見出し画像

【FF14暁月台詞集】Lv80 シャーレアン【未記載あり】

本記事は、FinalFantasyXIV 暁月のフィナーレ のクエスト台詞集になります。
記事内容のテキスト・画像の著作権はすべて株式会社スクウェア・エニックスに帰属します。
参考)ファイナルファンタジーXIV 著作物利用条件

(C) SQUARE ENIX CO., LTD. All Rights Reserved.

『やがて流れは海へと注ぐ』

アルフィノ : Cilina……
これからの予定は空いているかい?
アルフィノ : だとしたら、今の私たちの状況について、
改めて整理させてほしいんだ。
皆にも声をかけて「未明の間」で話そう。
アルフィノ : さて……私たちが直面している問題、
その発端は、各地に突如として塔が現れたことだったね。
アルフィノ : のちに「終末の塔」と呼ばれることになるそれは、
テロフォロイと名乗る者たちによって作られたものだった。
アルフィノ : 彼らは、いにしえの時代に起きた終末の災厄のように、
何もかもを破壊することが目的だと宣言……
事実、「塔」を用いて惨劇を引き起こしている。
アリゼー : 拐った人たちを「塔」に閉じ込めて、
無理やり蛮神を召喚させてる件ね……。
アリゼー : 救助に向かおうにも、「塔」が放射するエーテルによって、
近づくだけで精神を汚染されてしまう。
アリゼー : 「光の加護」を持つ人なら、
汚染を免れることができるみたいだけど……
アリゼー : アレンヴァルドたちの報告や、彼らに起こったことを思えば、
慎重にならざるを得ないでしょうね……。
サンクレッド : 厄介なネタはまだあるぞ。
サンクレッド : テロフォロイの中核を成しているのは、
アシエン・ファダニエルと、もうひとり……あのゼノスだ。
サンクレッド : 奴は自身の身体を取り戻し、ヴァリス帝を殺害。
それによってガレマール帝国は混乱を極めている。
サンクレッド : とくに、帝都ガレマルドは酷い有様だ。
一時期は次期皇帝を巡る内戦の舞台となっていたが……
ウリエンジェ : 私たちが偵察に赴いたときには砲声すら止み、
廃墟と化した帝都は、不気味に静まり返っておりました。
ウリエンジェ : 住民たちは、精神汚染を受けている様子で……
かつての魔導城を、ただ黙々と、
異形の建造物に造り変えていたのです。
ヤ・シュトラ : タイミングと場所、加えて精神汚染とくれば、
それもテロフォロイによるものと考えるべきでしょうね。
ヤ・シュトラ : 多くの蛮神が現れるだけでも十分に脅威だけれど、
まだ何か……「終末」と呼ぶのにふさわしいような破滅が、
仕組まれているのかもしれないわ。
ヤ・シュトラ : グランドカンパニー・エオルゼアや東方連合が、
どうにか被害を抑えてくれているうちに、
私たちで根本的な解決策を見つけたいところね。
グ・ラハ・ティア : そのための手掛かりを、シャーレアン本国で探そう。
グ・ラハ・ティア : 終末って言葉に思うところがありそうだった、
フルシュノさん……哲学者議会のことも気になるしな。
タタル : お話し中、失礼しまっす!
タタル : たった今、クルルさんから連絡が入りまっした!
みなさんをシャーレアン本国に迎え入れる準備が、
整ったそうでっす……!
タタル : 至急、リムサ・ロミンサから、
シャーレアン行きの外洋航路船に乗ってほしいとのこと……
タタル : そして「バルデシオン委員会を再建するための協力者」として、
入国するようにとのことでっす!
エスティニアン : ……だそうだが、心の準備はできてるか?
お前たちにとっちゃ、良くも悪くも里帰りだろうからな。
アルフィノ : ああ、行こう……!
クルルさんの待つ、シャーレアン本国へ!
タタル : それでは、リムサ・ロミンサのフェリードックへ……
私も一緒に行って、お見送りをさせていただきまっす!

グ・ラハ・ティア : またシャーレアン本国に向かう日がくるなんて、
なんだか不思議な気分だ。
ずっと、すごく遠い場所だったからさ。
エスティニアン : 船旅は少しばかり退屈だが、嫌いというわけじゃない。
イシュガルドでは縁遠かった体験だからな。
アリゼー : 仕方ないことだけど……
どうせなら、もっと旅を楽しめるようなときに、
あなたを本国に誘いたかったわ。
アルフィノ : お父様は「ルヴェユールの名を捨てよ」と私たちに言った。
それが入国にあたっての支障にならないといいのだが……。
ヤ・シュトラ : マトーヤの洞窟での生活が長かった私でさえ、
久々の本国には懐かしさを覚えるわ。
ほかの皆なら、なおさらかもしれないわね。
サンクレッド : 俺は海都の生まれだが、シャーレアンには「帰る」って感覚だ。
自分が生きるのに必要な知識や技術を、
あそこでひたすら叩き込まれたからな……。
ウリエンジェ : 蒼茫洋の向こうで待つは、いかなる真実か……。
そして私にはもうひとつ、向き合うべき事実がある……。

タタル : あっ、これで全員でっすね!
乗船手続きは私の方で済ませておきまっした!
タタル : クルルさんから指定があった、シャーレアン行きの船は、
間もなく入港してくるそうでっす。
乗りこめるようになるまで、奥で待機をお願いしまっす!
サンクレッド : そろそろ荷の積み下ろしが終わるそうだ。
乗船は問題なく始まりそうだな。
ヤ・シュトラ : あら、聞いてきてくれたのね。
よかったわ、旅の最初くらいは順調にいきたいもの。
サンクレッド : まったくだ……。
サンクレッド : この街に住んでたガキのころ……
こいつと同じ外洋航路船でシャーレアンから来た、
ルイゾワ様に出会ったんだ。
サンクレッド : そして今、その孫たちとシャーレアンに帰ろうとしている……。
つくづく不思議なもんだな、人生ってやつは。
ウリエンジェ : ……ええ、流れゆく時を感じます。
ウリエンジェ : 当時のあなたは、この港に降り立った我が師に、
窃盗を働こうとして返り討ちにされたとか……。
ずいぶん成長しましたね、サンクレッド。
アリゼー : へえぇ?
それ、詳しく聞いてみたいわね!
アルフィノ : エスティニアン殿は、シャーレアンに行くのは初めてかい?
アルフィノ : ……エスティニアン殿?
エスティニアン : お前、いつまで俺だけ他人行儀に呼ぶつもりだ?
アルフィノ : えっ、ち、違うんだ……!
これは、その……尊敬しているからであって……。
エスティニアン : だったら改めろ、ほかと同じでいい。
エスティニアン : でないと俺も、特別に敬って呼ぶぞ……
なあ、アルフィノ坊ちゃん?
アルフィノ : う……わかったから、その呼び方はよしてくれ。
これからも仲間としてよろしく頼むよ……エスティニアン。
エスティニアン : ああ、まあ、それなりにな。
グ・ラハ・ティア : タタル、どうかしたか?
すごく不安だって、顔に書いてあるぞ。
タタル : あっ、いえ、そういうわけじゃ……!
シャーレアンは、みなさんにとって故郷でもありまっすし……。
タタル : ……ただ、相手にするのは、
世界の破壊を企むテロフォロイでっす。
きっとまた、命懸けの戦いになりまっす……。
タタル : 私はこちらに残りまっすから、
またみなさんと無事に会えるのかなって、
つい、考えてしまって……。
タタル : はい……約束でっす!

???? : おお、間に合ったようでよかった!
アリゼー : ホーリー・ボルダー!
クルトゥネも、どうしたの!?
ホーリー・ボルダー : 私たちはこれからラノシアの「塔」へ向かい、
黒渦団やコボルド族と協力して、異形の蛮神対策にあたります。
その前に、見送りをと思いまして。
ホーリー・ボルダー : 留守を守ってくれているフ・ラミンさんや、任務中の面々が、
皆さんの無事を願っていると言っていました。
そして「こっちは任された」とも。
ホーリー・ボルダー : ……私たちも同じ気持ちです。
「暁の血盟」を挙げて、世界の終焉を退けましょう!
航路船の船員 : 出港の準備ができたぞ!
シャーレアンに向かう奴は、すみやかに乗ってくれ!
サンクレッド : ……時間だな。
アルフィノ : では、行ってくるよ。
有力な情報を得られたら、すぐに連絡する。
こちらで任務にあたる皆こそ、くれぐれも気をつけてくれ。
タタル : みなさん……いってらっしゃいまっせ!

<エメトセルク>
――そうしてまた お前は1歩を踏み出した
それがやがて世界を救うのかは
今の私たちをして 定められず
ゆえにただ 新たな幕開けにふさわしい言葉を添えよう

生きることは 死にゆくこと
出会えば別れ 始まれば終わる
せいぜい惜しんで進むがいい
その旅の先――

星と命の沈む海底に 真実は待つ


聞いて…感じて…考えて……

グ・ラハ・ティア : あんたも目が覚めたのか。
まだ明け方だぞ。
グ・ラハ・ティア : まあ、ここで熟睡する方が難しいよな。
まわりも、起きてる奴の方が多そうだ……。
グ・ラハ・ティア : 誰かに呼びかけられてた?
いや、少なくともオレには聞こえなかったが……。
グ・ラハ・ティア : とりあえず、外の空気でも吸ってきたらどうだ?
ほかのみんなも、そうしてるみたいだ。
もうすぐシャーレアン本島が見えてもいいころだしな。

???? : よかった……。
私の声が、まだあなたに届いてくれて。
???? : 聞いて、感じて、考えて……。
ハイデリン : こうして地上で言葉を交わすのは初めてですね。
……クリスタルに導かれし、光の戦士よ。

>ハイデリン、どうして今さら……
 お前の言葉は、もう信用できない

ハイデリン : ついに第一世界での旅を終えたあなたなら、
想像がつくかもしれません……。
ハイデリン : あなたが見て、聞いて、触れてきたとおり、
私は……ハイデリンは旧き蛮神です。
ハイデリン : いにしえの時代、
終末の災厄を退けるために創られたゾディアーク。
そして私は、それを制するもの……。
ハイデリン : けれど、あの時代を取り戻さんとする者の強い願いによって、
もう七度、ゾディアークの統合を許しています。
ハイデリン : そうしてかの神が力を集めるほど、
私は急速に摩耗していく……。
もはや、あなたの意識を狭間の領域に呼ぶことさえ叶いません。
ハイデリン : それでも、今回だけは……
どうしても伝えなければならなかった。
ハイデリン : あなたたちは、私に導かれずとも、
己の意志で星の過去を受け止めました。
以て、私とあなた、ふたつの時間が交わりかけています。
ハイデリン : だからこそ、始まってしまうかもしれない……
星と命を巡る試練、運命を決するための大いなる戦いが……。
ハイデリン : あなたがこの言葉の意味を知るとき、
過酷な試練を超える力を、その旅路のうちに得ていたのなら……
ハイデリン : 遠い遠い、時の彼方で交わされた約束を、果たしましょう。

航路船の船員 : さあ、起きてる奴は前方をご覧あれ!
目的のシャーレアン本島が見えてきたぞ!
ハイデリン : お行きなさい。
どんなときだって、旅人は新天地に目を輝かせるものよ。
ハイデリン : きっとまたすぐに……会いましょう……。

アリゼー : はぁ、いい朝ね。
ちょっと身体は痛いけど!
アルフィノ : やあ、おはよう。
君はもう、島を見たのかい?
アリゼー : じゃ、一緒に見に行きましょ!
船首の方、空いてるかしら?

