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固有名詞への偏愛

 MacOSの標準日本語入力を使っていて,最近戸惑うのが,固有名詞を超優先して無理やり変換に入れてくることだ。
 例えば,「先に」と入力したいのに「沙稀に」とかが出てくる。「個性化」と変換したいのに「小聖華」とかが出てくる。「沙稀」も「聖華」も,以前にたまたま使うことがあって辞書登録した人名なのだが,それがとにかく変換候補の先頭に出てくるのだ。
 そして,変換時に「先に」を選んでやっても,また次のときには「沙稀に」が候補の先頭に出てくる。繰り返し出てくる。何か余計な変換学習をしてしまったのかもしれないと思って,変換学習のリセットをしても,やっぱり出てくる。人名を偏愛しているのか,と思ってしまう。
 実際のところ,MacOSの日本語入力では,単語登録をするときに品詞の設定はない。だから,人名を優先しているというわけではなくて,単に登録された単語を優先しているだけなのだろう。
 だから,人名以外で常々変換が思い通りいかないといつも感じているものがいくつもある。たとえば,「子ども」がたいてい必ず「子供」に,「とき」が「時」に,「このあたり」が「この辺り」に,変換される。何度変換しなおしても,覚えてくれなかったり,覚えても一瞬で忘れてしまったりする。
 こうなってくると,日本語変換機能が悪意をもって私の文字入力作業を妨害しにきていると言いたくなるような気分になってくる。
 このあたりの問題は,以前からあったのだが,相変わらずなんだなあ。なんとからならないかなあ。

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