【FF14暁月台詞集】Lv85 ラザハン【未記載あり】

本記事は、FinalFantasyXIV 暁月のフィナーレ のクエスト台詞集になります。
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◆『アーテリスの明日』

・演説後

フルシュノ : ……どうした。
また、逃げずに戦えとでも言いにきたのか?
アルフィノ : いいえ、私たちは哲学者議会の計画に反対はしません。
逃げることを望む人を、安全に逃がしてあげてほしい。
アルフィノ : 月には、お父様もご存知の、ウリエンジェが留まっています。
何かあれば、彼がシャーレアンと月のクルーたちを、
繋いでくれるでしょう。
フルシュノ : ……お前たちは、どうするつもりだ。
アルフィノ : 私たちは、さまざまな土地を旅し、
多くの文化や人に触れてきました。
アルフィノ : そこかしこに、地図や書物で見るだけでは測り切れないような、
時間と想いの積み重ねがあった……。
アルフィノ : そうしたものを護り、愛し、求め、
ときに命を懸けて挑んだ人たちを、大勢見てきました。
彼らはこの大地と、この星とともに生きているのです。
アルフィノ : それだけじゃない。
シャーレアンや月の技術をもってしても救えない場所にだって、
かけがえのない仲間がいる……。
アルフィノ : だから私は、今度こそ胸を張って、こう答えましょう。
アルフィノ : 彼らのために、彼らとともに、私は戦い続けると。
ときに声を張り、ときに武器を抜きながら。
アリゼー : わかってくれって、もう言わないわ。
ただ、お父様にも見ていてほしい。
アリゼー : 子どもだからできないとか、
賢い者は争いを避けるべきだとか、
そういう決めつけはなしで……。
アリゼー : 私たちが走っていく姿、ちゃんと見ててよね。
フルシュノ : 邪魔をしないならば、それでいい。
ヤ・シュトラ : いい啖呵だったんじゃない?
……かっこよかったわよ、ふたりとも。
エスティニアン : あそこまで言い切ったんじゃ、
無策だってなんだって、そうそう音を上げられないな。
アリゼー : 上げないわよ。
最後の最後まで、ここで生きたい人がいるかぎり、
終末に立ち向かってやるわ。
サンクレッド : だとしたら、一度しっかり休んでおかないとな。
ここのところ、それぞれ強行軍だったんだ。
サンクレッド : とくにお前は、ゾディアークとの戦いも含めてブッ続けだろう。
今日はもう、ふらふら出歩かずに分館で休めよ?
アルフィノ : それじゃあ、みんなで帰ろうか。
……また明日から、戦うために!


・ナップルームに戻る

オジカ・ツンジカ : おかえりぃ~!
哲学者議会が、大演説をブッたんだって?
クルルから簡単にだけど聞いたよ~。
オジカ・ツンジカ : 俺はさ、バル島の消滅から逃れたけど、
「なんで俺は助かっちゃったんだろう」って、
例に漏れず思ったわけさ。
オジカ・ツンジカ : だから今回は、みんなに付き合うつもりだよ~!
……って言っておきながら、ギリギリで逃げたりして?
オジカ・ツンジカ : まあ、そういう話は、一度休んでからでいいじゃない~!
君、めちゃくちゃ奮闘してきたって聞いたし、
床で寝る前にベッドへゴロンだぁ~!
: ノックに続いて、自分の名を呼ぶ声がする。
この声は……


>アルフィノ

アルフィノ : やあ……もしかして、もう休んでいたかな?
アルフィノ : よかった。
眠る前に、どうしても君に伝えておきたいことがあったんだ。
アルフィノ : ……ガレマルドで、
はじめてテルティウム駅を訪ねたときのことだ。
アルフィノ : 私は、ユルスたちと……
クイントゥス殿とも、話せてよかったと思っている。
アルフィノ : けれどあのとき、
もしかしたら君だって、首輪をつけられていたかもしれない。
そうでなくても、危険な目にあっていたかもしれない。
アルフィノ : 私たちが選んだことで、
君をつき合わせてしまったことに、ちゃんと謝罪を……
アルフィノ : ……いいや、感謝を伝えたいんだ。
アルフィノ : ありがとう。
君にはもう何度、これを伝えたかわからないけれど……
それでもやっぱり、そう思うよ。
アルフィノ : 明日からも戦いは続く……
あるいは本番はこれからなのだとすると、
折り入って話すには早かったかもしれない。
アルフィノ : でも、父に返答ができた今だからこそ、
君に言っておきたかったんだ。
アルフィノ : それじゃあ、私はこれで……
お礼を言うために休息の邪魔をしては、本末転倒だからね。
アルフィノ : 私も、アレンヴァルドへの手紙を書いたら休むよ。
……明日からもまた、がんばろう。

>アリゼー

アリゼー : ……ふふ、夜食を期待した?
残念、ちょっと迷ったけど、今日は手ぶらよ。
アリゼー : 寝る前に、少しあなたと話がしたくてね。
長くはならないから、ここでいいわ。
アリゼー : ガレマルドで、あなたの身体が、
ゼノスに乗っ取られた事件があったでしょう?
アリゼー : あなたの魂が身体に戻って、目覚めるまでの間、
すごく実感したことがあったの……。
アリゼー : ああ、この人だって、必ず無事でいられる保証はないんだって。
アリゼー : そんなの、当たり前よね。
私だってわかってたし……わかってたけど……怖かった。
アリゼー : だからね、明日からの戦いで、
ちゃんと自分の身も護りなさいよって念押ししにきたの。
アリゼー : そりゃあ、最後まで戦うって啖呵を切ったのは私だけど!
でも、みんなに無事でいてほしいって思うのも嘘じゃないわ。
アリゼー : ……よろしい!
それじゃあ、約束だからね。
アリゼー : それから、お父様に言ったこと……
走っていく姿を、ちゃんと見ててほしいって話。
アリゼー : あれ、あなたにも言ってるんだからね。
そっちも、約束!

