<45分質疑全体文字起こし>「#桜を見る会」安倍事務所作成の参加者募集文書を踏まえて、田村智子議員の追及第3弾 2019年11月21日参議院内閣委員会

【字幕】「#桜を見る会」安倍事務所作成の参加者募集文書を踏まえて、田村智子議員の追及第3弾 国会パブリックビューイング
2019年11月21日参議院内閣委員会
田村智子議員(日本共産党) vs 菅義偉内閣官房長官・大西内閣審議官・大塚内閣府大臣官房長
(2019年11月22日公開)
https://youtu.be/GCmre_z0l7Q
※ 下記の文字起こしは、この字幕を読みやすく整理したものです。
※ ダウンロードができる映像データが、上記のYouTubeの情報欄のリンクから入手できます。

●水落敏栄(内閣委員長)
田村智子さん。

●田村智子(日本共産党)
桜を見る会追及チームの田村智子です。
官房長官桜を見る会が来年中止となり、招待のあり方が見直しを求められるという事態になっています。
これはですね、8日の予算委員会で私が指摘した通り、自民党の閣僚や議員の皆さんは、後援会支援者の招待枠を、自民党の中で割り振っていた。安倍晋三事務所が招待者を取りまとめ、総理自身が多数の後援会員支援者を招いていた。
このことが、隠しようがなくなったからなのではありませんか。お答えください。

●水落敏栄(内閣委員長)
菅内閣官房長官。

●菅義偉(内閣官房長官)
えー桜を見る会というのは昭和27年以来、内閣総理大臣が各省庁からの意見等を踏まえ、各界において様々な功績功労のあった方々などを幅広く招待をし、日頃のご労苦を慰労するとともに、親しく懇談する内閣の公的行事として開催をしているものです。
総理ご自身が答弁をされましたように、総理は事務所から相談を受ければ、推薦者については、意見は言うことはありますが、最終的には内閣がとりまとめ、という話の中で総理ご自身が、まさにこの明確人選が基準の問題や、またその人選の過程の透明化、人員、さらに予算、こうしたものを、原点に立ち返って見直しをさせて頂いて、来年の桜を見る会は中止をさせていただいて、もう一度反省の上に、様々な皆さんのご意見を聞きながら、確かなものにしていきたいという思いです。

●水落敏栄(内閣委員長)
田村智子さん。

●田村智子(日本共産党)
基準は明確だったんですよ。省庁から推薦を頂いて、各界の功労功績のある方をお招きする、明確だったんですよ。
で、長年の慣行慣行言いますけど、その問題でもないですよ。
昨日、官房長官自身が答弁をして、衝撃が走りましたよね。総理からの推薦約1000人。副総理官房長官官房副長官で約1000人。自民党6000人。招待者15000人の半数以上が、総理をはじめとする自民党からの招待だった。安倍総理は最も多く自らの後援会支援者を中心に招待をしていました。
そして総理は自民党の総裁でもありますから、当然自民党への割り振りを知らないはずがありません。
安倍総理が桜を見る会を私物化していた。中止をしなければならないほどに、桜を見る会そのものを歪めてしまった。
このこと認めるべきだと思いますが、いかがですか。

●水落敏栄(内閣委員長)
菅内閣官房長官。

●菅義偉(内閣官房長官)
桜を見る会というのは、先程来私から申し上げた、昭和27年来のものであります。
総理ご自身の答弁されたように、総理は事務所から相談を受ければ、推薦者について意見をいうこともあるが、最終的には内閣官房及び内閣府が取りまとめており、総理ご自身はそのプロセスに一切関与をしてないということを申し上げております。
いずれにしろ、今日の様々なご意見があったことを踏まえて、来年は中止をさせて頂き、その中でですね、もう一度見直しをさせていただきたいと思ってます。

●水落敏栄(内閣委員長)
田村智子さん。

●田村智子(日本共産党)
なんていうかそのね、それじゃあ、安倍総理は何も反省していないってことになりかねないですね。そういうことだと思うんですよ。
あの、私ね、あの予算委員会の場で、安倍総理は私が指摘してきたこと、つまり自民党が後援会や支援者招いてますよね、安倍事務所が招待してますよね、と。
全部事実だったじゃないですか。全部事実だったじゃないですか。
だけどその予算委員会の中で、何一つ認めなかったんですよ。
だから当然、虚偽答弁だっていう批判が、噴出するのは当たり前のことですね。
ところが、昨日の本会議で総理は、「内閣官房や内閣府が行う招待者の最終的な取りまとめ等には」、またね、「最終的な」っていきなり出てきたんですね、「最終的な取りまとめ等には一切関与しておらず、先日の答弁が虚偽答弁だったとの指摘は当たらない」って風に答弁されました。
私は予算委員会の中で、「総理は招待者の取りまとめをしていますね」って一言も聞いてないですよ。そんなこと、聞いてないんですよ。
私が聞いたのは、閣僚など自民党議員に招待の枠、割り振っている、こういう実態があるよねってことです。
総理自身が地元後援会を招待してますよね、って聞いてるんですよ。その通りだったでしょ。
それを認めなかったら、虚偽答弁そのものじゃありませんか。