サンクレッド : ああ、やっぱり来たか。
サンクレッド : 今朝はよく見えるぞ。
懐かしの、シャーレアン本国だ。
アルフィノ : ああ……本当だ!
アリゼー : 帰ってきたのね、私たち。
ルヴェユール家に戻るためじゃなく……
自分の選んだ道を進むために。
エスティニアン : 別に、お前たちだけでやれって話でもないだろう。
ウリエンジェ : ええ、彼の言うとおり……
私たちが同じ船に乗っているということを、
どうかお忘れにならぬよう……。
アルフィノ : ありがとう、みんな。
もちろん、何より頼りにしているとも。
ヤ・シュトラ : この船が入港するのは、本国の中心地でもある、
「オールド・シャーレアン」よ。
ヤ・シュトラ : あらゆる知識と情報が集まるあの都で、
私たちは必ず成果を上げる……
待っていてくれる人たちのためにも、ね。

サンクレッド : 下船できるまで時間がかかったな……
次は入国手続きか?
ヤ・シュトラ : ええ……。
そっちでは引っかからないといいのだけれど。
エスティニアン : シャーレアンは、国交を閉ざしてる状態なんだろう?
今更だが、俺やこいつのような余所者でも許可はおりるのか?
ヤ・シュトラ : ええ、確かに国家規模での取引は、
同盟を結んでいる一部の中立国としかしていないわ。
ヤ・シュトラ : とはいえ、鎖国を強固にしすぎては、
生活するにも不便だし、
大目的である知識の集積にも支障がでる……。
ヤ・シュトラ : だから、きちんと申請がされていて、
目的や身元を証明できさえすれば、
シャーレアン人でなくても入国は可能になっているのよ。
エスティニアン : ……なるほどな。
ヤ・シュトラ : それについて、みんなにも念押ししておきたいことがあるの。
ヤ・シュトラ : 入国手続きでは、所属や目的を問われるはず。
そこでシャーレアン外の機関である「暁」を名乗るのは、
情勢的に避けておきたいわ。
ヤ・シュトラ : クルルからの連絡にあったとおり、
バルデシオン委員会再建のための協力者……
という形で話を進めましょう。
ヤ・シュトラ : あなたは元からバルデシオン委員会の所属でしょう?
私たちの引率役ということで、先導してもらえるかしら。
グ・ラハ・ティア : 了解だ。
入国手続きは……確かこの先だったよな。
さっそく行ってみよう。

グ・ラハ・ティア : さっきの船で到着したんだが、入国手続きを頼めるか?
国境管理局の官吏 : ええ、もちろん。
その紋様……賢人ですね?
グ・ラハ・ティア : ああ、バルデシオン委員会所属の賢人、
グ・ラハ・ティアだ。
グ・ラハ・ティア : エオルゼアで調査にあたってたんだが、
委員会を立て直すため、
力になってくれる奴らを連れて帰還した。
国境管理局の官吏 : なるほど。
確かに、バルデシオン委員会の協力者については、
本日づけで到着予定との申請を受けています。
国境管理局の官吏 : ……ほかにも数名、賢人がいらっしゃるようですね。
では、まとめて先に手続きをさせていただきます。
ヤ・シュトラ : ヤ・シュトラ・ルルよ。
アリゼー : あれ、魔法の名簿だわ。
大書院に保管されている国民名簿と繋がってるのよ。
国境管理局の官吏 : 全員確認がとれましたので、
出入国の履歴に追記をしておきました。
あなた方の手続きは以上です。
国境管理局の官吏 : では、次の方……。
アルフィノ : アルフィノ・ルヴェユールだ。
アリゼー : 同じく、アリゼー・ルヴェユールよ。
国境管理局の官吏 : はい、こちらも問題なく完了です。
ですが……
国境管理局の官吏 : ルヴェユール家のご子息とご息女は勘当されたと、
最近もっぱらの噂ですよ。
国境管理局の官吏 : そうであっても帰国を拒む理由にはなりませんが、
なにかと憂慮すべきことが多い時世です。
くれぐれも、問題は起こさないように……。
アルフィノ : ……ああ、肝に銘じておこう。
グ・ラハ・ティア : あとのふたりは、シャーレアン外の協力者なんだが……
申請はされているはずだから、確認してくれ。
国境管理局の官吏 : ふむ、お名前とご職業は?

> Cilina Arulaq、冒険者だ
  Cilina Arulaq、職人だ
  Cilina Arulaq、英雄だ

国境管理局の官吏 : 冒険者……冒険者ねぇ……。
まあ、エオルゼアでは正式な職業になっているようですし、
申請とも相違はないのでいいでしょう。

国境管理局の官吏 : それで、そちらの方は?
エスティニアン : エスティニアン・ヴァーリノ。
イシュガルドの竜騎士団に所属していた。
国境管理局の官吏 : していた……つまり元軍人ですね。
失礼ですが、今は何をお仕事に?

???? : ま、待ってください……!
クルル : その人は、間違いなく、うちで雇った傭兵です……!
ほら、バルデシオン委員会には、
危険地帯での調査がつきものでしょう……!?
国境管理局の官吏 : クルル・バルデシオン。
申請の主であるあなたがそう証言するのなら構いませんが……。
国境管理局の官吏 : いくら背に腹がかえられない状況でも、
胡乱な連中を呼び込むのは感心しませんね。
一歩間違えれば、今度こそあなた方の組織は……。
クルル : ご忠告ありがとうございます。
大丈夫、彼らは信頼できる友人で、仲間ですから。
アルフィノ : クルルさん、元気そうでよかった。
クルル : それはこっちの台詞よ。
みんな、船旅おつかれさま!
クルル : さっそくいろいろ話したいところだけど、
ここだと邪魔になっちゃうわね……むこうに行きましょうか。
クルル : ようこそ、オールド・シャーレアンへ!
エスティニアン : お抱えの傭兵とくれば、報酬は弾んでもらえそうだな。
クルル:あ、あれは! そっちが言葉に詰まるからでしょう!?

エスティニアン : 「暁の血盟」を名乗るなと言われて、
咄嗟に方便が思い浮かばなかっただけだ。
……生活できているなら、なんだっていいだろうに。
グ・ラハ・ティア : ついに着いたな、オールド・シャーレアンに!
ちょっとだけ、クリスタリウムに似てると思わないか?
実は…………
グ・ラハ・ティア : って、クルルの話を聞くのが先か。
またあとで、時間がとれたときにな!
ヤ・シュトラ : 冒険者としては、さっそく街の探索をしたいのではなくて?
心配せずとも、打ち合わせの間に、
オールド・シャーレアンの見どころがなくなったりはしないわ。
サンクレッド : 第一世界に滞在していた期間があるから、
思うほど時は経っちゃいないんだろうが……
変わらないな、この街は。
ウリエンジェ : 私からも改めて……
ようこそ、Cilinaさん。
我らが故国、知の都シャーレアンへ。
アルフィノ : 大丈夫、官吏に言われたことは気にしていないよ。
ああして忠告されるだけで済んで、少し安心したくらいさ。
アリゼー : 気を取り直して、やるべきことを進めましょ。
せっかくシャーレアン本国に到着したんだし!
クルル : ちょうどいいタイミングで迎えに来れたみたいで、よかったわ。
何はともあれ、まずは船旅おつかれさま!

<街歩き>

モリ・ジャワンタル : 伝手を使ってシャーレアンまで商談に来たんだけど、
なんだかここって、地元のグリダニアと違ってやりにくいわ。
なんというか、商人が四角四面で余裕がないというか……。
ワートウィブ : 製作や採集の技術に自信があるなら、
横にいるグリッグさんに、声をかけておくれよ!
実入りのいい仕事を斡旋してもらえるからさ……!
アルダイルン : ここは、グリーナーたちの仕事の窓口だぞ。
特に職人の技術を持った連中に向けた、
仕事を紹介しているんだ。
グリッグ : 仕事は増える一方だ。
新規に会員登録してくれる職人が見つかるといいんだが……。
ジャ・ラクシャイ : 申し訳ございません。
こちらは、グリーナーズ・ギルドシップのモブハント制度に、
登録していただいている方向けの窓口となります。
ノルトータ : 近場のラヴィリンソスには彼と彼女を派遣して、
サベネア島には……。
うーん、やっぱり腕利きの数が足りない……。

ワメメ : あら、旅の方ですのね?
世界の知が集まる都、オールド・シャーレアンへようこそ。
何かお聞きになりたいことでも?
ワメメ : 魔法大学で非常勤講師を務めております、ワメメと申します。
専攻は自然地理学でして、古代から今に至るまでの、
各地の地形や気候の推移を研究していますわ。
ワメメ : 授業の合間に、ここで海風に当たるのが日課でしてね。
そのせいか、道に迷った人に声をかけられることが多くて、
近頃では、ちょっとした案内役みたいになっていますの。
ワメメ : 世界に誇る学術都市、シャーレアンですわ。
第六霊災の大洪水に際して、開祖ニュンクレフが救った人々を、
ここ北洋に連れ帰って興した集落から、発展した都市国家ですの。
ワメメ : かつて低地ドラヴァニアにあった植民都市が、
エオルゼアの民から「シャーレアン」として認知されたことで、
いつしか「オールド・シャーレアン」と呼ばれるようになったのです。
ワメメ : 今では、各種学術が花開き、
世界のあらゆる知識を登録する「世界図鑑」の編纂など、
知的活動が大いに推進されていますわ。

ライナート : この先、サリャク柱廊を抜けると知神サリャク像が立っている。
まあ、こちら側からじゃまともにお姿を見れないけどな。
無理やり見ようとして、海に落ちるなよ。
アレイディス : この辺りの波は穏やかなんだが、元が岩礁地帯だったせいか、
操船の難しいポイントがいくつかあってなあ……。
今回も無事に入港できてほっとしてるぜ。

ス・ミツ・ティア : ロブスターのオーブン焼きは、ラストスタンドの名物料理のひとつ!
その味は、シャーレアンの食通を惹きつけてやみません!
ただし、お値段はかなりのものだったりしますが……。
アキサ : いらっしゃいませ!
注文がお済みでしたら、
空いている席にお座りください。
ヘルメンヤルト : いま、お友だちとマハの黒魔法について話していたのよ。
……って、あらやだ、こんな時間?
好きなことを話していると、あっという間に時間が過ぎるわね。
ピロンディエール : ……君はよそ者か。
野蛮な国外の者に話すことはなにもないな。
ギスラ : 新聞で読んだが、エオルゼアにゃ英雄って奴がいるらしいぜ。
ソイツは数々の戦いに勝ったとかいう、野蛮極まりない輩だ。
ところでアンタ、その英雄に似ているような……。
ス・ミツ・ティア : ロブスターのオーブン焼きは、ラストスタンドの名物料理のひとつ!
その味は、シャーレアンの食通を惹きつけてやみません!
ただし、お値段はかなりのものだったりしますが……。
ミヤヤ : ここのジュレックは、とっても美味しいの。
好きな人と一緒にそれを飲めれば、最高の気分だわ。
貴方も一杯、どうかしら?
イルドァーズ : ここのコーヒーは絶品だが、
実はティーセットもなかなかのものでね……。
君も、気が向いたら頼んでみるといい。
ディコン : いらっしゃい、カフェ「ラストスタンド」へようこそ。
文字どおり、シャーレアン食文化の「最後の砦」だ。
そのへんの物よりも、味は保証するぜ。
イルドァーズ : ここのコーヒーは絶品だが、
実はティーセットもなかなかのものでね……。
君も、気が向いたら頼んでみるといい。

アベラード : 僕はここで荷揚げの様子を見るのが好きなんだ。
シャーレアンの活気を、一番感じられる場所だからね。
でも、なんだかいつもより荷物の量が多いような……。
バジルデール : 私は比較神話学の専門家でしてね。
異なる土地、異なる時代に語られた神話を比較し、
それらの共通点の裏に潜む真実を、垣間見ようとしているのです。
エディス : ラヴィリンソスには、様々な研究施設がありますから、
グリーナーに求める品も一筋縄ではいかないものばかり……。
依頼の取りまとめには苦労しますよ。
ルブダルム : 魔法大学では、研究に用いる様々なものを、
グリーナーズ・ギルドシップに調達してもらってるのさ。
最近じゃ、近東や北州絡みの面倒な案件も多くて、頭が痛いよ。
エディス : ラヴィリンソスには、様々な研究施設がありますから、
グリーナーに求める品も一筋縄ではいかないものばかり……。
依頼の取りまとめには苦労しますよ。

クリジエール : 学会の馬鹿者どもめ、ワタシの崇高な論を妄想と決めつけおって!
待っておれよ、いずれ必ず証明してみせるからな……
この広大な宇宙は、生命で溢れているのだと!
バルドスィス : やあ、お姉さん。
この街は楽しんでいるかい?
住人のひとりとして、街を気に入ってもらえると嬉しいな。
トフウィブ : トフウィブの本屋にようこそ!
店は小さいけど、貴重な本を取り揃えているよ!
雑貨も少しだけ取り扱ってるから、気軽にどうぞ!