>サンクレッド

サンクレッド : ああ、休もうってときに、悪いな。
サンクレッド : お前に折り入って頼みがあるんだが……
今、大丈夫か?
サンクレッド : 助かる……。
なに、身構えずとも、悪い報せってわけじゃないさ。
サンクレッド : ……まだ先は見通せないが、
俺たちはこれから、終末の災厄に抗うことになるだろう。
サンクレッド : それにあたって、だ。
ウリエンジェの言っていたとおり、
俺は、第一世界を……リーンを見捨てる選択はできない。
サンクレッド : だからこそ、冷静な状況判断ができるか怪しい。
引き上げどきが来たとしても、それを認めないだろう。
サンクレッド : そうなったときは……
躊躇はいらない、ブン殴ってやってくれ。
サンクレッド : 「暁」の連中は、なんだかんだ、
お前も含めて付き合いがいいからな……。
サンクレッド : 今のうちに頼んでおかないと、
気づいたら全員そろって負け戦に身を投じてた……
なんてことになりかねない。
サンクレッド : ……まったく、そんな心配ができるだなんて、
俺もずいぶん贅沢者になったもんだ。
サンクレッド : で、引き受けてもらえるか?
俺としては、いちばん頼れる奴に依頼しに来たんだが。

サンクレッド : フッ、交渉成立だな。
サンクレッド : おかげで、少しばかり気が軽くなった。
あとは俺にできることを、やり尽くすだけだ。
サンクレッド : それじゃ、また休憩のあとでな。
俺が訪ねてきたことは内緒にしておいてくれよ?
休めと言っておきながら……って叱られそうだからな。

>ヤ・シュトラ

ヤ・シュトラ : こんばんは、起きていてくれてよかったわ。
ヤ・シュトラ : とりあえず……そのまま、動かないでいてもらえて?
ヤ・シュトラ : ……問題はなさそうね。
ヤ・シュトラ : ほら、あなた、第一世界で戦っていたときに、
大罪喰いが放出した光をため込んでいたでしょう?
ヤ・シュトラ : そういう前科があるから、
ゾディアークを倒しても異変がなかったか、
改めて視ておこうと思ったのよ。
ヤ・シュトラ : リーンがいない以上、
気づいてあげられるのは私くらいでしょうしね。
ヤ・シュトラ : 仕方のない状況だったとはいえ、
あのゾディアークと真っ向勝負だなんて……。
ヤ・シュトラ : その前は別人の身体に入れられていたし、
あなた、何か物騒な呪いでもかけられているのではなくて?
ヤ・シュトラ : ……というのは冗談だとしても。
第一世界で、アーモロートを訪れたころのあなたの魂は、
本当に亀裂だらけだったのよ。
ヤ・シュトラ : 見せられるものなら、戒めに見せてあげたいくらい。
私はもう二度と……あんな痛々しいもの、視たくないわ。
ヤ・シュトラ : わかったら、ときには自分を大事になさいな。
それから、何かあったら相談すること。
……理解できて?

ヤ・シュトラ : なら、私は退散するわ。
シャーレアンの夜は冷えるから、あたたかくして、
きちんとベッドに入って眠るのよ。
ヤ・シュトラ : アジントタ……よい夜を。

>グ・ラハ・ティア

グ・ラハ・ティア : ああ、ええと、急にすまない……!
あんたに話があってだな……その、少し、いいか……?
グ・ラハ・ティア : よかった……。
しばらく、落ち着いて話せる夜は、
来ないかもしれないと思ったからさ。
グ・ラハ・ティア : ……これから話すことは、オレの勝手な心配だ。
杞憂で済むなら、それはそれで構わない。
グ・ラハ・ティア : ゼノスがあんたと戦うために、多くの犠牲を出したこと。
そして、ゾディアークの消滅に立ち会ってしまったこと……
グ・ラハ・ティア : その事実が、あんたを締めつけるときが来るかもしれない。
これから本当に災厄が起こるんだとしたら、なおのことだ。
グ・ラハ・ティア : だから、オレは……
グ・ラハ・ティア : あんたが生きることで背負った重荷を、
あんたが生きることを願ったオレにも、わけてほしい。

グ・ラハ・ティア : すべてを肩代わりできないとしても、
一緒に歩いて、ときどき荷物を預かれる奴がいるってこと、
忘れないでいてほしい。
グ・ラハ・ティア : 幸い、オレは今、あんたのおかげですごく身軽なんだ。
……少しくらいは、わかちあわせてくれ。
グ・ラハ・ティア : そのかわり、嬉しいこともわけてもらうからな!
グ・ラハ・ティア : 良い出来事ばかりじゃないが……それでもきっと、
オレはいつかこの戦いを、輝かしかった日々として思い返すよ。
グ・ラハ・ティア : みんなと査問会に掛けられたことや、雪中の行軍、
この部屋で夕飯を食ったことだって……。
グ・ラハ・ティア : そういうのを、これからもたくさんもらうんだ。
冒険に連れてってくれるって言ったのはあんたなんだから、
覚悟しろよな!
グ・ラハ・ティア : は、話はそれだけだ……貴重な休みを邪魔して悪かった……。
明日からに備えて、今夜はよく休んでくれ……。
グ・ラハ・ティア : それじゃあ、おやすみ。
……良い夢を。


>エスティニアン

エスティニアン : ……よう、邪魔するぞ。
エスティニアン : アルフィノとアリゼーが部屋に押しかけてきてな。
やれメシを食えだの支度をしろだの……。
エスティニアン : 面倒になったから、逃げてきた。
案の定、今日はこっちの方が静かそうだな。
エスティニアン : まったく……お前たちはよくやるもんだ。
エスティニアン : 竜詩戦争に飛び込んできたときもそうだったが、
あれと負けず劣らずの厄介事に、
こうも首を突っ込んでいくとはな……。
エスティニアン : 俺は正直、いにしえの蛮神だの、終末の災厄だのに、
理解が及んじゃいない。
エスティニアン : ただ、アルフィノの……
お前たちの信念に槍を貸したんだ。
エスティニアン : 必要とされているかぎり、それを振るうだけだ。
これから始まる戦いが、どれだけ絶望的なものであってもな。
エスティニアン : だからまあ、そうだな……
俺は俺で、納得してここに立ってるってわけだ。
エスティニアン : 気にせず、使い倒すつもりで使え。
戦果だけは、十分に上げてやるさ。

エスティニアン : さてと……そろそろ追手が掛かるころか。
悪いが、通らせてもらうぞ。
エスティニアン : もしアルフィノたちが来たら「知らない」で通せよ。
エスティニアン : じゃあな、相棒。