●水落敏栄(内閣委員長)
菅内閣官房長官。

●菅義偉(内閣官房長官)
総理は、長年の慣行とはいえ、年数を重ねるごとに、だんだん人数が多くなってきた、そうしたことについて、反省しなければならないということを、申し上げさせていただいて、まさにその上で、見直しを行うという決定をさせていただきました。

●水落敏栄(内閣委員長)
田村さん。

●田村智子(日本共産党)
えっ、それはあれですか。その、自分が1000人もの招待者を事務所通じてやってたってこと、反省してないってことなんですか。

●水落敏栄(内閣委員長)
菅内閣官房長官。

●菅義偉(内閣官房長官)
総理自身、去る15日の記者ぶら下がりにおいて、年数が重なる中で新たな人数が増えていったとの認識を示され、この点については反省をしなければならない、このことを申し上げさせて頂いて、その上で、この招待の基準や、その招待のプロセスの透明化、こうしたものを検討し予算や招待人数も含めて、全般的な見直しを幅広くお話を伺いながら実行に移す。
このあいだ、来年は中止をさせていただき、こうした国民のみなさんから見て納得のいく形でスタートさせたいというふうに思っているところであります。

●水落敏栄(内閣委員長)
田村さん。

●田村智子(日本共産党)
あの、何度も言いますけどね、招待の基準やプロセスは正規のルートでは何ら、何ら問題ないですよ。
後で詳しく指摘しますけれども、そのプロセスの見直しが必要だというのは、総理自身の招待のあり方。ね、で、副総理官房長官副長官、そして自民党、ここの招待のあり方のプロセス。ここが問題だったってことなんじゃないんですか。ごまかさないでくださいよ。

●水落敏栄(内閣委員長)
菅内閣官房長官。

●菅義偉(内閣官房長官)
あの、今、申し上げたとおりでありますが、招待基準の明確化や招待プロセスの透明化、そして予算や人員、人数のあり方、こうしたものをもう一度原点に立ち返ってですね、見直しをさせていただいて、みなさんの様々なご意見に耳を傾けながら、とにかく国民から納得のいく形にしていきたい、このように思っています。

●水落敏栄(内閣委員長)
田村さん。

●田村智子(日本共産党)
全く無反省だってことになりますね。
そうなると、ご自身の関わり方、昨日の本会議でこれまでも指摘はありました。
「私自身も事務所から、相談を受ければ推薦者について意見をいうこともあった」、ここまで答弁されている。
安倍総理は、総理からの推薦の仕組みがあることをご存知で、どういう人を招待するかについて、意見を言っていたって言うじゃないですか。
ね、それなのに私の質問に対してですよ。「私は主催者としての挨拶や招待者の接遇は行うのでありますが、招待者の取りまとめ等には関与していないわけであります」とね。
「私は主催になってるから、挨拶はしますよ。お越しになった方を接待はしますよ。だけどどういう方招待するかについて全く関与していない」って答弁ですよ。
これ、虚偽でしょ。偽りでしょ。
そうしか言いようがないと思うんですけど、もう一度お願いします。

●水落敏栄(内閣委員長)
菅内閣官房長官。

●菅義偉(内閣官房長官)
えー、総理自身は主催者としての挨拶や招待者の接遇はおこなうが、招待者の取りまとめ等に関与してないというように答弁されています。
また、昨日の参議院の本会議において、内閣官房及び内閣府における最終的な取りまとめのプロセスには一切関与してない、こう申し上げています。
その上で、とりまとめの前提として、長年の慣行によって、総理の事務所が内閣府官房からの推薦依頼を受け、幅広く参加希望者を募ってきたこと、そうしたことを承知しており総理自身も事務所からの相談があれば、推薦について意見をいうこともあったということも申し上げてます。
ただ、そういう中で人数が多くなったことについては、反省をさせて頂いてる、このことを申し上げてます。

●水落敏栄(内閣委員長)
田村さん。

●田村智子(日本共産党)
これほど明々白々の虚偽答弁はないんですよ。それでもいいのがれしようとする。反省の姿勢の欠片も感じませんね。
官房長官自身にもお聞きしたいんですよ。予算委員会で私は事実を指摘したことになるんです。全部事実だった。
なぜその直後の記者会見で官房長官は、私が指摘したようなことを否定されたんですか。
後から後から認めてますよね。なぜ、私が指摘したその直後に、お認めにならなかったんですか。

●水落敏栄(内閣委員長)
菅内閣官房長官。

●菅義偉(内閣官房長官)
えーと、問題の趣旨がわかりませんから、ちょっと。

●水落敏栄(内閣委員長)
田村さん。

●田村智子(日本共産党)
総理が推薦できる枠が、1000人推薦してきたのが、1000人ね。自民党に6000人。そういうことを聞いたんですよ。予算委員会で。そういうしくみありますよねと。現に後援会の方、いっぱい招待されてますよねと。
なぜ、私の質問に総理も答えなかったけれど、官房長官ご自身も記者会見で、そのこと認めなかったのか。
5日経ってるんですよ。指摘から。なぜ、直後にお認めにならんかったんですか。

●水落敏栄(内閣委員長)
菅内閣官房長官。

●菅義偉(内閣官房長官)
すでに招待者名簿がこれ、廃棄されており、正確な人数を把握することができない中で、国会からの要請に対してお答えするために、11月20日の内閣委員会において関係者から聞き取りを行なった、おおよその招待数を発表させていただいたということであります。

