3-02.03

ふとした瞬間、何かに気づく時がある
全くもって能動的ではなく、
むしろ気付きたくないという自分に抗えず。

気づいてしまう。

なんでもない何かをきっかけに。


人から可愛がられる、人の懐にすぐに入る、愛嬌がある、コミュニケーション能力が高い

よく、そんな長所をあげていただく私は、自分自身には何もなかった。

誰か、自分じゃない誰かがいて、私は成り立つんだな、立っていられるんだと。

他の誰でもない自分だけで、自分を大事にきちんと向き合って生きていられる人。
自分という存在だけでも人生を完成させられる人。

そういう人の強さ、賢さ、生命力は、本当に素晴らしく尊いと思う。

真に命を生かしているんだなと思う。

こんなにも、自分には何もなく空っぽだと感じざるを得ない毎日。

何かで埋めていくしかないな。
けれど、そうやってもがきながらも、何か、何かこの目で見つけて、その何かで空白を埋めて、なんとか埋めてひとりでも立てるところを目指していくしかないのかな。


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