タニヌ : こんにちは。
こちらはリテイナー雇用窓口です。
広域交易商 ガドフリッド : 申し訳ございません。
只今、取引を停止しております。
アウアシン : おや、マテリアの交換をご希望ですか?
それでしたら、歓迎いたしますよ。

ダダプ : アンタ、この辺りじゃ見ない顔だな。
アタシはこのマーケット、アゴラの商人兼顔役さ。
外じゃめったに見ない品もあるから、買っていってくれよ。

ボシャールデール : こちらはルヴェユール家の邸宅になります。
申し訳ありませんが、お約束のない方はお通しできません。
どうぞ、お引取りください。
ジェヴァン : 友人たちと、定期的にこの広場に集まって、
最近読んだ本について、語り合っているんです。
見識を広めるのに、とっても有効なんですよ。
アルティルブール : ……知らない人と話しちゃいけないって、
お母さんが言ってました。
だから、話しかけないでください。
プロスペルラン : この街で生きるためには、様々な情報が必要なんだ。
だからこうやって、近所の方と情報交換してるのさ。
決して、無駄なおしゃべりではないんだからな!

ザビニー : フフフ……あそこの家を見てくださいよ。
あれ、私の家なんですよ……しかも、新築!
一般住宅用の土地はなかなか空きがでないので、幸運でした!
アテリース : こちらは哲学者議会の議事堂、哲学者の広場です。
見学をご希望ですか?
でしたら、中に入って係の者に声をおかけください。
シャンベルリオー : なんだね、君は?
すまないが、打ち合わせの最中なのだ。
用件は後にしてくれないか。
ブリオレット : 次の議会に提出されるのは……
「中毒に関わるコーヒークッキー等吸引禁止法」だと!?
誰だ、この馬鹿げた悪法を考えたのは……!
メクティルド : 見ない顔だね……新人かい?

こっちは荷物の確認に時間がかかるから、
アンタが先に降りるがいいさ。
ニルゾゾ : 現在、昇降機の利用は停止中です。
申し訳ございませんが、ご了承ください。
シェルリネー : ようこそ、アルティフィスホールへ。
ここにはラヴィリンソスに続く昇降機が設置されています。
なお、アルティフィスは「技巧」を意味する古い言葉なんですよ。

ベルトスィンダ : ここはフェノメノン大講堂。
講義で使う講堂である他、職人の集う場所でもあるわ。
部外者も利用できる公開講堂は、建物正面に向かって左側よ。

チャ・ラカ・ティア : ……学会……締切…………
うぅぅっ、プレッシャーでおかしくなりそうだ……!!
頼れる奴を紹介してもらえますように……!
ボリック : 教授が困っているのを無視できないけど……
手伝ってくれる職人さんなんて、見つからないよな~。
デブロイ : う、ううう……うっぷ……。
このままでは……シャーレアンの食文化が……。
ジュード : うーん……困った……。
こんな時、いつもなら彼が助けてくれたけど……。

ヤ・スブ・ティア : 一緒に講義を受けるって約束した友人が、
そろそろ開始の時間だってのに、来ないんだよね……。
ミコト先生の講義のときは、こんなことなかったのに。
パスメラン : アンタみたいな外の人には、珍しいかい?
いまは休憩時間だが、授業になれば、
この部屋に人が一杯になるよ。
モギサン : うーん、そこを変えるとエーテル伝導率が……って、
君、学生じゃないよね。
公開講堂はこっちじゃないよ。
キト・ガムドゥラ : 私たち、この大学で予言詩の研究をしているんです。
その分野で高名な賢人、ルイゾワ氏の遺文集を読み込んで、
隠された意味を解き明かそうとしていて……。

スクリップ取引窓口 : こちらは、ロウェナ商会の取引窓口です。
申し訳ございませんが、取引は完全紹介制となっております。
イシルスィス : あら、なにかお探しの本がございましたか?
ただし、賢人位のない方に禁書は貸し出せませんので、
そのおつもりで!
ジャジャバ : 同僚の研究資料探しを手伝っているのだけど、
これだけ蔵書が膨大だと、なかなか見つからなくて……。
どこにあるのかしらね、賢人ムーンブリダの論文って……。
レファレンス用の魔法人形 : 申シ訳 ゴザイマセン。
タダイマ 混雑 シテオリマス。
順番ニ ゴ案内シマス ノデ オ待チクダサイ。
ノジュロアー : 大学で発表する共同論文のために、資料を探しに来たんだ。
ヌーメノン大書院の蔵書量は、シャーレアンどころか、
世界でも一番だからね!
グランヴィル : なんだね、君は。
いま、私は調べ物の最中なんだ。
邪魔しないでくれたまえ。
ビーヴィス : 異邦の詩人を知っているかい?
没入感に優れた詩歌や脚本を生み出す、素晴らしい人物さ。
ぜひ一度お会いして、手ほどきを受けたいんだよなあ……。
ヒミズ : ここ、黙考のモノペトロスでは、静かに読書したり、
私のように沈思黙考することが求められる。
みだりに話しかけるのはやめたまえ。
ヘミン : ………………なに?
期日までにこの本を読んで、
考察文を教授に提出しないといけないの……邪魔しないで。

アヴァルベーン : 東方地域のエーテライト……転魂塔の研究をしているんですが、
驚くべきことに、素材として木材を使っているんです!
あれぞまさしく東方の神秘ですよ!
キット : おやおや、もしかして君ってば実験台の人~!?
……じゃないよねえ、うん、わかってた。
はぁ~、早く来ないかな、じっけんだーい。
ケケモ : 転送魔法の研究には、エーテル学の知識も必要になるわ。
そのために、過去の論文を調べることもあるのよ。
いまもエジカ・ツンジカ氏の論文を調べていたところなの。
ディリエヌ : 転送魔法の研究は、
必要な資金も設備も、どうしても大規模になっちゃうのよ。
だから、こういう公的な研究機関の存在が有り難いのよね。

国境管理局の官吏 : あなたは……すでに入国手続きが済んでいますね。
滞在中はくれぐれも問題を起こされませんように……。
ボガ : 港の形状から、直接入港できる大型船の数は限られるわ。
だから、積み込みや荷揚げには、こういった小型艇を使うの。
荷物の積替えとか面倒だし、港を拡張してもらえないかしら。
乗船受付 エールグヴィント : ここから見えるのは、リムサ・ロミンサ行きの外洋航路船だ。
どうだ、お前さんも乗るかい?
バベス・アイアンハート : こうして海を眺めていると、探検心がうずいてきますわ。
世界に隠された「今」を見つけ出すあの高揚感、
あなたも感じてみませんこと?

『オールド・シャーレアン』

クルル : それじゃあ、私がこれまでに掴んだ情報と、
みんなの力を借りたい調査について、
話ができればと思うんだけど……
クルル : Cilinaさんと、
エスティニアンさんにとっては、初めての……
ほかのみんなにとっては、懐かしの本国でしょう?
クルル : 行きたい場所や、会いたい人もいるでしょうし、
船旅の休息もかねて、少し自由時間にしようと思うの。
クルル : 用事を済ませたら、私たちバルデシオン委員会の支部……
「バルデシオン分館」に集合でどうかしら?
アルフィノ : ありがたい。
家に帰るのは難しそうだが、人づてにでも、
様子を窺うことはできるだろうからね。
ヤ・シュトラ : 私も、一族の皆はそれぞれ独立しているし、
帰るべき場所はとくにないのだけれど……
ヤ・シュトラ : せっかく気を遣ってもらったのだもの、
今のこの街を見回ってくるわ。
サンクレッド : そうだな。
昔馴染みを訪ねてみれば、存外、
有益な情報も得られるかもしれない。
サンクレッド : 「バルデシオン分館」は確か、
エーテライト・プラザの西にあるんだったな。
……じゃ、あとでそこに向かう。
クルル : ええ、いってらっしゃい!
ウリエンジェ : ……私にも、参じねばならない場所がございます。
また後程お会いしましょう……。
クルル : あなたとエスティニアンさんはどうする?
よければ、街を案内させてもらおうと思うんだけど……。
エスティニアン : 俺はいい。
集合場所は聞けたからな、あとは自分で適当に回る。
クルル : あっ、ちょっと……!?
クルル : じゃあラハくん、私たちに付き合ってもらえるかしら?
あなたも気持ちとしては久々の本国でしょうし、
思い出すのも兼ねて……ね!
グ・ラハ・ティア : …………!
オレでいいなら、もちろん、一緒に行く!
グ・ラハ・ティア : Cilina!
さっそくオールド・シャーレアンを探索だ!

クルル : ふふ、ラハくんたら、はしゃいじゃって!
グ・ラハ・ティア : さあ、行こう!
あんたの見たい場所、どこにでもついてくぞ!

グ・ラハ・ティア : クルルも連れて、出発だ!
クルル : あなたもラハくんも、準備は大丈夫そうね!
それじゃあ、行きましょうか。
クルル : まずはこの港の西側にある、
カフェ「ラストスタンド」に行ってみましょう!

<同行状態を解除する>
グ・ラハ・ティア : 用事があるのか?
わかった、オレは「知神の港」で待ってるから、
あとでまた声をかけてくれ

クルル : 了解よ、あとでまた「知神の港」に来てくれたら、
案内を再開するわ!

<再同行>
グ・ラハ・ティア : Cilina!
オールド・シャーレアン探索、再開だな!

クルル : まだあなたを案内したいところが残っているの。
さあ、行きましょう!


