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発売から1週間経っちゃったけど、SixTONES 「THE VIBES」の話。

team SixTONESのみなさま、オタクたち、「THE VIBES」最高テンアゲアルバムでしたね。

「アイドル」という言葉に対してまだ「どうせ王子さま(笑)みたいな衣装着て、現実味のない甘い恋の歌とか歌ってるやつらじゃん」みたいなイメージしかお持ちでない方に、何も言わずにこのアルバムを渡したい。
アイドルって200種類おんねん。
「どうだった?」に対して「まあよかったよ」とでも言おうもんなら「それ、SixTONESっていうアイドルのアルバムですよ」と鬼の首取ったかのように言い放ちたい(ファン全体の印象を悪くしかねない思想)
それくらい、「アイドルの歌う歌」を冷笑している人間を黙らせるアルバムです。
つよいつよい!!ずっとつよい!
強優強強圧強ちょっと優強強強圧強!!
音楽的な難しいことは相変わらずわかりませんが、「そんな難しいこと考えんな!!拳突き上げろ!!ノれ!!」と言わんばかりのバイブスブチ上げ曲の多いこと。
アルバムタイトルに偽りなし。

全部話せる甲斐性がないので「ここ、特に好きだよ!!」という部分だけを語らせていただきます。

怖いお兄さんに挟まれてるくない?

Something from nothing →Only Holy→DON-DON-DON→Bang Bang Bangin’の流れ……とても良…。
アイドルのデスボ…!?と戦慄した、ヘドバン不可避のSomething from nothing からの「PARTY PEOPLE の対義語」Only Holy…。
わかる。あがる曲のあとにしっとりあたたかな楽曲を持ってくるのは……ただ、その直後2連のブチあげクラブ曲が我々の耳を襲う。
ドンドンバンバン暴れてる。
どうしたの……もはやOnly Holyで一旦耳とテンションを落ち着かせた意味とは……!?!?
めちゃくちゃドンドンバンバン言ってます。
学生の頃、たまたま班割りでギャルギャルわたしギャルになってド陰キャ炸裂した記憶が蘇りました。
Only Holyくん……!!気持ち、わかるよ…!ちょっとびびっちゃうよね…!!
でも、ギャルたちは優しかったのです
Only Holyくんを挟むオラついてるお兄さんたちもきっと優しい。
ちなみにdigeSTが公開された時に1番好き!となったのはBang Bang Bangin’兄さんです。髙地さんもライナーノーツで語っていたように、テレレレレレレレ♪のところがクセになりますよ。
あとおそらくアルバム「声」収録のOutrageousくんの身内の方ですね……出勤時通学時などに己の士気をあげ、仕事や学業絶対ブッ倒すマンになれますので、おすすめでしてよ。

HAッHA〜〜〜ッッ!!←めっちゃ「良」

初回盤A収録「DRAMA」
不敵でかっこいい感じの曲です。
(※もっと歌詞とかに触れてお伝えした方がいいのわかるのですけど、本当にわからない。英語…)(読解する努力はします…今後…)
巻きまくりの巻き舌と、爆発的な発声の笑い声……ちいかわだったら確実に「うさぎ」な彼。
そう、ジェシーさん。

このジェシーさんにしか出来ない笑い声がこんなに活かされる曲が爆誕しているとは。
気さくで陽気な兄ちゃんのようにも不敵な悪役のようにも聴こえるこの笑い。陰にも陽にも善にも悪にも聞こえるこの笑い声よ……。
これがめちゃくちゃ効きました。わたしに。
SixTONESさんの楽曲群は、SixTONESだからこの曲、というより、この曲だからSixTONES、という印象を受けます。
そしてこの笑い声(=ジェシーさん)もまた、SixTONESをSixTONESたらしめているいち要因だと思うのです。
一度聴いたら離れないこの独特の笑い声。
同じ系統(だとわたしが勝手に思っている)にシングル「ABARERO」のカップリング「PARODY」があります。終盤にジェシーさんが笑ってくれますよ。
そして2010年代くらいのボカロみもあるので、ボカロお好きな方も是非。

全曲優勝ユニット曲


まあ毎回素晴らしいのですけどもね!

そっと寄り添ってくれるジェシーさん+髙地さんの「Blue Days」、どこまでも高く羽ばたくような、きょも様+慎太郎くん「希望の唄」、ファミレス行こ!&チャリで来た、松村さん+じゅりさん「スーパーボーイ」。
三者三様ですが、どの曲も、お手元に置いて折に触れて味わいたくなります。
全部話していると日が暮れそうなので、これだけ言わせてください。

「悪戯な日々に冷たくされても/誰かを恨むなんてしないで欲しい/この歌で無かった事にならないってわかってるよ/それでも届くように歌を歌うよ」
Blue Days

こ れ !!

歌というものに対するこの謙虚さ。
それでもあなたのために歌うよというひたむきさ。

同じ言語を話していたって、決して分かり合えない人間がいることを、わたしたちはもう充分すぎるくらい知っているはずです。
どれだけ気持ちを込めても、心を尽くして言葉に変換しても、伝わらないことの方が多い…。
それだから、他人とコミュニケーションをとることを、わかり合う努力をすることを、諦めてしまう人もいることでしょう。

でも、言葉は不完全で、音楽で心はひとつになんてならないし、愛は地球を救わなくても、この歌を聴いてくれたあなたがほんの少しでも微笑んでくれるなら、歌うよ。と。
達観、じゃないですか……。
そんな歌詞を、ジェシーさんの淡い水彩画のような歌声と、髙地さんの親しみやすいポップな歌声が包み、相乗効果が生まれなんか……なんかメッチャすごい説得力を生むのです。(語彙力無しオタク)
なんかメッチャ、聴いた人の隣にいてくれるのです。
冷えた手に、そっと温かい手が添えられるように。
彼らのブログに登録している方はご存知でしょうけれど、こういう歌詞はジェシーさんの死生観や人生観のようなものも下地として知っていると、聴いた時に更に説得力を感じます。

言葉や音楽の持つ力に対して半ば諦めを持っていて、それでも伝えようと抗って懸命に生み出された(ように思える)作品は大体わたしに刺さりがちです。

そして類義語としてこちらの歌詞を添えておきます。

「唄で世界は変えられない/唄で世界は救えない/でも君が笑顔になるなら/唄いたい」
シャングリラ/Acid Black Cherry

目の前の「あなた」を笑顔にしようとする志が大切なのかもしれない……。

とかなんとか1週間かけてこれをこねこね書いていたら、なんか、またTHE FIRST TAKEですよ!!
SixTONESさん!
供給が多すぎる。
ありがとうございます!

というか、みんな感想を書くのが早くてすごいな……。
物事の咀嚼が遅いから、名前を無害から「咀嚼遅い」に変えたろかな…なんて思いました…。
与えられる供給と出力が全然追いつかないよ…………。

なんなんだよ…。

ヘッドホン型ペンライトって………。(困惑)

無害

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