【FF14暁月台詞集】万魔殿パンデモニウム:天獄編

本記事は、FinalFantasyXIV 暁月のフィナーレ のクエスト台詞集になります。
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『魂を集めし者』

ルイスノ : あ、Cilinaさん!
よかった、貴方が顔を出したら至急連絡をよこすように、
フルシュノ様よりお達しがあったのです。
ルイスノ : 魔大陸で消息を絶ったクローディエン先生……
そして、星海に突如として出現した大監獄パンデモニウム。
これらの調査結果が出たそうでして。
ルイスノ : フルシュノ様には、私が連絡をしておきますので、
貴方は、タウマゼインの昇降機から「アイティオン星晶鏡」へ!
そちらで、落ち合いましょう。
クエスト『魂を集めし者』を引き受けた!

ルイスノ : フルシュノ様には、私が連絡をしておきますので、
貴方は、タウマゼインの昇降機から「アイティオン星晶鏡」へ!
そちらで、落ち合いましょう。

『エーテル鏡群の指定地点で待機する』

フルシュノ : 息災のようで何よりだ。
いきなりで申し訳ないが、さっそく本題に入らせてもらいたい。
フルシュノ : まずは……魔大陸で消息を絶った、
クローディエンの捜索結果から報告しよう。
フルシュノ : 捜索隊によれば、かの地に存在する「魔科学研究所」の付近で、
彼が乗っていたらしい飛空艇を発見したそうだ。
しかし……艇はもぬけの空だったという。
フルシュノ : それだけではない。
魔科学研究所の内部に、何者かが侵入した形跡を確認……。
フルシュノ : 追跡したところ……
内部の一区画が、ごっそり消滅していたらしい。
フルシュノ : 現地調査によれば、内部の空間そのものが切り取られ、
別の場所へと転移させられたようだ。
ネムジジ : 転移というと、その行き先は……?
フルシュノ : 我々は、ここ……星海だと考えている。
該当区画を構成していた物質そのものを組み替えて、
あの「パンデモニウム」を生成したのではないか、とな。
ルイスノ : で、では、クローディエン先生もパンデモニウムの中に……?
フルシュノ : その可能性は十分にある。
パンデモニウム内に乗り込んでの調査は、やはり必須だろう。
フルシュノ : だが、その前に……
迅速に対処せねばならない問題が発生した。
君にはまず、そちらの解決を依頼したい。
フルシュノ : 先程、沈黙を保っていたパンデモニウムより、
謎めいた存在が現れ、飛び立ったとの報告があった。
フルシュノ : 星晶鏡による観測結果によれば、
そやつは星海に満ちるエーテルを吸収して回っているらしい。
ネムジジ : な、なんてことを……!
ネムジジ : 星海のエーテルは、死した者の魂であり、
やがて生まれくる新たな命の源でもあるもの……。
それが失われれば、命の巡りが止まってしまいます!
フルシュノ : そのとおり……。
この凶行は、ただちに止めねばならない。
フルシュノ : ゆえにこの脅威の排除、ならびにパンデモニウムの強行調査を、
改めて、君に依頼したい。
フルシュノ : それと……魔大陸に残された飛空艇に、
クローディエンが持っていた、記憶のクリスタルが残されていた。
これも、君に託しておこう。
ネムジジ : 報告にあった、テミスさんによる幻体召喚はもう行えません。
おひとりで危険な戦いに挑むことになりますが、
それで戦力は足りるのでしょうか……。

>召喚の術式なら、自分も使える
 先頭にだけ集中できれば……

ネムジジ : なんと、そうなのですか!
古代人が使う、召喚の術式まで習得しているとは……
貴方は、私たちの想像をはるかに超えていますね。
ネムジジ : その術式についても、深く掘り下げたいところですが、
それはまた、落ち着いて話ができるときにでも……。
今は、情報の整理や提供など、サポートに全力を尽くします!

フルシュノ : 転送魔法研究所の職員を呼び、転送陣を仮設させてある。
標的のもとへは、それで移動できるだろう。
どうか、頼んだぞ……!

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対応する「木人討滅戦」の難易度が開放されました。
クエスト『魂を集めし者』の目的『エーテル鏡群の指定地点で待機する』を達成した!

ネムジジ : パンデモニウムに関する事象をつぶさに記録しつつ、
アポリア本部で、役立ちそうな情報の精査を……。
これは、やり甲斐のありそうなお仕事です!
ルイスノ : 今回は、星海の深くまで潜っていただく必要はなさそうです。
ですが念のため、Cilinaさんの観測は、
僕のほうで行っておきます!



『「万魔殿パンデモニウム:天獄編1」を攻略』

魂ヲ―― アツメル――
ワガ シメイ ジャマハサセナイ!!

コキュートス : タタカウ……古キ魂、喰ッテ、タタカウ……!
コキュートスが魂を喰らい、死者の力を得た……

メイガス・コキュートス : アタシは死んだはず……
戦い続ける運命なのね
メイガス・コキュートス : アタシの魔法を受けてみなさい!
メイガス・コキュートス : 爆ぜよ!
コキュートスの魔法に言霊が宿った……
メイガス・コキュートス : アタシの「言葉」は魔力を帯びる……!
メイガス・コキュートス : 凍てつけ!
メイガス・コキュートス : 二重詠唱の驚異、味わいなさい!
メイガス・コキュートス : 爆ぜよ!
メイガス・コキュートス : これくらいは凌いでちょうだい!
メイガス・コキュートス : 出番は終わり……みたいね……。
コキュートスが魂を吐き戻した……

マーシャリスト・コキュートス : 闘うために呼ばれるとは……
いいぜ、暴れてやる!
マーシャリスト・コキュートス : せいぜい、楽しませてくれよ!
マーシャリスト・コキュートス : この程度じゃ終われないよなあ!
マーシャリスト・コキュートス : 吹っ飛ばしてやる!
マーシャリスト・コキュートス : チィ……時間切れかよ……!

ビースト・コキュートス : ガァァァァウッ!
ビースト・コキュートス : グガァァァッ!

メイガス・コキュートス : また呼び起こされたというの……?
メイガス・コキュートス : 蹂躙してあげる!
メイガス・コキュートス : ほーら、踊ってもらうわよ!

マーシャリスト・コキュートス : もっと……もっとやり合おうぜ!
マーシャリスト・コキュートス : オラオラオラ、オラ!

戦闘終了後

???? : さすが、Cilina。
「記憶」に違わぬ実力ね。
???? : はじめまして。
友好的な関係を築くためにも、まずは名乗らせてちょうだい。
アテナ : 私はパンデモニウムの長官、「アテナ」。
ラハブレアの妻でありエリクトニオスの母……。
そして、冥界に大監獄を生み出した存在。
アテナ : 貴方の認識に沿うなら、
すべての「元凶」たる極悪人、ということになるのかしら。
アテナ : でも、まさかこの時代に貴方が存在していたなんて!
想定外の事態に苦心していたけれど、これは嬉しい誤算ね。
過去の出来事を覗いたときから、貴方に興味を持っていたの。
アテナ : 警戒するのも無理はないけれど、どうか落ち着いて。
アテナ : ラハブレアが何を吹き込んだのか知らないけれど、
私はただ、自身の知的好奇心に従い研究を行っただけよ。
アテナ : 今、この時代に蘇ってからも、その気持ちに変わりはない。
だからどうか、平和裏に事を収めるためにも、
私の主張を聞いてはくれないかしら。

>蘇っただと?
 クローディエンを返せ
 研究を止めるつもりはあるのか?

アテナ : ご覧のとおり、研究を完成させるため復活を果たしたの。
そのために必要な材料として、冥界の魂や、
魔大陸で出会った彼……クローディエンも手に入れたわ。
アテナ : 冥界の魂もクローディエンも、私の研究に必要な存在。
神を形作る素材として、決して無駄にせず……
すべて余さず使い切るから安心して。
アテナ : どうやら、貴方もラハブレアと同じ考えのようね。
直接の対話では、理解してもらうことは難しいみたい。
それなら……。
アテナ : 貴方……ずいぶん面白い物を持っているわね。
アテナ : そう、それよ……。
内部に、記憶が込められたクリスタル。
アテナ : 封じられているのは……
「ラハブレア」と「エリクトニオス」の記憶。
アテナ : その記憶を冥界に漂う魂に焼き付け、
存在を固定してあげましょう……貴方の、案内人としてね。

エリクトニオス : ここは……それに、何故お前が……!
アテナ : まずは、ふたりからもっと私のことを聞いてちょうだい。
私が何を想い、何を願い……「神(テオス)」へ至ろうとしているのか、
貴方も、彼らの言葉なら素直に耳に入るでしょうから。
アテナ : それと……あとから、もうひとり案内人を寄越しましょう。
手に入れた魂が「穴だらけ」で使えないかと思っていたけれど、
今見つけた記憶で、少しは修理できそうだわ……。
アテナ : 私には、貴方が必要なの。
だから貴方が私の研究に協力してくれることを、
心の底から願っているわ。

ラハブレア : 何が起きているのか、見当もつかぬが……
お前は、Cilinaで間違いないらしい。
ラハブレア : 不明な点があまりに多すぎる。
状況を聞かせてもらいたいのだが……
どこか落ち着いて話せる場所はあるか?
クエスト『魂を集めし者』の目的『「万魔殿パンデモニウム:天獄編1」を攻略』を達成した!