<話す>

クルル : 港の西側にある「ラストスタンド」に行きましょう!
いきなりだけど、この街でとっても重要な場所なの。
グ・ラハ・ティア : オレも、復習のつもりでクルルの案内を聞くよ。
あんたと一緒に新鮮な気分で街歩きできるんだ、
「久しぶり」も悪くないな。


<「荷物の集積場」について話す>

グ・ラハ・ティア : たくさん物が集まってるな……
ってことは、冒険者向きの依頼もあるんじゃないか?
グ・ラハ・ティア : あんたはちゃんと入国審査を通ってるんだし、
気になる話があったら請けてもいいと思うぞ。
グ・ラハ・ティア : オールド・シャーレアンにも、いつか、
あんたの名が轟く日がくるかもしれないな!

クルル : ここは「ペリスタイル」。
荷揚げした品を、ひとまず運び込む場所よ。
クルル : 生活に必要な品や交易品はもちろんだけど、
この街には、書物や試料も大量に運ばれてくるから……
仕分けする人たちは、いつも忙しそうよ。


<「巨大な石像」について話す>

グ・ラハ・ティア : あっちに見えるのは、忘れようもない、
「知神サリャク像」だな。
グ・ラハ・ティア : バルデシオン委員会の本部はバル島にあって、
オレも普段はそっちにいたから……
この街に渡ってくるたび、あの像と顔を合わせてたっけ。

クルル : ここから海に向かって続く道は「サリャク柱廊(ちゅうろう)」。
その先にあるのが、シャーレアンの守護神、サリャク神の像よ。
クルル : シャーレアン人には、信仰よりも先に、
「知識の集積者たれ」という信念があった……
それで、知神であるサリャクを祀ったそうなの。
クルル : だから、あんな立派な像はあるけど、
イシュガルドのハルオーネ信仰ほど厳格じゃないわ。
個人的に別の守護神を持つ人も、少なくないくらいよ!


<ラストスタンド>

グ・ラハ・ティア : ここが「ラストスタンド」だな。
……いい匂いがする!
クルル : 到着、ここがカフェ「ラストスタンド」よ。
クルル : 前にも話したと思うけど……
シャーレアンって、栄養学や調理法の研究は盛んなのに、
味の追求はおろそかにしがちというか、何というか……。
クルル : 早い話、ご飯がおいしくないことが多いの。
賢人パンしかり「栄養が摂れればいい」主義の圧勝よ。
クルル : ……けれど魔法大学のある学生が、
不味すぎる学食に、ついに我慢できなくなった。
彼は大学を中退して食事処を設立したの。
クルル : それがここ「ラストスタンド」。
名前のとおり、シャーレアンの食文化の「最後の砦」だわ。
グ・ラハ・ティア : 確か……看板メニューのバーガーが絶品なんじゃなかったか?
オレは食ったことがなかったけど、
そんな話を聞いた記憶があるような……。
クルル : ラハくんも「安くて簡単に食えるもの」主義だったものね。
今はタタルさんに味覚も鍛えられたでしょうし、
落ち着いたら是非食べてみるといいわ、みんなも誘ってね!
クルル : ……それじゃあ、次の場所に行きましょうか?
今度はお店の脇にある階段を上って、
「エーテライト・プラザ」を目指しましょう!

クルル : 「エーテライト・プラザ」に行きましょう!
ラストスタンドの脇にある階段を上ればすぐよ!
グ・ラハ・ティア : バルデシオン委員会は世界中に調査員を遣ってたから、
研究費はいつもカツカツだったんだよ。
個人的に買いたい本とかもあったしさ……。
グ・ラハ・ティア : だから、オレが食に特別無頓着だったわけじゃないからな!
……そのあといろんな時代を経て、
食べられるってことがどんなに幸せか、身に染みてわかったよ。


<エーテライト>

グ・ラハ・ティア : あれ、エーテライトが新しい型になってるな……。

クルル : ちょっと見慣れない形でしょうけれど、
目の前にあるのはエーテライトよ。
忘れずに交感しておいてね!
クルル : シャーレアンといえば、
エーテライトの製造に代表される、
転送魔法研究の中心地でもあるの。
クルル : この広場に併設されている「転送魔法研究所」は、
アラグの時代に作られたエーテライトの仕組みを解き明かし、
現代に復活させたことで有名よ。
クルル : ……次は北東の方へ進んで!
街で最大のマーケット、「アゴラ」はすぐそこよ!

グ・ラハ・ティア : 次はマーケットか。
どんな品が並んでるか、楽しみだな!
クルル : エーテライトと交感はできた?
そしたら北東にある「アゴラ」に向かいましょう!


<「転送魔法研究所」について話す>

グ・ラハ・ティア : ……テレポ代ってさ、地味に財布に痛いよな。
だから昔は、安価な連絡船ばかり使ってたんだ。
グ・ラハ・ティア : 最近の「暁」は、任務の報酬としてテレポ代を支給してるって、
タタルから聞いたんだが……実際どうなんだ?
クルル : そうそう、この先にあるのが、
さっき話した「転送魔法研究所」よ。
クルル : 多分あとでお世話になるだろうから、
場所を覚えておいてね!


<「露店書店」について話す>

グ・ラハ・ティア : …………!
なあ、この露天書店、ちょっとだけ見てっていいか?
何かおもしろい本が入ってるかも……!
クルル : 絶対「ちょっと」にならないじゃない。
ここに置いていかれてもいいなら、私は構わないけれど?
グ・ラハ・ティア : そ……れは……困る……から、あとにする…………。

クルル : こうして露天で本が売られているのも、
シャーレアンらしい光景かもしれないわね。
ほかの国に行くまで、そうとは気づいてなかったんだけど!


<マーケット>

グ・ラハ・ティア : さーて、おもしろい掘り出し物はあるか……?

クルル : ここが「アゴラ」、シャーレアンで作られたものだけじゃなく、
港から運ばれてきた異国の品々も販売されてるわ。
クルル : 昔は、各研究機関が、
怪しげな試作品を売ったりもしてたそうだけど……
今は心配ないわ、ほとんどね。
クルル : 冒険の準備をするときは、是非ここを活用してちょうだい!
クルル : それじゃあ、次は……私たちの目的において、
とくに気をつけるべき場所を案内しておこうかしら。
クルル : エーテライト・プラザまで戻って、
正面にある階段を、道なりにずっと上っていって。
「哲学者の広場」に辿り着くはずよ。

クルル : エーテライト・プラザの正面にある階段を、
道なりにずっと上っていけば「哲学者の広場」につくわ。
クルル : そのあたりの区画を「七賢人の庭」と呼ぶの。
政治と経済の中心地だし、研究機関も集まってるから、
シャーレアン建国に貢献した七人になぞらえたのね。

グ・ラハ・ティア : こうして現地を歩いてみると、
過去の記憶が「今」に変わってくって感じだ。
誘ってくれたクルルに感謝しなくちゃな。


<「美しい水場」について話す>

グ・ラハ・ティア : こういう装飾は、オールド・シャーレアンならではだな。
同じシャーレアン領でも、オレたちの拠点だったバル島は、
研究棟以外、野趣に富みすぎてたし……。

クルル : これは「ニンファイオン」ね。
水の精を称えるために作られた水場よ。
クルル : シャーレアン人にとって、水は特別な存在なの。
建国のきっかけとなった第六霊災の大洪水しかり、
「知識の水」が湧く水瓶を持ったサリャクの神話しかり……。
クルル : だからこそ、憩いの場には大抵噴水があるし、
水を装飾として取り入れた建築物も多いわ。

シネット : この水場は、ニンファイオン……
つまり、水の精霊ニンフを祀る場所ってことね。
河を司るサリャクを守護神に掲げる、水の都らしいでしょう?


<哲学者の広場>

グ・ラハ・ティア : ああ……ちょっと冷たいが、風が気持ちいいな。

クルル : この巨大な建物が「哲学者の広場」よ!
建物なのに広場だなんて、不思議な名前でしょう?
クルル : もともとは名前のとおり広場があって、
市民から選ばれた議員たちが集まり、政策を論じ合っていたの。
クルル : そう、それこそが「哲学者議会」の由来よ。
今では広場から議事堂になったけれど、
議員たちが集う場所であることは変わりないわ。
クルル : ……って、ラハくん、聞いてる?
遠くを見てたみたいだけど……。
グ・ラハ・ティア : いや……ここからだと、
オールド・シャーレアンの街並みが一望できるだろ?
グ・ラハ・ティア : オレ、第一世界に渡って間もないころ、
塔のもとに集まった奴らから、
街づくりについての助言を求められたことがあったんだよ。
グ・ラハ・ティア : オレは、自分が知るうちでいちばん立派だった街……
オールド・シャーレアンを参考にして話をした。
グ・ラハ・ティア : そうして出来上がった街が、クリスタリウムだったんだ。
だからなんだか……懐かしくてさ。
クルル : そんな経緯があったのね……。
またいつでも眺めに来るといいわ。
議員たちも、それくらいじゃ咎めてこないでしょうし。
クルル : ……意外な話も聞けたことだし、次の場所に移りましょうか。
最後に案内するのは「漂流者の丘」よ。
東側の階段を下りて、直進して!

グ・ラハ・ティア : あんた、身体は冷えてないか?
暖流のおかげで、北洋にしては寒くないはずだが、
リムサ・ロミンサに比べるとどうしても……な。
クルル : 「漂流者の丘」は、街の東側に広がる区画なの。
「哲学者の広場」前から、東の階段を下りるだけよ!


<漂流者の丘>

グ・ラハ・ティア : このあたりは、一等地の中の一等地だ。
昔はなんとなく近づきづらくてさ……。

クルル : そう、ここが「漂流者の丘」よ!
シャーレアンの開祖「ニュンクレフ」に導かれてきた人々が、
最初の定住地とした場所とされているわ。
クルル : 今でも居住区になっていて、このあたりには、
とくに歴史の長い一族や、要職を務める人たちの家があるの。
クルル : 中でもひときわ大きいのが、
ご存知、ルヴェユール家の邸宅なんだけど……
今は素通りしておいた方がよさそうね。
クルル : ……私から案内しようと思っていた場所は以上よ!
どこか気に入ってもらえる場所があったなら嬉しいわ。
クルル : じゃあ、このまま一緒に、
集合場所の「バルデシオン分館」に向かいましょうか。
ラハくん、道は覚えてる?
グ・ラハ・ティア : この坂を港の方へ下っていって、右手側の橋をわたる。
あとはエーテライト・プラザに入らず道なりに行けば……か?
クルル : ふふ、正解!
さあ三人で行きましょう!

クルル : たくさん歩いて疲れていない?
「バルデシオン分館」に休む場所を用意してあるわ。
クルル : 分館は、エーテライト・プラザの西にあるから、
このまま一緒に向かいましょう!

グ・ラハ・ティア : 「バルデシオン分館」か、懐かしいな……!
オレもオールド・シャーレアンに用があるときは、
よく宿代わりに使ってたんだ。
グ・ラハ・ティア : 賢人位をとるための論文を出しにきたときとかな……うん……。


<「漂流者の丘」について話す>

グ・ラハ・ティア : そう、この橋を渡るんだ。
あとは真っ直ぐ……
エーテライト・プラザに入らないように注意してくれよな!

クルル : シャーレアンには多くの学術機関や研究機関があるけれど、
私塾という形で、学びの場を設けている人もいるの。
クルル : ……とはいえ、このあたりの邸宅でやっているような私塾は、
私にとって、いろんな意味でレベルが高すぎるんだけどね。
アルフィノくんなら、縁もあるかもしれないわ。


<バルデシオン分館>

グ・ラハ・ティア : ああ、本当に「バルデシオン分館」だ……!
クルル : はい到着、おつかれさま!
この建物が「バルデシオン分館」よ。
クルル : さらに坂を上っていくと、魔法大学があるんだけれど……
一度に伝えても覚えるのが大変でしょうし、
次の機会に紹介させてもらうわね。
クルル : さあ、さっそく中に入って!