◆燃える空

・開幕ムービー

見よ 獣は解き放たれた

それらは人々を殺し 街を焼いた

明日は燃え殻となり塵となった

滅びは影のように速い

すべてが失われようとしていた――


・ヴァナスパティ樹海

アヒワーン : そこに広がるのは「ヴァナスパティ樹海」。
アヒワーン : 古くは祭事が盛んに行われた場所で、
鬱蒼とした森林の中に、いくつかの小集落と、
サベネアの神々を祀る寺院が点在しています。
アヒワーン : 樹海にはすでに、「太守の盟友たる」ヴリトラ様と、
星戦士団の兵士たちが突入している……
アヒワーン : 彼らとともに、人が転じた異形の獣たち、
中でも巨大な偽神獣の討伐を試みてください。
アルフィノ : 創造魔法の暴発ではなく、人が獣に変わっている……
私たちがアーモロートで追体験した終末と、
完全に同じ状況ではないようだ。
アルフィノ : ……つまり、あれ以上の惨劇が起こり得る可能性もある。
最大限に注意していこう。
アリゼー : 大丈夫、いつでも出れるわ……。
ここで立ち竦んでたら、終末に抗い抜くことなんてできない。
自分にもお父様にも、嘘はつかないんだから……!
サンクレッド : 考えたくもない話だが、人が獣に転じているなら、
星戦士団だって、ならないとは言い切れないはずだ。
……もちろん、俺たち自身もな。
グ・ラハ・ティア : 人が異形に……そんな悪夢は、罪喰いだけで十分だ……!
グ・ラハ・ティア : Cilina、急ごう!
偽神獣の討伐はもちろんだが、
助け出せる誰かが、まだいるかもしれない!
エスティニアン : これが、人を憎んでいる竜の住処で起きたことなら、
俺たちの出る幕なんぞなかっただろうに……。
クソ、何の因果だ……!
ヤ・シュトラ : 偽神獣を捜索しながら、周りをできるだけ視ておくわ。
この状況を、ただの悲劇で終わらせたりはしなくてよ。


・ヒントトーク

アヒワーン : 島の北側には、「ヴァナスパティ樹海」が広がっています。
集落がある以上、ラザハンで起きたのと同じように、
人が獣に転じている可能性もあるでしょう……。
アヒワーン : 先に向かったヴリトラ様や、星戦士団の兵士たちも、
同胞相手となれば苦戦を強いられているかもしれない。
……どうか、彼らの援護をお願いします!

ジナリール : これ……太守様の結界が届く場所に逃げたところで、
それでどうにかなる状況なのか……?

ケフィーラズ : おいおいおい、どうしちまったんだ、この空は!!
都市内まで逃げるべきか……!?

ダルパサ : そ、空が燃えてる……いったい、何が起きてるの!?
逃げるなら、住民みんなで集まって動くべきかしら……。

ナシュリーン : 私の両親、アルネア島で働いているの……!
こんな状況だと様子を見にも行けないし、
無事を願うことしか……。

アブッディ : 万が一、島外へ逃げる必要が出てきた場合を考えると、
イェドリマンを空にするわけにもいかない。
船をしっかり管理するために、残るべきか悩ましいな。

ジナザード : 太守様の結界が届く場所まで、早いところ逃げちまいたいが、
今すぐ町から出たところで、どうなるかわかりゃしない。
もう少し、頃合を見計らってみるべきか……。

メルンナ : イェドリマンですら、太守様のお力が届かないというのに、
アルネア島の人たちは、大丈夫なんだろうか……!?


◆85ID

・ID中

アリゼー : まって…!
落ち着いて!
グ・ラハ・ティア : くそっ、これじゃあまるで
罪喰いじゃないか…!

ヴリトラ : 来てくれたのか……!
聞いてくれ、この異形は、サベネアの子らなのだ……!
ヴリトラ : ああ……この子らを傷つけるなど私には……!
ヴリトラ : すまない……躊躇していては、悲劇を止められないか……。
ヴリトラ : ……ならば、私は空を舞う異形を討とう。
君たちは北へ!

グ・ラハ・ティア : 了解だ…!
みんな、行こう!
アルフィノ : よし、我々は
北に向かおう!
エスティニアン : そうだ…
それでいい…

<1ボス>
ハハハ…終わりだよ…
もう誰も救われないんだ…

アリゼー : …ッ!
ヤ・シュトラ : 今…楽にしてあげるわ
アルフィノ : せめて安らかに
眠ってくれ…
グ・ラハ・ティア : 恐ろしかったろう…
せめて、オレたちの手で!

来ジイ…
苦ジイヨォ…

………

エスティニアン : 止まるな、行くぞ!
グ・ラハ・ティア : 葬ってやることもできず
すまない…

ヴリトラ : ああ、なんと禍々しい気配なのだ……!
ヴリトラ : あちこちに獣が満ちている!
皆、警戒して進むのだ……!

グ・ラハ・ティア : ああ、わかった!
そちらも気をつけて!
アルフィノ : 奥に…
人影がある…!
エスティニアン : チッ…追われてるぞ!!

も、もう駄目だ…
お終いだッ!

あひゃっ!
びちゃびちゃびちゃ…!

アリゼー : 見て!
生存者よ!
グ・ラハ・ティア : 子供たちが!
アルフィノ : 生存者だ…!
助けよう!

エスティニアン : 何かがおかしい…
警戒を怠るな!
ヤ・シュトラ : これは…エーテルの輝きが
失われてゆく!?
アルフィノ : まってくれ!
落ち着いてくれ!!

お母さん…?

ど、どうしたの?

無駄よ…何をしたって…
アアアアァァ!

アリゼー : ダメよ!
まって、ダメ!!
アルフィノ : まってくれ!
落ち着いてくれ!!

グ・ラハ・ティア : 正気をたもて!
助けにきたんだ!

やだ、やだよぉ!
いやだアアアァァ!

エスティニアン : ……
ヤ・シュトラ : 連鎖が始まるわ!
備えなさい!

お母さん、助けて…
カラダガァァァ…!

怖い、怖い、怖ィィィ!

グ・ラハ・ティア : 親が…子を…
くそっ!!
アリゼー : こんなの…
こんなのって!!
アルフィノ : ああ…
エスティニアン : …悪いが、やらせてもらうぞ!

グ・ラハ・ティア : くっ…火の勢いが…
ヤ・シュトラ : これが、終末…
アルフィノ : ひとりでも…
ひとりでも助けるんだ!

<2ボス>
アリゼー : これも人が
変異した獣…!?

エスティニアン : 嫌な手ごたえだぜ…
ヤ・シュトラ : 生存者がいることを
祈りましょう…
アルフィノ : 人がこうも
変わり果てるというのか…

<フィールド切り替え>
グ・ラハ・ティア : 流星と獣の群れ…!

アルフィノ : あとは…この先の神殿へ!