ラハブレア : この空間……この身体……。
いくつか推測できることはあるが、
まずは、真実を知っているお前の話を聞かせてもらおう。
エリクトニオス : Cilina、久しぶりだな……。
もっとも、お前の表情を見るかぎり、
互いの認識には、ズレがありそうだ……。
エリクトニオス : 聞かせてくれ。
ここはどこで……いったい、何が起きているのか。

エリクトニオス : ……なるほどな。
お前が、記憶のクリスタルについて語っていたのは、
たしかに覚えがあるよ。
エリクトニオス : それが、まさか俺たちの遺した物だったとは……。
エリクトニオス : ……加えて、お前が「未来」から来ていたなんてな。
獄卒に戻ってから、お前を探したこともあったんだが、
どうりで見つけられなかったわけだ。
エリクトニオス : まずは、お互いのズレについて話しておくべきだろう。
今ここにいる俺たちは、「終末」と呼ばれる災厄が到来し、
すべてが変わってしまったときの記憶になる……。
エリクトニオス : でも……! こうして未来があるということは、
俺たちは……終末の絶望を乗り越えることができたんだな?
ラハブレア : 我々とは、異なる存在のようだが、
人がここに在るのなら……それでよかろう。
ましてや我々は、過去の記憶でしかないのだ。
ラハブレア : この時代を守るためには、
アテナをなんとしても打倒せねばならぬはず……。
今は、それだけを考えて行動すべきであろう。
エリクトニオス : 俺たちの身体……肉体的、魔法的な力は皆無だ。
ここにいるのは、あくまで「本物」の記憶を再現しただけ。
戦闘になれば、役に立てそうもない。
ラハブレア : アテナは、我らに案内役として以上の役目を、
与えるつもりはないらしいな……。
ラハブレア : とはいえ、あやつの思い通りになどさせてなるものか。
この「記憶」をもって、アテナに抗ってみせよう。
エリクトニオス : ……だが、何故アテナは、
Cilinaと俺たちの関係を認識していたんだろうな。
ラハブレア : 研究に役立てるため、何らかの手段で、
過去、パンデモニウムで起きた出来事を観測していたのだろう。
となれば、こちらにも対抗策を練るための情報が必要だ。
ラハブレア : この時代におけるパンデモニウムを取り巻く状況……
そして、Cilinaの協力者であろう、
彼らが持つ知識もな。
クエスト『魂を集めし者』をコンプリートした!

『「パンデモニウム」はその目を開く』

『エリクトニオスと話す』

エリクトニオス : この時代で、研究職に就いている者たちか。
きっと、俺たちに不足している現代の知識を補ってくれるはずだ。
ルイスノ : な、なんだか怖そうな人と、少しだけ神経質そうな人が!
あのふたりって、もしかして……?
ネムジジ : 理解が追いついていませんが、
彼らは、味方と考えていいのでしょうか……?

ラハブレア : さて……何故、ああも遠くからこちらを見ているのか、
彼らの心情はわからぬが、時間が惜しい。
こちらに呼び寄せ、話を聞くとしよう。

ネムジジ : ……記憶から生まれた存在とはいえ、
報告でしか聞いてなかった方と、直接お会いできるとは。
正直、興奮と戸惑いと、多少の恐怖を感じています。
ルイスノ : え、ええ……。
足が震えないようにするので精一杯です……!
エリクトニオス : ろくに力も持っていない、
今の俺たちに恐れを感じるのか……?
ネムジジ : それはもう!
はるか古の時代を生き、私たちにない知識を有している……。
そんなお方を前にすれば、動悸も止まらないというものです。
ネムジジ : ……とはいえ、恐れてばかりもいられません。
私たちの記した記録や資料は、おふたりにも共有しましょう。
その知識と合わせれば、導き出せる答えもあるでしょうから。
ラハブレア : 後方支援に徹するにも、情報は不可欠だ。
もちろん、我らも必要と思われる「記憶」は伝える。
ラハブレア : 特に、黒幕であるアテナについてだな……。
あれほど飽くなき探究心を抱えた者を、私は知らない。
エリクトニオス : その願いは当時と変わらず。
生命の神秘を理解するため、人を超えた存在……
すなわち、「神」となることだろうな。
ラハブレア : アテナが定義していた「神」とは、
魂を、自由に作り出すことができる存在のことだ。
ラハブレア : そのために、冥界……いや、この時代においては、
星海と呼ばれる、この場所を居城に選んだのだろう。
大量のエーテルという「材料」が、潤沢に手に入るからな。
エリクトニオス : 生命の巡りを破壊してでも、実験を続けようだなんて、
そこまで、欲望に溺れているのか……。
エリクトニオス : 一瞬だったが、先ほどアテナを見ることができただろ?
あの笑顔も、あの声も……全部幼い頃の「記憶」そのままだった。
思わず懐かしさを感じたよ……。
エリクトニオス : なに! だからといって、
彼女に、手心を加えてほしいなどとは言わないさ。
本物のエリクトニオスも、それは望まないだろうからな。
ラハブレア : 我らはここで、できうる限りの調査と情報収集を進めておく。
パンデモニウムへの侵入と戦闘は、お前に託した。
ラハブレア : それと、我らの記憶が封印されていたというクリスタルを、
貸してはもらえぬか?
役立つ情報が残されている可能性もあるのでな。
エリクトニオス : それじゃあ、いよいよパンデモニウム内部に侵入だな。
Cilina、改めて侵入ルートを確認しておこう。

ラハブレア : ……ひとつ、聞きたいことがある。
ラハブレア : 「聖石」という言葉に聞き覚えはあるか?
ネムジジ : え、ええ……そう呼ばれる物の記録はいくつかあります。
イヴァリース伝説に登場するクリスタルですとか、
あとは、アシエン・ラハ……
ネムジジ : ……あ、いえ。
アシエンなる存在がもたらしたという「黒聖石サビク」。
いずれも大きな力を秘めていたと言います。
ラハブレア : そうか……この時代にも、存在していたか。
クエスト『「パンデモニウム」はその目を開く』を引き受けた!

ルイスノ : そういえば、古代人は現生人類よりも大柄だったと聞きますが、
ラハブレアさんもエリクトニオスさんも、身長は大差ないですね。
これは再現体だからでしょうか?
ネムジジ : 急に黙ってしまいました。
このお顔で無言になられますと……緊張しますね。
ラハブレア : ……思案の最中だ。
お前は、お前の為すべきことを為せ。

エリクトニオス : 見たところ、パンデモニウムの外観は、
俺たちの時代にあったものと変わりがないようだ。
エリクトニオス : ただし、内部構造まで同じとは限らない。
ひとまず正門前に降り立ち、安全を確保してくれないか?
エリクトニオス : そうすれば、俺やラハブレアも接近して、
内部の様子を探ることができるからな。
エリクトニオス : 中央の転送陣からパンデモニウムに向かえるようだ。
どうか、気をつけてくれ……!
インスタンスエリア「万魔の産屋」へ移動しました。

???? : 君なら、ここまで来てくれると信じていたよ。
テミス : きっとまた、会える気がすると……
私の言ったとおりだったろう?
テミス : Cilina……。
何故、私がここにいるのか……順を追って説明させてくれ。
テミス : まず、私は本物のテミスではない。
この空間にたゆたう魂から、アテナによって創造された……
ラハブレアたちと同じ、記憶から生まれた影法師に過ぎない。
テミス : だが、状況については理解しているつもりだ。
ここが、はるか先の未来だということも含めてね。
テミス : その手法は不明なものの、アテナがこの時代に復活。
彼女を止めるため、君はこうしてパンデモニウムを訪れた……。
そうだろう?
テミス : よかった……そうでなければね。
テミス : ……残念ながら、今の私は創造主であるアテナによって、
存在の有り様に、手を加えられているようなんだ。
彼女の目的に沿うように、ね。
テミス : 君への助言程度なら、今も可能だろうが……
戦いは避けられないと考えてもらいたい。
テミス : 私は、影法師に過ぎないと言っただろう?
だから、そんな顔をしないでくれ。

テミス : その反応の真意はわからないが……
あいにく君が拒絶しようと、私は君の前に立ちはだかるよ。
テミス : ヘファイストスにも使われていたように、
アテナの精神呪縛は、かなりの強度だからね……。
テミス : ……さて、これから話すことを、よく聞いてくれ。
テミス : アテナは、「神」に至るため、
エリクトニオスに代わる素体を用意した。
そしてさらに星海から魂を集めて、存在を補強しようとしている。
テミス : ただし、ツギハギだらけの魂では「神」に足るかどうか不透明だ。
そこで、魂の薄さに反して、ヘファイストスを凌ぐ力を持つ、
君の強さの秘密を解き明かそうとしている。
テミス : この戦いは、そのためのもの……。
彼女が監視する前で、こいつと戦ってもらいたい。

ネムジジ : こ、これは、いったい何が起きているんです……?
ラハブレア : まずは、つぶさに観測を……
なんとしても内部に至る方法がないか、見極めるのだ。
たとえ、どれほどの危険を孕んでいようともな。
エリクトニオス : 信じて待つことしかできないなんて……。
頼んだぞ、Cilina……。

テミス : パンデモニウム。
生命を持たぬ建造物にも、魂を与える……。
テミス : 復活したアテナは、ラハブレアに殺された頃とは違う。
完全なる魂の創造こそできなくとも、
自在に操れるところまできているんだ。
テミス : でも大丈夫、君ならパンデモニウムだって倒せるさ。
そして、その先に待つ私をも打ち倒し……
テミス : 完全なる「神」へと至る前に、アテナを止めてくれ。
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クエスト『「パンデモニウム」はその目を開く』の目的『エリクトニオスと話す』を達成した!