<ムービー>

クルル : ただいま!
Cilinaさんとラハくんを連れてきたわ。
???? : あ~、おかえりぃ~。
グ・ラハは久しぶりだねぇ~。
???? : Cilinaさんは、はじめましてぇ~。
お噂はかねがねぇ~。
グ・ラハ・ティア : オジカ! オジカ・ツンジカじゃないか!
元気にしてたんだな……!
クルル : 彼はオジカ……
あなたがエウレカで会った、エジカ・ツンジカの従弟よ。
バルデシオン委員会の事務員で、この分館を管理しているの。
オジカ・ツンジカ : その件は俺も報告を受けてるよぉ~。
バル島が、まさかあんな風になってるなんて……
エウレカの調査も、機会があればまたよろしくねぇ~。
クルル : バルデシオン委員会は、本部のあるバル島を拠点にしていたわ。
けど、オールド・シャーレアンに来る機会も多かったの。
クルル : こっちの施設で調べものをするときとか、学会があるとき、
飛空艇や船で国外に行こうってときにもね。
クルル : その際の一時的な滞在場所として作られたのが、
ここ「バルデシオン分館」よ。
オジカ・ツンジカ : 本部が島ごと消滅しちゃった今は、
俺たちの唯一の拠点になっちゃったわけだけどねぇ……。
オジカ・ツンジカ : たくさんの所属者が行方不明になって、
バルデシオン委員会は現状満足に活動できてない。
この分館でさえ持て余し気味なのが、寂しいところだよ……。
クルル : バルデシオン委員会は、立て直してみせるわ。
いつの日かきっと……。
クルル : そのためにも、テロフォロイの陰謀を退けなきゃ……よね!
クルル : このあと、左の扉の先にある「メインホール」で、
今後についての相談をしましょう。
クルル : みんなが集まるまでには、まだ時間がかかるだろうから……
ホールに来る前に、ひと休みしてもらってもいいわ。
クルル : この分館にある滞在用の部屋を、
「暁」のみんなに割り当ててあるの。
オールド・シャーレアンにいる間、好きに使ってね!
グ・ラハ・ティア : 「仮眠部屋(ナップルーム)」か……懐かしいな……。
グ・ラハ・ティア : ああいや、心配しなくてもちゃんとした部屋だぞ?
そこらの安宿よりは、いくらもマシだって保証する。
グ・ラハ・ティア : もともとの利用者には、研究で忙しくしてた奴や、
調査から帰国した奴が多かったからさ……
よく「仮眠する……」っていって部屋に引っ込んでいったんだ。
グ・ラハ・ティア : そのせいで「ナップルーム」って呼ばれてたわけさ。
……大抵、仮眠にならずに寝過ごすことになるんだけどな!
オジカ・ツンジカ : 「ナップルーム」に行きたいときは、
俺に声をかけてくれれば、案内するよぉ~。
クルル : それじゃあ、私は「メインホール」で待ってるわ。
準備ができたら顔を出してちょうだいね!

オジカ・ツンジカ : Cilina、おかえりぃ~!
どう? このまま「ナップルーム」で休む?


<ナップルームとは?>

オジカ・ツンジカ : ナップルームは「仮眠部屋」って意味なんだよねぇ~。
もともとは、研究なんかで徹夜続きだった人とか、
調査から戻った人のための休憩用でさ~。
オジカ・ツンジカ : だから、初めて中に入った人は少し驚くかもねぇ~。
壁の至るところに、前の滞在者のメモや研究記事、
それから、ほかの利用者への伝言なんかも貼ってあるんだ~。
オジカ・ツンジカ : なんで剥がさないかってぇ~?
まあ、ここを使う人は毎度お馴染みの顔ぶれが多いからねぇ~。
オジカ・ツンジカ : ……それにほら、もう会えない人たちのメモを見ると、
ついさっきまでここにいたような感覚がしちゃってさ~。
また戻ってくるような気がするんだよねぇ~。
オジカ・ツンジカ : あ、そうそう……仮眠部屋なんて呼ばれてるけど、
さらさらで清潔なベッドは保証するからねぇ~。
そこは俺が管理人として、がんばってるところなの。


<居室に移動する>

オジカ・ツンジカ : 了解~、ゆっくり休みな~!
シーツもカバーもさらさらに整えてあるから、
好きなだけ頬ずりするといいよぉ~。

グ・ラハ・ティア : ナップルームに、たくさん貼り紙がなかったか?
前に滞在した奴が、研究に関係する記事やメモを貼って、
そのまま……ってことがよくあったんだよ。
グ・ラハ・ティア : ときどき、ほかの利用者への文句や、
面白い本を置いていった奴への礼なんかも貼られててさ……。
グ・ラハ・ティア : ……今見ると、少し、寂しくなりそうだ。
バルデシオン委員会の未来のことも、
少しずつ考えていかなくちゃな……。


<ホールに移動する>

クルル : 来てくれたのね。
みんなもそろそろ到着すると思うし、
このままここで待ちましょうか。
ウリエンジェ : 失礼、遅くなりました……。
ヤ・シュトラ : 大丈夫よ。
これで全員そろったわね。
クルル : それじゃあ、ひとまず私から話をさせてもらおうかしら。
クルル : 私たちの目標は、テロフォロイの陰謀を阻止すること。
それに繋がる情報が得られそうな手段として、
現状、ふたつの調査があるの。
クルル : ひとつ目。
これはみんなも知ってる、シャーレアンの異変。
哲学者議会が不可解な動きをしているって件ね。
クルル : あの議会は国民から選ばれた99人の議員から成るんだけど、
それだけいれば、外交についての考え方も当然いろいろあるわ。
クルル : たとえば、ライブラリアンと呼ばれる一派は、
歴史の記録者に徹することを重要視して、
徹底的な不干渉を奨めている……。
クルル : 一方で、他国との協力に前向きな議員もいるわ。
ルイゾワ様や、うちのガラフおじいちゃんに近い考え方ね。
クルル : ……ただ、今回エオルゼアからの要請を断った件については、
派閥も主張も関係なく、みんな「協力できない」の一点張り。
クルル : 気になったのは、その中に、
「今はほかにすべきことがある」という口ぶりの人が、
少なからずいたことよ。
グ・ラハ・ティア : グリダニアで聞いたフルシュノさんの言葉もそうだった。
まるで終末ってものを理解した上で、
別の行動を選んでいるかのような……。
クルル : そこを、私だけじゃなく、みんなの力を借りて調べたい。
……それがひとつ目の調査ね。
クルル : ふたつ目は、つい先日バルデシオン委員会に届いた、
ある依頼に関する話なの。
クルル : そもそもうちは、
世界各地にある未解明なものを研究する組織よ。
遺物や遺構、魔法なんかをね。
クルル : だからこそ、排他的になりがちなシャーレアンの組織の中でも、
外との繋がりがとくに強い。
各地に共同研究者や協力者がいるの。
クルル : 今回連絡をくれたのは、
サベネア島に住む、錬金術師のニッダーナ。
クルル : どうやらあちらにも「塔」が出現して、
異形の蛮神が喚び出されているみたいなの。
クルル : サベネア島を領有する「ラザハン」、
その長にあたる「太守」の指示のもと、
錬金術師たちが塔の攻略法を探しているそうよ。
ウリエンジェ : かの地の錬金術といえば、非常に古い歴史を持ち、
ウルダハ式とは異なる体系を有している……。
ウリエンジェ : 塔について、エオルゼアや東方にはなかった見識も、
あるいは得ているやもしれません。
クルル : 実際、何か方策があるみたい。
その研究のために、できるだけ戦闘に長けた、
「光の加護」を持つ人を紹介してほしいという依頼だったわ。
ヤ・シュトラ : となると、手分けをするとしたら、
あなたにはサベネア島へ行ってもらうべきかしら?
ヤ・シュトラ : 終末に関わることだから、
シャーレアンの調査にも加わってほしいところだけれど……。
クルル : そうなのよね……。
クルル : 忙しくさせちゃって申し訳ないけれど、
あなたには、どちらにも手を貸してもらえると嬉しいわ。
順番はお任せするから……。
クルル : ありがとう。
それじゃあ、ほかのみんなの割り当てを決めておくわね。
クルル : シャーレアンの調査については、引き続き私が。
それから、賢人位を持ってる人の協力がほしいの。
ヤ・シュトラ : 閲覧できる資料を増やしたいということね。
いいわ、私が協力する。
グ・ラハ・ティア : そういうことなら、オレも。
調べものなら、それなりに力になれそうだしな。
アルフィノ : よければ、私とアリゼーも、
そちらに加えてもらえないだろうか?
アリゼー : お父様や哲学者議会が何を考えてるのか、少しでも知りたいの。
クルル : もちろんよ。
是非ふたりの力を貸して!
サンクレッド : なら、残りの面子でサベネア島の様子を見てくるとするか。
サンクレッド : お前もそれで構わないか?
エスティニアン : ああ、サベネア島なら、
帝国に潜入したときに経由したからな。
案内できるほどじゃないが、多少は土地勘がある。
サンクレッド : そいつは頼もしい。
なら、こっちは俺とお前、それにウリエンジェで決まりだな。
クルル : じゃあ、依頼の詳細をまとめたものを、
このあとサンクレッドさんに渡すわね。
クルル : それぞれの調査が終わったら、
またこのメインホールに集合しましょう。
お互いに、収穫があることを願ってるわ。


<ギルドリーヴ>

小柄なグリーナー : もしかして……
アナタ、Cilinaさん?
小柄なグリーナー : やっぱり……!
実は、とある仕事をご紹介したくて、
高名な冒険者であるアナタを探していたんです!
小柄なグリーナー : その名も「ギルドシップ・モブハント」!
グリーナーの互助組織である「グリーナーズ・ギルドシップ」が、
エオルゼアの制度を模倣して始めた、狩猟依頼制度です!
小柄なグリーナー : 相応の報酬も用意していますので、興味がありましたら、
ペリスタイルにいる「ノルトータ」に声をかけてくださいね!
ノルトータ : はい、こちらは「ギルドシップ・モブハント」の窓口です。
ご依頼の方ですか?
ノルトータ : あなたがCilinaさんですか!
よかった……何人かのグリーナーに、
あなたを見かけたらこの仕事を紹介するよう頼んでいたのですよ。
ノルトータ : 現在、オールド・シャーレアンでは、
物資の調達人「グリーナー」への依頼が急増しているのです。
状況に応じるため、我々はモブハント制度を立ち上げました。
ノルトータ : しかし、対象となるような「戦闘を前提とした調達依頼」を、
任せられる腕利きとなると、限られておりまして……。
ノルトータ : そんな折、本場エオルゼアでリスキーモブの討伐も任されている、
あなたがシャーレアンにいらしていると聞いたのです!
これはもう、スカウトせねばならないでしょう!
ノルトータ : 制度そのものは、他の組織のモブハントと似ています。
手配書に記された魔物などを倒し、
戦利品を持ち帰れば、報酬と交換いたします。
ノルトータ : 強いて注意点を挙げるとしたら……
学術都市という場所柄、依頼人に学者や研究者が多く、
手配対象が少し……だいぶ……奇抜なところでしょうか。
ノルトータ : ま、まあ……報酬があるなら気にせず仕事に臨むのが、
グリーナー……そして冒険者!
多少、奇天烈な依頼があっても、大丈夫ですよね……?
ノルトータ : もちろん、最初から無理難題を、
押し付けるような真似はしませんから、ご安心を。
まずは「初級」のモブハントから……よろしくお願いいたします!

