オーラ?が見えてしまった話
少し前に、甲状腺の手術を受けたことがあります。甲状腺に水が溜まるので半分切除することになったのです。
主治医は若い耳鼻科の先生です。若い先生でもお話に説得力があり安心して手術に臨むことができました。それでも手術が決まるまではこちらが躊躇して先生のいうことを聞かなかったので、先生を困らせたことがありました。申し訳ありません。
手術自体は問題なく帰室し、痛みも少なく安静にしていると、執刀してくださった先生が状態を見に来てくださいました。たくさんお話ししたわけではありませんが、先生は良く観察してくださっているなぁと感じましました。頸部の手術は特に術後の出血に注意が必要なのです。「痛みはどうですか?硬くなっていたので取っちゃってよかったですよー😊」先生はマスク😷をしていましたが、こちらをニコニコ見て何かを語りかけているのが分かりました。手術をする事を拒んでいた私は、きっと先生は怒っているかもと心配でしたが、その笑顔を見て安心しました。
そんな事で、麻酔も完全に冷めていましたが私の頭がちゃんと働いていたかは怪しい状況でした。先生は今まで手術室で執刀なさっていたわけで、お疲れではあったと思いますが相当の気迫みたいなものを感じ、医師とは改めて凄いお仕事だなぁとしみじみと思いました。
その時、先生の後頭部から首の辺りが青い光に包まれているのが見えました。真夏のプールに太陽が当たっているような色でした。「麻酔後だからこんなことあるのかな?」と思いながら「綺麗な青色だなあ、不思議〜」と思いながら見ていました。
傷もその後順調に治り、予定通り退院となりました。その先生には手術だけでなく色々な事(手術を嫌がり、積極的に直そうとしない自分を叱ってくれた)を教わりました。
そんな素敵な先生でしたが、あの頭の後ろの光は何だったのかな?と時々思い出して不思議で有難い気持ちになるのでした。
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