『「万魔殿パンデモニウム:天獄編2」を攻略』

「万魔殿パンデモニウム:天獄編2」の攻略を開始した。

我が名は――パンデモニウム

パンデモニウム : 我ハ障害、立チハダカル城壁ナリ!

パンデモニウム : コノ器ハ、蜘蛛ノ特長ヲ有スル……。
粘糸が身体に絡みついた……
パンデモニウム : 牢獄ニ招待シヨウ……。
魂が粘糸に侵食される……
パンデモニウム : アテナ様ノタメニ……!
パンデモニウム : 獄内ノ魔力ヲ解キ放タン!
パンデモニウム : 我ガ糸ヲ断裂スルハ、困難ナリ……!
粘糸によって、足場が生成された……
パンデモニウム : 絡メ取リ、死ヲモタラソウ!
パンデモニウム : ドコニ行コウト、見逃サヌ!
パンデモニウムの瞳に魔力が集中する……!
パンデモニウム : アテナ様ノ力……ソノ一片ヲ見ヨ!
パンデモニウム : 絡メ取リ、死ヲモタラソウ!
粘糸によって、足場が生成された……
パンデモニウムの瞳に魔力が集中する……!
パンデモニウム : 監獄スベテガ、貴様ノ敵ダ……!
パンデモニウム : 我、大監獄パンデモニウムナリ!
パンデモニウム : 貴様ノ全力ヲ見セヨ!
パンデモニウム : 何度、圧殺シテモ足リヌ!
パンデモニウム : アテナ様……我ガ母君ノタメ……!
パンデモニウム : 串刺シ、ダ……!
パンデモニウム : ソノ魂ノ嘆キヲ聞カセヨ!
粘糸によって、足場が生成された……
パンデモニウムの瞳に魔力が集中する……!
パンデモニウム : ソノ魂ノ嘆キヲ聞カセヨ!

テミス : 見事な戦いだった。
思わず、私も見惚れてしまったよ……。
エリクトニオス : Cilina、これは……!
テミス : パンデモニウムの最奥に至る「扉」を開いておいた。
君の訪問を、待っているよ……。

エリクトニオス : 一帯を包む球体を観測した結果、
俺たちも通過可能と判断し、飛び込んできたんだが……。
エリクトニオス : 今いたのは……テミスなんだな?
ラハブレア : ……聞かせてもらおう。
いかなる事態が訪れたのかを。
クエスト『「パンデモニウム」はその目を開く』の目的『「万魔殿パンデモニウム:天獄編2」を攻略』を達成した!

エリクトニオス : ……テミスが、敵になるのか。

ラハブレア : アテナが過去のパンデモニウムを観測していたと、
そう推理したときに、思い至っておくべきだった。
ラハブレア : テミス……エリディブスは、私とおなじ十四人委員会の一員。
その座に値する、類まれなる見識と魔力を有する……。
そのような稀有な存在に、アテナが興味を抱かないわけがない。
ラハブレア : 星海にたゆたうエリディブスの魂から、
奴の記憶を盗み、我ら同様の再現体を生成……。
そして、お得意の精神呪縛により、傀儡としたのだろう。
エリクトニオス : ……Cilina、テミスは、
「パンデモニウムに魂を宿した」と言っていたんだな?
エリクトニオス : 無機物にまで魂を与えてみせるとは……。
アテナの研究が着々と進んでいることを実感させられるな。
エリクトニオス : だが、こちらも収穫がなかったわけじゃない。
現代の情報を得たことで、アテナ復活の謎について推測できた。
エリクトニオス : 「黒聖石サビク」という名の結晶……それがすべての鍵だ。
エリクトニオス : 研究員たちから、現代に至るまでの大まかな歴史を聞いた。
世界が分断されて、一部の古代人がアシエンとなったこと、
それによって引き起こされた、霊災という現象のこと……。
エリクトニオス : 簡単には信じられない内容ばかりだったが……
その中に、ラハブレアの記憶と一致する部分があった。
それが、黒聖石サビクだ。
ラハブレア : ……黒聖石サビク。
絶大な威力を誇る魔法「アルテマ」が封印されていること以外、
その内部を見通すことは誰も叶わなかったという、謎の結晶。
ラハブレア : アシエンは戦いを煽るべく、
ガレマールなる帝国の将に、この結晶をもたらした。
結果、アルテマウェポンなる兵器が生み出されたという。
ラハブレア : アシエンなる者の正体については、推測することしかできない。
ラハブレア : だが、お前なら、答えを知っているのではないか?
アシエンとは、もしや世界分断後の……
ラハブレア : いや、詮索は後回しにすべきだな……。
今は黒聖石サビクについて、知っていることを話そう。
ラハブレア : ……もとを正せば、サビクは、
ラハブレア院で、アテナが生み出した物なのだ。
ラハブレア : パンデモニウムが建造されるよりも遥か前のこと。
アテナは、自らが発見したという膨大な力を秘めた結晶を、
ラハブレア院に持ち帰ってきた。
ラハブレア : 彼女は、それを「聖石」と呼び、熱心に研究し、
やがてひとつの新物質を創り出すことになる。
これこそ黒聖石サビクだ。

 聖石とは何なんだ?
 アテナは、どこで聖石を手に入れた?
>古代にも聖天使アルテマが現れていた……?

ラハブレア : その反応を見るに、この時代にも聖石が存在しているようだな。
あいにく、アテナは聖石の出どころを決して口にしなかった。
もしかしたら、そうした人外との接触があったのかもしれぬ。
ラハブレア : 後になってわかったことだが、
この「聖石」には、人の欲望を肥大化させる性質があってな。
アテナが常軌を逸した行動に出たのも、それゆえなのだろう。
ラハブレア : だが、私がその危険な効力を知り、封印指定を施したのは、
パンデモニウムでの凶行が起こった後……。
遅すぎたのだよ……。
エリクトニオス : ……その後、サビクはどうなったんだ?
ラハブレア : アテナを手に掛けた後、彼女の研究室から押収した。
ラハブレア : サビクには、高密度のエーテルが内包されていてな。
それを用いることで「アルテマ」が放てることまでは確認したが、
さらなる解析は不可能だったため、私自身が所持していたのだ。
ラハブレア : だが……サビク内部に、何重もの遮蔽加工が行われたうえで、
「アテナの記憶」も込められていたとしたら……。
ラハブレア : 記憶のクリスタルから創造された我らのように、
アテナも、記憶を核に復活し活動することが可能になるだろう。
エリクトニオス : それが、アテナ復活の秘密……。
ラハブレア : 忌々しいことだ。
アテナの記憶を、私自身が後生大事に持ち続けていたのだから。
クエスト『「パンデモニウム」はその目を開く』をコンプリートした!

『影法師の望み』

エリクトニオス : パンデモニウムも、戦闘中に「アルテマ」を使ってきたそうだな。
サビクに魔法を込めたのも、知識を得たアテナ自身だろうし、
自ら生み出した存在に、この魔法を使わせることも容易なわけか。
ラハブレア : ……これでもう、アテナに関することで秘密は何もない。
ラハブレア : 次なる疑問は、彼女がサビクに記憶を残していたとして、
どうやって現代で記憶が目覚めたかだな。
この時代で、サビクが最後に目撃されたのはどこだ?