グリッグ : どこかに腕の立つ職人はいねえもんか……。
この際、シャーレアン人じゃなくても構わねえんだがな。
グリッグ : ふうむ……こいつは……
お前さん、かなり腕の立つ職人と見た。
その力量を生かせる仕事に、興味はねえかい?
グリッグ : 俺たちはグリーナー。
簡単に言えば、依頼を受けて、
資料や標本や物資を集めてくる調達の専門家だ。
グリッグ : グリーナーの仕事には、連携も必要でな。
だから、互助組織「グリーナーズ・ギルドシップ」を作り、
それを介して、仕事や情報のやり取りをしているのさ。
グリッグ : 中でも調達に職人技を求められる依頼を、
腕利きに紹介する制度を「グリーナーリーヴ」と言うんだが……
こいつをぜひ、お前さんに紹介したくてな。
グリッグ : 異国の者に声をかけるのが、不思議か?
実はな、持ち込まれる依頼の件数が過去最高を記録していてな、
議会公認のグリーナーだけじゃ、とうてい捌き切れねえのさ。
グリッグ : もちろん相応の報酬も用意されてるからな、
もしも興味があるってんなら、いつでも声をかけてくれ。
個別の依頼についての詳しい説明をするからよ!
グリッグ : グリーナーズ・ギルドシップに依頼される仕事を、
会員登録している職人たちに、リーヴとして斡旋しているんだ。
お前さんも、ひとつどうだい?


『知の都に学ぶ』

アリゼー : 他国に友好的な議員でさえ、
エオルゼアへの協力を異論もなく拒むだなんて……。
やっぱり絶対おかしいわよ!
アルフィノ : 哲学者議会に隠れた思惑があるとして、
一筋縄では暴けないだろう。
どうにかして、彼らの考えに迫りたいものだね。
ヤ・シュトラ : 哲学者議会は、厳正に選出された市民の代表よ。
金銭や血統のみで得られるような地位ではないわ。
……もっとも、マトーヤは彼らのことを嫌っていたのだけれど。
グ・ラハ・ティア : あんたと街を探索するの、すごく楽しかった。
さて……ここからは、気合を入れて調査といくか!
クルル : シャーレアンの異変……
不可解な動きをする哲学者議会について、
私たちと一緒に調べてくれるのね!
クルル : 前にも報告したとおり、議員から直接話を聞くのは難しそうよ。
みんな口裏をあわせたみたいに同じことしか言わないもの……。
クルル : だから私は、シャーレアンの保有する記録や書物の中に、
終末に通じそうな情報がないか調べることにしたの。
クルル : 残念ながら、それらしきものはまだ……。
ひとりじゃ進みも遅かったから、
みんなの力を借りられて、とても心強いわ!
クルル : ひとまず、シャーレアン本国で最大の図書館、
「ヌーメノン大書院」に移動しましょうか。
クルル : 大書院は、この建物を出て右手側……
「沈思(ちんし)の森」を西に抜けたところにあるわ。
行きましょう!

クルル : 大丈夫? 迷わなかったかしら……?
ここがオールド・シャーレアンの誇る「ヌーメノン大書院」よ!
クルル : この建物は入口のひとつ……
大書院は、木の根みたいに地下に広がっているの。
総面積は、あのグブラ幻想図書館をゆうに凌ぐそうよ。
クルル : シャーレアン市民なら誰もが利用できるけど、
賢人位なんかの特別な資格を持っていないと、
一部の書庫には立ち入れないの。
クルル : 賢人のふたりには、そういう書庫に向かってもらったわ。
私とアリゼー、アルフィノくんは、
まだ見ていない一般書架をあたるつもりよ。
クルル : あなたには、旅人にも開放されている入口付近で、
シャーレアンの歴史や、哲学者議会にまつわる本を、
探して読んでおいてほしいの。
クルル : それを知っておいてもらえれば、
今の事態を追っていくのに、必ず役立つはずだもの!
クルル : ……じゃあ、私も本を探してくる。
めぼしい本を借りられたら戻ってくるわ。
そこにあるベンチで待ち合わせしましょう!

『シャーレアンの成り立ち:幼年向け』 : むかしむかし、北洋のある島に、
「ニュンクレフ」というルガディン族の大男がいました。
『シャーレアンの成り立ち:幼年向け』 : 彼は占星術によって、エオルゼアの地に、
おそろしい大洪水がやってくることを知りました。
『シャーレアンの成り立ち:幼年向け』 : そこで巨大な船を造ると、船乗りの仲間たちをつれて、
エオルゼアへと旅立ったのです。
『シャーレアンの成り立ち:幼年向け』 : 大洪水がやってきて、人々を海まで押し流しました。
ニュンクレフと仲間たちは彼らを助けましたが、
大変! 船をのみこむような大津波が迫ってきます!
『シャーレアンの成り立ち:幼年向け』 : かんいっぱつ、ニュンクレフは魔法を使って、
船をアバラシアの山の上へと避難させました。
『シャーレアンの成り立ち:幼年向け』 : そこには各地から逃げてきた人が集まっていました。
すぐに食料はたりなくなり、争いで血が流れていきます。
『シャーレアンの成り立ち:幼年向け』 : ニュンクレフは悲しみ、助けた者と仲間をつれ、
船を残して山をあとにしました。
そして別の場所でまた船を造ると、みんなで北洋に帰りました。
『シャーレアンの成り立ち:幼年向け』 : 彼らが築き上げた集落、それがやがて、
私たちのシャーレアンへと発展していったのです。

『旧街道をゆく:植民都市編』 : 低地ドラヴァニア、サリャク河の岸辺には、
かつてシャーレアンの植民都市が存在していた。
『旧街道をゆく:植民都市編』 : その起源は第六星暦1311年、
当地に星海の観測基地が設けられたことにさかのぼる。
『旧街道をゆく:植民都市編』 : エオルゼア各地へフィールドワークに赴く学士たちが、
そこを中継地としても用いるようになったことで、
施設は拡大の一途をたどった。
『旧街道をゆく:植民都市編』 : 時を同じくして、エオルゼアの住民側にも、
当地に知恵者が集まっているという噂が広まり、
その教えを乞う者たちが当地に集いはじめたのだ。
『旧街道をゆく:植民都市編』 : こうして、基地開設から50年の節目を迎えた第六星暦1361年、
哲学者議会における法案可決をもって、
正式に「植民都市」と位置づけられることとなった。
『旧街道をゆく:植民都市編』 : なお、エオルゼアの住民たちは、
かの集落を「シャーレアン」と呼んだため、
本国と混同している者も少なくなかったという。
『旧街道をゆく:植民都市編』 : 当のシャーレアン民は、その地をあえて呼ぶとすれば、
単に「植民都市(エンポリウム)」と呼んでいた。
『旧街道をゆく:植民都市編』 : 彼らが「大撤収」で引き払ったあとに住み着いた、
ゴブリン族とトレジャーハンターたちによって、
昨今では「自由都市イディルシャイア」と呼ばれている。

以降はイディルシャイアの見どころが紹介されている。
シャーレアン本国の歴史や、
哲学者議会にまつわる本ではないようだ……。

『議会から見る都市の変遷』 : シャーレアンは建国当初から、
「市民議会」で重要事項や政策を決定してきた。
これは、全市民が任意で参加できる議会である。
『議会から見る都市の変遷』 : しかし、人口が増えるとともに参加人数も増加。
議論ばかりが長引き、政策が定まらなくなるという、
弊害が生じるようになったのだ。
『議会から見る都市の変遷』 : さまざまな対策が試みられたものの、
最終的には、間接民主制へ移行することが議決された。
第六星暦201年のできごとだった。
『議会から見る都市の変遷』 : 以降、成人したシャーレアン市民の投票により、
99名の議員が選出され、議会を執り行うようになる。
これが「哲学者議会」である。

『天を学ぶ~入門編~』 : 君は、天の神秘について知ろうとしたことがあるだろうか?
……いや、明日の空模様の話ではない。
もっと遠く……巡る陽や、輝く星々についてだ。
『天を学ぶ~入門編~』 : 我々は遠い空を「天」と呼ぶが、
そこに測り知れないほどの広がりがあると考えた者が用いた、
「宇宙」という言葉も、知識人を中心に定着している。
『天を学ぶ~入門編~』 : 宇宙は、いまだ到達すら叶わぬ、未知の領域だ。
なぜこの星が太陽の周りを巡っているのか、
説明できる者は少ないだろう。
『天を学ぶ~入門編~』 : そうした深淵なる宇宙の理に、過去、もっとも迫ったのは、
古代アラグの魔科学者たちだった。
彼らはダラガブを打ち上げるなど、星外開拓すら目指したのだ。
『天を学ぶ~入門編~』 : ……などと書くと、
君には縁遠い学問のように思えてしまうかもしれない。
『天を学ぶ~入門編~』 : しかし、そう、たとえば……
君が今夜見上げる星座が、大昔には違う並びであり、
未来に向けて変わり続けていると言ったら?
『天を学ぶ~入門編~』 : 星々は離れ続けているのだと言ったら、
君は、興味を持ってくれるだろうか?

……目的の本ではないようだ。
シャーレアンの歴史や、哲学者議会にまつわる本を探そう。

『汝、永遠の二十歳たれ』 : 親愛なる、知の探究者諸君。
貴殿らは寝食を学びに劣るものと考え、
健康を保つための努力をないがしろにしているのではないか。
『汝、永遠の二十歳たれ』 : 何を隠そう、私もかつてはそうだった。
しかし、知の深きに触れることで考えを改めたのだ。
『汝、永遠の二十歳たれ』 : 我々が明かしたいと欲する物事、そのために必要な学びに対し、
この身が生きられる時間の、なんと短いことか。
『汝、永遠の二十歳たれ』 : ゆえに、私はここに唱えよう。
汝、永遠の二十歳たれ……と。
『汝、永遠の二十歳たれ』 : いや、19でも23でも構わない、40歳だっていい。
ともかく貴殿が本書と出会った今このときの年齢を名乗り、
それに見合う自分で居続けるよう、最善を尽くすのだ。
『汝、永遠の二十歳たれ』 : そうして健康を保ってこそ、
研究に費やすことのできる時間が延びる。
さらに一歩、求める真理へと近づくのだ。
『汝、永遠の二十歳たれ』 : 次ページより、己が肉体を維持するための秘訣を、
医学、魔法学、エーテル学の見地から紹介しよう……。

……目的の本ではないようだ。
シャーレアンの歴史や、哲学者議会にまつわる本を探そう。

『知識の集積者たち』 : シャーレアンの開祖、ニュンクレフ……
第六霊災の折に人同士の野蛮な争いを目にした彼は、
北洋に集落を興す際、次のように示した。
『知識の集積者たち』 : 争いから身を離すこと。
そして、知識と理性による進歩を目指すのだ……と。
『知識の集積者たち』 : それを実践するため、シャーレアンの民は、
知識の集積者たることを使命としてきた。
『知識の集積者たち』 : そうして集まった数多の知識は、
事実、シャーレアンを唯一無二の国家とし、
武力に代わって営みを護っている。
『知識の集積者たち』 : 例えば、経済学を知る者は、賢い商いができる。
農学を知る者は、より多くを実らせることができる。
工学を修め井戸や水道を設ければ、水を巡る争いを止められる。
『知識の集積者たち』 : それらの知恵を売り込めば、さらなる益を得られるだろう。
あるいは知恵を広めることで、世界が、人が、進歩するだろう。
『知識の集積者たち』 : ゆえに、どのような時代が訪れようとも、
我々シャーレアンの民は、開祖の教えを忘れてはならない。
自分と、より良い未来のために。

