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2024/03/19【純ちゃんの思い出】

台湾で純ちゃんのライブがある。
私は、実は純ちゃんのライブへ行ったことがない。
憧れが大きいから、自分が万全な時に行きたいと思っているのだがそんな日は来ないかもしれない。行かなきゃ。

高校生の頃、美術部のゆみちゃん(仮名)が「好き好き大好き」を口ずさんでいた。彼女は色白で背が高く、賢い美人だった。
その頃の私は戸川純の名前を知っていても検索するほどではなく「有名なアイドル」という認識だった。

話は別になるが、彼女は京都のお土産として「なっちゃん(私)に似てるから。」という理由でデヴィッドボウイのチャイナガールと書かれたマッチをくれた。箱に描かれている黒髪の女の子が私に似ていたからだ。
私はデヴィッドボウイを検索したが、検索結果にはジギースターダストが出た。パンツの見えた白塗りの白人男性があまりに衝撃でサッと閉じてしまった記憶がある。
それから受験勉強ですっかり忘れていたのだが、大学生の後半でデヴィッドボウイにドハマりすることになる。

純ちゃんの曲をまともに聴いたのは大学生の後半だ。
その年齢でようやく女性を女性足らしめている成分の重要性が分かるようになってきたのかも。
月の満ち欠けやホルモンバランス、家のしがらみ、日本、見えない牢獄が自分の解釈で美しい迷宮を組み立てていた。
あのきゃしゃな体から放たれる爆弾のようなエネルギーはどこまでも憧れる。

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