>アルテマウェポンとの戦いだ
 アシエンが持っていたはず

ラハブレア : 研究員から伝え聞いた情報によれば、
その戦いの折、アシエンなる存在も現場にいたそうだな。
ラハブレア : そして、件のアシエンは逃げ延び、
後に魔科学研究所なる場所で、お前に討たれたと……。
エリクトニオス : 魔科学研究所……! さっき資料で見たぞ。
星海の研究者クローディエンが、その地で失踪したはず。
ラハブレア : 彼は、記憶のクリスタルと似たエーテル波形を追い、
現地に向かったというが……それはサビクの波形だったのだろう。
クローディエンが、アテナを目覚めさせたのだ。
エリクトニオス : ……だが、その男にアテナを復活させる理由なんてないよな?
もちろん精神呪縛を受けた可能性もあるが。
ラハブレア : ……アテナに関する疑問は、まだまだ多い。
ラハブレア : 記憶の存在でありながら、これほどの事態を引き起こした以上、
アテナは、魔力を行使するための肉体を用意し纏っているはず。
その肉体を、いったいどこから調達したのか……。
ラハブレア : それに加えて……。
エリディブスの言葉を信じるなら、
アテナは素体……すなわち神の原型をすでに用意しているらしい。
ラハブレア : しかし、連中の実験結果によれば、
神の原型にできるのは、エリクトニオスだけだったはず。
ラハブレア : 言うまでもないことだが、
本来のエリクトニオスは、もうこの世には存在していない。
神の原型に相応しい肉体は、永久に失われているのだ。
エリクトニオス : ……これ以上、推測を重ねていても仕方なさそうだな。
情報が足りないなら、調査を続けるだけだ。
エリクトニオス : Cilina……
この先には、あいつが……テミスが待っている。
俺たちに敵対する存在として。
ラハブレア : あの「扉」の先に、エリディブスやアテナが存在する空間が、
圧縮され、存在しているのだろう。
エリクトニオス : ……甘い考えかも知れないが、こう思うんだ。
もとはテミスの記憶だというのなら、精神呪縛さえ解けば、
きっと、俺たちに協力してくれるって。
エリクトニオス : 俺が呪縛を受け、ヘファイストスの手に落ちたときも、
お前は決して諦めず、救い出そうとしてくれた。
エリクトニオス : 記憶の存在ではあるが……
テミスのことも、どうか救い出してはくれないか?
呪縛による敵対なんて、あいつも望んでいないと思うんだ!
ラハブレア : その考え方は、理論的ではないが……
敵の懐にいた者にしか得られない情報もある。
倒さず引き込むことができれば、たしかに好都合だ。
ラハブレア : アグディスティスも、消滅の間際、
戦闘により力を削がれたことで、精神呪縛を脱した。
同じように、正気を取り戻す可能性はあろう。
ラハブレア : とはいえ、エリディブスも、
あくまで記憶だけの存在ということを忘れるな。
戦闘用の肉体は与えられているだろうが、所詮それも仮初のもの。
ラハブレア : 弱った状態のまま、留まり続けるだけのエーテルが足りず、
そのまま消滅してしまうことも十分にありえる……。
奴の様子には、よく注意しておけ。
クエスト『影法師の望み』を引き受けた!

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ラハブレア : 記憶のクリスタルは、先ほどの研究員たちに渡しておいた。
既知の情報以外、大した記憶も見通せなかったのでな。
ラハブレア : しかし、この空間もまた興味深い。
過去のパンデモニウムでも、支配権を持った者が、
内部環境を操作できたが、同じことをやっているのか……。
ラハブレア : 記憶のクリスタルは、先ほどの研究員たちに渡しておいた。
既知の情報以外、大した記憶も見通せなかったのでな。
ラハブレア : しかし、この空間もまた興味深い。
過去のパンデモニウムでも、支配権を持った者が、
内部環境を操作できたが、同じことをやっているのか……。
エリクトニオス : 星晶鏡と、いつまで行き来できるかわからない。
俺たちもここに留まり、現代の情報が必要になったときだけ、
あちらに戻るつもりだ。

『「万魔殿パンデモニウム:天獄編3」を攻略』

この高揚は アテナに仕向けられたものだろうか――
君との戦いにふさわしい姿を ずっと考えていた――!

私のすべてを 君に見せよう
これが 私の転身だ――!

テミス : 何故かな、心が沸き立つのを感じるよ……!
テミスの杖に闇が集う……
テミス : 光と闇……君を裁くのはどちらかな?
テミスの杖に光が集う……

テミス : エリディブスとして、君を調停しよう!

テミス : 光と闇の均衡を保てるかな……?
光と闇の判紋が刻まれた……
テミス : 君という存在を、調停する!
テミスの杖に闇が集う……

テミス : 集いし魔力よ……疾く奔れ……!
テミスの杖に光が集う……
光と闇の判紋が刻まれた……
テミスの杖に光が集う……

テミス : この技で、君を判じよう……!
テミスの杖に闇が集う……
テミスの杖に光が集う……
テミス : 私は調停者……その命は絶対だ!
光と闇の判紋が刻まれた……

テミス : 私の存在を核に、幻体を創造しよう!
テミスが幻影を創出した……
テミスの杖に闇が集う……
テミスの杖に光が集う……


テミス : ふふふ、ようやくわかったよ。
アテナの精神呪縛は、対象者の感情を増幅するものだが……
私のどんな欲望を利用したのか、ずっと疑問だったんだ。
テミス : 出会ってからというもの、私は何度も君への興味を口にしたろう?
謎めいた存在である君を知りたい……
その強さも含めて、戦い、実感したかったのだな。

テミス : ……こ、これは!?
テミス : 精神呪縛が解かれた……!
そうか……案内役も、もう用済みということか。
テミス : そんな顔をしないでくれ……これでいいんだ……。
アテナの呪縛を受けたまま終わってしまうよりも、
余程このほうが……。

>テミスの力が必要だ
 このまま消すわけにはいかない
 アテナが正しいのか、判じるんだ

テミス : この、温かな力は……!
君のエーテルが……私へと、染み込んで……。
テミス : 綻びかけた存在をエーテルで補強し、繋ぎ止めたのか?
まだ、この場所に留まることができるように……。
テミス : ……おそらく、君の助けがあったとしても、
存在を維持し続けられるのは、僅かな時間だけだろう。
テミス : だが、それでも……。
この戦いの結末まで、見届けることができるのだね。
テミス : ……私は、調停者エリディブス。
テミス : 人と星の調和を乱す、アテナの行いを調停すべく、
最後の瞬間まで、尽力すると誓おう。
テミス : さあ、エリクトニオスたちのところへ。
最終決戦の前に、私の知るすべてを君たちに伝えよう。
クエスト『影法師の望み』の目的『「万魔殿パンデモニウム:天獄編3」を攻略』を達成した!

ラハブレア : やはり、エリディブスは、
戦いのため、存在を補強されていたようだな。
しかし、この薄れたエーテルではもう戦闘は無理か……。
テミス : また、この4人が揃ったね。
うち3人が記憶の存在とはいえ、これほど頼もしい面々もいないよ。

エリクトニオス : お前とCilinaなら……
きっと大丈夫だって、信じていたよ。
テミス : 信頼に応えられて、私も喜ばしいよ。
これ以上、アテナの好きにはさせないと誓おう。
ラハブレア : それは、結構……。
さっそく、アテナの計画はいまどのような状況にあるのか、
知っていることを話してもらおう。
テミス : 彼女は、すでに神の原型となる肉体を手に入れている。
テミス : その肉体は……クローディエン。
どういうわけか、彼の肉体がアテナと適合したらしい。
テミス : 思い出してほしい……。
人には、魂と記憶、そして生命力が宿る肉体が必要となる。
テミス : 今の我々は、オリジナルの記憶を、
星海に漂っていた魂に焼き付け、エーテルで補強した状態。
つまり肉体が欠けた、触ることのできる幽霊のような存在だ。
テミス : アテナが我々と異なるのは、
クローディエンの魂と肉体を利用している点にある。
彼の魂にアテナの記憶を焼き付け、肉体を乗っ取っているのさ。
テミス : だが、世界分断後の人類は、
我々の時代の人より、魂も肉体も、はるかに脆弱だ。
その点が「神」に至る際の、ネックになっているらしくてね。
エリクトニオス : なるほど……。
そこで、おなじく不完全な存在ながらも、
非凡な力を持つCilinaに注目したわけか。
テミス : 彼女の戦闘を記録することで、
強さの秘密を解き明かし、自身の強化に応用したいのだろう。
それが終われば、研究は真の完成を迎える。

>なんとか、クローディエンを救出したい!
 アテナの記憶だけ、分離させられないだろうか
 ……クローディエンごと倒すしかないのだろうか

ラハブレア : ……それなら、可能性がない訳でもない。
ラハブレア : 今のアテナは、借り物の魂を使っている。
本来の持ち主であるクローディエンが意識を取り戻せば、
肉体の主導権を奪い返せるはずだ。
エリクトニオス : でも、なんだってクローディエンという男が、
神の原型に選ばれたんだ……?
テミス : ……彼を救うためにも、その疑問こそが焦点になりそうだ。
私は、クローディエンと直接の面識はないんだが、
気になることがあってね。
テミス : アテナは、自分が操る肉体を指して、
「エリクトニオス」と呼んでいたんだ……。
エリクトニオス : 俺の名前を……どういうことだ?
ラハブレア : やはり、な……。
クエスト『影法師の望み』をコンプリートした!

『獄の底より天を目指した女』

エリクトニオス : 俺に代わる神の原型だから、同じ名前で呼んだとか……?
アテナが何を考えているのか、さっぱりわからないな。

テミス : アテナを倒し、クローディエンを救い出す。
至難の業だろうが、不可能ではないはずさ。
ラハブレア : 今の情報は、私がもっとも求めていたもの……
これで、クローディエンなる男を救い出せる可能性が出てきた。
エリクトニオス : 本当か、ラハブレア……!
ラハブレア : だが、そのためにはエリディブスを取り戻したときと同様、
アテナの力を削ぎ落とす必要がある。
ラハブレア : 今や「神」に至る目前の状態の相手を、だ……。
しかも、相変わらず、こちらの陣営で戦えるのはひとり。
ラハブレア : Cilina……。
お前がアテナに敗北すれば、すべての可能性は潰える。
任せて、いいのだな?