●水落敏栄(内閣委員長)
田村さん。

●田村智子(日本共産党)
これね、私、思うんですよ。
予算委員会の質問で、一時話題になっても、そのうち忘れてくれるだろうと。ごまかせるだろうと。安倍政権の7年間ってずっとその繰り返しじゃないですか。
同じようにやれば逃げ切れる。今回もね、時間が経てば桜が散ると、そう思っていたんじゃないでしょうかね。
昨日の本会議の答弁はね、そのことをあらわにするような、不誠実な答弁だったと思いますよ。
官僚の皆さんね、もうこういうのやめましょうよ。やめましょうよ。ごまかして偽って隠して、これ7年間、ずっと繰り返してきて、今どうなってますか。
本当にね、やめてほしい。ここでもう、膿を出し切るんだと。ここまであからさまな政治の私物化で、それをやっておいて、開き直って、「私の判断で来年は中止しました」。
これでね、幕引きしたら、幕引きしたら、本当に政治は腐りきってしまう。
私たち野党も本当にね、これではダメだと思って追及をして参りますので、引き続き質問を続けたいと思います。
官僚の皆さん、本当ね、もう守らなくていいですよ。ここまで私物化やって、こんな明々白々の嘘ついて、開き直って反省もしない。ちょっと恥ずかしすぎます。
衆議院内閣委員会で、招待の実態が新たに示されました。総理から約1000人、副総理、官房長官、官房副長官から約1000人。自民党関係者の推薦は約6000人程度と。今年の招待者の半数以上が、総理をはじめとする自民党の推薦だと。
あの14日前回の内閣委員会で、私は各省庁からのいわば正規の推薦と、総理をはじめとする政治家からの推薦、どっちが多かったんでしょうねと、どっちの招待が多かったですかっていうことをお聞きしましたら、あの、手元にお答えできるものがないっていうことだったんですけどね。もはや招待の半数以上がそういう枠だった。正規じゃないルートだったってことが、明らかになったんですよ。
私、実は14日にこういう質問した時に、ある方からそれは懸念しすぎじゃないのかと。何しろ毎年春と秋に叙勲がある。春も秋も4000人を超える方々が勲章を頂いているんだと。そう考えれば叙勲者を呼ぼうと思っても、これ数千人規模8000人とかね、そういう規模になるよと。いくらなんでも政治家の枠が、そこまで多いってことはないんじゃないのか。そういう心配の声まで寄せていただいたんですが、私が懸念した通りだったんですよ。
これね、私もね、実際省庁からの推薦ってどれくらいだったのかって。あの、昨日ですね、全省庁に問い合わせをしました。
資料の7ページ目に、書きました。これは、推薦者のところは、全部揃ってるのです。
推薦者の数でいいますけれども、省庁がどういう方々を推薦したかっていうことなんですよね。外務省は、ちょっと間に合わなかったんです。もうとにかくバタバタしていて。外務省はね104人というふうに聞いてますので、これを入れていただきたいんですけれども。
これね、多い文部科学省でも、546人。少ないところでは、もう一桁台なんですよ。
それでこれ足し上げますとね、各省庁からの推薦者内閣官房だけは分からないとこなんですけど、3041人なんです。
ね、本当にね、目的が変わっちゃったんじゃないですか。桜を見る会の。
どうしてここまで、今はその省庁の推薦ではないですよ。各界の功労者ではないというところが増えていったのか。安倍政権の下で。
これは国会の場ですべて明らかにし、検証すべきだと思いますが、官房長官もう一度お願いします。

●水落敏栄(内閣委員長)
菅内閣官房長官。

●菅義偉(内閣官房長官)
ですから、私自身先日の内閣委員会で、今委員からご指摘のありました総体的な人数を発表させていただきました。

●水落敏栄(内閣委員長)
田村智子さん。

●田村智子(日本共産党)
そこで終わりじゃないですからね。この数字だして終わりじゃ全然ないですからね。
今日の東京新聞先ほども取り上げていただきましたけれども、これも資料で一枚目で配布しました。
2016年の桜を見る会を巡り、政府が警備強化等を理由に検討していた招待客の削減案の実施を見送っていたことが分かったという記事です。
同年7月の参院選を前に、与党の支援者が多数参加できるように、配慮する対応だったとみられる。政府関係者が20日明らかにしたと。
2015年11月にパリで同時多発テロが発生し、過激派組織ISが犯行声明を発出した。ISの関連組織による世界的なテロの拡散が懸念される中、当時日本政府でも首相が参加する行事を、警備の観点から見直していた。
桜を見る会も対象に含まれた。政府は金属探知機配備や警備人員を増強する方針を確認、経費増加も見込まれたため、招待客を減らし、支出額を押さえて、警備をしやすくする案が浮上したと。
先ほど否定されましたが、もう一度お聞きします。
これは私かなり信憑性が高いですね、時期的に考えても、あの記事だなという風にあの思っているんですけども、官房長官いかがですか。

●水落敏栄(内閣委員長)
菅官房長官。

●菅義偉(内閣官房長官)
あの、先程、私、承知しないという答弁をさせてきました。また今、少しの時間の間に確認をいたしましたけども、そうしたものはなかったということであります。