<3ボス>

アリゼー : 嘘でしょ…
あの姿は…

エスティニアン:ヴリトラの気配を感じる
未だ上空で戦っているようだ…
ヤ・シュトラ:………
サンクレッド:倒してはみたが…
アルフィノ:人の成れの果てだとは
信じたくはないよ…
グ・ラハ・ティア:これが終末の獣…
アリゼー:嫌でもアーモロートの幻影を思い出すわ

・ID後

偽神獣スヴァーバーヌ : ショ……カイ……マモ……マ……マモル…………

ヤ・シュトラ : ああ……やっぱり……なんてことなの……!
アルフィノ : ヤ・シュトラ……?
ヤ・シュトラ : そこに偽神獣がいて、今、消滅した……
そうなんでしょう?
サンクレッド : ああ、そのとおりだが……
まさか、お前には視えてなかったのか?
ヤ・シュトラ : 偽神獣も、ほかの人から転じた獣たちも、
視えないからこそ、視えていたわ。
ヤ・シュトラ : ……ないのよ、エーテルが。
私の視界だと、空白になっているの。
アルフィノ : それは……どういう…………。
ヤ・シュトラ : 月の監視者が言っていた言葉……
古代人たちは、天脈が循環不全を起こしている場所から、
星が「腐り始めた」と見たという話……。
ヤ・シュトラ : まさに、そのとおりだったんだわ。
人から獣に転じた瞬間に、エーテルが腐り落ちてしまうのよ。
ヤ・シュトラ : 身体はもちろん、魂まで……なにひとつ残らずに……。
アリゼー : で、でも、偽神獣は何か言ってるみたいだった……!
人だったころの想いが残ってるってことじゃないの!?
ヤ・シュトラ : そうね、完全に腐り果てるまでならば……。
けれどそれは、消えかけの残滓にすぎないわ。
アリゼー : そんな……。
それじゃあ、もとには戻せないってこと……?
ヤ・シュトラ : 私たちの知っている方法では……
ヤ・シュトラ : いえ、完全に「無」になってしまうのだもの。
恐らくどんな方法をもってしても、戻すことはできないわ。
グ・ラハ・ティア : 星海にすら、還れないのか……!



◆『絶望は貪り喰らう』

ヤ・シュトラ : 来ていたのね。
そちらも話を聞いてこられたのかしら。
グ・ラハ・ティア : ああ、気になるところはおおよそな。
みんなの集めた情報とあわせて、意見をもらいたい。
アルフィノ : ちょうどいい頃合いだったようだね。
私たちも、ひとまわりしてこられたよ。
ヤ・シュトラ : いいわ、じゃあ、あなたたちの報告からお願いできて?
アルフィノ : ……つまり、偽神獣になってしまったカルザール氏は、
自身の商会のことで、深く思い悩んでいたわけだね。
アリゼー : 私たちが聞いた範囲でも、異形の獣に転じた人は、
直前に強い不安を感じていたみたいだった。
アリゼー : 獣に追い詰められた人や、
友達が獣になるのを見てしまった人……
そういう人たちが、連鎖的に転じていったそうよ。
アルフィノ : 獣に転じる条件は、不安や恐怖、絶望といった、
負の感情を抱くこと……やはりそれが有力だと思う。
ヤ・シュトラ : ……だとしたら、いにしえの時代に起きた終末とも、
共通点が見えてくるわ。
ヤ・シュトラ : 古代人たちは、創造魔法が暴発し、
意図せず恐怖を具現化していったと言ったでしょう?
ヤ・シュトラ : 単なる暴発だったら、
必ずしも恐ろしいと思うものばかりが創られないはず。
ヤ・シュトラ : けれど、それもまた、
負の感情とだけ結びつく現象だったとすれば……?
今目の前で起きている災厄と、ひとつの線で繋がるわ。
アルフィノ : 過去と現在の終末には、相違点もある。
それが創造魔法に現れるか、人や生物そのものに現れるかだ。
アルフィノ : 理由はまだわからないが……
古代人と私たちの最大の違いは、
分割された生命であるか否かだろう。
アルフィノ : そこに何か、効き方の違いのようなものがあるのかもしれない。
グ・ラハ・ティア : それからもうひとつ、気になる証言があったんだ。
グ・ラハ・ティア : カルザールは、空が燃えるよりも前に、
偽神獣に転じていたらしいんだよ。
アリゼー : なんですって……?
それが本当なら、かなりまずいんじゃない?
アリゼー : だって、目に見える終末の現象が起きていなくたって、
獣に転じる可能性があるってことでしょ。
アリゼー : 今は大きな騒ぎが起きていない地域でも、
もしかしたら、もう……。

ヒューラン族の商人 : 見ろ、太守様がいらっしゃったぞ!
アヒワーン : 皆、本当に、よくぞ無事でいてくれました。
アヒワーン : 予断を許さない状況ですが、
ひとまず、ラザハン都市内で暴れていた獣は、
すべて排除できたそうです。
アヒワーン : ほかの村落でも、星戦士団の皆や、
頼もしき味方である竜が奮闘してくれています。
アヒワーン : どうか心を落ち着け、慌てることなく、
待機をお願いいたします。
不安げな老人 : 太守様、「パーラカの里」はどうなっているのでしょうか?
不安げな老人 : 私の孫が、昨日あの村に出かけたきり、
まだ戻っていないのです……。
アヒワーン : 私もまだ、報告を待っている状況です。
詳しいことがわかり次第、皆にも共有を……

???? : 太守様……!
たた、た、たいへんだす!
アヒワーン : あなたは……。
マトシャ : あ、オ、オラは、アキャーリのマトシャ。
漁師のマトシャだす。
サンクレッド : お前は確か、最初にこの島に来たときに会った……。
マトシャ : あれ、あんた方どうして……。
マトシャ : い、いや、今は太守様が先だす!
マトシャ : こんな不気味な空になったもんだから、
オラ、知り合いのことが心配で、
「パーラカの里」に向かったんだす。
マトシャ : そしたら、里のまわりに、
見たこともない怖ろしい化け物がいっぱいいて……!
不安げな老人 : ああ……そんな……!
不安げな老人 : 太守様、どうかすぐに助けを!
孫を救ってください……!
アヒワーン : もちろんそうします。
ですから、どうか落ち着いて……
不安げな老人 : 落ち着いていられますか……!
あの恐ろしい化け物たちは、星戦士団の手練れでも、
簡単に引きちぎっていたんですよ!?
不安げな老人 : 孫があれに襲われたら、ひとたまりも……!
不安げな老人 : ああぁ……ヒトたマりモ……!
ヤ・シュトラ : まずいわ、皆、離れてッ!
絶望した少女 : い、嫌ぁぁぁぁぁッ!!
サンクレッド : クソッ、とにかく獣を抑え込む!
ヤ・シュトラ : あなたたちは、逃げる人の救援を優先して!
ヒューラン族の商人 : 逃げるぞ、早く!
商人の息子 : あ……あぁ……や……!