 なんとしてもアテナを倒す
>今までも、そうだった
 そう言われると自信はない……

テミス : そうだね……。
戦いの場では、いつも君に頼ってきた。
君なら、神へと近づいたアテナすら倒せると信じているよ。
エリクトニオス : それで、どうやってクローディエンの意識を、
目覚めさせるっていうんだ?
ラハブレア : ……私に策がある、任せておけ。
ラハブレア : Cilina、
心配もあるだろうが、今はアテナの打倒だけを考えよ。
雑念がある状態で勝てるほど、甘い相手ではない。
テミス : ……ラハブレアを信じよう。
Cilina、君は最終決戦の支度を。

エリクトニオス : ラハブレア……俺はずっと、考えていることがあるんだ。
エリクトニオス : 聖石の影響により、欲望を肥大化させなければ……
母は、アテナは……その欲望を秘めたまま、
普通の「人」として生きられたのだろうか。
ラハブレア : ……私も、ずっとその疑問を追い求めている。
もはや知り得ることはないであろう、答えを。
ラハブレア : それよりも……息子よ。
お前に、お前だけに告げておきたいことがある。
クエスト『獄の底より天を目指した女』を引き受けた!

テミス : このパンデモニウムは、アテナの支配下にある。
おそらくは「神」に相応しい場所を用意して、
君を待ち構えているだろう。
エリクトニオス : ……俺も、今はお前の勝利だけを願うことにするよ。
その後のことは、アテナと直接対峙してからだ。
ラハブレア : 心配もあるだろうが、今はアテナの打倒だけを考えよ。
雑念がある状態で勝てるほど、甘い相手ではない。

『「万魔殿パンデモニウム:天獄編4」を攻略』

神の御座へ ようこそ――
さあ 貴方のすべてを 見せてちょうだい

アテナ : 貴方のことを教えて!
完全なる神に至るために……!

アテナ : 無から「生命」を創造しましょう……!
アテナ : この鎖は、万物を有する……。

アテナ : 物言わぬ器に、魂を与えましょう!
アテナ : 神の力の一端を見せてあげる……!
アテナ : 純然たる力を味わいなさい!

アテナ : 渦なす生命の色、七つの扉開き、力の塔の天に至らん!

アテナ : その魂の薄さで……驚異的な存在ね。
アテナ : 嗚呼、どうして私の邪魔をするの?
何年も何年も焦がれ、物言えぬ石に閉じ込もってまで耐えてきた。
その悲願の成就まで、あと一歩だというのに……!
エリクトニオス : ただ独りで願うだけなら、それは我欲に過ぎない。
誰もが望み、背中を押してくれるものでないといけないんだ。
エリクトニオス : だから教えてくれ、アテナ。
研究の先……「神」となった身で、
この世界に、何をもたらそうというのか。
ラハブレア : それを聞いたとて、
アテナが、星に害をなしたという事実は変わらぬぞ。
エリクトニオス : ……それでも、知りたいんだ。
母が願い求めたものの正体を。
アテナ : エリクトニオス……
その問いを発するなんて、貴方に探求者の素質はないわね。
アテナ : 理論を完成させた後、知の探求者が望むことはただひとつ。
実践により、自らの理論が正しいのだと示すこと……
アテナ : そう、証明よ。
アテナ : 神となり、「生命」の神秘すら理解できるようになれば、
どのような生物も、望むままに生み出すことができる!
人を超越した高次の存在すら、容易く!
アテナ : まだ未完で未熟な、人の命を糧として、
完全かつ美しき命を創り、この星を満たす……!
それこそが、私の望みよ!
エリクトニオス : 今を生きる者を蹂躙し、新たな生命とともに生きるなんて、
それはもう、世界の破壊だ!
アテナ : 何が悪いというの?
私たちは、幾千幾万の月日に亘って、
この星にとって、より良いとされる生物を創造してきた……。
アテナ : 優れた生物が放たれれば、既存の弱き生命はやがて消えゆく。
いいえ、人が手を出さずとも自然界の内で起こる競争は、
進化と淘汰を促していくわ。
アテナ : そうした生物を、私が神として導いたとして、
いったい何を以て、「悪」と断じるというの?
別に構わないはずよ。
ラハブレア : 聖石は、人の「切なる願い」を具現化する性質を持つ。
つまり彼女が口にした願いは、ほかの誰でもない……
アテナの本心ということだ。
アテナ : ……神の原型としてしか価値のない「素体」風情に、
そんな顔をされるなんて、不快極まりないこと。
自己のみで成長できるよう精神を残したのが間違いだったわね。
エリクトニオス : ……どういう意味だ?
アテナ : あら、気がついてなかったの?
アテナ : 貴方を生んだのは、神の原型として利用するため……。
その肉体も当然、私と適合するよう「改良」を施していたのよ。
アテナ : ほかにも、私の言い付けに従うよう、
強い情愛を植え付けたり……いろいろと手をかけてあげたのに。
まさか、正面切って反発してくるなんてね。
エリクトニオス : この身体も、この気持ちも、
お前が利用するため生み出したものだというのか……?
エリクトニオス : 母への情を捨てられない、魔法もうまく使えない落ちこぼれ。
そういった存在であれ、と……
生まれたときからすでに決められていたわけだ。
テミス : だが、君はその前提を覆した。
今君がここにいるのは、アテナを止めるためだろう!
エリクトニオス : 感じるはずのない痛みで、ようやくすべてを理解できた。
エリクトニオス : 他者の自我を顧みず、利用することしかしないお前を、
「神」と認めるわけにはいかない!

アテナ : それならば、私も「悪」として振る舞うまでのこと……。
私のものにならない星なんて、なんの価値もないのだから!

テミス : くっ……魔力をぶつけて、
星海に満ちる魂を打ち消すつもりか……!
このままでは、この星に新たな生命が生まれなくなってしまうぞ!
エリクトニオス : ……なら、アテナ自身に抑え込ませればいい。
エリクトニオス : この戦いに挑む前、ラハブレアに言われたんだ。
「お前が最後の鍵だ」と。
エリクトニオス : クローディエン、そいつは俺の魂を受け継ぐもの……
この時代に生きる、「俺」なんだろう?
だからこそ、神の原型としてアテナにも適合した……。
エリクトニオス : クローディエンの魂は、俺と同等の性質を持っている。
ならばこの幻体に定着している記憶も、彼に適合し、
影響を与えることができるはず……。
テミス : クローディエンに……彼を取り込んだアテナと融合して、
その魂を揺さぶり起こそうというのか!?
エリクトニオス : 他者の意思が、肉体の内で目覚めたとき、
それでも、アテナの自由に行動できるかどうか……。
試してみる価値はあるだろう?

エリクトニオス : 落ちこぼれのエリクトニオス……。
自分にしかできないことを探し求めていた男が、
ようやく、その役目を見つけられたよ。
ラハブレア : お前にしかできない……。
だからこそ、お前自身に決断を託した。
ラハブレア : ゆけ、息子よ。
お前は……私の誇りだ。

アテナ : エリクトニオス……あなた、何を……?
アテナ : や……やめなさい! エリクトニオス!
エリクトニオス : 俺はもう、お前の言葉になど従わない。
この記憶が、心が従うのは……。
エリクトニオス : 父と……友への想いだ!
アテナ : ぐっ、ぐぁぁああああ!!!
アテナ : 力が抑えこまれる……肉体を、保てない!?

テミス : これは……肉体を失ったことで、
アテナの魔力は消滅したはずでは……?
ラハブレア : 消滅したからこそだな。
このパンデモニウムも、やつの魔力によって存在していた。
それが途絶えたことで崩壊を始めたのだ……。

ラハブレア : 我らはともかく、ここをCilinaの、
終の褥(しとね)とするわけにはゆくまい。

アテナ : Cilinaでもラハブレアでもなく、
まさか、エリクトニオスにしてやられるなんて……。
これが一番の誤算だったかもしれないわね。
アテナ : あら、まだ母と話が……?
アテナ : それとも、最後にやはり情が湧いて、
クローディエンの肉体を連れてきてくれたのかしら……?
エリクトニオス : あいにく……
ここにいるのは、お前の記憶に焼き付いた残滓さ。
できることなんて、「悪」が滅びるのを見届けることくらいだ。
アテナ : それは、残念……。
本当に役に立たないのね。
エリクトニオス : お前が、そう作ったんだろう。

クエスト『獄の底より天を目指した女』の目的『「万魔殿パンデモニウム:天獄編4」を攻略』を達成した!

ネムジジ : クローディエン先生、お身体に異常はないようです。
あとは意識が戻りさえすれば……。
ルイスノ : 結局、先生は何故ひとりで魔大陸を目指したのかなど、
聞きたいことが山ほどあるんです。
どうか目を覚まして……!

ラハブレア : …………。

テミス : あのエリクトニオスは、あくまで記憶の存在、
本物ではないのだから、消滅しても構わない。
……など、君がそう思わないことはわかっているよ。
テミス : それでも……
エリクトニオスは、覚悟の上で行動に出たのだ。
嘆くのではなく、その覚悟を誇りに思おう。
テミス : それと、君の健闘に感謝を。
アテナの欲望を潰えさせることができたのは、
君の勝利があってこそなのだから。
テミス : 私たちは、星海の様子を窺いつつ、
クローディエンの目覚めを待つつもりだ。
君もどうか、疲労した身体を休めてくれ……。
クエスト『獄の底より天を目指した女』をコンプリートした!

