<30分質疑全体文字起こし> 「#桜を見る会」問題質疑 田村智子議員 2019年11月8日参議院予算委員会

【字幕】国費で後援会関係者を招待? 安倍晋三首相主催「#桜を見る会」問題 国会パブリックビューイング
2019年11月8日 参議院予算委員会
田村智子議員(日本共産党) vs 安倍首相・萩生田文部科学大臣・大塚内閣府大臣官房長
(2019年11月10日公開)
https://www.youtube.com/watch?v=7fxxo7K4Z1c&feature=youtu.be

●金子原二郎(予算委員長)
 次に、田村智子君の質疑を行います。田村智子君。

●田村智子(日本共産党)
 日本共産党の田村智子です。安倍内閣のモラルハザードが問われていますが、私は総理自身の問題を質問いたします。
 毎年4月、総理大臣主催の「桜を見る会」が新宿御苑で行われていますが、安倍総理の下で参加者数、支出額が、年々増えています。
 これ、2013年以前は資料がないということですので、2014年を見ると、参加者1万3700人、支出額3005万円。予算の1.7倍です。ここから伸び続けて、今年は参加者1万8200人、支出額5520万円。予算の3倍を超えました。
 驚くのは、来年度の要求額ですね。先の国会で、予算とかけ離れていると批判されたからなのか、今年度の支出額を超えて、5730万円を要求しているわけなんです。
 総理、なぜこんなに参加者と支出額を増やしてきたんですか。

●金子原二郎(予算委員長)
 内閣府大臣官房長大塚幸寛君。

●大塚幸寛(内閣府大臣官房長)
 あの、お答えをいたします。まず要求額でございますが、あの、この桜を見る会の概算要求に当たりましては、例えばテロ対策の強化や混雑緩和のための措置などの、近年に講じた改善点を反映させるなどいたしまして、まあ、実態に合わせた積算をさせていただきました。
 その結果として、今、ただいまご紹介ございました、来年度要求は5,728万8千円を要求をさせていただいているところでございます。
 それからあの、招待者等が増えている理由でございますが、こちらにつきましては、桜を見る会には、例えば外交団、国会議員、都道府県知事、議長をはじめ、各界において功績・功労のあった方々を、これは各省庁からの意見等を踏まえ、幅広く招待をしております。そしてその上で、内閣官房および内閣府において最終的に取りまとめているところでございますが、そうした結果といたしまして、こうした招待者、参加者が増えているということでございます。

●金子原二郎(予算委員長)
 田村智子さん。

●田村智子(日本共産党)
 まあ、総理主催ですからね、総理に答えていただきたいんですね。
 あの、次の資料でね、じゃあ、今、テロ対策等と言いましたけど、支出内訳見てくださいよ。一番経費がかかっているのは、飲食物提供ですね。で、これ、案内状も実は 2.5倍に増えてるんですよ。
 これ、案内状というのは、封筒の裏面は総理のお名前です。表面に招待者の名前を記して、必ず一人一人に送付をいたします。これ、招待者が本当に増えたってことがわかるわけですよ。
 で、招待者が増えれば参加者も増える、混雑緩和のために会場設営費もどんどん増えるとこういうことですね。
 もう一つ見たいんです。桜を見る会の開催要領、これ、あの、毎年閣議に配布がされているということなんですけれども、この中の招待範囲、今、色々言いましたね。確かに皇族とか各国大使、また議会関係や、あの、地方議会関係、行政関係、このあたりはですね、年々増えるってありえないんですよ。(「そうだ!」)
 内閣府に聞きましたら、推定だがまぁ2000人くらいでほぼ固定的だって言うんですね。
 そうすると、一番下ですね、「その他各界の代表者等」、これが増えたってことだと思うんですが。じゃあこれ、内閣府でいいですよ。その「等」を含めて、これはどういう方々で、一体どうやって、招待する人を決めるんですか。

