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家族5人で7カ月間の世界一周

2019年7月から2020年2月まで
家族5人で7か月かけて世界6大陸、19か国を巡ってきました。

世界一周は私と旦那の学生時代に付き合った時からの夢。
初めて一緒に旅行したオーストラリアで、
「このまま2人で自由に世界を巡れたらいいなぁ」と思ったところから始まったこと。
でも就職、結婚、起業、そして子供が3人も生まれ忙しい日々の中で、
人生をかけて叶えたいでっかい夢になっていた世界一周。

その中2018年旅のイベント「旅祭」の帰りに長女の
「私、家族で世界一周したいな」
という一言をきっかけに、「今しかない!」と突然現実的に。
でも旦那は普通のサラリーマン。
子供は小3の長女、小1の長男、1歳の次女。
しかも長男はダウン症。

家族揃って日本を出発するためには、仕事、学校、お金などたくさんの問題がありました。
その中私たちが選んだのは、全てを捨てて旅に出ることではなく
日本と繋がりを持ちながら出発すること。

旦那は3人目にして初めての1年間の育休を取得。
私は旅先でも仕事ができるように整え、
長女、長男は親の都合で海外へ出るため在籍しながらも不登校に。
(義務教育なので、進級できます)

日本に帰ってくる場所を残しながら、
(何なら出発を決める3カ月前に新築を建てたばかりw)
世界を家族のペースで自由に旅する覚悟を決める。

家族での世界一周は旅をするというより、世界中の街で生活するという感覚。
アパートを借りて毎日午前中は家事をして、午後子供たちと公園で遊び、
夕飯は何にしようか相談しながらスーパーへ。
買い物をして一緒に夕食を作り、お風呂に入れて寝かしつけ。
私は家族時間と平行して仕事をする。
日本と同じように日常を過ごしつつ、
遊ぶ公園はサハラ砂漠だったり、マチュピチュだったり、ウユニ塩湖だったり。

“旅先の街の非日常の中で、いつもの日常を過ごす”

これが世界一周をした中で感じた初めての感覚だった。

元添乗員、その後もハネムーンプロデューサーとしてずっと旅行業に携わってきた私。
公私ともに旅はずっと私のライフワークだったけれど、家族で長期旅をするということは初めての挑戦。

もう小学生になった子供たちと7か月もほぼ24時間一緒に過ごすことができるなんて、きっとこの先の人生で一生ない。
いつもは「子連れ」と思っていたことも、旅先の街で私たちは平等。
5人が5人とも役割を担い、得意を持ち寄り、苦手を補い合ったチーム。
夫婦での旅だったらもっと楽だったかもしれないけれど、
この5人だったから見れた世界。出逢えた人々。

そして母として、旅のプロとして、ビジネスマンとして、一人間として
感じたこと。家族の成長。これからへ繋がる軌跡を残していきたいと思いNoteを始めました。

人生わかけての壮大な夢だと思っていた世界一周。
終わってみると、家族で濃い時間を過ごすため、
これからの人生をより楽しむための手段のひとつだったと思う。

20歳からの15年かけた夢はこれで終わり、
次は50歳に向けて歩き始める。

旅先の街角での気づきと、旅を通しての恩返しを綴っていきます。

2020年2月  
世界一周から帰国し、4日後に出発した家族で英語留学先のセブ島より

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