見出し画像

始祖ドラゴン:MH2&フォーゴトン・レルム探訪備忘録-ご唱和ください、始祖の名を-

こんにちは、こんばんは。さかもちです。

モダンホライゾン2(以下MH2)が発売して間もなくフォーゴトン・レルム探訪(以下AFR)が発売されました。モダンホライゾン2の備忘録を書かなかったため、今回はまとめてお送りします。決してサボっていたわけではありませんよ。

さて、MH2ではモダン・レガシーの環境が大きな変化を受け、エキサイティングなことになっていますね。ラガバンとか…

半面AFRは他パックと比べて少々魅力が落ちてしまい…

なんてことは一切ないですね。始祖ドラゴン界隈を激震するクリーチャーが多数収録されいます!

新規参入カード

MH2から1枚。AFRから3枚のカードが追加されました。

この4枚を追加したことでサポートするカードも入っています。伝説クリーチャーが多くなったことや、特定のカードをサーチする機会が増えたため、更なるチューター系も採用しました。

画像1

《ドラコの末裔》

土地の基本地形タイプ1つにつき、2マナ軽くなることでトライオーム系カード+ショックランドorデュアルランドを使用することで10マナ軽減+威光で1マナ軽減=1マナ4/4で唱えることが出来ます。

青クリーチャー呪禁を与え《紅蓮破》や各種除去から守ることが出来ます。

また、アーティファクトであるため《悟りの教示者》でサーチしたり、《ガラゼス・プリズマリ》の能力でインスタント・ソーサリー限定のマナクリーチャーにすることもできます。

《異界の進化》を利用すれば、デッキの中のドラゴン好きなものを出すことも…もちろん、狩猟者にも。

そしてなんといっても5色のドラゴンを究極完全生命体にできるのもロマン溢れている。

《始祖ドラゴン》が飛行/先制攻撃/警戒/呪禁/袢魂/トランプルになれる。美しい…

画像2

《砂漠滅ぼし、イムリス》

2枚目の《龍王オジュタイ》として運用可能。息切れした際に手札を回復できる枚数はオジュタイ以上。5マナなため、殻系カードで6マナドラゴンにアクセスできる点も大きい。

画像3

《年老いた骨齧り》

《凶暴な熱口》の代わりかと思いきや、蓋を開けてみれば2枚目の《全知》だった超すごいやつ。肉弾戦で戦う始祖ドラゴンでは速攻を持たないクリーチャーをメイン2で展開することもあるため、非常にマッチしている。また、《黄金架のドラゴン》がいれば実質的にマナが2倍になり、《ガラゼス・プリズマリ》がいれば、宝物トークンをインスタント・ソーサリーを使用するためのマナに使用可能。《同族の召喚》を唱えて大量展開できる。

画像4

《ティアマト》

《年老いた骨齧り》よりも早く公開され、最初の大幅強化となったもの。5枚のドラゴンサーチは確定5枚ドローといっても過言でなく、特定条件下でならばこのカード1枚で勝つこともできる。イラストがかっこいい。


画像5

《緊急時》

《ヘルカイトの狩猟者》をサーチすることはできないが、今期で伝説のドラゴンが多く追加されたことや、《全知》や《限りないもの、モロフォン》+《太陽の拳》下で勝利を決めることを意識できる。

特に《ガラゼス・プリズマリ》など小型をサーチするなど、使い方は多彩なため、状況ごとに使い分けることが大事。

現在の構築

画像6

・このデッキはドラゴンクリーチャー(極力多相は使用しない)のみで構成されている

・日本語Foilドラゴンのみ使用

などなど様々な性癖が入り乱れているため、普通の人は《波止場の恐喝者》など相性のいいものを入れてください。



特定カードへの意識

おさらい部分も多いが他の記事をまとめて読むのも時間がかかるので改めて追記。

・《ヘルカイトの狩猟者》へのアクセス

統率者レジェンドが発売されてから、このデッキは明確なゴールと強さを手に入れました。各種チューターや、今まで採用してこなかった《サルカンの凱旋》といったものまで使用し、「何が何でも狩猟者に触りに行く」がこのデッキを触っていて強みを感じた部分です。

色んなドラゴンを活躍させることが出来る統率者だからこそ、場に出し勝利へ導く。最初のころの書いたNoteとは大分趣向が変わってしまいましたが、《始祖ドラゴン》をいかに活躍させるか。それに対しての意識は変わっていません。

画像11

勿論サーチ系を増やすことで《敵対工作員》といったクリーチャーに弱くなるなどの危険性ははらんでいます。

・殻系カードの重要性

《始祖ドラゴン》の構築上、最速1ターンキルはほぼ不可能です。出来て2~4ターンはかかります。

《ヘルカイトの狩猟者》をどれだけ早く出すか。

その速度を意識するために必要なカードとして《出産の殻》や《英雄たちの送り火》、《新生化》や《異界の進化》といったカードを柔軟に使用し、5マナドラゴンから《ヘルカイトの狩猟者》へ。6マナドラゴンから《帰ってきた刃の翼》や《限りないもの、モロフォン》、《年老いた骨齧り》といった重くても踏み倒す価値があるカードに触ることができます。

