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【FF14暁月台詞集】Lv80 サベネア【未記載あり】

本記事は、FinalFantasyXIV 暁月のフィナーレ のクエスト台詞集になります。
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◆サベネア開幕

ラザハンの都を有するサベネア島

豊穣海の南東に浮かぶ、その豊かな島では
異種族同士の戦いと衝突が繰り返されてきた

その度に文化は混ざり合い 独自の発展を遂げている
さながら 彼等の用いる錬金術のようだ

ひとつの国として安定してからは
中立を宣言し 侵略者を寄せ付けずにいるが――さて

極彩色の島を 悪意が塗りつぶし始めている
お前たちはそれを――

それを――――

――本当にどうにかできるのか?

◆『ラザハンに差す影』

ファダニエル : はてさて、塔の様子を見にきてみれば、
エーテル放射を遮断する護符なんぞを作っていようとは。
ファダニエル : 遠い昔にも、同じような試みを提案された気がしますが……。
なんでしたっけ、あの男……
ファダニエル : オー……オー……オエーン?
ファダニエル : もう古い記憶ですからねぇ。
身体も変わりましたし、いちいち覚えてられないですよ。
ファダニエル : しかし……ふむ……。
立場上、そんな便利道具を完成させられては困るものの……
ファダニエル : この程度の知識と技術でどうしようというのか、
見ものといえば見ものなんですよねぇ。
ファダニエル : 私のさがと申しますか、何と申しますか……
忌々しいこと極まりないですが、こればかりは、
魂にも性分があるって話かもしれませんね。


◆『護魂の霊鱗』

・暁サイド

サンクレッド : お前の方も、ひと区切りついたみたいだな。
サンクレッド : ここの錬金術師たちには舌を巻く。
絶対に護符を完成させようっていう気迫はすごいもんだ。
サンクレッド : 俺はそっちの方面には明るくないが、
あの様子からすると、間もなく形になるんじゃないか?
エスティニアン : そうでないと、とんだくたびれ損だ……。
ウリエンジェ : エオルゼアや東方、そしてここサベネアの地でも、
人々はこうして脅威を退けんと尽力しています。
ウリエンジェ : ……されど、その脅威をもたらしているテロフォロイも、
いかな力を扱うとて、同じく人でありましょう。
ウリエンジェ : 生を望み、明日を繋がんとする人と、
死を謳い、終わりを求める人が、せめぎ合っている……。
ウリエンジェ : まるで、この戦いを以て問うているかのようです。
人という種は、生きていけるのか……と。
サンクレッド : お前らしい。
事実そういう戦いなんだとしたら、
勝敗は紙一重になるかもしれないな。
サンクレッド : 周りを巻き込んで、傷つけて、苦しませて、死にたい……
ファダニエルの願望は、到底認められるものじゃない。
サンクレッド : だが、誰だって、底の底にいるときは、
似たようなことを思ったことがあるんじゃないか?
サンクレッド : 何もかもが疎ましくなって、
どんな慰めも、胸に届かない夜がある。
それをどうにか飲み下して生きちゃいるが……
エスティニアン : 上手くやり過ごせないときもある。
なまじ知性のある種族ほど、な。
エスティニアン : 復讐なんてものも、結局はそれと同じことだ。
相手が絞られてるってだけで、
苦しみの沼の底で、他人にも破滅を願うわけだからな。
サンクレッド : ……そういうことだ。
必ずしも生きるという意志が勝つわけじゃないし、逆も然り。
そのせめぎあいは、大抵過酷で際どいものだ。
ウリエンジェ : なるほど……。
では私は、人がかろうじて生きるに足ることを願いましょう。
サンクレッド : 同意見だ。
まあ、ひとりきりじゃないなら勝率も上がるさ。
復讐の竜騎士だって、だから今ここにいるんだろう?


・ニッダーナサイド

ニッダーナ : ああ、ねえ、見て!
ついに試験に耐えられるだけの護符ができたの!
ニッダーナ : 名付けて「護魂の霊鱗」。
持ち主を、エーテル放射による精神汚染から護ってくれるんだ!
ウリエンジェ : すばらしい……これで皆が塔に近づけるようになる。
まさしく、歴史を変える発明となるでしょう。
ニッダーナ : ありがとう!
でも、褒めてもらうのは、本番も成功させてからでないとね。
ニッダーナ : キミに来てもらったのは、このときのため……。
アタシと一緒に、「ゾットの塔」の前まで行ってほしいの。
ニッダーナ : 霊鱗が十分な効果を発揮すれば、何も問題はないはず。
もし駄目で、アタシが精神汚染を受けたら……
ごめんね、捕まえるなり倒すなりしてもらえるかな?
ニッダーナ : ありがとう……。
来てくれたのがキミでよかったよ。
異彩の錬金術師 : ニッダーナ……本当に、いいの……?
ニッダーナ : そんな顔しない!
自分たちの作ったものを、まずは自分で信じないと。
まがりなりにもまとめ役なら、なおさらでしょ?
ニッダーナ : だけど、もし……もし失敗したら、その経験をどうか次に。
アタシたちの錬金術に懸けて、約束よ。
サンクレッド : お前たちが出てる間、遺烈郷は見張っておく。
サンクレッド : ファダニエルが来ているとして、
どこに仕掛けてくるかは、わからないからな……
そっちも十分注意しろよ。
ニッダーナ : それじゃあ、行きましょうか。
牧場跡にいる兵士さんに船を用意してもらうから、
準備ができたら、北の海岸に来て。