『「星」に願いを』

テミス : 私たちは、クローディエンの目覚めを待つ。
君もどうか、疲労した身体を休めてくれ……。

ラハブレア : …………エリディブスの言葉を聞いただろう。
この者の目覚めを待つのだ。
ラハブレア : ことが終わった今、お前にもうひとつ聞いておきたい。
ラハブレア : お前が不在の間に、
ネムジジという娘から、その名を聞き出した……。
魔大陸で消えたという「アシエン・ラハブレア」のことだ。
ラハブレア : 彼女は、あくまで記録でしかその存在を知らず、
私と同一の存在だという確証はないと、気を遣っていたがな。
ラハブレア : しかし、「黒聖石サビク」を手に活動していたと知りながら、
もっとも高い可能性から目をそらすのは、愚かというもの。
ラハブレア : 直接、相対したお前から証言を得ておきたい。
霊災なる現象を起こさんと暗躍していたアシエン・ラハブレア。
そやつは……私、ラハブレアの未来の姿だな?

>同一人物だ
 自分も断言はできない
 …………

ラハブレア : ……断言するか。
お前がそう言うのならば、私も受け入れよう。
ラハブレア : アシエン、またの名を天使い、
分断された世界を統合するために暗躍する者たち……。
目的のためには、信じがたい所業にも手を染めていたそうだな?
ラハブレア : 星を善くすることを信じ、
だからこそ分断された世界において「悪」となったか。
ラハブレア : ……私らしい結末だ。
長い時を経て、己すら擦り切れようとも、
星のために掲げた信念は揺らがなかったと見える。
ラハブレア : 目的のため、妻が遺したサビクすら利用したのだから、
何を失おうと、いっこうに構わなかったらしい。
ラハブレアとして、すべてこの星のために……。
ラハブレア : もっとも、私は最後までサビクの表層しか理解できず、
ただの「力」としてしか、認識していなかったようだがな。
それもまた……皮肉なことだ。
テミス : Cilina、ラハブレア。
クローディエンが目を覚ましたようだ。
クローディエン : Cilinaさん、かすかに覚えがあります。
貴方がアテナを倒してくださったこと……。
クローディエン : それに……そこにいたんですね。
クローディエン : ラハブレアさん……。
この身に飛び込んできたエリクトニオスさんの記憶が、
すべてを教えてくれました。
クローディエン : ラハブレアの厳格さは、さながら炎のよう。
息子としての彼の心を焼き、大きな傷みをもたらしました。
クローディエン : ですが、その厳しさは決して私欲によるものではない。
すべての責任を抱え、何ひとつ捨てようとしなかった。
だから……!
ラハブレア : ……そこまでだ。
エリクトニオスの記憶を得たとはいえ、
転生を果たした以上、お前はお前という別の個だと私は考える。
ラハブレア : ならばこの時代において、私とお前は敵対関係にもあるはず。
そのような相手を肯定する言葉を口にすべきではない。
クローディエン : ええ、アシエン・ラハブレアの所業は決して肯定できません。
しかし、今の貴方はアシエンではなく、
ただの「ラハブレア」のはず。
クローディエン : そして、今を生きる我々の脅威ともなっていた、
アテナを退けるために、力を尽くしてくださった。
その行いに……心からの感謝を。
ラハブレア : ……詭弁と言われても仕方のない発言だ。
ここだけの言葉にしておけ。
ラハブレア : 今度こそ、パンデモニウムを巡る事件は終結した。
しかし、まだいくばくかの謎が残っている。
ラハブレア : そのひとつが、「誰がヘファイストスの封印を解いたのか」だ。
興味があるならば、過去のパンデモニウムに向かえ。
そこに、答えがあるだろう。
ラハブレア : ただし、過去の私たちには、アテナに関する事柄は伏せておけ。
何を話したところで、私の選ぶ道は変わらぬが……
あの時代で知りえぬ情報を与えることもない。
ラハブレア : さあ、これで伝えるべきことはすべて伝えた。
私も……エリクトニオスに続くとしよう。
ラハブレア : 忌まわしき記憶は、ただ消えゆくのみ。
これが、ラハブレアの最期。
ラハブレア : ……さらばだ。

テミス : 私に与えられた時間もだいぶ少なくなってきたが……
まだ、消滅までは多少の時間が残されている。
最後の顛末を聞くまで付き合わせてくれ。
テミス : ラハブレアの言葉を確かめに、過去へと向かうのだろう?
あの時代で、テミス自身が体験したことではあるのだが、
君の目にどう映ったのかは、ここにいる私しか聞けないからね。
テミス : ありがとう。
では、さっそく過去のパンデモニウムへと向かうといい。
この星海で、君との最後の語らいを楽しみに待っているよ。
クエスト『「星」に願いを』を引き受けた!

テミス : さあ、エルピスを経由して過去のパンデモニウムへ。
あちらのラハブレアに会い、残った「謎」の答えを、
確かめておいで。
クローディエン : 私も、ここで貴方のご帰還を待ちます。
体力も回復しきっていないですし……
貴方とテミスさんに、お話ししたいこともありまして。
ネムジジ : 私とルイスノは、アポリア本部へ戻り、
取り急ぎ、フルシュノ様へ報告を行おうと思います。
ルイスノ : 今回の事件で、星海にどんな影響が出ているのか……。
先生には、はやく回復してもらって、
調査を行っていただかないと!

ヘーゲモネー : 貴方は……Cilina様ですね。
私はヘーゲモネー、煉獄層の獄卒長……。
半神として、貴方の前に立ちはだかった者です。
ヘーゲモネー : おかげさまで、こうして本来の姿を取り戻し、
いまは監獄内の被害状況を確認しております。
ラハブレア様たちは、パンデモニウムの深層におりますよ。

『生命神秘研究棟のラハブレアと話す』

エリクトニオス : Cilina、思ったよりも早い再会だったな!
……でも、その不可思議な微笑みはどうしたんだ?
テミス : 訪問ありがとう。
ここに来るまで、ヘーゲモネーや獄卒たちの姿を見たかい?
だいぶ、彼らの救助も進んできたところさ。

ラハブレア : おや、もはや会うこともないと思っていたが……
いったい何を企んでの再訪だ?

 答えを探しにきた
>ラハブレアたちに会いに来た

ラハブレア : また、訳のわからぬことを。
我らは、パンデモニウムを本来の状態に戻すべく、
粛々と活動をしているだけだが……?
テミス : わざわざ訪ねてきてくれたんだ、そう無碍にするものじゃない。
ともにパンデモニウムを攻略した仲なんだから、
こちらの状況を、彼女にも共有しようじゃないか。
テミス : まず、私が持っていたパンデモニウムの管理者としての権限は、
早々にラハブレアへと返還したよ。
それが、この監獄のあるべき状態だからね。
テミス : ラハブレアの協力もあり、
半神ヘーミテオスの研究に対する解析も無事に終わった。
ヘーゲモネーや獄卒を本来の姿に戻せたのも、その成果だ。
エリクトニオス : 被害状況の確認や、失った獄卒長の後任など……
片付けなければならない課題は、数多く残されている。
エリクトニオス : それでも、パンデモニウムを取り巻く事件としては、
もうすぐ終わりを迎えられると言ってもいいと思う。
ラハブレア : だが……終わりを迎えるためには、
まだ、解決せねばならない問題が残っている。
ラハブレア : パンデモニウムに関する問題と、私の個人的な問題……。
これらを放置していては、私はこの先へと進めない。
ラハブレア : 解決方法はすぐそこに見えていた。
それを実行に移す「覚悟」が足りていなかったのだ。
だが、私は……私であるため、この道を選ぶことを決めよう。
エリクトニオス : ラハブレア、お前にそうまで言わせるなんて……。
その問題とは、いったい何なんだ?
ラハブレア : ……その目で、直接確かめろ。
ラハブレア : お前もまさか、決意が固まったところに現れるとは。
ここまできて帰れとは言わぬが……。
この先、何が起きようと決して邪魔はするなよ。