●水落敏栄(内閣委員長)
田村智子さん。

●田村智子(日本共産党)
それではですね、資料を2枚目ですね。これ、警備体制の推移を見てみます。
2015年には、参加者増に伴ってなのか、警備員は18人から47人に増えてます。15年でまず増えたんです。翌16年はさらに57人に増えました。
この年から新たにゲート式金属探知機、つまり全員あの空港のようなあれですね、このゲートを通って金属探知の検査をやることになったわけですよ。警備のやり方を抜本的に強化したことが分かるんですね。
これね、当然参加者を抑えたいってなりますね。全員通らなきゃいけないですね。で、この東京新聞にあるような警備体制の強化が求められた。
それに伴って、時間通りに皆さん入れてる、そのこと考えても、あるいはそのテロ対策やるにも、参加者、それは膨らまない方がいいですよ。抑えたいという動きがあったんじゃないんですか。これ、政府参考人、どうですか。

●水落敏栄(内閣委員長)
大塚大臣官房長。

●大塚大臣官房長
あの、予算の推移、それからその支出額のその項目の一つとしての、今ご紹介いただきましたような、その、いわゆるその警備用資機材といいましょうか、その関係する人件費も含めた支出でございますが、まああの、これはあの、今ちょっとにわかには確認できませんが、あの、私ども、提出した資料を元に作成されたとのことで、事実であろうと思っております。
で、一方で、その、あの、人数ところにつきましては、これはまさしくその時々、まあ功績功労を幅広く、まあ、招待をするということのもとに、毎年毎年判断をして、ああいった数字になってるとこでございます。

●水落敏栄(内閣委員長)
田村智子さん。

●田村智子(日本共産党)
じゃあもう一つ資料を見てみます。
内閣府が各省に出した桜を見る会への推薦依頼の文章の中に、桜を見る会招待者推薦名簿記入要領、これ、内閣府があの、各省庁にだしたものなんですね。
5ページ目と6ページ目にあるんですけれども、内閣府自体は廃棄したって言ってるんですけど、各省には保存してあるのでね、これも私あの取り寄せました。
そしたら、10年保存のところは10年分だしてくださったりしたんですよ。
で、文章が全省庁、同じものを出していることがわかりました。
それで資料としてですね、その5ページ目っていうのは、平成27年2015年のものなんです。
で、6ページ目が平成28年2016年のものなんですけどね、中身変わってるんですよ。
あの、大体中身一緒なんですけど、あの新たに加わった書きぶりのあるのが、2016年の文章9っていう番号ふってある項目なんですね。
今年度より招待者数の大幅見直しが行われた関係で、ご推薦枠につきましては厳守を願いますと。
で、さらには優先順位をね、明確にしてほしい。つまり推薦していただいても枠を抑えるからね、優先順位つけてもらって、どの人を優先的に推薦するかと。全部を招待できるわけじゃありませんよということまで書いてあるんですよ。
前、それ以前のには、ありません。ないんですよ。
ね、わざわざこういうことをお書きになったということは、これ、やっぱり招待者を抑えようという試みをしていたんじゃないんですか。

●水落敏栄(内閣委員長)
大塚大臣官房長。

●大塚大臣官房長
ただいま委員から、あの、ご紹介いただきました。
この28年出席名簿記入要領なるものでございますが、そこには確かにあの、今はご紹介いただき、記載がございます。
一方で、その、事実としてご紹介いたしますと、この28年の招待者数は13600人でございますが、その前年の27年も同じ13600人でございます。
当然、こうしたものは、その、その年の招待者を前提に、あの、ここはすいません、私の推測でございますが、当然作られているものとございますので、また、正直ちょっと今あの、お示していただいたこの記述が、どういうこと意味するのか、もうすでに私ども資料はございませんが、なかなかお答えをしかねるところでございます。

●水落敏栄(内閣委員長)
田村さん。

●田村智子(日本共産党)
いや、招待者がそうだったかもしれませんけどね、これね、参加者は2015年14700人から大きく伸びて、16000人にまで伸びているんですよ。
そうなると、私はまた別の招待ルートがあるのかなと、ちょっと思いてきてしまうんですけれども、これね。
だから、テロ対策を強化したの、明らかなんですよ。まったく抜本的に違うね、警備体制とってるんですから。
東京新聞書かれていたことは、私かなり本当だったんじゃないかっていう風に裏付ける資料だと思えるんですね。
で、ところがね、やっぱこれ官邸が参加者を抑えるということそのものには反発したのじゃないのか、私はそう思いますね。
事実、あの19日世耕弘成自民党参議院幹事長会見の中で、改選議員には慣例的に枠を多く割り当てていた。こういうに述べられている。昨日、各紙が一斉に報道をしていますよね。
抑えたかったんだけど、2016年は参議院選挙があると。招待者を減らすわけにはいかない自民党の中の事情があると。ね、これで実際の参加者は抑えたかったけれども、大幅に増えてしまった。違いますか官房長官。

●水落敏栄(内閣委員長)
菅内閣官房長官。

●菅義偉(内閣官房長官)
あの、先ほど来申し上げてますけども、そうしたあの、文章についても、私承知しておりませんし、私、この桜を見る会の責任者でありますので、そうしたことについては承知してないということを改めて申し上げさせていただきたいと思います。