商人の息子 : オトー……サ……ァァ……


アヒワーン : ヴリトラ様を、ラザハンを……どうか……!

ヒューラン族の商人 : あ、お、俺の息子が……太守様が……ッ!
グ・ラハ・ティア : しっかりしろッ!
ふたりのために、あんたは逃げ延びるんだ!

グ・ラハ・ティア : そう、大丈夫……大丈夫だ……。



グ・ラハ・ティア : 皆、前を向いて胸を張れ!


グ・ラハ・ティア : 恐れることはない、この獣は、私たちで打ち倒せる!
グ・ラハ・ティア : 星戦士団は、ヤ・シュトラとサンクレッドの支援を。
獣をこの広場から出さないことだけ考えろ!
グ・ラハ・ティア : ほかの者は、近くの者とともに退避だ!
怪我をしている者がいたら手を貸して、
建物の中か、下層に向かうように。
グ・ラハ・ティア : 焦る必要はない。
獣たちに、決して皆を追わせはしないッ!


サンクレッド : アルフィノ! アリゼー!
ここは俺たちで片づける、お前たちは「パーラカの里」に行け!
サンクレッド : マトシャ、そいつらを里まで案内してやってくれ!
必ず力になってくれる!
マトシャ : わ、わかった……!
グ・ラハ・ティア : あんたも行ってやってくれ。
グ・ラハ・ティア : オレたちで救うんだ……ひとりでも多く!



◆『生きていてほしいだけ』

***

ぐったりとした住民 : また……起きたら……いつもの…………
なぁ…………
ぐったりとした住民 : ………………。

手当てを試みたが、血の気が失せていく。
もはや治療魔法でも、生命力を補いきれそうにない……。

***

ケラシャフ : ……いるのか……誰か…………。
ケラシャフ : 俺の……手……足も……どうなってる……
動かないんだ……重くて…………。
ケラシャフ : 妻と子どもが…………逃げてる……別の方に…………。
ケラシャフ : 伝えてくれ……俺は……君たちと…………
もっと……一緒に…………
ケラシャフ : いっしょに…………
マトシャ : ケラシャフ!
ダメだ、ケラシャフ……ッ!
ケラシャフ : いっしょに……いたかったなぁ…………
ケラシャフ : 死にたくない…………
なんで……こん……な………………。


 彼に言葉をかける
>涙をぬぐう

ケラシャフ : ぁ……りがと…………
ケラシャフ : ……家族を……どうか………………。


***

・一方 サベネア島 上空――

エスティニアン : 飛行型は、あらかた倒せたみたいだな。
エスティニアン : ……ああ、俺だ。
そっちの状況はどうなってる?
エスティニアン : そうか……。
了解した、ヴリトラにも伝える。
それじゃあな。
エスティニアン : 一度は落ち着きを見せたラザハンで、
再び、大規模な獣化があったそうだ。
エスティニアン : その最中で、住民をかばって、アヒワーンが死んだ。
エスティニアン : うちの連中と兵士たちが今、混乱を収めようとしているらしい。
エスティニアン : 一方で、パーラカの里も獣に襲われているという報告があった。
それで、戦力を分けて対応中だそうだ。
エスティニアン : あとは、人が獣に転じる条件にも予測がついたと。
あいつらが言うには……
ヴリトラ : 恐怖や絶望がきっかけとなる……まるで悪夢ではないか。
ヴリトラ : そのくせ覚めもしないとは。
サベネアの子らには、見合う咎などなかろうに……!
エスティニアン : そう思うなら……
あいつらを護りたいのなら、決断すべきじゃないか?
エスティニアン : ラザハンは今、太守を欠いている。
アヒワーンの望んだとおり、お前の正体を明かすかどうか、
決めるべきときだ。
ヴリトラ : ……明かしてどうなる。
所詮、ヒトと竜は違うものだ。
ヴリトラ : この爪は、少しの力でヒトを切り裂く。
この顎もまた、君たちを易々と噛み砕くだろう。
ヴリトラ : 関わり合ってこられたのは、ヒトを模した身躯があってこそだ。
そうでなければ、恐怖を与えるだけ……
異形の獣と、なんら変わりはないだろう。
エスティニアン : そうだな……。
エスティニアン : 人と竜は違う。
だからフレースヴェルグと聖女シヴァは、
生きながら添い遂げられなかったと聞く。
エスティニアン : 人は竜を畏れて過ちを犯し、
あまりに長い竜詩戦争が始まった……。
エスティニアン : その中で、ニーズヘッグは、俺の故郷を壊滅させた。
エスティニアン : 俺もまた、あいつの眷属を……あらゆる竜を屠った。
人は誰しも、人命を奪うことを悪としながら、
竜の命を奪うことには躊躇がなかったのさ。
エスティニアン : ……だが、本当にそれだけだったなら、
氷の巫女はフレースヴェルグの背に乗ってこなかった。
エスティニアン : 竜の眼を託された英雄が、
竜詩戦争を終結に導くこともなかった。
エスティニアン : 俺がこの槍を持ち続けていることも、
それを星のために振るうこともなかったはずだ。
エスティニアン : 俺はアヒワーンの考えなんぞわからん。
だが、長年、お前と民を繋ぐ役目を果たしてきたんだろう。
エスティニアン : そんな男が、この窮地にこそ願い出たんだ。
あいつは信じていたんじゃないか?
エスティニアン : お前と民がうまくやっていけることも、
それこそが、ラザハンに明日を引き寄せることも。
エスティニアン : 新手が来たか……。
ヴリトラ : ……こちらの準備は万全だ。
エスティニアン : 正念場だな、ヴリトラ。
さあ、蹴散らすぞ!

***


◆『焼けた道と傍らの死』

・ムービー

アルフィノ : 大丈夫、じきに痛みも引きます。
マトシャ : 誰か、メヴァンを見てないだすか?
マトシャ : ここにもいないか……。
アリゼー : ひとまわりしてきたけど、
もう獣も隠れてる人もいなかったわ。
アルフィノ : ふたりとも、おつかれさま。
手当ての方も終わったところだよ。
パーラカの里の少年 : 俺たち、これからどうなるんだ……?
気丈に振る舞う少女 : 島の外から、きっと助けがきてくれるよ。
しばらくここには戻れなくなるかもしれないけど、
いつかはまた……。
パーラカの里の少年 : ほかの国は無事なのか?
気丈に振る舞う少女 : それは、わからないけど……。
動揺した様子の少女 : 二度ともとになんて戻らないわよ!
どこに逃げたって、何もかも手遅れ!
動揺した様子の少女 : だって、もう……あたしの家族は、みんな……ッ!