ラハブレア : お前たちは、そこで待っていろ。
すぐに済む……。
ヘーゲモネー : ラハブレア様、ここに呼び出して何を?
まだ、獄卒たちの状況把握も終わっていませんが……。
ラハブレア : お前は、アテナが長官だった頃より、この獄を守ってきた。
アグディスティスを失った今、
もっとも古参の獄卒ということになる。
ラハブレア : そして唯一の獄卒長でもあるお前に……
ひとつ、私の秘密を伝えておくべきだと思ってな。
ラハブレア : ヘファイストスをこの身より切り離したとき、
私は、己の魂を一部失っている。
ラハブレア : それは必要な代償だったが、当然その分だけ我が能力は減衰した。
十四人委員会の一員として、ラハブレアの座に選ばれた、
あの頃のような力は、もう私にはないのだ。
ラハブレア : ヘファイストスが行っていたような精神呪縛はもちろん、
その解除すら、今ここにいるラハブレアでは難しいだろう。
ヘーゲモネー : そのような弱音、ラハブレア様から聞きたくはありません。
どうか、強き心で……
ラハブレア : あいにく私はただ事実を述べているだけだ。
同情など無用にしてもらいたい。
ラハブレア : ヘファイストスは興味深い研究成果を残していた。
それによれば、ヘーミテオスに至るには、心の掌握……
つまり、精神呪縛が不可欠だというのだ。
ラハブレア : 知ってのとおり、精神呪縛は相手の強い感情に訴えかけるもの。
事実、ヘスペロスやアグディスティスは、
長官であるラハブレアへの敬愛を利用された……。
ラハブレア : 封印から目覚めたヘファイストスは、獄内を混乱に陥れた。
そして、対応に追われる獄卒長の隙をついて精神呪縛を行い、
彼らを己に服従させた……そうだな?
ラハブレア : だが、ここで疑問が生まれる。
ヘファイストスが封印下にあったとき、
クリスタルから奴を目覚めさせたのは「誰」なのだ?
ラハブレア : 私は、ずっと疑ってきた。
事件が起きるはるか以前から、元凶であるアテナによって、
精神呪縛をかけられた者がいるのではないかと……。
ラハブレア : ヘーゲモネー……。
お前は獄卒長として、パンデモニウムを守るという使命に、
誰よりも強い誇りを抱いていた。
ラハブレア : だが、お前が思う「正しいパンデモニウム」は、
アテナが運用していた頃のそれだったのではないか?
ヘーゲモネー : なっ……我が忠誠をお疑いだというのですか?
ラハブレア様、どうか私の話を!
エリクトニオス : ラハブレア、何を!?
ラハブレア : 何人も、手出しは許さぬ!
ラハブレア : すでに述べたように、精神呪縛をかけられた人物を推測できても、
今の私は、呪縛を解くだけの力を有していない……。
ラハブレア : だが、もう覚悟は決まった。
この先、よき星、よき時代を作るためには……「力」が必要だ。

ラハブレア : この悪しき感情と記憶すら、己の力としよう……!
ラハブレア : その目に焼き付けよ、そして心に刻み込め。
ラハブレア : これぞ、真なるラハブレアだ!

テミス : ……今の君が抱いている感情がどのようなものか。
私には想像すらつかないよ。
エリクトニオス : ラハブレア……彼女を処罰したのか?
ラハブレア : 罰したといえば、そうなのかもしれないな。
テミス : これは……。
精神呪縛が解かれている……?
ラハブレア : ヘーゲモネーには、まだ利用価値がある。
私に敵対心を持った存在であろうと、
焼却するのは早いと判断した。
ラハブレア : 私は、この力で世界をより強く導いていかねばならぬ。
これ以上、パンデモニウムにかかずらっている暇はないのだ。
ラハブレア : ヘーゲモネーよ、改めて私に仕えよ。
これまでどおりの責任感と誇りを以て、監獄の管理に努めるのだ。
ヘーゲモネー : ……アテナ様が正しいと、そう考え一度は裏切った。
その私を、まだ獄卒長の地位に残すというのですか?
ラハブレア : 忌まわしき記憶や力であろうと、目的のためならば躊躇なく使う。
そう誓った男が、一度裏切った程度の部下を切り捨ててどうする。
ヘーゲモネー : ……承知いたしました。
獄卒長ヘーゲモネー、その命に従いましょう。
ヘスペロス、アグディスティスの分まで、貴方に仕えます。
エリクトニオス : 責任感だけではない、あの躊躇のなさと「熱情」。
あれが、本物のラハブレアなんだな。
テミス : 彼の記憶と力は、この星のために振るわれる。
その一点を違えぬ限り、ラハブレアが、
アテナと同じ結末を辿ることはないだろう。
テミス : ならば、私はおなじ十四人委員会の一員として、彼の横に立とう。
彼が、星のためという大義すら見失いそうになったときは、
この私が、その所業を判じてみせる。
エリクトニオス : ああ……。
ラハブレアとして在るため、覚悟を決めたというのならば、
俺も、その想いを受け止めるつもりだ。
エリクトニオス : 父と子の結びつきは、もう決して途切れさせない。
ラハブレアの心は、俺が支える。

ラハブレア : ……お前は、ほかの者とは違う。
ある意味、私と対極にいる女だ。
その願いが反目することもあろう。
ラハブレア : ならば、お互い決して退かぬであろうことも目に見える。
それを思えば、この大恩は……忘れておくべきなのかもしれぬな。
ラハブレア : 獄の外に出て、それぞれの道を行く前に宣言させてもらおう。
ラハブレア : 何を失おうと、何が立ちはだかろうと、我が覚悟は揺るがぬ。
だから、お前も……お前の道を貫くがいい。
それぞれの願う結末のためにな。
クエスト『「星」に願いを』の目的『生命神秘研究棟のラハブレアと話す』を達成した!

ヘーゲモネー : この心、とうに見透かされていたのですね……。
すべての迷いが晴れた今こそ、
改めて、ラハブレア様に忠誠を誓いましょう。
ラハブレア : 此度の一件、はからずも過去の忌まわしき記憶や、
本当の自分と向き合う羽目になるとはな。
そして、それはお前のおかげでもある……。
ラハブレア : さあ、お前は、お前の在るべきところへ戻るがよい。
すべての権限を剥奪され、この監獄に封じられたい……
というのなら、話は別だが?
エリクトニオス : Cilina、お前にも宣言しておく。
この先は俺なりの方法で、ラハブレアを支えていくよ。
そうすることが、俺の未来を形作ることにもなると思うんだ。
テミス : ラハブレアとヘファイストス、それらがひとつだった頃から、
彼は、十四人委員会に名を連ねていたんだ。
ならば、何も心配することはないよ。

『エーテル鏡群のクローディエンと話す』

テミス : おかえり……。
これで、君は、パンデモニウムで起きた事象のすべてを、
その目で見届けたことになるね。

クローディエン : おかえりなさい。
貴方をお待ちしている間、テミスさんから、
私が囚われていた間の出来事をお伺いしておりました。
クローディエン : そのおかげで、いくつか細かな謎も解けました……。
たとえば、魔大陸より発せられていたエーテル波長について。
クローディエン : あの思念は、内部にいたアテナからの呼び声だったのでしょう。
彼女はずっと、エリクトニオスに代わる存在……
すなわち、転生先である私を求めていたのです。
テミス : ……そのことで、ひとつ聞いておきたい。
君も最初のうちは、記憶のクリスタルからの思念が、
聞こえなかったんだね?
クローディエン : ええ……。
研究を進めている最中、ふと聞こえるようになったのです。
テミス : おそらく長い年月の中で、魂の性質も変化していたのだろうね。
それが、封じられたエリクトニオスの記憶エーテルに触れて、
彼の性質が、徐々に呼び覚まされていった……。
テミス : 結果、アテナの思念も聞こえるようになってしまったんだ。
魔大陸へ向かうと決めた時点で、もう彼女の思念による、
精神的な影響を受けていたのだろう。
クローディエン : たしかにあのとき、妙に単独行動にこだわっていたりと、
我ながら、らしくない行動を取っていたと思います。
思念の影響を受けていたとはいえ、軽率でした。
テミス : 反省は人生につきものだ。
とはいえ、仕方のない面もある……。
テミス : 星海から出現したクリスタルが発する、思念の声。
自分が、その声の主の転生先だ、などと……
到底、思い至るわけがないからね。
クローディエン : おふたりとも、ありがとうございます……。
クローディエン : それと、記憶のクリスタルについてなのですが、
私からもお伝えしたいことがありまして。
クローディエン : 先ほど、クリスタルに新たな光が宿っているのに気づいたのです。
今回の事件をきっかけに、
新たな記憶が読み取れるようになったのかもしれません。
クローディエン : エリクトニオスさんとラハブレアさんが、
どういった想いでこのクリスタルを残したのか……。
それが、私の抱えている最後の疑問。
クローディエン : エリクトニオスさんの記憶を得た今なら、
私程度の魔力でも、内部の記憶を再現できそうです。
試してみてもよいでしょうか……。

エリクトニオス : 未来の世界に、この記憶を残す。
エリクトニオス : エルピスにもまた、「終末」が訪れた。
創造魔法が暴発し、おぞましい獣が次々と生み出されている。
エリクトニオス : そんな絶望の只中にあっても、ラハブレアたち十四人委員会には、
この事態を収拾する秘策があるらしい。
エリクトニオス : そして、エリディブス……いや、テミスは、
そのために殉じるつもりのようだ。
エリクトニオス : だが、俺たちには、ひとつ心残りがあった。
パンデモニウムの獄中にある創造生物たちだ。
エリクトニオス : 終末を乗り越えたとて、世界が安定を取り戻すには時間がかかる。
そのような状況で、獄中の不完全かつ危険な存在が、
解き放たれればどうなるか……。
エリクトニオス : そこに危険があるのだと、誰かが監視する必要がある。
テミスやラハブレアに代わり、俺がその役目を引き受けた。
エリクトニオス : だからこそ、俺は十四人委員会の方針には従わない。
この魂を、星の意思の召喚に捧げることなく、
成すべき使命のために残るつもりだ。
エリクトニオス : だが、それは終末によって俺が消える……
死ぬ可能性があるということだ。
エリクトニオス : だから、そうなった場合でも警告を届けられるよう、
あの監獄に関する、俺とラハブレアの記憶を込めたクリスタルを、
冥界へと流すことにした。
エリクトニオス : クリスタルは、俺自身の魂に引き寄せられる術をかけてある。
魂が冥界に還ったとしても、新たに生まれくるときに、
パンデモニウムの危険性を知ることができるよう。
エリクトニオス : もっとも……こうした警告を拾い集めることに長けた、
「あいつ」のような女ならば、この声も届くかもしれないな。
エリクトニオス : あいつは、どうしているかな?
このエルピスの底で戦ったように、
いまもどこかで、獣と戦っているのか……。
エリクトニオス : ……Cilina。
再会の願いも、この記憶に焼き付けて送ろう。

