MODの組み方で差異が生まれるようになっています。

 さて、この項ではその「ほぼ全て」の中に入らないとあるMODについてお話したいと思います。それがこちら。

RIVEN MOD

リロード速度にマイナスの補正(=リロードが遅くなる)がかかるものの、
強烈なダメージ関係のプラス補正を複数得られるRIVEN MOD

 こちらの紫のMOD、その名も「RIVEN MOD」という代物。これがこのWarframeで最大の沼だと言えるでしょう。

 まずこのMOD、入手先が限られていて、かつ所定のアクションをクリアしないとどの武器のRIVENか判明しません。しかもその武器専用のMOD。目的の武器のRIVENを入手するだけでもそこそこの時間を要します。
 その労力を費やして得るこのMOD、なんと補正値はおろかその補正値の かかる場所(DamageやToxinにあたる部分)まで一定の範囲から抽選されるものでして、さらに言うとその補正値が何種類抽選されるかもいくつかパターンがあるという化け物なんですね。
 最低2つ、最大3つのプラスの補正を持ち、それに加えてマイナスの補正を持つ場合プラスの補正に強化がかかる、といったものになっています。

RIVEN性質

 このMODを最大限活用するにあたって重要になってくるのが「RIVEN性質」と呼ばれる数値です。これは各武器ごとに設定されており、簡単に言うとその武器のRIVENで抽選される補正値の範囲を決定するものです。
 RIVENの補正値はベースとなる基礎値と少しのランダム性、そしてこの 性質による補正で決定されます。
 このRIVEN性質の値、定期的に運営から調整が入っており、その基準が プレイヤー全体の武器の使用率武器自体の強さ(Tierみたいなもん)なのです。
 言ってしまえば、基本的に「人気のない武器は強い補正が、人気のある武器には弱い補正が」かかるわけです。

「RIVEN DISPOSITION」が性質を表す部分
この武器は最低値に近いもので、中程度の補正値を得られる上記のパターンでも
補正値自体はRIVENのベースたる基礎値の約半分になってしまう
※因みに前項のRIVENは性質が最大に近いもの
比べると同じ数値パターンでも数字の桁が違うことが分かる

 この値が低い=性質の低いものでは、通常のMODの補正値にすら劣る数値しか出ないこともあり、あまり実用に向きません。全くというわけではありませんが
 というのも、MODの項でご説明した通り、組み込める枚数には上限があります。性質の低い武器では、このMODが通常のMODでは賄えないような 複数の補正を得られることからこのMODの枠を圧縮する(=他のMODを入れるスペースを作る)目的で用いられることがあります。
 性質の高い武器で、かつ数値が上限近いものだと、通常のMODを遥かに上回るプラスの補正を複数得ることができ、マイナーな武器をいわゆる環境武器に匹敵するレベルまで強化することも可能です。

沼の本質

 しかし、このMODが沼たる所以ははここだけではありません。なんとこのRIVEN、アイテムを消費することで数値の抽選をし直すことができます
しかも一気に全て総入れ替えです。もちろん補正の種類も数も
つまり欲しい補正が揃うまで何度でも抽選をし直すことができます

Warframe最高!な瞬間はここにあるといっても過言ではありません。

 時間をかけて集めた再抽選用のアイテムが、駄補正に吸われていく様は何とも言えぬ趣があります。
 もちろん少ない回数で理想を引き当てるのが一番ではありますが、抽選の確率が恐ろしく低いので、もし狙う場合は端っから溶かす気満々で再抽選を行っているのがRIVEN沼に浸かったプレイヤー達です。勿論出てほしいとは思ってますよ。
 何とか引いた良いRIVENを武器に組み込み、ミッションに持ち込み敵をなぎ倒していく瞬間には快感すら覚えます。

同じ武器のRIVENでも「ロールがかさんだ場合の予備に…」「別ビルド用に…」
と保持し続ける典型的なダメな例
※RIVENにも所持上限数がある

ほんとにおわり

 番外編が長すぎるのは良くないのでこの辺で終わらせます。最後の沼の話とかも含め、少しでも雰囲気が伝われば幸いです。
 Wiki見ろ!って言っちゃったらそれまでなんですが、自分のやってるゲームを改めて字に起こすというのが中々新鮮な行為で、非常に楽しめました。
 少しでも心に留めて頂ければありがたい限りです。
 
 実は12月15日に大きなストーリーのアップデートが予定されており、新フレームや武器の追加が予告されています。まだ増えるのか…
 これからもコンテンツは増える一方ですのでいつ始めても遅いことはないです。

 ニュービーの到来を、私はいつでも宇宙でお待ちしてます。
 それでは。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?