アリゼー : まずいわ……。
どうにか気を紛らわしてもらわないと、
今度はこの人たちが……!
マトシャ : み、みんな!
ここは、その、プルシャ寺院だす!
マトシャ : だから、あの、本物の神獣様と繋がってて……
つらいことに負けたくなければ、訓えを思い浮かべるんだす!
マトシャ : そう、「神々の最初の訓え」だす!
この島のみんななら、悲しいときや苦しいとき、
いつも唱えてきたはずだす……!
気丈に振る舞う少女 : ……産まれし者よ聞け。
生とはただ美しきものにあらず。
気丈に振る舞う少女 : 生ける者は苦痛を知り、災難を知り、絶望を知る。
あらゆる辛苦は降りかかり続ける。
パーラカの里の老人 : 焼けた道を行けど褒賞はなく、
道の傍らにはいつも、死が口を開いている。
パーラカの里の老人 : それらはお前を恐れさせ、嘆かせ、苛み、悩ませるだろう……。
パーラカの里の少年 : だが、目を閉じてはならぬ。
かくのごとき生を見据えよ。
パーラカの里の少年 : お前を打ちのめしている辛苦は、
しかし、お前を弱くはしていない。
動揺した様子の少女 : ひとつひとつが、焼けた鉄に振り下ろされる、鎚に似て……
動揺した様子の少女 : お前を、強き……強き剣と、成すだろう……。

***

ヴリトラ : あの子の両親……ケラシャフとメヴァンについては聞いている。
捜索の途中で、ほかにも多くの犠牲者や、
元は人だったであろう獣たちに出会ったとも……。
ヴリトラ : ……此度の災厄で亡くした者の数は、計り知れない。
ヴリトラ : そして、そのひとりひとりが、
あの赤子にとってのケラシャフであり、メヴァンなのだ。
ヴリトラ : 同時に、助かった「ひとり」もまた、
数以上の特別な存在といえるだろう……。
ヴリトラ : 君たちが、あの赤子を救ってくれたことに、
私からも礼を言わせてくれ。
本当に……ありがとう……。

***


・サブクエスト:お花摘み

赤い上着の少女 : ふえ……お姉さん、誰……?
赤い上着の少女 : お父さんが、探してるの……?
ごめんなさい……でも、プルシャ寺院に行く前に、
お花を摘ませてほしいの……。
赤い上着の少女 : 「マヌシャの花」と「ムリガの花」……
どうしても必要なものだから、よろしくお願いします!
赤い上着の少女 : この赤いお花は、
人みたいなマヌシャの神様たちが好きなんだって。
赤い上着の少女 : 血の色みたいな赤い花びらは、「命」を意味するんだって。
マヌシャの神様たちにとって血は力の源……
だから、大好きなんだって、お母さんが教えてくれたんだ。
赤い上着の少女 : この橙色のお花は、
獣みたいなムリガの神様たちが好きなもの。
赤い上着の少女 : 橙色は、お日様の光の色……。
ムリガの神様は、お日様から力を得るから、
この花が好きなんだって、お母さんが言ってたよ。

赤い上着の少女 : 「マヌシャの花」と「ムリガの花」……
どうしても必要なものなの……。
アウラ族の父親 : ああ……よかった……。
無事に見つかって……。
赤い上着の少女 : 心配かけてごめんなさい……。
でもね、どうしてもお母さんに会いたくて……
だからお花を持って、プルシャ寺院に来たかったんだ。
赤い上着の少女 : 神様の好きなお花をお供えすれば、
お母さん、きっと帰ってくるよね……?
赤い上着の少女 : お姉さん、いっしょにお供えしてくれる?
私は「マヌシャの花」を、お姉さんは「ムリガの花」を、
お供えして神様に贈ってあげよう!
アウラ族の父親 : この子の母親は……あの獣に……。
赤い上着の少女 : 私は「マヌシャの花」を、お姉さんは「ムリガの花」を、
お供えして神様に贈ってあげよう!
赤い上着の少女 : お姉さん、ありがとう!
これでお母さんは、帰ってくるはずだよ!
アウラ族の父親 : そうだな……。
さあ、帰ってきたときに安心できるよう、
里へ戻って、お母さんが好きだったスープを作ろう……。
アウラ族の父親 : ここまで付き合ってくれて、ありがとう。
礼は里でさせてくれ。


・サブクエスト:葬送の訓え

>シュウーラ : そのひとつにおわした神獣様は、
>こんな葬送の訓えを与えてくださったの。
>シュウーラ : 『生とは死へと向かうものであり、
> 死とは生へと向かうものである』
>シュウーラ : 『死して新たな生へと旅立つ者を、
> 悲嘆で引き留めてはならない』
>シュウーラ : 『辛苦に苛まれてなお、
> 歩み続ければこそ、再び道は交わるだろう』
>シュウーラ : 昔から、姉さんを道しるべに歩いてきた私は今、迷子も同然。
>歩き続けなければと思うほどに、歩む足が重くなって、
>本当に情けないわ……。



◆ラザハン暁ヒントトーク

グ・ラハ・ティア : パーラカの里の混乱を、
ひとまず鎮めることができたんだってな。
こっちも、どうにか被害を広げずに済んだところだ……。
グ・ラハ・ティア : ……あの場ではとっさに指揮を執ったが、
オレはもう一生分、「大勢の命」を任された。
何よりそれは、通りすがりの旅人が負っていいものじゃない。
グ・ラハ・ティア : その街に想いがあって、願いがあって、大切なものがある……
だからこそ、どんな苦境でも前を向けるものだ。
ヴリトラなら、誰よりも確かに、ラザハンを護るさ。

エスティニアン : 竜と人の融和、か…………。
アルフィノ : さすがに皆、不安そうだね……。
アルフィノ : だが、私たちは知っているはずだ。
偉大なる七大天竜、それが味方についてくれたとき、
どれだけ心に力がみなぎるかを。

ヒューラン族の織工 : ヴリトラ様、真実を話してくださって、
ありがとうございました。
ヒューラン族の織工 : 私たちなら、きっと苦難を越えられます。
人たるマヌシャの神々と、獣たるムリガの神々があわさって、
平和な時代が創られたように……。

