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RAGE前の調整相手になったら滅茶苦茶感謝された話

皆さんこんばんは、みたらしです。

先日チムメンに「ブログの前置きが長い。コース料理頼んだら前菜で炒飯出てくるようなもの」と言われて破産しました。人のブログで勝手に胃もたれを起こすな。

ということで、今回は前置きを短めで本文を長めに書こうと思います。それではいってみましょう。




事の発端

それはROG期のRAGE付近のとある日。チムメンのとある少年(ここでは仮にA君とします)から、RAGE直前だから練習に付き合ってほしいという依頼を受けました。……ほう、この私をねぇ。

ここでもうテンションは最高潮。わ、わ、私頼られてるぅ!生まれて初めて他人に頼られたということに喜びを隠せません。リーダーのこの私を頼り切っていることが明白である素敵なお誘いに浮かれていましたが、ここでふとあることを思い出して我に返り返事を躊躇してしまいました。

それは、私がシンプルにShadowverseが下手だという悲しい事実です。

どうにかしてオブラートに包んだ綺麗な言葉で表そうと思いましたが、あまりにも下手すぎるため下手以外の表現を見つけられませんでした。まるで英語の教科書に載っている例文のような日本語ですね。テストに出ます。

なお、私のシャドバの下手具合はつい先日ブログに載せたRAGEの持ち込みデッキリストから滲み出ているので、割愛いたします。見ましたか?あれ。シャドバ苦手な者じゃないとあんなデッキ作らないでしょ。多分シャドバ向いてない。

しかし、チーム内で数少ないシャドバを愛する者である彼のお願いを無下にすることは出来ません。こんな私で良ければ相手をしよう、ということで後日通話を行うことにしました。貴重なチーム通話、最後にしたのは何時ぶりか。悲しいこと忘却の彼方へ飛んでいます。ちゃんと活動せい。

それにしても、何故彼はチーム内で最もシャドバが下手な私にこのようなお願いをしてきたのでしょう?彼ほどの有識者ならばみたらしが相手では何の練習にもならないと理解出来ているはずです。この理由については私が尋ねるまでもなく本人の口から聞かされました。


「対面がアームデッキの時のプレイング磨きたいから、運量だけ1番高いリーダーに頼みたい」


キレそう(キレてる)。



瞬間、罵倒、重ねて

褒められているのか貶されているのかわからない有難いお言葉をいただき、通話相手にこちらの表情が見えないのを良いことに般若の如く顔を歪めつついざ勝負。使用デッキですが、A君からの依頼は「エイラビショでよろしく」ということでしたので、言われた通りにエイラを使うことに。

ここでふと、今までチムメンに言われた言葉がまるで走馬灯のように蘇ってきました。それがこちら。

「プレイングが運量に追いついてない」
「本当に運が良い。ここまで運の良い人間まずいない」
「運量だけならRAGE優勝」
「Spic◯esがこの運量持ってたら永遠にRAGE優勝してる」

等々。……え?これもしかして貶されてる?

思い返すとこの1年、リーダー様に対する扱いがやけに悪かったような気がします。もしかして私は富岡義勇の如く自身が皆に嫌われていることに気付いていないのでしょうか。馬鹿にするな、こっちは腐ってもスタンダード期から始めている古参なんだ。舐めてると痛い目見るぞ、絶対吠え面かかせてやる。

チームメイトたちへの怒りに震えながら復讐を決意した私は、エイラビショの中でも調整に調整を重ねた自慢のデッキを叩きつけてやることにしました。絶対ボコボコにしてやる、という固い意志が力の源です。まるで蛮族。「そんなんだからシャドバ女子友達が出来ないんだよ」と昨日の通話でも言われたばかりです。余計なお世話だ。

闘争心に塗れたゴリラは来週の土曜まで大量殺戮が止まらない。まるで阿修羅カブトのような破壊衝動を内に秘め、A君を完膚なきまでに叩きのめすべく私は張り切って勝負に臨んだのでした。



アームレスリング大会優勝

1戦目、当然の如くエイラに最速進化を切った私は自身の運量の高さを再認識しました。まあ試合には負けたんですけれどね。しかしここまでは前座、本番はこれからだ。

完全な余談ですが。運量が高いといえば、ついこの間のクイーンカップ前日も時間が余っていたのでホテル近くのパチ屋に行ったら、まどマギ新編が1kでヒットし結局23連して8万勝ちました。やはりまどマギは“答え”。翌日死ぬほど皆にたかられたのは良い思い出です。