……シャーレアンの歴史や、哲学者議会について、
基本的な知識を得ることができた。
大書院前の約束の場所で、仲間たちを待とう。

アリゼー : ごめんなさい、待たせちゃった?
アリゼー : いくつか、目星をつけた本を借りてきたわ。
アルフィノとクルルも、じきに来るはずよ。
グ・ラハ・ティア : こっちも同じくだ。
賢人用の書架にも、ズバリって本はなかったから、
根気よくあたっていくしかないだろうな……。
グ・ラハ・ティア : とりあえず、ここでみんなと情報交換をしながら、
ざっと読み進めてみることにするよ。
アリゼー : こんなときこそ、うちに招待できたらよかったんだけどね……。
本を広げやすいし、温かいお茶も出せたし。
グ・ラハ・ティア : 大丈夫、外で読書も、オレは好きだぞ。
グ・ラハ・ティア : ……けど、その口ぶりだと、
やっぱりルヴェユール家に帰るのは難しいみたいだな。
アリゼー : そうね……。
この街に着いて自由行動になったときに、
こっそり、仲のいい使用人を呼び出して状況を聞いてみたの。
アリゼー : そしたら、私やアルフィノが帰ってくるようなことがあっても、
決して家に入れるなと、お父様から言われている……って。
グ・ラハ・ティア : ……つらいな。
今回の調査で、何か和解に繋がる事実が掴めるといいんだが。
アリゼー : なるようになるわよ……きっとね。
アリゼー : ラハこそ、ご家族に挨拶とか、行ってこなくてよかったの?
オールド・シャーレアンには住んでないとか?
グ・ラハ・ティア : ああ、うん……なんというか……
オレはシャーレアン育ちだが、生まれ故郷は別にあるんだよ。
グ・ラハ・ティア : イルサバード大陸の南部……
ちょうどサベネア島の対岸あたりにある、コルヴォ地方。
そこに、うちの一族は代々暮らしてる。
グ・ラハ・ティア : あのあたりは土地が豊かでさ、
アラグの時代には地方都市が築かれて、
被支配層だったミコッテ族が、労働力として送られてたんだ。
グ・ラハ・ティア : アラグ帝国が第四霊災の大地震で滅び、
続く第五霊災で海が凍ったことで、
多くのミコッテ族がエオルゼアに帰ったわけだが……
グ・ラハ・ティア : オレの一族はその地に残って、
アラグの遺構が悪用されないように見守ってたんだよ。
アリゼー : コルヴォって、ガレマール帝国領になってるわよね……?
グ・ラハ・ティア : ああ、50年以上も前にな。
ほかの属州と同じく、コルヴォの文化も多少残ってはいるが、
ガレアン人からは「ロクス・アモエヌス」って呼ばれてる。
グ・ラハ・ティア : ……オレがまだ幼かったころ、近くの街を、
帝国の名門ダーナス家が管轄することになったんだ。
グ・ラハ・ティア : 彼らはどうもアラグの文明に興味があるらしいってことで、
一族は身の振り方を考えなきゃならなくなってさ……。
グ・ラハ・ティア : 前々から「もう古い慣習は捨てて生きよう」って意見も出てた。
古くは必ず長子に継がれてた皇血の魔眼が、
段々と継がれにくくなってたって事情もあってな。
グ・ラハ・ティア : 一族は結局、ダーナス家に嗅ぎつけられる前に、
アラグにまつわる伝承や知識を放棄することを決定した。
グ・ラハ・ティア : 旧知だったバルデシオン委員会に、
最後の魔眼持ちであるオレごと、譲渡するって形でな。
……で、オレはシャーレアン籍になったってわけさ。
アリゼー : そんな事情だったのね……。
ごめんなさい、ちょっと軽率だったわ。
グ・ラハ・ティア : なに、サンクレッドだって、
海都でルイゾワ様に拾われたって話してただろ?
シャーレアンには、オレたちみたいな奴も少なくない。
グ・ラハ・ティア : だが、学ぶ機会は平等に与えられるし、
努力次第で賢人にだってなれる……。
グ・ラハ・ティア : そういうところは、すごい国だなって思うんだよ、純粋にさ。
だからこそ、これからも、
民が誇りをもって名乗れるようであってほしい。
アリゼー : ……そうね!
そのためにも、哲学者議会が頑なになってる理由、
ちゃちゃっと暴いてやりましょう!
アリゼー : 私たちはさっそく借りてきた本を確認するわ。
ひとまずみんなが揃うまで、あなたはもう少し待っていて!

グ・ラハ・ティア : うん? コルヴォについて興味があるのか?
っていっても、ガラフさんに引き取られてからは、
オレも行ってないからな……。
グ・ラハ・ティア : 聞いた話によると、昔よりは下火になったものの、
帝国支配からの脱却を求める旧コルヴォ派の反乱が、
断続的に起きてるらしい。
グ・ラハ・ティア : あとは……絨毯……
そう、空飛ぶ絨毯の伝説で有名だぞ!
アリゼー : 古い歴史書を調べるのは、ほかに適任がいると思って、
近年のニュースに関する文献を借りてきたの。
哲学者議会の考えが、少しでもわかるといいんだけど……。

アルフィノ : 戻ったよ。
私たちも、いくつかの本を借りてきた。
アルフィノ : ……といっても、『災厄の歴史』をはじめとした、
いかにもな本は事前にクルルさんが調べてくれていたからね。
アルフィノ : 霊災についての研究結果や、有力議員たちの著書……
少し違った方向から、哲学者議会が終末について知り得るのか、
調べてみることにしたんだ。
クルル : ねえ、Cilinaさん、調べ進めるにあたって、
改めて終末について教えてもらえないかしら?
クルル : 私はみんなと違って、
終末のアーモロートを直接視たわけじゃないから、
見落としている要素があるかもしれないもの。
クルル : ありがとう。
それじゃあ、遠慮なく……。
クルル : 遥か昔、古代人たちが遭遇した終末では、
どんな異変が起こったのかしら?

>創造魔法が暴発した
 最強の蛮神が召喚されてしまった
 なんかすごくマズいことになった!

アルフィノ : そのとおり。
終末が到来すると、あらゆる生命が異変をきたす……
アルフィノ : 影響は人にも波及して、彼らの創造魔法が暴発。
恐怖や苦痛を次々と具現化していったことで、
隕石が降り、炎が盛り、異形の獣が生み落とされたんだ。
クルル : うん、そこに認識のズレはなさそうね……。
創造魔法が現代にも継承されてたら、
そっちの方向から調べることもできたんでしょうけど……。
クルル : 少なくとも私たちが知る範囲では、伝わっていない……
いちばん近いのが、アシエンが広めた神降ろしだろうって、
ヤ・シュトラたちが言っていたわ。
クルル : ほかに何か、終末に特徴的な点はあったかしら?

>全世界が一斉に災厄に見舞われた
 直前に大地が鳴くとか……
 アルフィノ、回答よろしく……!

アルフィノ : おや……?
終末の現象は、一斉にではなく、
徐々に広がっていったのではなかったかな。
アルフィノ : それが起こる前には「大地が鳴く」と語っていた、
アーモロート市民もいたそうだね。
私たちが追体験した範囲では、聞く機会がなかったが……。
クルル : 大地が鳴く、ね……
そんな風に感じられるような、大きな音がしたってことかしら。
クルル : そういう音について記された本がないか、
あとでレファレンス用の魔法人形に問い合わせてみるわ。
クルル : で、そんな未曽有の災厄を退けるために、
古代人がとったとされる行動が……。

>ゾディアークの召喚
 ハイデリンの召喚
 ダラガブを落とした

アルフィノ : そう、エリディブスを核とし、多くの人々を贄として、
ゾディアークを召喚したんだ。
アルフィノ : かの神がいかなる方法で終末を退けたのか、詳細は知れない。
ただ、エメトセルクが「新たな理を敷く」と表現するほどの、
大規模な権能の行使をしたようだ。
アルフィノ : そうして災厄が去ったあと、
古代人は再び贄を捧げ、終末で傷ついた星を再生させた。
アルフィノ : そこに新たに芽吹いた命を、いずれはゾディアークに捧げて、
これまで贄として取り込まれた人々を蘇らせる計画だったんだ。
アルフィノ : 星の未来を新たな命に託さんとしたヴェーネス派によって、
ハイデリンが創られなければね。
クルル : ふたりとも、ありがとう。
おかげで、しっかり復習ができたわ!
クルル : ……こうして改めてみると、
テロフォロイが何をもって「終末の再来」としているのかも、
気になるところよね。
クルル : 現状行われていること……
塔に人々を閉じ込め、強制的に神降ろしをさせるというのが、
創造魔法の暴発になぞらえたものなのかしら?
クルル : もしくは、単に世界規模の破滅の比喩として、
終末という言葉を使っているのかもしれないけれど……。
クルル : ……なんて、それこそここで考えていても仕方ないか。
今は哲学者議会についての調査に集中するわ。
アルフィノ : では、私たちも借りてきた資料を読み始めるよ。
ヤ・シュトラが戻ってくるまで待ちながらね。

クルル : やっぱり、みんながいてくれると心強いわ。
さあ、バリバリ読むわよ!

アルフィノ : 哲学者議会の議員は、研究職や教職を兼ねていることも多い。
もし彼らが終末について知っているのであれば、
著書や論文に、ひっそり表れているかもしれないと思ってね。

ヤ・シュトラ : 待たせたわね。
賢人用の書庫から、ほかに望みがありそうな本を借りてきたわ。
ヤ・シュトラ : ……ただ、期待はしないで頂戴。
ヤ・シュトラ : ウリエンジェが鏡像世界の存在を知るきっかけとなった本……
『ゲルンの託宣』ですら、人々を混乱せしめる偽典として、
グブラ幻想図書館に封印されていたのだもの。
ヤ・シュトラ : 分かたれる以前の世界のことや、
そこで起きた終末についての知識が、
普通に収められているとは思えないわ。
ヤ・シュトラ : つまるところ……賢人であれ議員であれ、
終末なんてもののことは知らないのが当たり前なのよ。
ヤ・シュトラ : なのに、テロフォロイの騒ぎを知った議員たちが、
「あれは本当の終末ではない」と言っているとすれば……
ヤ・シュトラ : 哲学者議会にしか知らされていない、
シャーレアンが国ぐるみで秘匿してきた事実が、
間違いなくあるはずだわ。
ヤ・シュトラ : ひとまずは私も、借りてきた本を見てみるわ。
終末についての言及があるにせよ、ないにせよ、
まったくの無駄にはならないでしょうし。
ヤ・シュトラ : ……あなたも、手伝ってくれるわね?

しばしの間、ヤ・シュトラの助手として奮闘した……!

ヤ・シュトラ : おかげさまで快調よ。
今のところ手を借りたいこともないし、少し休んできてはどう?
アルフィノ : こちらはまだ、めぼしい情報なしだ。
さっきのヤ・シュトラの話からすると、
「何も見つからない」という成果かもしれないけれどね。
グ・ラハ・ティア : …………。

こちらに気づいていない。
読書に没頭しているようだ……。

アリゼー : んー……!