アルフィノ : この光景をイゼルが見たなら、きっと喜んだことだろうね。
エスティニアン : …………かもな。

ニッダーナ : 人が獣に転じるとき、エーテルが消失する……
なら、あの獣はなんで活動できているのかって、考えてたんだ。
ニッダーナ : 単純に考えれば、エーテルに代わる活力があるはず。
そのときふとね、最近キミたちと、
エーテルとは異なる力の話をしたなって思い出したんだ。
ヤ・シュトラ : 確か……アーカーシャ、だったかしら。
目には見えない、天より下りし力……
ヤ・シュトラ : 想いが動かす力……!
ニッダーナ : そう、負の感情によってアーカーシャが動かされ、
人を獣に変えたり、エーテルもなしに活動させてる……
そんな可能性もあるんじゃないかって。
ニッダーナ : ねえ、まだあの花を持ってる?
ニッダーナ : ……その花が、
周囲の人の想いによって動いたアーカーシャを捉え、
それによって輝きを変えていたのだとしたら。
ニッダーナ : 存在が耐えきれないほどの強烈な力が、
ここに渦巻いていたんじゃないかな。
不安や恐怖、絶望を呼び水としてね。


◆ラザハンNPCヒントトーク

オフピロナ : いらっしゃいませ!
せっかくここまで来てくれたんだ。
なんでもいいから取引していってくれよ!

ヴァルスラ : 星外へ脱出ねえ……。
これじゃなおさら、商売なんてできないけど……
考えようによっちゃあ、商機とも言えるかもしれないねえ。

ラドヴィラ : ずっと動転してて気付かなかったけれど、
あの騒動があってから、商人仲間が何人もいなくなってるんだ。
きっとみんな……ううう……。

ファルンナ : 異形の獣が近くを駆けていったときは、息が止まる思いでした。
皆も不安でしょうし……今は、お互いを支え合わねば。
なにか、私に役立てることはございますか?
ファルンナ : ここは、自由都市ラザハン。
「多彩」を意味するラズに、「都」を示すハンを加えた名は、
異なる種族や信仰が入り交じる在り様を示しています。
ファルンナ : 洋の東西を結ぶ立地、
そして世界各国と相互不可侵条約を結んだ中立性から、
交易の結び目たる商業の街として、発展を遂げてきたんですよ。
ファルンナ : ですが、先日の終末騒動で、
この街は太守アヒワーン様を始め、様々なものを失いました……。
月への移住という話も、正直、気持ちがついていきませんよ。
ファルンナ : しかし、そんな時だからこそ、
我々は力を合わせて、成せることを成さねばならないのでしょう。
民を思うヴリトラ様の決断を、私は信じますよ。

ゼイタヌール : ……いつも通りに過ごしてほしいとヴリトラ様は言ったが、
あんな出来事があった後じゃあ、難しいだろう。
バザールも、こんな有様だ。
ゼイタヌール : しかし……生きてやるさ。
必ずな。

ヴィッシュバート : 例の騒動……もう聞いたかい?
正直、物を売りたくても、
とても商いどころじゃない状況さ。
ヴィッシュバート : ウチみたいな小さなところもつらいけれど、
売れない貿易品を倉庫いっぱいに抱えた大商会なんて、
一族郎党、首くくる事態になりかねない……やりきれないよ。

アルダラカ : 旅人か。
サボってるわけじゃ……いや、サボりだな。
アルダラカ : 太守様を守れず、愛着ある街も棄てるかもしれないとなると、
少しばかりやりきれなくてな。
なに、少し休んだら、また立ち上がるさ。

ミリール : お飲み物、お口に合いましたか?
よければぜひ今度、
ウチ自慢のリキュールも注文してみてくださいね。
ミリール : 街の人たちも……
せめてメイハネでくつろいでもらえたらいいんですが……。

ルールメラ : ヴリトラ様、なんだかお疲れのように見えたわ……。
ウチの自慢のリキュールをお届けしたいけど……量が不安ね。
そもそも竜って、お酒呑んで平気なのかしら……?

メリード : ヴリトラ様が正体を明かされたことは、
多少の驚きはあれど、嬉しく思っています。
それに、この街の賑わいや活気を、歓びと言ってくださいました。
メリード : だから私たちは、
この店を訪れた人たちが少しでも早く悲しみを癒せるよう、
彩り豊かで温かなもてなしを、提供し続けたいと思います。

アストルラ : 不気味な空模様になったのと時を同じくして、
街の中に、恐ろしい獣が現れたらしいわ……。
さすがにここは……大丈夫よね?

イムフィーユ : すぐ下の通りで、異形の獣が暴れるのを見たの。
星戦士団の方が対処してくれたけど、怖かったわ。
近くにいたはずの労働者の方、無事に逃げられたかしら……。

キハンバート : 星外脱出の件、耳にしました。
業務を続けることが、職人たちの心の支えにもなっていたのですが……
もう、そうも言っていられないのかもしれませんね。

ナブリハール : もしこの街を棄てるとなったら、
倉庫の中の品物はどうなるんだろうな。
いや、もうそんなことを言っている場合じゃないのか……。

ゼイメラ : この星からの脱出、か……。
できれば私は、残って守りたいよ。
サベネア織は単なる布じゃない、職人の技と魂の結晶なんだ。

マヌハ : 不安や絶望が人を獣にする……か。
しかし、それを己だけで律するのは、さぞや難しかろう。

カマラ : ああ、あんた!
この前は、お手伝いありがとね!
おかげで、倉庫への荷物運びは一段落したよ。

ルールシャン : なんだか外が騒がしいけど……
アタシは、何が起きようと自分の仕事をするだけだよ。
どんなときでも、平常心が肝心だからね。

シラヒーン : 終末の騒動で、ご高齢の職人さんが、幾人も犠牲になりました。
国を棄てるかもしれないという話も耳にして……
人の技や文化はこのように絶えていくのかと、切ない思いです。

ファヴェーダ : ときどき一緒にお昼を食べてた同僚の子、
騒動があってから姿を見てないの……。
なんだか、心にぽっかり穴が空いたみたい。

ジナバナ : 最低限の品を残して、
器材や材料はあらかた倉庫に運び終えました。
ジナバナ : しかし……手が空くと、あの日の情景が脳裏に浮かぶんです。
化け物に捕まった同僚が、助けを求める、あの顔……。
やはり今は、何も考えず仕事をしていたいですね。

バハフィーラズ : 蚕が大量に死んでしまって、桑の葉が余ってるんだ。
生薬としても使えるし、
製薬堂に買い取ってもらえるよう、交渉してみようかな。

クフィーユ : 月へ避難することになったら、
ハンサたちはどうなるのでしょう?
もし連れていけないのであれば、私は……。

ヴィッシュラド : ……本当の太守様は竜でしたと言われたところで、
俺らのやることが変わるわけじゃねえ。
明日要るものを作る、それが人の営みってもんだからな。


◆ロールクエストNPC

イシュガルドの駐在武官 : やはり、この事態に対処するには……。
ハッ……考え込んでおりまして、失礼しました。

シーラバート : おや……もしかして君が……?