●金子原二郎(予算委員長)
 大塚幸寛内閣府大臣官房長。

●大塚幸寛(内閣府大臣官房長)
 お答えをいたします。あの、今のその開催要領にあります、その「その他各界の代表者等」の「等」でございますが、これはあの、まさしくその各界において、その功績のあった方々を幅広く招待できるよう、「等」をつけているというものでございまして、なにかその、特定の分野ですとかカテゴリーを、あの、想定しているものではございません。
 あの、まさしくこういったことを含めまして、各省庁から幅広くご推薦をいただき、最終的に私ども内閣府、内閣官房において、取りまとめているところでございます。

●金子原二郎(予算委員長)
 田村さん。

●田村智子(日本共産党)
 各省庁から推薦をいただいて、功労・功績が認められる方ってことなんですね。「等」を含めて。
 で、あの、開催要領にはね、その計、約1万人なんですよ、招待範囲。当然、各府省はこれを念頭に入れて、功労・功績のある方を推薦しているはずで、事実、安倍総理より前は、だいたい 1万人前後なんですよ。なぜ1.8万人にもなるのかってことです。
 桜を見る会に参加したみなさんは、インターネットでその模様をたくさん発信していただいているので、見てみました。
 稲田朋美「日々の活動報告」、平成26年4月12日。桜を見る会、地元福井の後援会の、地元福井の後援会のみなさまも多数お越しくださり、大変思い出深い会になりました。これ、当時、規制改革担当大臣。
 「世耕弘成後援会ニュース」、2016年新年号。桜を見る会にて、地元女性支援グループのみなさんと、と。こういう写真が載っています。当時、官房副長。
 2016年に初入閣された松本純衆院議員の「国会奮戦記」。なかなか興味深いものがありました。2013年4月20日。内閣総理大臣主催、桜を見る会。役職ごとに案内状が割り当てられます。今回は限られた少数の案内しか入手できず、残念ながら後援会の皆様にご案内することができず、やむなくわが陣営は不参加。その後、2015年4月18日。選挙のウグイス嬢の皆様をはじめ、後援会の皆様と参加いたしました。
 もう一人ご紹介します。「はぎうだ光一の永田町見聞録」、2014年4月18日。総理主催の桜を見る会が催され、今年は平素ご面倒をかけている常任幹事会の皆様を「お招き」しました。夫婦でね 、はい。
萩生田大臣。当時は自民党総裁特別補佐ですけれども、「常任幹事会の皆様」というのは、どういう方で、どの府省が推薦してくださったんでしょうね。

●金子原二郎(予算委員長)
 萩生田文部科学大臣。

●萩生田光一(文部科学大臣)
 桜を見る会については、各界において功績・功労のある方々を、各省庁からの意見等を踏まえ、幅広く招待しているものと承知しており、最終的な取りまとめは内閣官房及び内閣府において行われていると承知しております。
実際に参加された方は、手続きに則り招待された方であると承知をしております。

●金子原二郎(予算委員長)
 田村さん。(「いやいやいやいや」)
 田村さん。(「止めてください」)
 田村さん。 (「止めてください」「申し訳ないんですけど、時計を止めてください」「止めてますか」)
(速記、止まる)
 萩生田文部科学大臣。

●萩生田光一(文部科学大臣)
 あの、自分の知り合いの方を、のべつまくなし呼べるという仕組みに、なっておりません。その方たちが、例えば各種業界団体の東京都単位の役員になっている、そういうような方について・・・・・・それは何年のでしょう・・・・・・常任幹事の中に(笑)、そういう各種団体の長の方がいらっしゃって、その方達がお招きをされたと承知しております。
まああの、私が主催者じゃないのに、何かお招きしたというのはちょっとあの、僭越ないいまわしだなと思います。