●水落敏栄(内閣委員長)
田村さん。

●田村智子(日本共産党)
あの、世耕さんのね、その発言を聞いてもですよ、やっぱり選挙の当選のために、桜を見る会が利用されてきたって。だってそうでなければ、なぜ改選議員と2016年参議院選挙改選議員と非改選議員で、招待できる人数が違うっていうことになるんでしょうかね。どうですか官房長官。

●水落敏栄(内閣委員長)
菅内閣官房長官。

●菅義偉(内閣官房長官)
それはあの、全体を考えた上で、自民党で判断されたことだろうと思います。

●水落敏栄(内閣委員長)
田村さん。

●田村智子(日本共産党)
そうすると、総裁たるやっぱり安倍総理にですね、予算委員会に来ていただいて、一問一答私の質問に答えていただきたいというふうに思います。
先ほど小西議員から公選法の指摘がありました。あの、公職選挙法ってのは、自分の選挙のためだけじゃないんですよ。買収要件ってのはね、当選たらしめる誰かを当選させたいと、そういう目的をもってものを提供するね、お金を提供する、こういうこともダメなんだよってことを厳しく禁じてるんですよ。
私は、総理自身は自分の選挙は多分心配してなったと思いますよ。それは自分は楽勝だと思っていたでしょう。
でも、自分が総裁としてい続けるためにはですよ、安倍政権が安倍政権として生き残り続けるためには、選挙に勝ち続けなければならないんですよ。自民党の他の議員の皆さんを当選させなければならないんだと、そういう目的に桜を見る会を利用していたんじゃないのかという、この疑いなんですよ。これは公職選挙法違反の疑いだと私達指摘してるわけですね。
官房長官ね、もう数字も出したと。自民党枠6000人、総理枠1000人、これでもうね、出すものはないと、これ以上何質問するんだというようなつもりでお答えになったかもしれませんがお答えになった以上は、ますます疑惑が深まってきているんだということはね、本当に厳しく指摘をしておきたいと思います。
では安倍晋三事務所による桜を見る会招待者の名簿はどのように作られたのか。
昨日の衆議院内閣委員会では、安倍昭恵氏からの推薦も安倍事務所で受けていたという答弁がありました。
でも官房長官はね、まずそれはないっていう風に否定をされた。
で、もう一度答弁に立たれて、昭恵夫人付に確認したところ、推薦作業には一切関与していないというに、答弁をやり直しをされているんですよ。
ということは、安倍事務所にね、この人招待してねという風に、昭恵氏本人がお話をしていた。直接関与していたということになると思うんですが、確認をいたします。

●水落敏栄(内閣委員長)
菅内閣官房長官。

●菅義偉(内閣官房長官)
あの、私自身があの、一回答弁した後に訂正させていただいたのですけども、安倍夫人は安倍事務所でその推薦を作る中で、夫人が幅広く希望者を募るなど、安倍事務所として幅広く参加者を募る中でですね、夫人が意見を言ったということはあったということであります。
ただ、推薦については安倍総理名で、内閣官房と内閣府にその推薦をさせて頂いたとそういうことでありますので、安倍事務所の取りまとめの中にそういう意見を夫人からあったということであります。

●水落敏栄(内閣委員長)
田村智子さん。

●田村智子(日本共産党)
直接、つまり推薦する人の名前を安倍昭恵さんが安倍事務所とやり取りをしていたということ、今、お認めになりましたね。
あの、本当にね、あの、名刺交換を一度したらもうずっとその後、招待状が届くって言ってる方何人もいてですね、その中の一人は森友問題で国会が大変な時になってる時に、安倍昭恵さんがスキーに行っていたとスキー企画やってたと。
そこでね、インストラクターとしてとかね、そういうふうに関わった方が名刺交換して、何で自分のとこに桜を見る会の招待状が来るんだろうかと考えてみたら、あの時のスキー企画で安倍昭恵さんと名刺交換をした、これぐらいしか思いつかないで毎年来るって、こういう証言もあるわけなんですね。
これが、膨れ上がった実態の一つですね。名刺交換すればその人んとこに届くずっと届き続ける。異常ですね。本当に異常だと思いますね。
で、今取りまとめているだけだったって言ったんですけどね、私、安倍事務所の関わり方って本当に深刻で、あの大西審議官の昨日の衆議院の中の答弁でね、正直に実態をお話しいただいたんです。私とても高く評価したいと思うんです。
安倍事務所におきまして幅広く参加者を募る、募るんですよ。功労功績のある人を人選するんじゃないんですよ。参加者を募るんですよ、募る。
これがね、いかに桜を見る会の実態と違うかなんですよ。本来あるべき姿と。
あの、お配りしました資料の3ページ目。
4ページ目っていうのは、省庁に示した、これあの2015年2016年の省庁に示したこういう人を紹介してくださいっていう法務省のものなんですけどね。
各界の功績者法務省は推薦50名とされていますが、うち25名については、社会的に目立たない分野における功労者を推薦願います。
人選方法、まずあげられるのは勲章なんです。叙勲なんですよやっぱり。
で、様々な分野で勲章や表彰を受けた者、続いてねその社会的に目立たない分野っていうので指しているのは、例えば東日本大震災の時のねあの復興であるとか、ボランティアであるとかそういう方を是非招待してくださいと。さらには原則として同一人が同じ人が連続して招待を受けることのないように配慮願いますと。
ここまで基準は、明確なんですよ。人選なんですよ。
かたや安倍事務所は、参加者を募るなんですよ。募る。
しんぶん赤旗、どうやって募集をするか、安倍事務所作成の文書を入手致しました。日曜版11月24日号を資料として配付していますので見てください。
安倍事務所はそこに、あの入手した資料の写真で紹介してるんですけど、2月に桜を見る会のご案内と、参加申込書を配っています。2月吉日。
この申込書は、氏名住所職業の欄はありますが、功績功労肩書きを記入するところはありません。さっき肩書きって言ってたけどないんですよ。
その上、家族や知人友人が参加する場合は、用紙をコピーして利用してくださいという風にあるわけです。
ま、唯一ですね紹介者って書くようにあるので、どこどこの議員と繋がってるとかね、後援会の有力者と繋がりがあるよっての、分かるかもしれないんですけどね、そこもね、紹介者が本人だったら本人と書けばいいって書いてあるからどうしようもないですね。これね、何にもならないですよ。
総理は、私の事務所においては後援会の関係者を含め地域で活躍されているなど、桜を見る会の参加にふさわしいと思われる方をはじめ、幅広く参加希望を募り推薦を行っていたと答弁していますけれども、確かに安倍事務所参加者募ってました。
じゃあね、その中から絞り込みがどうやってできるんですか。肩書きもない。ね、地域での活動功績功労、これどうやって確認していたか、何かお聞きになっていますか。