エリクトニオス : この記憶が……この声が聞こえたら、
どうか「パンデモニウム」へと来てくれ……!
クローディエン : 彼の記憶を、一緒に見ていただき感謝いたします……。
これで、私の最後の疑問も晴れました。
残る興味の対象は……これだけ。

テミス : それは……。
クローディエン : ……黒聖石サビクです。
クローディエン : アテナの記憶と私の肉体を結ぶ楔となっていたからでしょう。
気がついたときには、私の懐に入っていたんです。
クローディエン : 皆さんのおかげで、サビクの中身はすべて消滅しました。
もはやこの中に、アテナの記憶は存在しません。
クローディエン : とはいえ、聖石そのものの機構は残っているはず……。
それを研究すること自体は、きっと有益なことでしょうし、
私に与えられた、使命であるようにも思うのです。
クローディエン : それでは、私はこれで失礼します。
Cilinaさん、テミスさん……
星海の魂を、この時代を救ってくださりありがとうございました。
クエスト『「星」に願いを』の目的『エーテル鏡群のクローディエンと話す』を達成した!

テミスと話す

テミス : ……なるほど。
ヘファイストスにまつわる顛末がわかったと。
テミス : 今しがた、記憶のクリスタルの真相も明らかになったことだ。
パンデモニウムの騒動は、いよいよ終結と言えるだろう。
テミス : 私も、何ひとつ思い残すことなく消え去ることができる。
ここへ至らせてくれた君には、本当に感謝しているよ。

テミス : せっかくだ、解かなくてもいい謎も解いていくかい?
テミス : この星海に漂うエリディブスの魂から創られた私が、
何を記憶していて、本当はどう思っているのか……。
テミス : 正直に白状しよう。
パンデモニウムについては記憶が補強されているようだが、
それ以外は、あらゆることが穴だらけだ。
テミス : アテナの創り方による影響もあるだろうが……
「私」はもう、記憶が保持できなくなっていたのだろう?
テミス : ただ、おぼろげには思い出せるよ。
君にとっては過去の、私にとっては未来の光景を……。
テミス : 水晶の塔の頂きで、君と私は相対する。
そして、同じ場所から君を送り出すんだ……
テミス : 私たちの時代へ……エルピスへ。
テミス : どうしてそうしようと思いついたのか、
影法師には、正しいところはわからない。
テミス : ……が、推測を立てることはできる。

テミス : 「私」は欠けた記憶のどこかで、
君とパンデモニウムに挑んだことを覚えていた。
テミス : その姿を忘れ、経緯を忘れ、結末を忘れていたとしても……
ほんのひと欠片残った事実が、
君はエルピスに行くべきだと「私」に思わせたんだ。
テミス : そうして君をエルピスに送ったことが、
アーテリスを救うことに繋がったというのなら……

テミス : 無駄じゃなかったよ。
君とテミス(わたし)が共に戦ったことは……何ひとつとして。
テミス : なら、恨むも何もないだろう?

テミス : まあ、当の「私」の魂は、違う考えかもしれないけれどね。
テミス : 同胞たちとの再会が果たせるよう、
苦労してこちらの海まで渡ってきたようだ。
テミス : テミスとしては理解しがたい執着だが……
そういう想いがあるというのも、
万魔殿の深層を見た今ならば、認められる気がするよ。
テミス : さて、これ以上幕引きを伸ばすのは野暮というものだろう。
テミス : 今の時代に、冥界が星海と呼ばれているのは気に入った。
ここに煌めく星々すべてが、それぞれの生命だ。
テミス : 数多の星のどれでもない。
君という星が私の前に現れたことを、幸福に思う。

テミス : どうかこれからも、この世界すら超え、思うがまま飛び給え。
遥か彼方を目指す、ほうき星の如く……。


――最後までわからないものだな
眠りの縁で こんな真実に出会おうとは
歴史は覆らない
勝者の道だけが続いていくが しかし――
この星が こうして続いていくならば――
ああ――
光だ――


クローディエン : ……テミスさんとのお話も終わったようですね。
クローディエン : 貴方のおかげで、新たな研究対象だけではなく、
自分自身の起源ともいえる存在を知ることができました。
クローディエン : ラハブレアさんの言葉どおり、私はエリクトニオスさんではない。
でも、この胸の中には、彼らが現代に残した痕跡を追いたいと、
そう願う気持ちがあるのです。
クローディエン : 芽生えた、この気持ちを胸に……
これからも、研究に邁進していこうと思います。
クローディエン : 研究の途上で、貴方の力を必要とすることがあれば、
また、お力添えをいただけますと幸いです。
そのときまで、どうかお元気で!
クエスト『「星」に願いを』をコンプリートした!

クエスト後

クローディエン : 本職である星海研究に加えて、
黒聖石サビクという、新たな調査対象も見つかりました。
研究者人生をかけるに値する課題だと感じていますよ!
クローディエン : その話をするなら、ともに調査を行ってくれた、
ネムジジさんとルイスノさんも呼んできましょう。
少々お待ちください……。

クローディエン : 黒聖石サビクを調べるべく、過去の文献にあたったところ、
アテナや聖石、そして聖天使アルテマについて、
興味深い記述をいくつか発見したのです……。
クローディエン : それらの情報を整理し、ひとつの筋道を立ててみました。
どれほど事実に近いのか、検証は不可能でしょうが、
当事者である貴方には、聞いていただきたいと思いまして。
ネムジジ : 聖天使アルテマが、この星を訪れた時期はわかりません。
ですがアテナはなんらかの方法で、
アルテマに由来すると思しき、謎めいた結晶を手に入れた。
ネムジジ : そして、ラハブレアさんの言葉によれば、
彼女は、それを「聖石」と呼んで熱心に研究……。
結果、生み出されたのが、黒聖石サビクとのことです。
ネムジジ : サビクの内部には、アテナの記憶に加えて、
信じがたいほど高密度のエーテルが込められていました。
部分的にでも解き放てば、一帯を焦土と化すほどの力です。
クローディエン : ……そう、カストルム・メリディアヌムを壊滅させた、
古代魔法「アルテマ」の正体が、まさしくこれです。
クローディエン : アシエン・ラハブレアの発言によれば、
一時、サビクは古代アラグ帝国の手にあったそうです。
おそらく、彼自身が混沌の種として貸し与えていたのでしょう。
クローディエン : さらに、古代アラグ帝国の研究者たちが、
聖天使アルテマと接触していたとする説も存在します……。
サビクの表層を解析できたのも、それゆえかもしれません。
クローディエン : いずれにせよ、第四霊災の後、
サビクはふたたびアシエン・ラハブレアの手に戻り……
あとの顛末は、お話したとおりです。
ネムジジ : こうして歴史を紐解くと、聖石をもたらした、
聖天使アルテマこそが、すべての元凶のようにも思えます。
ネムジジ : 一方で、アテナの肥大化した好奇心が、
事態を悪化させたこともまた、事実だと思うのです。
ルイスノ : ……ラハブレア様が、人知れず呟いておられたのです。
「彼女の監視のために、パンデモニウムを建造したこと。
 それ自体が間違いだったのだろうか」と。
クローディエン : 失敗作たる創造生物の研究施設とは、表向きの理由……。
パンデモニウムは、古代人の規範を外れていたアテナを、
収監するための「監獄」だったのです。
クローディエン : そうまでして、アテナに研究を続ける余地を与えたのは……
ラハブレアさんが抱いていた愛ゆえだったのでしょうか?

クローディエン : 幸い、肉体的な異常も見つかりませんでした。
研究の日々を取り戻そうと、不在だった間の記録などに、
ひたすら目を通しています。
クローディエン : もちろん、フルシュノ様やモンティシェーニュ学長のところにも、
お礼を伝えに行ってきましたよ。
クローディエン : フルシュノ様は、務めを果たしただけと眉ひとつ動かさず、
学長は、今回の一件で得た知見を教えてくれと大騒ぎで……
まったくもって好対照でしたよ。

ネムジジ : 今回の事件は、様々な要素が複雑に絡み合っていました。
それらを紐解くだけで、時間がいくらあっても足りません!
先生に、助手の増員をお願いしたいくらいです。
ネムジジ : 貴方や古代人の皆さんのおかげで、
アテナの悪しき研究は、日の目を見ることなく終わりました。
ネムジジ : クローディエン先生いわく、
今後は、事件が星海に与えた影響を調べるとともに、
残された「黒聖石サビク」の調査を行っていくとか……。
ネムジジ : アテナの記憶はすでに消滅しているそうですが、
聖石の機構をはじめ、なんらかの力が残っているかもしれません。
真実を知る私たちが調べるべきと判断したのでしょう。
ネムジジ : 恐怖心はもちろんありますが、
サビクへの好奇心があることも否定し難い事実……。
覚悟を決めて、先生に付き従おうと思っています。

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