●金子原二郎(予算委員長)
 はい。田村智子さん。

●田村智子(日本共産党)
 常任幹事会って何ですか。常任幹事会って、何の団体の常任幹事なんですか。

●金子原二郎(予算委員長)
 萩生田文部科学大臣。

●萩生田光一(文部科学大臣)
 2014年の常任幹事会というのは、後援会の中の常任幹事の方ということだと思います。

●金子原二郎(予算委員長)
 はい、田村智子さん。

●田村智子(日本共産党)
 後援会なんですよ。
 総理ね、つまり自民党の閣僚や議員のみなさんは、後援会支援者の招待枠、これ、自民党の中で割り振ってるってことじゃないんですか。これ、総理じゃなきゃ答えられない。総理、お答えください。
 総理でなきゃ答えられない。総理でなきゃ答えられないでしょ。

●金子原二郎(予算委員長)
 大塚・・・・・・(「答えられない」)・・・・・・安倍内閣総理大臣。

●安倍晋三(内閣総理大臣)
 あの・・・・・・(「なんで内閣府が答えられるの!?」)
 ・・・・・・あの、いや、今、説明しますから。
 桜を見る会についてはですね、各界において功績・功労のあった方々をですね、各省庁からの意見等を踏まえ、幅広く招待をしております。
招待者については、内閣官房および内閣府において、最終的に取りまとめをしているものと承知をしております。
 私は、主催者としての挨拶や招待者の接遇は行うのでありますが、招待者のとりまとめ等には関与していないわけであります。
 その上で、個々の招待者については、招待されたかどうかを含めて、個人に関する情報であるため、従来から回答を差し控えさせているものと承知をしておりますが、詳細についてはですね、詳細については、政府参考人に答弁させます。

●金子原二郎(予算委員長)
 田村さん。

●田村智子(日本共産党)
 いや、もうちょっと安倍総理のことでお聞きしますよ。
 友田たもつ、下関市選出の山口県議会議員のブログ。2014年5月1日号。
 4月12日、安倍首相が主催する桜を見る会に行ってまいりました。今回は私の後援会女性部の 7名の会員の方と同行しました。早朝7時30分にホテルを出発し、「貸し切りバス」で新宿御苑に向かい、到着するとすぐに安倍首相夫妻との写真撮影会。安倍首相には長く政権を続けてもらい、今後もずっと、桜を見る会に下関のみなさんを招いていただきたい、とあるのですね。ホテルから貸し切りバスで移動する、と。
 総理ね、総理ご自身も、地元後援会のみなさんを多数、招待されてるんじゃないですか。

●金子原二郎(予算委員長)
 安倍内閣総理大臣。

●安倍晋三(内閣総理大臣)
 あの、今、申し上げましたように、桜を見る会についてはですね、これは昭和27年以来、内閣総理大臣が各界において功績・功労のあった方々をお招きをし、日頃の労苦、慰労をするためなどのため、開催しているものと承知をしておりますが、これは萩生田大臣からも答弁させていただいた通りですね、様々な、例えば地元において自治会等等等ですね、あるいはPTA等で役員をされている方々もおられるわけでございますから、当然そういう方々とですね、これは、あの、後援会に入っている方々が、これは重複することも当然あるわけでございまして、そういう中で招待されているものと承知しております。

●金子原二郎(予算委員長)
 田村さん。

●田村智子(日本共産党)
 これね、じゃあちゃんと調べてくださいよ。例えば、友田県議後援会の女性部、どういう功労・功績が認められたのかと。で、どの府省が、府省っていうのは、内閣府とその他いろいろな省ってことですよね、どの府省の推薦で招待されたのか、ちゃんと調べてくださいよ。総理。

●金子原二郎(予算委員長)
 はい、大塚官房長。

●大塚幸寛(内閣府大臣官房長)
 あの、具体的な、その招待者の、その推薦、例えば推薦名簿ですとか、推薦に係る書類は、これはあの、毎回のその桜の会の終了をもって使用目的を終えるということもございますし、それからその、個人情報を含んだ膨大な量の文書を適切に管理すると必要が生じることもございまして、これは従前から、その一連の種類につきましては、保存期間1年未満の文書として、終了後遅滞なく廃棄する取り扱いとしているところでございます。

●金子原二郎(予算委員長)
 田村さん。 (「いやいやいやいや」)

