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令和2年6月成約価格・単価・成約件数発表!価格はなんと上昇!

こんにちは!中古マンション売却コンサルタントのツノダです。

本日は令和2年6月成約価格・単価・成約件数発表!価格はなんと上昇!というテーマでわかりやすく解説いたします。

※動画もぜひご覧ください


緊急事態宣言明け、中古マンションは内覧数が増えてきました。

5月まで内覧するのを自粛していた方が動き出したり、逆に内覧をストップしていた売主さんが動き出したりという感じです。

そして、自粛中に家族での会話が増えたり、考える時間が増えて、家探しを始めたという方も増えているようです。

テレワークで郊外に引っ越すという方は、ゼロではないと思いますが少ない印象で、むしろ通勤時間を短くしたいという方が多いです。

そう考えると、10年とか20年スパンで考えるとわかりませんが、今のところ都心人気には変化がないようです。

【1.成約価格は3%以上上昇!】

今回は当社の営業エリアである江東区と東京23区全体について調べてみました。

※すみません。データが多くて本日は東京だけです。後日千葉・埼玉・神奈川もアップしたいと思います。

東京23区は前年同月比で3.5%上昇、江東区は3.6%上昇となっています。

今回の範囲は①平成元年築以降(築31年くらいまで)50平米以上です。

23区全体はデータが多すぎるため、50~70平米に限定しています。

このグラフだけ見ると、23区全体より江東区の方が価格が高くなっていますが、江東区は70平米以上の成約もデータに入っていますので高くなりがちです。

コロナの影響で私を含めてマンション価格が下がると予想していた方も多いと思います。

しかしながら、都心のマンション価格は株価に連動する傾向があるので、6月の結果としてはこれだけ株価が上がると、マンション価格も上がるということになりました。

成約価格

【2.成約平米単価も上昇!】

成約平米単価は江東区が5.9%上昇、23区全体で3.6%上昇となります。

江東区は豊洲とか坪300万円を超えるマンションがあったり、南砂町とか大島で坪200万円を下回るマンションがあったりで、平均に意味があるかは別として、昨年と比較することはできるのかなと思っています。

23区だと港区と足立区では価格相場も全く異なります。

こちらのグラフは先程述べたとおり、平成元年築以降のデータとなりますので、エリアは様々ですが、おおむね築14年くらいのマンションの平均値とお考えください。

23区全体だと平米あたり85万円、江東区で75万円となっています。

平米単価も価格同様に前年同月比で上昇しています。株価も昨年6月の21,000円前後から今年は22,000円を超える水準で推移していますので同じように動いている印象です。


成約平米単価

【3.成約件数は?】

成約件数はやや結果が分かれました。

江東区は前年同月比96%まで回復、23区全体だと81%となります。

この数字だけを見ると、まだ回復途中に感じるかもしれませんが、今年の6月は土日4週に対して、昨年6月は5週となります。

ご存知の方も多いかもしれませんが、中古マンションの売買契約は土日に行うことが多いです。

23区は土日が1週少なくて81%ということはほぼ回復していると言っていいと思います。江東区に至ってはデータ数が少ないのでたまたまという要素かもしれませんが、実質は増えているかもしれません。

7月に入ってコロナウイルスの新規感染者数が1日あたり100人を超えてきたり、今後もどうなるかわかりませんが、日々中古マンションに係わる仕事をしている肌感覚だと、完全に元通りに戻っているという印象です。


成約件数

【本日のまとめ】

本日は令和2年6月の中古マンション成約動向をしらべてみました。23区全体でも、江東区でも成約価格は昨年同月比で3%以上上昇していまして、コロナショックから完全に回復したといえます。

成約平米単価も上昇しています。江東区は前年同月比5.9%上昇となっています。株価が回復し、むしろ昨年6月を上回っていることが大きいといえます。

成約件数は江東区が横ばい、23区は前年同月比80%にとどまっていますが、昨年は土日が1週多かったので実質はほぼ回復してきたといえます。今後どうなっていくかわかりませんが、内覧数も増えてきていますので、7月も順調に推移すると予想しています。

本日は以上です。

ご質問等ございましたらお気軽にお願いします。

また、売却相談や査定依頼などもお待ちしております。

最後までご覧になっていただき、ありがとうございます。



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