友達のお父さんは仲人様
先日、親戚の方が逝去されました。84歳でした。その方は私たち夫婦のお仲人様です。高校時代の友人が、叔母さんの息子である夫を紹介してくれたのでした。
二十歳ごろ友人宅で、のちに夫となる人を見かけた事はありましたが、その時友人宅でお線香をあげているのちの夫を見て「信仰心の厚い人だな、若いのに凄いな」と思いました。まさか後に友人のご両親に仲人をして頂く事になるとは思いませんでした。
27歳の時、友人宅に遊びに来ていた私は夫を紹介していただける事になりました。「あ、あのお線香をあげていた子だな」と、いつか見た光景を思い出しました。夫は友人のお母さんの妹の子なので、友人と夫は従兄弟同士になります。
そんな近しい方を紹介いただくと言う事はひょっとすると友人とは親戚になると言う事です。こんな至らぬ私に、そういう貴重な方を紹介してくださり、親戚として迎えてくれたお仲人様がお亡くなりになりました。
私は度々友人宅に泊まらせていただいた折にはご家族皆さん暖かく迎えてくださいました。友人が不在でも遊びに行かせて頂いたくらいです。その方は民生委員をなさったり地域のためによく働いた立派な方でした。私どもの他にも3組の仲人を務めたそうです。私のことをニコニコ見ながら「よこやんさん😊」と、呼んでとても可愛がって下さったものです。
お見合いという形なので結婚までは出会ってから9ヶ月と早かったですが、夫とのご縁を頂けましたのも友人とご両親のお陰です。本当に素敵な人をご紹介下さり、至らぬ私を親戚として迎えて下さいました御恩は忘れません。本当にありがとうございました。ご冥福をお祈り申し上げます。
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