●水落敏栄(内閣委員長)
大西内閣審議官。

●大西内閣審議官
ご推薦をいただく名簿といいますか、その欄の中には氏名住所、また役職等書いていただくことになっておりまして、そういうものをもとに、取りまとめをさせていただくものでございます。
またあの、先程来申し上げておりますように、社会的な、社会的常識に照らして問題があるような方につきましては、どなたからのご推薦でありましても招待しないこともありうるということでございます。

●水落敏栄(内閣委員長)
田村さん。

●田村智子(日本共産党)
あの、私ね、その文書の実物も手元に持ってますけれども、ないですよ肩書書くところって。氏名住所とかその性別とかね、そういうのは書くところはありますけれども、役職肩書き書くとこないですよ。
確認のしようがないというふうに思うんですけれども。
あの、そうでしょう、確認のしようなんかない名簿として上がってきたんじゃないんですか。

●水落敏栄(内閣委員長)
大西審議官。

●大西内閣審議官
えーと、氏名と住所、またあの、皆様に必ず役職なり肩書があるわけではございませんけれども、そういうものも書いていただければ、書いていただくということでございます。

●水落敏栄(内閣委員長)
田村さん。

●田村智子(日本共産党)
だから、ないんですよ。安倍事務所がそもそも参加申し込みをこれでやってくださいという紙には、肩書きもないし、役職も書いてないし、私はどこどこ地域で町会をやってますとか、どこどこ地域でボランティア頑張ってますとか、何回復興のねあのボランティアに行ってきました、災害ボランティア行ってました、何もないんですよ。何にもないんです。やっぱ確認のしようがないでしょ。

●水落敏栄(内閣委員長)
大西内閣審議官。

●大西内閣審議官
申し訳ありません、私、一点勘違いしておったかもしれません。
あの安倍事務所の方から募集をされると言いますか、ご案内を皆さまにされる様式、私、つまびらかに拝見しておりませんので、その様式ではございませんでした。
私が申し上げました名簿っていうのは、あの、各府省様なりにお願いをしている様式についてでございます。失礼いたしました。

●水落敏栄(内閣委員長)
田村さん。

●田村智子(日本共産党)
そうなんですよ。各省庁の方には、それをちゃんと書いてねっての、あのお配りしたの見ればわかるんですけどね。
あるんだけど、安倍事務所はそういうの全くなしに、参加者募ってそういう名簿が作られて、上がってきたんですよねってことを確認してるんです。

●水落敏栄(内閣委員長)
大西審議官。

●大西内閣審議官
あの、今、私安倍事務所様が、安倍事務所が、どういうものを受け取られて、それを私どもがお願いしている様式に、どう反映されたかというところまでは、詳らかにしておりませんので、あの、答弁は差し控えさせていただきます。

●水落敏栄(内閣委員長)
田村さん。

●田村智子(日本共産党)
まあね、メールも含めて廃棄したっていう苦しい答弁を続けられているので、そういうことしか言えないかと思うんですけど、じゃあ次ですね、もうちょっと見たいんですが、いやあのね、まずは無いんですよ。無いんです。人選なんかできる資料、なんにもないんです。
参加を申し込みした人には、全員すぐに次の文章が届くんですよ。桜を見る会について(ご連絡)っていう文書が届きます。
この度は総理主催桜を見る会へのご参加を賜り、ありがとうございます、というところから始まるんですけど、この文章の日付は2月吉日になってます。
内閣府が今年桜を見る会の招待状を発送したのは、いつからですか。