●田村智子(日本共産党)
 いや、あの、本当にね、検証ができない状態なんですよね。
 私もね、友田県議とか下関の後援会の人が、なんで招待されるんだろうかと。だって、内閣府が発送しているので。
 で、わが党のしんぶん赤旗、現地取材をしました。下関市の後援会員の男性は、今年の桜を見る会について、こうお話ししてるんです。
 2月ごろ、下関市の安倍事務所から、桜を見る会に行きませんかと、案内がきた。名前や住所などの必要事項を紙に書いて、安倍事務所に送り返すと、内閣府から桜を見る会の招待状が届いた。安倍政権になってから、毎年参加している。下関からは、毎年数百人が上京すると。(「えー!?」)
 案内状というのは、発送は内閣府が一括して行い、必ず招待者一人ひとりに当てて送付をする。これ以外の発送ルートは、ありません。
 総理、安倍事務所が取りまとめをしなければ、下関市の後援会員の名前や住所が、どうしてわかるんでしょうか 。(「そうだ!」)
 これ、もしね、内閣府が独自に知っていたってことになると、さらに大問題だと思うんですけれども、総理いかがですか。(「いや総理で」)

●金子原二郎(予算委員長)
 大塚大臣官房長。

●大塚幸寛(内閣府大臣官房長)
 あの、お尋ねの招待状につきましては、あの、まさしく各府省等を通じて、もともとご推薦をいただいておりますし、その各府省等を通じて発送いただくなど、できるだけ最も効率的と考えられる方法で招待者のお手元に届くように、毎回しているところでございます。

●金子原二郎(予算委員長)
 田村智子さん。

●田村智子(日本共産党)
 あのね、そんなことを聞いてんじゃないんですよ。
 その下関市の後援会の人たちの名前を、じゃ内閣府、もうお答えいただくって言うんだったらね、どうやって確認したんですか。どうしてわかったんですか。各府省のとりまとめなんでしょ。どの府省が下関の、ね、あの安倍さん関係の後援会の人の名前と住所を、押さえることができるってことなんですか。

●金子原二郎(予算委員長)
 大塚大臣官房長。

●大塚幸寛(内閣府大臣官房長)
 あの、その具体的な、各、その推薦者の、最初の取りまとめの検討の過程に係る情報につきましては、あの、これを明らかにすることは、内閣官房、内閣府におけます円滑な取りまとめに支障を及ぼす恐れがあると考えてございまして、あの、ただいまのお尋ねにつきましては、お答えを差し控えさせていただきたいと考えております。

●金子原二郎(予算委員長)
 田村智子さん。

●田村智子(日本共産党)
 これね、私たちはね、総理、お答えくださいよ。「安倍事務所」に申し込んだら内閣府から招待状が来たという証言を、複数の方から得ているんですよ。得ているんですよ。それ以外に発送する術は、ないんですよ。
 そうじゃないって言うんだったら、これ、ちゃんと安倍事務所に確認してくださいよ。地元事務所に。総理。

●金子原二郎(予算委員長)
 安倍内閣総理大臣。

●安倍晋三(内閣総理大臣)
 あの、これ、先ほど、あの、赤旗の取材に、私の後援者が、あの、答えたということは、私も寡聞にして存じ上げないのですが。
 あの(笑)、そこでですね、今もうすでに申し上げておりますように、個別の方については、招待されたかを含め、個人に関する情報であるため、回答を差し控えさせているというのが、従来からの政府の立場でございます。

●金子原二郎(予算委員長)
 田村智子さん。

●田村智子(日本共産党)
 これね、開催要領の逸脱が疑われてるんですよ。(「そうだ!」)
 各界を代表する、功労・功績のあった方を、府省が取りまとめて、ね、招待するんですよ。これ以外ないんですよ。
 じゃ、萩生田さんの後援会の常任幹事。萩生田さん、これ何の功労・功績があったと思われます?(「何であなたが答えるの!?」)

