マガジンのカバー画像

TomoPoetryー友野雅志の詩

150
日々書きためた詩の中から、noteスタートしてしばらくしてからの最近のものをのせています。それ以前は、下をご覧下さい。   …
運営しているクリエイター

2020年7月の記事一覧

燃える夢

燃える夢

大地はあおいガラス
森は燃えるパーティー
動物たちはへ大陸を渡っていった
わたしは横たわっている
ひとりで
夢も燃えた
眠ることもない

燃える夢の悶えるさまは最後まで確認した
愛するひとの荼毘のように
三日はかかる
夢が灰になるまでは
炎のなかにいるのは
夢なのかわたしなのか
わからないのだが

帽子をとって挨拶する
わたしの記憶へ
過ぎた時間へ
火をつけたほそい指へキス
誰かはわからない
泣い

もっとみる