●水落敏栄(内閣委員長)
大塚大臣官房長。

●大塚大臣官房長
えーっと、突然のお尋ねですので、ちょっと今それを答えるべきものが持ち合わせてございません。申し訳ございません。

●水落敏栄(内閣委員長)
田村さん。

●田村智子(日本共産党)
午前中にちょっと追加ということで、通告をしたんですけれども、私の事務所には各省庁に内閣府が出したものがありましてね、各省庁に対しては推薦の締め切りは、今年は2月8日になってるんです。
で、招待状の発送は3月2日以降なんですよ。
ね、だから2月8日にあげていただいて、そこで一定のチェックは、これはやるのかもしれない。
各省庁分は2月8日にね、3月2日以降に招待状発送されるんですね。
これね、おかしくないですか。招待状が発送される前に、「この度は総理主催桜を見る会へのご参加を賜りありがとうございました」。おかしいでしょ。
普通、内閣府からの招待状が届いて、「ああ、自分は招待されたんだな」ってわかるんじゃないですか。
これ、招待状が届く前に安倍事務所が、「あなたはご参加ですよ」という文章出してることになりますよね。

●水落敏栄(内閣委員長)
菅内閣官房長官。

●菅義偉(内閣官房長官)
あの、具体的な内容を承知してませんので、答えることは控えさせていただきたいと思います。

●水落敏栄(内閣委員長)
田村さん。

●田村智子(日本共産党)
これ、すぐ確認できると思うんですが、内閣府3月2日でいいですよね、今年発送したの。

●水落敏栄(内閣委員長)
大塚官房長。

●大塚大臣官房長
何か、先ほどその郵送の記録みたいなものを確認を、というお問い合わせを伺ったと承知しておりますが、あのそれは日付、とどういったものなんというんでしょうか。
量を、どのくらい送って、どのくらい支出をしたかということは、確かに記録はあったでございますが、じゃあ具体的にそれで何を送ったかというところの記録までは、なかったという報告を受けております。
従いまして、具体的な特定のものについて、これ、いつ送ったのかということにつきまして、あの、正確なお答えを申し上げられない状況にございます。

●水落敏栄(内閣委員長)
田村さん。

●田村智子(日本共産党)
あのね、いま招待状そのもののコピーを小西議員から受け取りましたけれども、そもそも日付が招待の、その招待状の日付は3月なんですよ。
3月2日以降に発送が始まってるんですよ。
これ、私たち事務所の方で確認しましたけども、違うんですか。

●水落敏栄(内閣委員長)
大塚官房長。

●大塚大臣官房長
その、おおよその時期ということで申し上げれば確かにまあ、その、3月の上中旬というぐらいかと思いますが、ちょっと先ほどのお尋ねは、何日かというお尋ねだと理解いたしましたので、申し訳ございません。ああいう答えとなってしまいました。

●水落敏栄(内閣委員長)
発言者以外の方はご静粛に。
田村さん。

●田村智子(日本共産党)
ね、あの、だから、招待状の発送は3月以降なんですよね。3月に入ってからなんですよ。
ところが安倍事務所は、2月中に、「この度はご参加を賜りありがとうございます」っていうのを出してるわけですよ。
このね、あの、何ていうんですか、もうだから、人選なんかやってないですよ。事務所に申し込んだら、参加を募ったら、それはそのまま全部招待になってるっていうことを表してますよ。
しかも、この文章と一緒に届くのが、安倍事務所ツアー案。4月12日には3コースの都内観光で、夜の19時からは安倍晋三後援会夕食会。これ前夜祭のことですね。で、これらに参加しますか、どうしますか。アンケートに記入をして、回答するようになってるんです。
桜を見る会に行くことが大前提で、そこにどういうオプションをつけますかというアンケートなんですよ。で、オプションによって旅行会社に支払いもするんですよ。
そうするとね、申し込んだのに、「あなたは人選の結果推薦できませんでした」と、「招待はできませんでした」なんて、できっこないじゃありませんか。ツアーオプションまで選ばせて、旅行会社に振り込みさせて、そんなことできないですよね。
だから参加者を募って、そのまま招待していた、官房長官もこれ、認めるべきだと思いますが、どうですか。

●水落敏栄(内閣委員長)
菅内閣官房長官。

●菅義偉(内閣官房長官)
これも、何回とも答弁させていただいてますけども、いずれにしろ、最後の取りまとめを行うのは内閣府であり、内閣官房で取りまとめを行うわけでありますから、まあそこで決定をされるというふうに思ってます。

●水落敏栄(内閣委員長)
田村さん。

●田村智子(日本共産党)
あの、ぜひね、これもう安倍事務所と色々、内閣の方でやり取りをされていますでしょ。これどういう日にちで、こういうもの出してるのか。2月吉日っていうけどね、どういう日にちで参加を申し込んだ方々に出しているのか、どうして「参加をいただきありがとうございました」というような文章をね、作ることができたのか。取りまとめというのはメールで送られてきたものをそのまま発送の作業にかけるという取りまとめでしかなかったんじゃないのかってこともね、相当に疑われてるわけですから。
これ安倍事務所にしっかりと確認をして、ご報告いただきたいと思いますがどうですか内閣府。

●水落敏栄(内閣委員長)
菅内閣官房長官。

●菅義偉(内閣官房長官)
あのまあ、いずれにしろ、最終的には先程来申し上げましたけど、内閣官房と内閣府の中で取りまとめるわけであります。
そこで最終決定になるんだろうと思います。

