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五択問題の備蓄

 同僚と遠隔授業のアイディアについて話していたこと。
 人数の多い講義系の授業で,通信制的な文書のやり取りで毎回の授業の代替をするとなると,学生も大変だが,読む教員側もかなり大変なはずだ。文章で書かせるような課題は最低限にして,しかし単元ごとの理解の確認はしたい。すると,何が必要か。
 保育士試験の問題などをみると,複数の設問の回答の組み合わせを選択する,五択式の方法で出題されている。あんな感じの問題を作って,マークシートで答えさせたらどうか。
 マークシート用紙の大きさをやりとりするのに郵送代が高くつくとか,学生同士が相談しながら回答したりするかもしれないとか,いろいろ懸念はある。しかし,最後に改まった形で厳格な試験を実施することにして,それまでの途中途中の形成的評価は,このやり方でもよいのかもしれない。
 試験問題は,「○○について述べよ」みたいな出題側の作問の簡単な記述式だと,採点に手間取る。一方,採点を簡単にしようとすると,客観テスト方式に近くなって問題の作り込みに手間がかかる。その手間のかかる五択問題(の材料)を大量に作っておく,みたいなことを,どのくらいできるだろうか。

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