●金子原二郎(予算委員長)
 大臣官房大塚君。(「何であなたが答えるの!?」)
 大塚君。はい。大臣官房長。

●大塚幸寛(内閣府大臣官房長)
 あの、先ほど総理からもご説明いたしましたが、その個々の方について、その功績・功労は何か、その以前に、その招待されたかどうかということは、これはあの、個人に関する情報でございまして、あの、お答えを従来から差し控えさせていただいているところでございます。

●金子原二郎(予算委員長)
 はい、田村智子さん。

●田村智子(日本共産党)
 これね、今、後ろからもありました。税金を使った公的行事なんですよ。(「そうだ!」)
 誰でも参加できるわけじゃないんですよ。(「そうだ!」)
 だから、招待範囲も人数も、開催要領を閣議に配って、それで府省からの推薦で、功労・功績が 認められる方を招待するんですよ。
 そしたらね、当然、それぞれの方にどのような功労・功績があるのか、これ、説明できなきゃおかしいですよ。 (「そうだ!」)
 それが、桜を見る会なんじゃないんですか、総理。総理、お答えくださいよ。そういうものでしょ。

●金子原二郎(予算委員長)
 大塚大臣官房長。

●田村智子(日本共産党)
 公的行事で、あなた(大塚大臣官房長)、もういい、もういい、もういい。手、あげないで。

●金子原二郎(予算委員長)
 安倍内閣総理大臣。

●安倍晋三(内閣総理大臣)
 あの、先ほど来答弁をさせていただいておりますようにですね、桜を見る会については、 昭和27年以来、内閣総理大臣が、各界において功績・功労があった方々をお招きをし、日頃の労苦をですね、日頃の労苦を慰労するため、開催をしているものでございます。
 で、先ほど申し上げて来、申し上げておりますようにですね、個々の方々につきましてはですね、個人情報であるため、回答を控えさせていただいているということでございます。

●金子原二郎(予算委員長)
 田村智子さん。 (「全然だめ!」)(「全然だめ!」)
 田村智子さん。 (「ちょっと時間止めてください」)(「全然答えになっていない」) (「ちょっと時間止めてもらえますか」)
 速記止めてください。
(速記、止まる)
 田村智子さん。

●田村智子(日本共産党)
 そしたらね、委員長ね、私の質問、全然、お答えいただいてませんので、先ほどの萩生田幹事長の常任幹事会、後援会、常任幹事会、これ、どの府省からなのか。下関の安倍事務所、ね、これね、安倍事務所に、どっかの府省が連絡とったのか、こういうことをぜひね、これ、お調べいだだいて、ちゃんと委員会にご報告いただきたいというふうに思うんですね。はい、お願いします。

●金子原二郎(予算委員長)
 じゃあ、後刻理事会で協議をさせていただきます。はい、田村智子さん。

●田村智子(日本共産党)
 もうちょっと、ブログ、見てみたいんですよ。
 藤井律子、山口県周南市長のブログ。2018年5月4日。これ、当時、あの山口の県議なんですけどね。
 桜を見る会に行ってきました。片山さつき先生とも久しぶりの再会を果たしました。「今日は山口県からたくさんの人が来てくださっているわね、10メートル歩いたら 山口県の人に出会うわよ」といつものように元気よく、お声をかけていただきました。
 まあ、こういうのはねぇ、もう、いっぱいあるんです。インターネットで検索すると。
 結局ね、私はね、税金を使った公的行事っていう自覚もなく、安倍総理が地元からの招待者を どんどん増やしたんじゃないかと。さらにはね、地元後援会の恒例行事にしてきたんじゃないかっていうことも指摘したいんです。
先ほどの友田県議のブログです。桜を見る会の記述は、前日の行動から始まります。
 前日の早朝に飛行機で上京。夜にはANAのインターコンチネンタルホテルの大広間において、下関市、長門市、そして山口県内外からの招待客約400人による安倍首相夫婦を囲んだ盛大なパーティー。次の日、早朝7時30分にホテルを出発し、貸し切りバスで新宿御苑にと、続いていくんですね。
 もう一つ、吉田真次、下関市議会議員。今年の桜を見る会について、ブログで発信しています。
 やはり前日12日に飛行機で東京へ。夜は桜を見る会の前夜祭。安倍総理夫妻と写真をとっていただきました。で、前夜祭の宴会会場の写真。続けて翌日の新宿御苑の写真なんですね。
 総理ね、もうこれね、総理しか答えられないです。
 桜を見る会は、安倍晋三後援会桜を見る会前夜祭とセットで、総理が後援会や支援者、山口県の関係者のご苦労を慰労し親睦を深める、そういう行事になってんじゃないですか。