そうして2戦、3戦と回数を重ねていくうちに我々はあることに気が付いてしまいます。


わて、毎試合最速でエイラに進化切りますやん。


後手4t目、先手5t目に当然の如くエイラ進化。親の顔より見たエイラ。幸運EXも目ではありません。調子に乗りました。すみません。いつか炎上して謝罪会見を開く羽目になりそう。

『約束された勝利のエイラ』は止まることを知らず、A君も通話越しに大笑いしていました。私にはどうやらゲームをするだけで人を笑顔にする能力が備わっていたようです。ラブアンドピース。

それにしても、毎試合最速エイラに進化を切れるとはどういうことなのか。もしも数学の得意な方がこのブログを読んでいらっしゃいましたら、替わりに確率を計算しておいてください。天文学的数字になりそうなので私は諦めました。そこまで頭が良かったならば今頃超一流企業に勤めていることだろうし、バイトなんてしてない。

恐ろしいまでの運量、最早自分の才能が怖い。そういえば、幼い頃にいつどこで御神籤を引いても大吉しか引かなかったため、御神籤には大吉以外が実装されていないのだと勘違いしていたことがあります。当然そんなはずはありませんが。

手元になくともトップで解決したり、ひたすらエイラやクルトなど進化時効果のあるフォロワーを進化させたりしながら、順調に試合を進めていきます。早くRAGEでこれになりたい。

運量のみたらし、実力のA君。勝利の女神が微笑むのは果たしてどちらなのか。脳内ナレーションを挟みつつまたしてもエイラに最速進化を切ったその時、とうとうA君の様子がおかしくなってしまったのです。



「最速進化ありがてぇ〜〜〜〜!」

一体どうしちゃったの……?

まるでプレデターに遭遇した人類のように恐怖の色を浮かべた面持ちで、画面の向こうのA君に怯えてしまいました。滅茶苦茶心から感謝されてる感じするけど、これまじで言ってる?だとしたら相当やばいよ。シャドバやりすぎておかしくなっちゃった……。

ブンブンアームレスリングを食らって喜んでいられるなんて正気の沙汰ではありません。余程のどMかエイラガチ恋勢か……などとA君の心境を量りかねていると、またしてもその理由は自ずとA君の口から語られました。


「いや、最速進化有難いな〜〜!これだよこれ!エイラ引けてない相手じゃなくて、上振れ相手へのプレイング煮詰めたかったからほんと助かる!」


至極真っ当な理由でした。いろいろと勘繰ってごめんなさい。この場を借りて謝罪いたします。

対戦相手に感謝の言葉を述べるとは、若くして非常に出来た人間性です。切断厨や煽り野郎共には是非見習っていただきたいですね。もう良い歳なんだからせめて礼儀くらい弁えてくれ。

それにしても、毎ゲーム感謝の言葉を聞かされるとこちらも気分が良い物です。まるで自身のシャドバの腕が上がったかのように錯覚してしまいます。きっとこうして勘違い有象無象野郎が増えていくのでしょう。B帯のシャドバ女子に「すごーい!」と褒めそやされて得意げになったアグロ男子が自分にはシャドバの才能があると勘違いしてしまう、というメカニズムがよく理解出来ますね。界隈の縮図です。

その後、毎試合最速進化する度に「ありがてぇ〜〜!」と言われるので何だか私も笑えてきました。今まで生きてきてこれほどまでに感謝されたことがあったでしょうか。最後に滅茶苦茶感謝されたのって、確か小学生の頃下校中に妹のランドセル持ってあげた時くらいじゃないかな。今日はよく幼少期を思い出しますね。懐古厨かな?

そうして延々とエイラ最速進化記録を伸ばし、深夜のチーム通話は数時間続いたのでした。まあチーム通話といえど、その時確か私たち2人しかいなかったのですが。皆何かしらの用事があったようで通話に来てくれませんでした。リーダーの人望のなさが伺えますね。おい、私は天下のシャドバ女子様だぞ囲えよ……。


シャドバ女子という単語で思い出しましたが、完全な余談その2。つい先日、巷で噂のカップル杯の応募要項を目にした私は相方を見つけるべくチームDMで参加を募りました。

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ガチで誰からも声がかかりませんでした。そんなことってある?

そして続き。

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笑ってる場合じゃねえよ。




以上が事の顛末でした。今後、私もブンブンアームレスリング相手には感謝の言葉を述べて錯乱させようと思います。

あと、最後の最後にシャドバ女子としての矜持を見せつけられたので良かったです。尚、今回のカップル杯は悲しいことに相方が見つからなかったため参加を見送りました。次回もし開催がありましたら、是非ペアのお誘いをお待ちしております。私は所詮生殺与奪の権を他人に握らせる弱者。主人公にはなれない。

ではまた。
ここまで読んで頂きありがとうございました。

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