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オタクのEDHデッキ紹介《ジェトミアの情婦、ジニー・フェイ》

皆様こんばんは

前回投稿させて頂いた《打ち砕かれた者、ジョン・イレニカス》の記事をいいねもしくはスキして頂きまして本当にありがとうございます。
記事を書く励みになりますのでどうぞこれからもよろしくお願い致します。

さて、早速ではありますが今回のデッキ紹介は解体を予定している《ジェトミアの情婦、ジニー・フェイ》を記事にしていきたいと思います。

《ジェトミアの情婦、ジニー・フェイ/Jinnie Fay, Jetmir's Second》

ジニー・フェイは現在販売されているスタンダード向けセットの『ニューカペナの街角』で収録となった伝説のクリーチャーです。
「スタンダードのカードだから統率者戦では活躍出来ない」?
そんな事は一切ございません。そう、統率者戦ならね!

という訳でまずはこのクリーチャーが何をするのか説明すると、
あなたが何かしらのトークンを生成する場合それと同じ数の2/2速攻の猫、もしくは3/1警戒の犬トークンを代わりに生成する、という能力になっています。

スタンダードだと《祝祭の出迎え》や《宝石泥棒》、《闇市場の巨頭》等の宝物トークンを生成するカードと一緒に採用される事が多いと思います。
ですが統率者戦という広いカードプールの中にはジニー・フェイともっと相性の多いカードがたくさん存在します。

まずはその中から専用カードとも言える3枚を抜粋して紹介したいと思います。

①《盛大なるクレッシェンド》

《盛大なるクレッシェンド/Grand Crescendo》

『ニューカペナの街角』の統率者デッキ「舞台座一家の喧騒」にはジニー・フェイと相性の良いカードがたくさん収録されており、この《盛大なるクレッシェンド》もその1枚です。
基本的には統率者デッキの中にしか入っていないカードになる為、価格は2022年8月1日現在ではMTG通販ショップ大手である晴れる屋さんで約1,000円前後で取引されています。

このカードの効果はと言うとX白白でXマナ分の1/1トークンを作成し、その後に自分のクリーチャー全てに破壊不能をターン終了時まで与えるという豪快な能力となっています。
ですがこのカード、ジニー・フェイが場にいる場合生成されるトークンを全て2/2の猫に置き換える事によって全てのトークンが2/2速攻破壊不能として殴る事が可能になるんです。
しかもインスタントなので対戦相手が全除去系を打ってきた時にも対応できるのが強みです。
1枚約1,000円前後はとても安いと思うのでトークン戦略をするデッキを構築される方は今の内に購入する事をオススメします。

②《放蕩+三昧》

《放蕩+三昧/Indulge+Excess》

①のカードと同じくこちらも『ニューカペナの街角』の統率者デッキの中にしか入っていないカードとなります。
カードの効果はというとまず表面(放蕩の方)の能力がこのターンあなたがコントロールしているクリーチャー1体が攻撃する度、緑白の1/1市民クリーチャートークン1体をタップ状態でかつ攻撃している状態で生成する、という効果になります。
要は殴った数と同じ数だけ犬or猫トークンを生成出来るという事です。
しかも「攻撃している状態」で生成する為、3/1犬トークンが攻撃している状態でたくさん出てくる事になります。

そして裏面(三昧の方)は余波と言って「このカードはあなたの墓地からしか唱える事が出来ない。その後このカードを追放する」という能力になります。
とても分かり易い言い方をすればフラッシュバックみたいな物だと思って貰って構いません。
能力はというと「あなたがコントロールしていてこのターンにプレイヤーに戦闘ダメージを与えたクリーチャー1体につき宝物トークンを1個生成する
という物になります。
分かり易く言い換えるとダメージを与えた生物の数だけ宝物トークンが生成される形になります。
もちろん宝物トークンも「トークン」になりますので犬or猫に変換する事も出来ますし、そのまま宝物トークンとして生成する事も可能です。
《倍増の季節》や《選定された行進》等のカードを組み合わせるととても気持ちよくなれると思います☆

《倍増の季節/Doubling Season》
《選定された行進/Anointed Procession》

③《富裕な関係》

《富裕な関係/Prosperous Partnership》

例によってこちらも『ニューカペナの街角』の統率者デッキにしか入っていないカードになります。
正直このカードを第三者に見せてテキストをちゃんと覚えている人はいないと思いますので説明させて頂くと、
まずこのエンチャントが場に出た時、緑白の1/1市民トークンを2体生成します。
そしてあなたがコントロールしているアンタップ状態であるクリーチャー3体をタップすると宝物トークンが1個生成されます。

…もう勘の良い方はお気づきですね?
そう、なんとこちらのカードはトークンを倍生成出来る状態でジニー・フェイをコントロールしていると3体のクリーチャーから2体のトークンを生成する事で出来てしまうのです。
上記で説明した《倍増の季節》&《選定された行進》をコントロールしていると無限トークンとなります。
また、《衝撃の震え》があると無限バーンとなり勝利する事が出来ます。


さて、話は長くなりましたがとりあえずデッキリストの紹介をしようと思います。
まずはこちらのご覧ください。

リストだけ見ても分からないカードも多いと思いますのでまずは統率者が絡んだコンボルートを何通りか紹介致します。

①統率者+《倍増の季節》or《選定された行進》or《似通った生命》(どれか2個つ以上) +《富裕な関係》
↑で既に説明済みですがこの組み合わせで無限トークンになります。
《衝撃の震え》or《鍛冶の神、パーフォロス》が組み合わさる事で無限バーンが可能です。