●金子原二郎(予算委員長)
 安倍内閣総理大臣。

●安倍晋三(内閣総理大臣)
 あの、桜を見る会につきましては、すでに政府委員から答弁をしている通りでございまして、個々の個人名等々については、お答えは差し控えさせていただきたいということでございます。

●金子原二郎(予算委員長)
 田村智子さん。

●田村智子(日本共産党)
 前夜祭と一体でしょ。で、もう少し示しますよ。
 首相動静。この3年間、桜を見る会の前日、ホテルニューオータニの宴会場で安倍晋三後援会、桜を見る会前夜祭に出席と。3年間ずっとあるんですよ、総理。
 それ以前も、ホテルや名称は異なりますが、必ず前日夜は後援会の方々と懇親会、宴会に、ご夫婦でご出席されてるんですよ。総理は。よくご存じでしょう。ご自身が。 (「そりゃそうだ」)
 今年の前夜祭の参加者は約850人。 (「おー!」)(「えーっ!?」)
 翌朝、貸切バス17台で新宿御苑に移動。 (「おいおい」)
 これはね、あの、防府市ライオンズクラブの会報に寄せられた寄稿。あの、寄せられた文章からわかりました。また、私たちの取材でも、複数の参加者からですね、貸切バス17台だと。で、自分は何番目に乗るんだということがね、全部確認できたわけですよ。
 まさに安倍総理の後援会の一大行事になってるんじゃないかと。 (「税金使うな」)
 違いますか、セットでしょ。総理も、総理にとっても、桜を見る会前夜祭と翌日の桜を見る会がセットになって、山口県のみなさんと親しく懇親をする、そういう場になってんじゃないですか。

●金子原二郎(予算委員長)
 安倍内閣総理大臣。

●安倍晋三(内閣総理大臣)
 あの、その、懇親会にですね、私が出席をして、写真等をとっているのは事実でございます。
 もちろんそれは、各個人がですね、それぞれの費用によって、この、上京し、そして、この、その、ホテルとの関係においても、それ、ホテルに直接、払い込みをしているというふうに、承知をしているところでございます。
 なお、この招待客については、先ほど来から答弁をしているとおりでございます。(「それでいいんですか!?」)

●金子原二郎(予算委員長)
 田村智子さん。

●田村智子(日本共産党)
 セットなんですよ。じゃあね、桜を見る会当日の首相動静、これも指摘します。
 今年は午前7時48分、総理は夫妻で新宿御苑に到着。そして7時49分、昭恵夫人とともに地元の後援会関係者らと写真撮影とあります。さかのぼれば毎年、午前8時前に地元後援会関係者らと写真撮影されているんですね。
 桜を見る会の開門及び受付時間は、午前8時30分です。開門もしていないのに、会場で地元後援会のみなさんと記念撮影を毎年されておられる。これ、まさに後援会活動そのものじゃないですか。(「そうだ!」)

●金子原二郎(予算委員長)
 安倍内閣総理大臣。
 大塚大臣官房長。
(「だめだめだめ!」)(「なんで内閣府が答えられるんですか!?」) (「委員長」)
 大塚大臣官房長。
(「大問題ですよ」) (「委員長、これはだめです」)(「これはだめです。これはだめです」)(「なんで分かるんですか、総理の後援会活動が」)(「時間止めてますか」)(「運営なんか聞いていませんよ」)(「時間止めてますか」) (「委員長、だめです、総理です」)(「一応そっちから答えたから」) (「総理からまた)」(「だめです」)(「終わっちゃうでしょ」)
 はい、大塚大臣官房長。はい。