●水落敏栄(内閣委員長)
田村さん。

●田村智子(日本共産党)
お調べ頂きたいんですよ。安倍事務所に問い合わせをしてください。で、ご報告いただきたい。いかがですか。もう明らかにするって、さっき約束したじゃないですか。

●水落敏栄(内閣委員長)
菅内閣官房長官。

●菅義偉(内閣官房長官)
先程来私申し上げておりますけど、安倍事務所におけるやり取りの詳細はこの承知しておりますが、総理からの推薦も含めて、内閣官房内閣府の取りまとめを行ったうえで、これ、招待することになっております。

●水落敏栄(内閣委員長)
田村智子さん。

●田村智子(日本共産党)
もう本当にね、安倍総理に出てきていただくしかないんですね。
こうなるとそのことがますます明らかになりました。最後5分。
ちょっとあの、ずっと問題になってるね、名簿の保存のことについても聞いておきたいんです。
あの、各省からの推薦は、各省庁に推薦名簿が保存されていると。
ところが内閣官房の今のね、総理からの推薦とかこういうもの、全部消去、廃棄、一年未満だから廃棄したっていう風に、あの、言われてるんですけれどもね。
色々省庁に出した文書も全部廃棄したっていう風に言ってるんですけどね、私とても疑問だったのは、あの、さっきのあの法務省の文章を見ても、例えば法務省に対して50人推薦してくださいねって書いてあるんですよ。
各省庁ね、バラバラなんですよ、これだけ推薦してください。あの、一覧表を見ていただければわかるんですけど、極めてバラバラなんですよ。
これね、各省庁例えば全く同じ数字だったら、別に文書廃棄してもですよ、その度に廃棄してもですよ、こうやってこうこの推薦枠でお願いしますって書けると思うんですけど、これだけバラバラの推薦枠をお示しになるには、これ、文書が残っていなかったら、私、内閣府は各省庁に示すことできないって思うんですけど、どうですか。各省庁に出している文書です。

●水落敏栄(内閣委員長)
大塚大臣官房長。

●大塚大臣官房長
まああの、なんて言いましょうか、確かにその委員ご指摘の面もあるかもしれませんが、少なくとも私どもとしてはこれは事実として、一年未満文書と位置付け廃棄をしているところでございます。

●水落敏栄(内閣委員長)
田村さん。

●田村智子(日本共産党)
あのね、まあそれでね、各省庁は何で取ってるかっていったら同一人物を繰り返し招待しないようにとかね、そういうこともあるから、それは3年とか5年とか10年とか、やっぱりそういうチェックをしていると思うんですよ。
本来だったら内閣官、房の資料もですよ。
私は内閣官房には芸能関係者も相当いるんじゃないのかとかね、報道関係者だってどっかの省庁、総務省とかっていうより、おそらく私は内閣官房じゃないかって思ってるんですけども、そういう方のね、やる時にですよ、前年度の名簿が全くない状態で、改めてそのいろいろ招待状を出すってことはおよそ考えられなくて、名簿の役割が終わるっていうのは、桜を見る会が終わった時じゃないと思うんですよ。少なくとも次の年の招待者を決めるような時までは取っておかなかったら、名簿としての役割を終えていないっていうふうに思うんですが、どうして内閣官房だけが1年未満なんですか。
自らの推薦のところも含めて、他のところ、そんなとこないんですよ。何で内閣官房だけが1年未満なんですか。

●水落敏栄(内閣委員長)
大西内閣審議官。

●大西内閣審議官
内閣官房の文章につきましては、内閣官房行政文書管理規則によりまして、定型的日常的な業務連絡、日程表に該当する文書と整理しておりまして、保存期間を1年未満としております。
先ほどらいご紹介ありますように、数千人に及ぶ個人情報が含まれている文書でありますので、それを適切に管理することは、なかなか困難もございますので、速やかに廃棄することとしているので、使用目的終わり次第速やかに廃棄してるものでございます。

●水落敏栄(内閣委員長)
田村智子さん。

●田村智子(日本共産党)
まあね、今年は5月9日に本当に捨てちゃったのかもしれない。
質問されると思ったから。
それ以前、そんな風にね、捨ててるはずないですよ。
官房長官ね、本当にもう、安倍総理に出てきていただいて、もう終わりじゃないと。
予算委員会に出るようにぜひ進言いただいて、私が様々指摘した問題にお答えいただくように、ご進言いただきたいと思います。お願いします。

●水落敏栄(内閣委員長)
菅内閣官房長官。

●菅義偉(内閣官房長官)
いずれにしろ、先程来ご議論いただいた中で、私どもは答えているという風に思っています。

●水落敏栄(内閣委員長)
田村さん。

●田村智子(日本共産党)
総理の公選法違反の疑惑なんですよ(そうだ)。政治の私物化そのものなんですよ。私物化されたことはもう明らかなんですよ。
ね、この問題は、絶対に総理に出てきて頂いて、一問一答でしっかりとご答弁いただく。膿を全部出し切る。
官僚の皆さんももう隠すことないです。持ってるもの、電子的データも含めて、ちゃんとご提出していただきたい。
このことを心からお願いして質問をおわります。