《衝撃の震え/Impact Tremors》

②《大地の知識》+《リスの巣》
とても有名な2枚コンボですが、いわゆるリスクラフトです。
ジニー・フェイが場に居れば3/1の犬トークンを大量に生成できちゃいます。

《大地の知識/Earthcraft》+《リスの巣/Squirrel Nest》

上記のコンボに加えて《密造酒屋の隠し財産》を採用する事でも大量のトークンが生成出来るのでオススメの1枚です。

《密造酒屋の隠し財産/Bootleggers' Stash》


③《アカデミーの整備士》+《富裕な関係》
上記の2枚がある状態で何かしらのトークンを生成すると《アカデミーの整備士》とジニー・フェイの能力によって3匹のクリーチャーが生成出来る為、富裕な関係でその3匹を寝かせる事で2体のトークンを生成し、それをまた《アカデミーの整備士》で3種類のトークン⇒犬or猫に変換する事で無限トークンになります。

《アカデミーの整備士》+《富裕な関係》

他にも統率者を介さないコンボもたくさんありますが、今回は3種類だけご紹介します。

①《小走り樫》+《キヅタ小径の住人》
《キヅタ小径の住人》はあなたの場で緑のクリーチャーが場に出る度対象のクリーチャー1体に+1/+1カウンターを1個乗せる、という能力で
《小走り樫》の方は自身の上に+1/+1カウンターが乗るたび1/1のリストークンを生成する事が出来ます。
そして《キヅタ小径の住人》は緑であればトークンでも誘発をする為この2枚が揃うだけで無限リストークンを生成する事が出来ます🐿

《小走り樫/Scurry Oak》+《キヅタ小径の住人/Ivy Lane Denizen》

②《深夜の護衛》+《ゴンドの存在》
Pauperと言われるコモン限定構築で有名なゴンドコンボです。
ゴンドの存在を《深夜の護衛》に付ける事によってタップ&アンタップを繰り返す事で無限トークンを生成する事が出来ます。
筆者は採用していませんが、手軽に買える2枚コンボなので入れる事をオススメします。

《深夜の護衛/Midnight Guard》+《ゴンドの存在/Presence of Gond》

③《波止場の恐喝者》+《ティムールの剣歯虎》
自分の場以外にアーティファクトやエンチャントが5個以上存在する場合、《波止場の恐喝者》を無限にバウンスして唱え直す事によって無限宝物トークンになります。

《波止場の恐喝者/Dockside Extortionist》+《ティムールの剣歯虎/Temur Sabertooth》

さて、だいぶ記事が長くなってしまったので本日はジニー・フェイと相性の良いカードを数枚ご紹介と、細かいルールについての補足をして終わりにしたいと思います。

《忘却の偶像/Idol of Oblivion》

このターンに何かしらのトークンを生成しているならタップで1ドローが出来ます。
また、生け贄に捧げる事によって10/10のエルドラージトークンを生成する事も可能です。

《精霊の絆/Elemental Bond》

パワーが3以上のクリーチャーがあなたの場に出る度に1ドローが出来るエンチャントです。
ジニー・フェイの場合犬トークンを生成する度に1ドローが付いてくるのでとても相性が良いと思います。

《大衆蜂起/Rabble Rousing》

あなたのクリーチャーが攻撃する度、その数に等しい1/1の人間トークンを生成出来るエンチャントです。
ターンが回って来る度に数がネズミ算式に増えていくのでとても強力なカードです。
秘匿は完全にオマケ能力ですが、意外とすぐに達成出来るのでインクの染みではありません。
スタンダードのカードなので比較的入手もし易いのでオススメです。

《エルドラージの碑/Eldrazi Monument》

このデッキの弱点は何といっても《神の怒り》や《冒涜の行動》等の全体除去です。
これを回避しない事には勝てない為、私は《エルドラージの碑》を採用しています。
毎ターン生物を1体生け贄にしないと維持できないですが、ジニー・フェイなら簡単に生物を生成出来るのと、猫のサイズも+1/+1出来る事、
クリーチャー全てに破壊不能と飛行を与えられるので個人出来にはオススメの1枚です。


さて、最後にジニー・フェイのデッキを回すにあたって気を付けなければならない点をいくつかご説明いたします。

Q.《アカデミーの整備士》と《ジェトミアの情婦、ジニー・フェイ》が同時に場にいる場合、トークンはどう生成されるのか?
A.あなたの望む順番で生成されます。
例えば上記の生物2体が場にいる状態で宝物トークンを生成した場合、先に《アカデミーの整備士》の効果で宝物、手がかり、食べ物を1個ずつ生成する、という効果に置換します。
その後にジニー・フェイの能力によって3個のトークンを犬or猫のいずれかに変身させる事が可能です。
ですが1体だけ猫、残りは宝物と手がかり、の様な生成方法は出来ません。
《アカデミーの整備士》の能力はあくまで「代わりに」なので上記の様な生成方法は出来ない事に注意して下さい。

Q.《放蕩+三昧》の放蕩の側で出たトークンはどこに向かって攻撃しているのか?
A.MTG Wikiから抜粋させて頂きますと、
クリーチャーが攻撃している状態で戦場に出るに際して、指定がない限り、どのプレイヤーあるいはプレインズウォーカーを攻撃するかを選択する。
とあります。
よく勘違いされがちですが、攻撃しているプレイヤーを攻撃している状態で生成する訳ではなく、あなたが好きに選んだプレイヤーやプレインズウォーカーを攻撃している状態で生成出来るのでご注意下さい。


以上となります。
ここまでとても長い文章を読んで頂きましてありがとうございました。
また次回もデッキを作成した際には記事にしていきたいと思いますのでご視聴下さいませ。


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