・ファダニエルサイド

ファダニエル : 残念、ひとあし遅かったですねぇ。
ファダニエル : ああ……なるほど……あれと同じか。
ファダニエル : うわ、睨まれている。
仕事とはいえ、不興を買ってしまいましたかねぇ。
ファダニエル : 私の昔のお客様なんて、こういうのを見せると、
キャッキャッと猿みたいに喜びましたよ?
まあ、あれはあれで不愉快でしたが。

>……昔の客?
 お前はいったい何なんだ

ファダニエル : 私は、アシエン・ファダニエル。
以前も申し上げたとおり、転生組のアシエンです。
ファダニエル : かつて終末の災厄が起きたときに、
ファダニエルの座についていた男……
その魂を継いでいます、理論上はね。
ファダニエル : けど、そんなの知ったことじゃない!
私は私として生まれて、時を過ごしていました。
ファダニエル : 紆余曲折あってアシエンに加わることになり、
「昔の」ファダニエルの知識ももらったのですが……
それが自分自身だとは感じられませんでした。
ファダニエル : だから、そうですね……さらに素性を明かすとしたら、
アシエンになる前の我が名をお伝えすべきかと。
あれももう捨てた過去ではありますがね。
ファダニエル : 聞いた話によると、あなた、
アラグの遺跡調査でも活躍なさっていたのでしょう?
ファダニエル : なら、ご存知かもしれません。
私の旧い名は……
ファダニエル : アモン、と申します。

かつて 繁栄を極めた国があった
そこでは誰しも不自由なく
どんな時代よりも当たり前に明日がきた
そう 満たされていた――
だからこそ病んだのだ

アラグ帝国の貴族 : やはり君は天才だよ、アモン。
あんなおもしろい実験、どうしたら思いつくんだ?
アラグ帝国の貴族 : 奴め、目が覚めたら牛の頭にされていて大慌て!
わめいても、出てくるのは汚い鳴き声ばかりときた!
アラグ帝国の貴族 : あれは本当に……ククク……
友人たちと一緒に、大笑いさせてもらったよ。

私が心血を注いだ研究は 価値も分からない奴に
娯楽として浪費されている
いや 研究だけではないか――
人々は いつも刺激を欲しているのだ
些末なことさえ 追い回さずにはいられないほどに
この国は病んでいる
私はそれを変えるのだ
あの方を 伝説の始皇帝を蘇らせることで――

私の目論見は果たされ 国は再び
前へ 外へと動き出した
決して醒めることのない 熱狂の中にいるようだった
けれど 栄華を牽引する陛下だけが
ついぞ満たされることはなく――

ザンデ : アモンよ、覚えておくがいい。
ザンデ : 果てまで覇を唱え、どれほどのものを得ようとも、
死はすべてを無に還す。
ザンデ : 無なのだ、何もかも……。
アシエン・エメトセルク : お前も察しているだろうが、この戦い、恐らく皇帝が負ける。
……だから、お前を召し上げにきた。
アシエン・エメトセルク : 正直やり方がどうかと思うことはあるが、
その知識と技術は、私たちですら一目置くほどだからな。
アシエン・エメトセルク : お前が就くべきファダニエルの座も、ちょうど空いている。
みすみすこの国と心中させるくらいなら、
同志として迎え入れよう。
アシエン・エメトセルク : クリスタルタワーの方には、お前のクローンでも送っておけ。
そして、確かめるがいいだろう。
アシエン・エメトセルク : この先に、何が待つのかを……。

栄華の末路が物語る
ああ あの哀れな陛下は正しかったのだ
何を得て 何を築けど やがては終わる
生きるのはただ 無に至る道程でしかないのだろう

ファダニエル : わざわざ隙を作ってくださってどうも!
私はこのまま引き上げるといたしましょう。
ファダニエル : 大丈夫、その獣人は蛮神を生み出すための貴重な資源ですから、
簡単に殺したりはしませんよ。
ファダニエル : ただ、無理に引っ張ると死んじゃいますので悪しからず。
せいぜいお仲間たちと頭をひねってくださいね!
ファダニエル : ではでは、いずれまた。
こんな端末の塔ではなく、「大元」の方でお待ちしてますよ。
殿下と一緒にね。


◆ラザハン入り

サベネア島に鎮座する巨大な岩
ラザハンの都は 奇妙にもそこにへばりついている
入口に掲げられた「真眼」の国章は
彼らの神話を彩る神々の眼(まなこ)――
あらゆる心理を見抜くものとされている
その視線を浴びながら門をくぐれば
島の暑さにも劣らぬ熱気を感じたものだ

商人たちが客を引く声 踊り子の舞踊とともに響く音楽
香と窯からのぼる煙が 空気までも染め上げる
あふれる色に目を回した旅人を
継ぎ接ぎの路が 誘いこんで帰さない

――そんな風景も今は沈み
真眼は果たして いかなる真理を見ていることか


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