●大塚幸寛(内閣府大臣官房長)
 あの、桜を見る会の、あの開園時間につきましては、開催要領で定めております通り、午前8時半から午前10時30分の間の随時入園、参観ということになっております。
 これが桜を見る会でございます。

●金子原二郎(予算委員長)
 安倍内閣総理大臣。 (「なんで出てきたんだ」)
 あの・・・・・・ (「なんで出てきたの」)・・・・・・これは、招待者のですね、ええ、その、それぞれの受付時間の対応に関するこの情報につきましては、これはセキュリティに関することであるため、回答を差し控えさせていただきたいと、このように思います。

●金子原二郎(予算委員長)
 田村智子さん。

●田村智子(日本共産党)
 だから、なんで開門前に、山口の後援会のみなさんと、あなた、写真を撮ってるんですかってことなんですよ。答えてくださいよ。

●金子原二郎(予算委員長)
 安倍内閣総理大臣。

●安倍晋三(内閣総理大臣)
 あの、これについてはですね、どういう形で私が動くかということにも関わってまいりますので、その、セキュリティに関わることでございますので、回答を控えさせていただきたいと思います。

●金子原二郎(予算委員長)
 田村さん。

●田村智子(日本共産党)
 しんぶん赤旗の取材でね、下関市の後援会の男性。
到着すると安倍事務所の秘書らがバスの座席を回って、入場のための受付票を回収する。その秘書が受付を済ませ、参加者用のリボンを配る。まとめてのチェックインで、手荷物検査はなかった。
 何がテロ対策を強めたですか。 (「何がセキュリティーだ」)
 これ、調べてください。調べてください、総理。

●金子原二郎(予算委員長)
 はい、大塚大臣官房長。
(「だめです、だめです、だめですよ。止めてください、ちょっと」)(「時間止めてください。まず時間を止めて。時間止めて」)
 速記を止めてください。
(速記、止まる)
 はい、大臣官房大塚君。簡単に。

●大塚幸寛(内閣府大臣官房長)
 お答えいたします。あの、受付に関する、その、お尋ねだというふうに、あの受け止めました。あの、受付時の対応に関する情報は、これはまさしくセキュリティに関することであるため、あの、お答えは差し控えさせていただきたいと考えております。

●金子原二郎(予算委員長)
 はい、安倍内閣総理大臣。 (「時間」)

●安倍晋三(内閣総理大臣)
 あの、今、あの、政府参考人からお答えをさせていただきましたように、受付の仕方、等々につきましてもですね、これはあの、まさにこれは、例えば、まあ、その後の私との関係においてもですね、これはセキュリティに関わることでございますから、これはお答えを差し控えさせていただきたいと、このように思います。

●金子原二郎(予算委員長)
 時間が・・・・・・

●田村智子(日本共産党)
 開門前にね、手荷物検査もしないで大量に入ったら、それこそセキュリティ上の問題じゃないですか。(「そうだ!」)
 桜を見る会は参加費、無料なんですよ。会場内でも無料で、樽酒その他のアルコール、オードブルやお菓子、お土産を振る舞うんですよ。(「はい時間が来ております」)
 ね、これを政治家が自分のお金でやったら、明らかに公職選挙法違反。 (「そうだ!」)
 そういうことをあなたは、公的行事で、税金を利用して行なっているんですよ。(「時間が来ておりますので」)
 これだけの重大問題だと、まさにモラルハザードは、(「時間が来ております」)安倍総理が起こしていると、このことを指摘して質問を終わります。

●金子原二郎(予算委員長)
 以上で、田村君の質疑は終了いたします。

<参考情報>
「桜を見る会」安倍政権の私物化やめよ
2019.11.8 田村智子副委員長・参院議員コメント
 「安倍政権のモラル・ハザードを追及する」参院予算員会質疑を終えて

https://www.youtube.com/watch?v=d_jNl_PisMo&feature=youtu.be