ドマの駐在武官 : まさか、祖国の解放者に、
異国であるラザハンにてお会いすることになるとは……。

アラミゴの駐在武官 : ご足労、痛み入ります。
かかる事態への対応策について、
ぜひ、協議させていただきたいのです……。
ウルダハの駐在武官 : ここラザハンにおいても、
あなたのご活躍は、耳にしておりますよ!

グリダニアの駐在武官 : おお、貴公は……。
まずは「近衛の星戦士」殿から、説明を受けてほしい。

リムサ・ロミンサの駐在武官 : Cilina殿!
お待ちしておりました!

近衛の星戦士 : ようこそ「流星の間」へ。
あなたに紹介したいのは、ここの責任者を務める……
シーラバート : へぇ、君がCilina Arulaq?
なるほど、纏う空気からして歴戦の猛者じゃないか。
近衛の星戦士 : こら、シーラバート!
こちらの方は、太守様のお客人であり、我々の恩人だ。
口の利き方には注意してくれ。
シーラバート : いいじゃないか、私には私なりの会話術があるのさ。
こちらが求めているのは、文字どおりの即戦力……
堅苦しくやってたら、縮まる距離も縮まらないよ。
シーラバート : ということで、ここからは私が説明を引き継ごう。
改めてよろしく、「暁」の英雄殿。

◆『この世界の終末』

ヤ・シュトラ : そう……各地にも偽神獣が……。
アルフィノ : 父が説明していたとおり、
これから被害が拡大していくのかもしれないね……。
アーモロートで知った、過去の終末もそうだった。
サンクレッド : あれに倣うなら、範囲の広がりに加えて、
現象がさらに悪化する可能性もあるんじゃないか?
サンクレッド : 人が異形に転じるってだけでも悪夢だが、
変化が多くの動植物や大地そのものに及べば、
さすがに居続けるのは難しくなる……。
エスティニアン : ……いよいよ住めない星になるってわけか。

ミリール : ご注文の品をお持ちしました。
ミリール : こんな状況ですけど、ごゆっくり……。

アリゼー : ……私たち、どうするべきなのかしら。
アリゼー : 今回、終末を目の当たりにして、
闇雲に戦うだけじゃダメだって思い知ったわ。
アリゼー : どうにかして根本的な解決をしないと、
その場しのぎのやりかたじゃ、すぐに限界がくる。
被害が拡大していくならなおさらね……。
アリゼー : 何か……何かないのかしら……。
ヤ・シュトラ : 鍵を持っているとしたら、過去の終末を知り、
ゾディアークを保持することで終末を防いでいた、
ハイデリンなのでしょうけれど……。
ヤ・シュトラ : バブイルの塔の一件以来、彼女からの接触はなし。
「できない」のか「しない」のかさえ、窺い知れないわ。
ヤ・シュトラ : 標として託された花も、消えてなくなってしまった……。
月の監視者 : 覚えておくといい。
その花は、我々の時代には「エルピス」と呼ばれていた。
ヤ・シュトラ : 確かに、月の監視者はそう言っていたわね。
エルピス……私には心当たりがない言葉だわ……。
アルフィノ : 残念ながら私もだ。
「我々の時代には」と言っていたということは、
古代人たちの言葉だということになるのかな。
ヤ・シュトラ : そうでしょうね。
ただ、アニドラスの記録を閲覧していたときにも、
聞いた覚えはないわ。
アリゼー : じゃあ、この線で追うのも無理ってこと?
古代人の生きた時代のことなんて、聞ける人もいないし……。

グ・ラハ・ティア : いや……ひとりだけ、いるかもしれない。
グ・ラハ・ティア : ……エリディブスだ。
グ・ラハ・ティア : オレは白聖石に代えて、
第一世界のクリスタルタワーに彼を封じ込めた。
グ・ラハ・ティア : あの塔に込められたエーテルは、
機能の維持なんかに使われ、少しずつ星海に還ってる。
……だから、彼の魂ももう、そこにはいないかもしれない。
グ・ラハ・ティア : でも、もしまだ留まっているとしたら……
話せる可能性もあるんじゃないか?
グ・ラハ・ティア : オレは……オレたちはもう、それを確かめには行けない。
でも、あんたなら、再び第一世界に渡ることができる。

>その可能性に賭けてみよう!
グ・ラハ・ティア : ああ、行動あるのみだ!

>ついでにみんなの様子見てくる
グ・ラハ・ティア : ありがとう……。
あんたがそうしてくれるなら、何より安心だ。

>ほかに打つ手がないのなら……
グ・ラハ・ティア : 不確かな案ですまない。
終末が第一世界に影響しているかも確認できるから、
無駄足にはならないはずだ。

サンクレッド : 俺としても、願ったり叶ったりだ。
少なくとも今は第一世界が無事であること、
それがわかれば、踏ん張り甲斐もあるからな。
サンクレッド : そこで糸口が掴めるか否か……
どうあれ、俺たちが乗ってるのは相当に分の悪い賭けだ。
サンクレッド : だが、ウリエンジェが月にいる。
あいつは、本当にそれしか道がないと判断したら、
最善を尽くして地上の命を引き上げるだろう。
アリゼー : だったら私たちは、その瞬間まで、俯かずに抗うだけだわ。
ヤ・シュトラ : ええ……。
こちらに残る方も、やれることをやりましょう。
ヤ・シュトラ : 私はマトーヤにもう一度連絡をとって、
星海からハイデリンに接触できないか試みてみるわ。
アルフィノ : であれば私は、各国と協力して、
終末の正確な状況を把握できるようにしよう。
エスティニアン : その情報をこっちに回せ。
一時しのぎだろうが、倒せる獣は倒しておく。
アルフィノ : 不安や恐怖、それに絶望……
どれだけ遠ざけようとしても、
そういう気持ちは湧きだしてくるだろう。
アルフィノ : けれど、忘れないでいてほしい。
アルフィノ : ここにいる仲間が、どこかで戦い続けている。
私たちは、決して独りにはならない。

ひとときの休息は過ぎ去り
ついにそのときが来る

さあ すべてを明かしに行くがいい――

終わりを巡る 始まりの地へ

サンクレッド:なら、それぞれ行動開始だ。
……第一世界に行ったら、リーンによろしくな。
サンクレッド:もしも、リーンが望んだら、
原初世界の現状を教えてやってくれ。
そして「何か気づいたことがあれば教えてほしい」と。


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