クルル : ああ、おつかれさま。
……そういえば、シャーレアンの歴史や哲学者議会について、
本から学ぶことはできたかしら?
クルル : よかった!
また本を読みたくなったら、大書院の受付にいる、
「レファレンス用の魔法人形」に声をかけてみるといいわ。
クルル : それはそうと、休憩は適宜いれてね。
私もみんなも、まだかかりそうだから……。

クルル : うーん……。
第一霊災以前の世界について書いてる本があったけど、
推測というより妄想ねぇ、これ……。


『ひと息ついたら』

アリゼー : あっ、Cilina!
あなたもキリがよくなったところ?
アリゼー : だったら、一緒に飲み物を買いにいきましょうよ。
肩も凝ってきちゃったし、ちょっと動かないと……。
アリゼー : 港にある「ラストスタンド」は、もう知ってるわよね。
あそこのコーヒー、結構おいしいの。
カウンターの横で待ち合わせましょ!

アリゼー : 相変わらず、この店は盛況ねぇ。
とはいえ、味にこだわる同業者が増えないあたりが、
すっごくシャーレアンって感じだわ。
アリゼー : ……思いついた。
これだけ人がいるんだから、買い物の前に、
ちょっと聞き込みをしてみない?
アリゼー : 一般市民にもテロフォロイの宣言について聞いてみて、
どんな反応が返ってくるか確認するの。
物は試し、ね!

<同行状態を解除>

アリゼー : 聞き込みは一時中止ね。
また「ラストスタンド」の集合場所で待ってるわ。


<再同行>

アリゼー : 聞き込み再開ね。
何か掴めるといいんだけれど……。


<話す>

アリゼー : ラストスタンドのお客さんや従業員に、
テロフォロイの宣言をどう思ってるか、聞いてみましょ!

ピロンディエール : ……なんだね。
仕事の山場を越えて、ささやかな愉しみを味わっているんだ。
相席なら、ほかをあたってほしいのだが。
アリゼー : ねえ、テロフォロイって名前を聞いたことはない?
エオルゼアで、終末を起こすって宣言した組織なんだけど……。
ピロンディエール : ……驚いた。
渦中のルヴェユール家の娘じゃないか。
ピロンディエール : 連れている女は、よそ者だな?
国外で野蛮な活動に加わって勘当されたという噂は、
どうやら正しかったようだ。
ピロンディエール : 悪いが、君たちと話すことはない。
私に関わらないでくれ。
アリゼー : なっ……!
じゃあいいわよ、ほかをあたるから……!
アリゼー : ラストスタンドのお客さんや従業員に、
テロフォロイの宣言をどう思ってるか、聞いてみましょ!
イルドァーズ : おや……?
見ない顔だね、私に何かご用かな?
アリゼー : テロフォロイって組織が、
世界に終末をもたらすって宣言したの。
それについて、みんなの意見を集めてるんだけど……。
イルドァーズ : おっと、ルヴェユールのお嬢さんも一緒だったか。
イルドァーズ : 悪いね、私はこれでも哲学者議会のもとで事務をやってるんだ。
フルシュノさんに睨まれるのはごめんだから、
質問に答えることはできないな。
アリゼー : …………そう。
なら、別の人に聞いてみるわ。
ディコン : いらっしゃい、注文なら承るぜ!
ディコン : ……って、アリゼーの嬢ちゃんじゃないか!
おおお、久しぶりだなぁ、おい!
アリゼー : ええ、久しぶり……。
アリゼー : 店主のディコンさんよ。
私、魔法大学に通ってたころ、ときどきここに寄ってたの。
ディコン : 懐かしいなぁ。
アルフィノの坊ちゃんと一緒にエオルゼアへ渡ったと聞いたが、
それきり、ちっとも帰ってこないから心配したぞ。
ディコン : 最近じゃ、家を勘当されたらしいって、
街中で噂になってるしよ。
……大丈夫なのか?
アリゼー : 大丈夫……じゃないみたい。
まさか、面識のない人にまで知られてるだなんて、
思ってもみなかったわ……。
ディコン : まあ、ルヴェユール家のことだからな……。
フルシュノ様が進んで言いふらさなくたって、
すぐに広まっちまうだろうさ。
ディコン : しかし、どうしてまた、そんな状況で帰ってきたんだ?
アリゼー : シャーレアンで調べたいことがあったのよ。
……ディコンさんは、終末の災厄って知ってる?
ディコン : いや……わからないな。
それについての情報を集めてるのか?
アリゼー : そんなところよ。
もっとも、ここのお客さんに聞いてみようとしたら、
会話を断られちゃったんだけどね……。
ディコン : ふーむ、なんとか力になってやりたいが……。
ディコン : お前さんは、アリゼー嬢ちゃんの仲間だな。
シャーレアンの外から来たのか?
ディコン : だったら顔は割れてないはず……。
よし、お前さんを、今だけうちの従業員ってことにしてやるよ。
ディコン : いくつか、出来上がったばかりの料理があるんだ。
それを配膳しながらなら、変に警戒されずに、
お客たちから話を聞けるだろう。
アリゼー : なんだか、ごめんなさい。
お願いしちゃってもいい……?
ディコン : その意気やよし!
お前に託せる料理は3つだ。
どこにどれを配膳するか伝えるから、しっかり覚えろよ!
ディコン : まず、海沿いの席に、お茶会をしてるグループがいる。
そこに「ティーセット」を持っていってくれ。
ディコン : それから、女性ふたりが座っているテーブルがあるはずだ。
ハイランダー族の……常連のギスラって子なんだが、
彼女に「オムレツプレート」を出してほしい。
ディコン : 最後に、そのうしろの席……
ミコッテ族の男性に「ロブスターのオーブン焼き」を頼む。
ディコン : わからなくなったら、いつでも聞いてくれ。
それじゃ、料理を渡すから頼んだぞ!

ヘルメンヤルト : ああ、これを待ってたのよ!
ありがとう、ウェイターさん。
ヘルメンヤルト : ……テロフォロイ? 終末の災厄?
ごめんなさい、聞いたことがないわ。
ヘルメンヤルト : 私たち、流行り物とか情勢とかに、ちょっと疎くって……
専門にしている魔法学、とくに第六星暦の術式のことなら、
無限にお話しできるのだけれどね……?

ギスラ : うおおお、待ってたぜ!
そんじゃさっそく、いただきま……
ギスラ : ……テロフォロイの宣言だぁ?
ああ、外でそういう事件が起きてるってのは、新聞で読んだな。
ギスラ : 物騒な言葉を使っちゃいるが、結局は人同士の小競り合いだろ。
他国の連中は、いつまでそんな幼稚なことをやってるかねぇ。
ギスラ : そんなもん、関わらないでおくにかぎる。
不干渉を貫いた哲学者議会の決定を、アタシは支持してるぜ!

>小粋なトーク冒険者風~スマイルを添えて~
ス・ミツ・ティア : えっ……なんですか急にニマニマして……!
ちゅ、注文ならもう済んでいるのですが……っ!

>ロブスターのオーブン焼き
ス・ミツ・ティア : 来た、「ロブスターのオーブン焼き」だぁ……!
これを食べるのが夢で、ちまちま食費の余りを貯めてたんです!
ス・ミツ・ティア : ……終末の宣言、ですか。
申し訳ないですが、今はじめて聞いた話です。
ス・ミツ・ティア : でも、おかげでちょっと納得しました。
最近「グリーナー」をしている友人たちが、
とてつもなく忙しそうだったのは、そのせいだったんですね。
ス・ミツ・ティア : おや、「グリーナー」をご存知ありませんか?
世界中を飛び回って、シャーレアンが所持していない稀覯本や、
生体サンプルなんかを集めてくる人たちですよ。
ス・ミツ・ティア : 収穫を終えた畑で落ちている麦粒を集めるように、
どんなに苦労してでも目的の品を集めてくる……
だから「落ち穂拾い(グリーナー)」って呼ばれているんです。
ス・ミツ・ティア : テロフォロイの宣言どおりになるとしたら、
それによって多くの貴重な品が失われる可能性がある……
だから彼らは収集を急いでいるのかもしれません。
ス・ミツ・ティア : 実際、ここから港を見ていると、
それらしき人たちが、たくさん出入りしていますしね。
つい先日までは、これほどじゃなかったんですよ。

ディコン : 配膳、ありがとな!
アリゼーの嬢ちゃんのこと、よろしく頼む。
彼女が誰かを連れてくるなんて、珍しいことなんだぜ?

アリゼー : おかえりなさい、配膳おつかれさま。
お客さんたちから話は聞けた……?
アリゼー : なるほど……。
少なくとも彼らについては、事件自体を知らないか、
知っていてもニュースのひとつ程度に認識してたってことね。
アリゼー : 噂を耳にしやすいディコンさんでさえ、そんな感じだったし……
終末について何か考えがありそうなのは、
やっぱり哲学者議会だけか。
アリゼー : 聞いてきてくれて、ありがと!
待ってる間に、あなたの分もコーヒーを買ったから、
お礼ってことで受け取って。
アリゼー : ……っと、場所だけ変えましょうか。
私、家のことで悪目立ちしちゃうみたいだし。
ペリスタイルの裏あたりなら、どうかしら?
アリゼー : うん、このあたりなら人目につきにくそうね。
適当に座っちゃいましょ。
アリゼー : ……お父様に勘当を言い渡されたこと、
別に、冗談だと思ってたわけじゃないのよ。
アリゼー : ただ、実感はしてなかったのかも。
あんな扱いを受けて、今やっと身に染みてきたっていうか……。
アリゼー : シャーレアンに行こうって決めたときのこと、覚えてる?
アリゼー : ラハが、ただならない事態が起きてるからこそ、
お父様はあんな突き放し方をしたのかも……って。
アリゼー : 実際、そうなのかもしれない。
頭が固くて、お祖父様とは何度も喧嘩してた人だけど、
「血を流すがいい」だなんて、決して言わなかったもの。
アリゼー : でもね……
戦うことが正しいのかって問いに答えられなかったのも本当。
アリゼー : そのことでアルフィノは思い悩んでたけど、
私は、進んできた道を間違いだなんて思えなかった。
だからただ怒って、反発して……。
アリゼー : そっちの方がタチ悪いわよね。
少し見方を変えたら、自分も頑固で独善的なのかもって、
あとになってからふと気づいたの。
アリゼー : あのとき、あの問いになんて答えたら、
自分もお父様も裏切らずにいられたんだろう……。
アリゼー : 中に入っていった……
ってことは「ラヴィリンソス」への搬入ね。
アリゼー : ああ、この島の地下にある、大きな施設のことよ。
アリゼー : シャーレアンといえば、世界中から知識を集めてるでしょ?
それはなにも、紙や試験管に収まるものだけじゃないわ。
アリゼー : 動物や植物、さまざまな「命ある資料」を、
生きたまま保管、研究する……
それがラヴィリンソスってわけ。
アリゼー : にしても、かなりの荷物だったわね。
私が住んでたころは、舟を使うような搬入自体、
滅多に見なかったのに……。
アリゼー : ……ラストスタンドで聞き込みをしてくれたとき、
グリーナーの出入りが頻繁になってるって話があったのよね?
アリゼー : さっきの舟に乗ってたのも、多分、グリーナーだわ。
それも、ラヴィリンソスに搬入を行える、
議会公認のグリーナー……。
アリゼー : 彼らの動きが最近……
テロフォロイが現れたころから活発になっているなら、
そこに哲学者議会の思惑が隠れてるかも!


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?