いとしき日々

はやくも、あと1週間ほどで生後半年をむかえます。

病室で泣きながら夜中じゅう息子を抱っこしていた、あの日から半年。
ふにゃふにゃだった息子は、大きくむちむちとたくましく成長しました。

首もすわって、寝返りもして、いつもなにかを一生懸命に舐めて。放置していると奇声をあげて怒って、抱っこしたら「しめしめ」という顔をして。ねむたくて大泣きして、わたしのいないいないばあで大笑いして、しゃっくりして。夫のくしゃみに毎回おどろいて。

同じような毎日の繰り返しだけど、それでも少しずつ大きくなって、できることが増えて、確実に成長している。そんな彼の一番そばにいられることが、とてもとてもしあわせです。

この半年、辛かった日もあった。いまだに夜通し眠れる日はない。けど、振り返ればどれも愛しい日々。わたしをおかあさんにしてくれてありがとう。生まれてきてくれてありがとう。

4ヶ月検診の頃は、成長曲線にギリギリ入るくらい、細身だったのに、今は真ん中くらい。脚がむっちむちで、この世でいちばん気持ちいいものなのでは?というくらい尊い。歩き始めたらシュッとしてくるだろうから、このまま切り取ってスクイーズみたいにしたいくらい。

蛍光灯の灯りを映して、彼の瞳はいつもきらきらと輝いている。わたしをみつけて、にたっと笑う。かわいい。ほんとうに、かわいい。彼の笑顔を見ながらこんな感情があったんだと思う。うれしくて、たのしくて、やわらかくて、あったかいきもち。こんな愛おしい日々があったこと、私の人生の宝物だなあ。

もちろん、将来もとても楽しみ。歩けるようになって、同じ食事ができるようになって、話せるようになって、一緒に行きたい場所やりたいこともたくさんある。けど、24時間一緒にいられて、彼のほとんどを私が占めていられる時間は、育休のあと1年ちょっとしかないんだな。そう思うと、成長が、少しさみしいような。いつまでも、わたしの赤ちゃんでいてほしい。抱っこされて眠ってほしい。

生後半年、おめでとう。
これからもすくすくとおおきくなって。でももう少し、ママのあかちゃんでいてね。


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