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福岡から東京へ異動したはなし。

こんばんは。色々な感情で渋滞が起きているまつもとです。心にETCがついてないんですよね。桜は跡形もなく散って、ぬくぬくして気持ちよかったニットも出番を終え、春真っただ中ですね。とゆうか、今日ニュースでは初夏って言ってたから、もうすぐそこに夏が待ってるんだろう。

3月中盤からここ2か月くらいの記憶が曖昧。結構忙しかった。心も身体も。

2021年度をどこで迎えるかわからなかった私は、今東京にいる。3月下旬、異動の発令をもらった。東京への異動を告げる部長の言葉を、ちょっと背伸びして買ったTheoryのスーツを纏う私はきょとん顔で聞いた。きょとん。

6年間の転勤生活を終えての東京。大学の頃よく行っていた渋谷は、街自体が変わったのはもちろんだけど、街に立つ自分が変わったからなのか、世界が違って見えた。神奈川にある実家とは別に、関東に自分の家があるのも、なんだか違和感。都内で飲んだ後に片道約2時間かかる実家に帰る必要はもうない。

働く場所が変わった。業務内容も変わった。住む家も変わった。4/1になった瞬間、私の新しい生活はよーいドンという合図もなく始まった。3月は福岡に居た。なんなら、3年間は福岡に居た。それは紛れもない事実で、もう少し、あともう少しだけ、この余韻に浸っていたいのに。

いざ異動する、と決まると、自分で思っていた以上に、異動の連絡とともにお礼をしたい人がたくさんいた。たかが3年。されど3年。私、なんだかんだ築いてきてるじゃん、とちょっと思う。意外な人が連絡をくれたりするのもうれしい。大好きなお姉さんにとてもいい言葉をもらう。「人間は一生のうちに逢うべき人には必ず逢える。しかも、一瞬早すぎず、一瞬遅すぎない時に。」そのとおり!

改めて九州の3年間を思い返す。考えてみるとツラかったな、と思うことの方が多かった気がする。多かったけど、ムダなことはひとつもなかったな、とも思う。最後までわかり合えなかった人も居るし、最後まで救えなかった人も居る。形にできなかったこともたくさんある。自分の未熟さや小ささを感じながら九州を立った。職場での最後の日の挨拶は、ちょっと泣けてきたりもした。

正直、人生の中で経験しなくてもいいことも、経験したように思うし、それが特段人に話せる教訓になった訳でもない。この想いや経験は、当たり前だけど自分のものでしかないんだな、と思う。まだ異動してから間もないけど、九州に居た私の気持ちはこれまた悲しいことに薄れていくのも確かで、人間忘れるからいいけど、忘れるから悲しい。

想い出にせず、しっかり噛み締めておきたい。嬉しいも悔しいも悲しいも。全部。

東京。来てすぐ、東京で働いたことのない私に、上司は言った。
東京は強い気持ちを持つ人が多い。だからこそ、自分の軸。ブレない信念を持ちなさい。

軸?信念?
まだないなあ。ないからこそ、作っていけるように目の前のこと、ひとつひとつやっていくしかないのかなあ。

6〜7割の気持ちでまずはいい。
私の全力疾走、体当たりを抑える言葉も、複数人からもらったので、ゆる〜く、ね、焦らずやっていけたらと思います。
今年度もよろしくお願いします!

以上、まる。

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