そのために《悟りの教示者》や《加工》、《悪魔の教示者》をはじめとした強力なサーチカードのバックアップが必要です。

画像7

画像8

画像9

画像10

画像19

画像20

《始祖ドラゴン》へのアクセス方法は様々です。

・宝物トークンへの意識変化

《多欲なドラゴン/Rapacious Dragon》から始まった系譜ですが、ドラゴンと宝物トークンは密接な関係があります。

スタンダードを遊んでいる方からすれば《黄金架のドラゴン》や《ガラゼス・プリズマリ》などから生成される宝物トークンでアドバンテージやゲームプランを練った方は少なくないと思います。

今期で追加された《年老いた骨齧り》も宝物トークンを生成する能力を持っており、《始祖ドラゴン》の構築でも勝利につながるために必要な要素としてあります。

大量展開した宝物トークンはアーティファクトトークンでもあるため、《ガラゼス・プリズマリ》の能力で生贄にしなくてもインスタント・そーサリー限定下でタップのみで好きな色マナを生めます。

これで各種チューターや《同族の召喚》など重たいカードを盤面のリソースを減らさず使用できます。

画像12

出来るようになった新たな戦略

以前までの構築ですと《始祖ドラゴン》から《全知》を置くというゴールは変わりませんが、そのあと勝つために必要なパーツが複数枚必要だったりと欠点も含んでいました。

《全知》置いて、はい終わり。他には展開するドラゴン2枚唱えて返しのターンに全体除去くらって展開不能など、《始祖ドラゴン》ユーザーなら経験したことありますよね

《山背骨のドラゴン》である程度引ける枚数が確保できていても、ドロー下中に決定打がないなど、多くの方が味わったと思います。

しかし、今は構築をそこまで変える必要がなく、尚且つ既存の状態のまま強化をできるルートをご紹介していきます。

・《ティアマト》を使用したワンキルコンボ①

画像13

画像14

画像15

クリーチャーサーチから入ることで《全知》+《ティアマト》で決めることができるルートです。これに関しては他にもループすることで無限ダメージを行う構築もあるので詳しくは始祖ドラゴン学会の春兎さんのブログを見てください。《霜のモーリット》を使用したルートとなっています。

・《ティアマト》を使用したワンキルコンボ②

画像16

画像17

画像18

《限りないもの、モロフォン》+《太陽の拳》でドラゴンを指定し、疑似的なドラゴン限定《全知》となります。以前はここに《よりよい品物》を挟むことで大量展開を狙うことを目的としていましたが、今は《ティアマト》さえあれば5枚サーチで勝つことができます。

追加で入れた《緊急時》もこの二つのルートが存在するためです。

・《年老いた骨齧り》を利用した無限コンバット①

画像21

画像22

3枚コンボではあるが比較的狙いやすいルートである。そもそも《始祖ドラゴン》から《年老いた骨齧り》を踏み倒し、宝物トークン×10個生成で他カード展開でも十分なものではある。

《悪魔の教示者》が手札にあれば《追い討ち》をサーチし、唱えそのまま起動するために必要なマナ数が10個である。

他にも宝物トークン10個+1マナ捻出できれば《牧歌的な教示者》でも同じことができる。勿論《始祖ドラゴン》と一緒に他のドラゴンがダメージを与えて入ればそんな心配も必要ないが。

勿論デッキ切れの心配もいらない。4人対戦でも9枚カードを引く頃には統率者ダメージで全員倒すことができる。9枚未満なら私の管轄外だ。

・《年老いた骨齧り》を利用し無限コンバット②

画像23

《凶暴な熱口》と同じ運用方法である。《年老いた骨齧り》を重たくても優先した理由は下記である。

1:《始祖ドラゴン》から踏み倒したときのバリューの大きさ

2:《凶暴な熱口》と違い、指針で必ずしも攻撃する必要がないため、速攻付与などのサポートを意識しなくてもいい

3:《黄金架のドラゴン》などとの相性も良く、《凶暴な熱口》と違い単体以外とのシナジーが存在する

4:フェイズ移行しても残る宝物トークン

といった理由が大半を占める。勿論《溜め込み屋のアウフ》などがいた場合は上記の限りではなく、《凶暴な熱口》が優先されるでしょう。


最後に

以前紹介した内容を含め様々な動き方について説明させてもらいました。

始祖ドラゴンの構築を日々切磋琢磨している始祖ドラゴン学会の方たちも似たように殻系や、狩猟者へのアクセスを意識した構築をしています。

これがベスト!とまでは言いませんが、強さを引き出せるいい構築に近づけたかなと思っています。おかげさまで学会員も50名を超え、他にもベストな動き方が模索されればまた別の構築パターンも出てくると思うと楽しみで仕方ないです。

MH2とAFRにて大幅な強化をもらい、次のイニストラードではそこまで劇的なのは来ないかな?と思っていますが、《災火のドラゴン》など過去に採用していたカードの出身次元なので緩い気持ちで待とうと思います。

数枚のカードで動き方や派生が変わる《始祖ドラゴン》は非常にかっこよく、飽きないデッキなのでこの記事を読んでみて組みたくなったら是非構築してみて下さい。

僕のTwitterはこちらです。コレクション系がメインですが始祖ドラのことも多く話しています。


気軽に絡んでくださいな!

ではまた!あばよ!

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?