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Pockyの空き箱で縦笛「グリコーダー」を作る

Pockyの空き箱で、クライネ・ソプラニーノ・リコーダーと同じ音域の縦笛「グリコーダー」を作る。

🌀そもそもクライネ・ソプラニーノリコーダーとは

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ねこびっとさんによる、グリコーダーの演奏。

↑だいたい実物に近いものになったと思う。とはいえ、今まで実物を吹いたことは記憶になく、もちろん手元にもないので比較しようがない。「紙飛行機、どこまで遠くに飛ぶかな?」といった感じの意図である。

↑ざっくり図面。指孔の直径は参考寸法で、実際には勘で孔を広げるところが大きい。裏側末端の穴は調節孔で、なくても音程が出る場合もある。吹きながら、それぞれの穴を適当に開ける。。という進めかたである。失敗しても「もともと材料はゴミの日にリサイクルとかで出すものだから」と気軽に取り組めるのが良い。

展開した空き箱のボール紙を9ミリ角材にひと巻きして四角い管にする。呼気による湿気をあるていど防ぐために、コーティングしてある印刷面を内側に。

管の長さは、高校の物理で習った「気柱の共鳴」についての計算式で求めた。

いっぽう、管の太さを断面9ミリ角にしたのは試行錯誤の結果であるが、あとでパイプオルガンの管の太さに関するWikipediaの記事を読むと、指孔を全て押さえたときのグリコーダーの最低音が、おおよそ「Normalmensur scaling table, 17th halving ratio」という表の寸法に該当していた。

mensur(メンズール)」つまりここでは管の太さについては、ギターの弦のように奏者の弾きやすさで選ぶものであろうから、上の表を参考に太すぎず細すぎず適当に決めると良いと思う。

クライネ・ソプラニーノ・リコーダーを模すのが目的であったが、リコーダーの管のように末端へと狭まる形状でなく、まっすぐ直管にしたのは単に「作るのが面倒くさい」からである。高校物理ぐらいの知識で、計算式でだいたい寸法がでるようにした。ちなみに、直管のリコーダーはあることはある。

上に印刷面で適当にデコる。実のところ、数本作って慣れてくると、この作業がいちばん楽しい。

歌口を加工。ブロックは9ミリ角材。

絶対に接着せず、ブロックに普通紙を巻くなどして、ハメ合いで固定。

吹きやすくするためにナナメカット。ただし、吹奏感には個人差があるので、息を送るエアリードの幅など、ところどころ明確な寸法はないと考える。

図面で指孔を指定したところに、まずφ3ミリの木工ドリル刃で穴をあけ、ルーターで目指す音程へと穴を広げる。スマホのアプリにある楽器用のチューナーを使うと便利。

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ねこびっとさんによるグリコーダーでYMOの名曲
↑ちなみに「もしかしてクライネ・ソプラニーノ・リコーダーより高い音が出せるかも」と制作した、さらに小さい「グリ小ーダー」も登場。

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ツイッターで、すこし詳しく作りかたを紹介

↑注: 要らないツイートが多々 m(_ _)m

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コチラも、すこし詳しい作り方

↑作り込めば、2オクターブほど鳴らせるらしい。

以上、本記事は後ほどさらに追記する予定。

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