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ボケクエスト5 冒険の書

5ヶ月以上にも及ぶボケクエスト5が先日ついに幕を閉じました。
ジェネラルさん、素晴らしい大会を本当にありがとうございました!

この長いようであっという間の5か月、チームくらやみハーピーの軌跡と僕自身の振り返りを、没ボケには触れないようにここに記させていただきます(没ボケ警察の目が光っているので)。


くらやみハーピーはこんなチーム

このくらやみハーピーというチームはリーダーであるがいちーさんが「チーム戦をするためのチーム」を作るために集められたチームでした。大会前には「主人公みたいなチームだ」とも称していただいたように、古今東西から個性豊かなメンバーが集まったな、と誘っていただいた当時思ったことを覚えています。

僕自身、マイ華さんとは今までチームを組んだこともあり交流もあったのですが、がいちーさんとは数回Twitterでリプライを飛ばした程度。βカロチンさんに至ってはほぼ初めましての状態でチームを組ませていただきました。大喜利プラスからネット大喜利を始めた僕にとってがいち―さんとβカロチンさんと言えば常に上位で無双しているイメージが強く、マイ華さんも元気がいっぱいなイメージだったため、正直当初はかなり緊張していました。それでも何度かやり取りをするとメチャクチャ良い人であることがわかって、徐々に打ち解けることができました。本当にできましたか?

「チーム戦をするためのチーム」の言葉通り、このチームではものすごく活発に会議が行われていましたし、なんなら会議以外の話も活発に行われていました。早押しクイズもやりましたし、両手では数え切れないほど童貞をイジられました。大会を通じてチームとして大きく崩れることが無かったのも、会議を何度も繰り返していった結果ではないかと思っています。


以下、予選から決勝まで各回の振り返りをさせていただきます。


予選

第一試合
お題:閻魔大王「お前は生前○○○たので地獄行きだ」


第二試合
お題:(画像お題)

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第三試合
お題:高級料理店での100円サービス、一体どんなの?

予選で最も印象に残っているのは、やはり第一試合と第二試合のがいち―さんの2連続1位でしょう。

がいちーさんはチーム結成当初から「俺のことはダディと呼べ」「俺たちはダディとベイビィでありたい」などと口走っており、その時は他3人から石を投げられていたのですが、予選での活躍を見て自然と全員がダディと呼ぶようになりました(僕たちがベイビィを自称することは最後までありませんでした)。

予選3タテがかかった第三試合では何故かひどく弱気になってしまい、会議で「もうだめだ...」と何度も言っていたのもがいちーさんの人間味を感じられてある意味チームの結束に繋がった気がします(気のせいかもしれません)。

がいちーさんだけでなく、チーム全員が3試合とも半分以上の位置にいたのも会議が結果に結びついている実感が湧き、自信につながったと思います。チームの方針が定まった予選でした。

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無事予選を1位で通過し、がいちーさんは個人ランキングでも1位となりました!Mt.長谷川って人も頑張ってください。


決勝リーグ1回戦

お題:100歳のおじいさんが一瞬だけ全速力で走った理由

この回はチームとして比較的苦しんだ回だと思います。その中でもβカロチンさんの強さを改めて認識する機会になりました。

チームCGIでもβカロチンさんが2回の会議で両方1位をとり、僕を含めた3人はかなり苦しんでいたんですが「ベーカロさんはウケるだろうから」みたいな感じで焦りはあまりなかったように思います。僕も「浮かばんな~」とか思いながら温かいお茶を飲むくらいには余裕があったように思います。

結果はその予想通りβカロチンさんが2位と暴れてくれました。僕も「これ少し弱いんじゃないか...?」と思いながらもメンバーに背中を押してもらって出した回答が何とか上位に食らいつくことができ、結果として勝ち抜けることができました。

また、投票期間中(特に序盤)、くらやみハーピーは勝ち抜けボーダーラインの辺りをウロウロしており、かなりヒヤヒヤした1週間だったことを覚えています。がいちーさんが1日2回、朝と夜に日報みたいな感じで「現在のくらやみハーピーの順位およびボーダーとの差」や「4人の点の入り方」、「今日という日をどんな気持ちで過ごしたか」をまとめて報告はじめて、最終的には4人が全員持ち回りで報告しあっていました。勝ててよかった。

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決勝リーグ2回戦

お題:(画像お題)

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この回の主役はマイ華さんでした。マイ華さんの回答の大枠はかなり早めに決まったのですが、細かい言い回しの部分でチーム内でも意見が大きく分断しました。意見を交わしあう中で新たなアイデアが出たり、「この言い方では伝わらないのではないか?」など意見が白熱し、その中でどんどん回答の完成度が高くなっていたと思います。最後まで意見が完全に1つにまとまることは無く、最終的にはマイ華さんが出したいものを!となって出した回答が見事3位となり、チームを1位通過に導いてくれました。

また、会議が盛り上がったおかげで僕自身も刺激され、なぜか投稿〆切当日に全く新しい回答ができてしまいました。〆切直前のテンションにも助けられてその回答を出したところ6位と上々の結果になりました。

くらやみハーピーは会議をたくさん重ねて勝ち進んでいたと思っているのですが、その会議を盛り上げる点でマイ華さんは欠かせない存在だったと思います。

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決勝リーグ3回戦

お題:当店では○○○を行っておりません。ご了承ください

この回はかなり苦戦した記憶があります。基本的にくらやみハーピーは1回目の会議の時点で全員から太鼓判を押されるような回答が1つは出て、その人は自然と残り3人への意見出しに力を入れる、という流れになることが多かったのですが、この回は2回目の会議を終えても誰もバッチリとは回答が決まっていなかったと記憶しています。

全員が「悪くはないんだけど…」という感じの回答しか出せず、さすがの僕も温かいお茶を飲むことすらままならない中、全員で苦しみながら必死にお題と向き合いました。今見返してみると、僕たちのチームCGIは2度の会議と細かいところを考えたり居残りしたりする部屋の合計4部屋くらいを1つのお題に使っていたのですが、この回だけ6部屋も作っていました。苦しんでいます!

とにかく勝ち抜けることを意識し、スベらない回答を!と会議を重ねた結果、目指した通りに誰もスベることなく勝ち抜けることができました。その中でもβカロチンさんは3位を取っており、そのすごさを改めて感じました。こいついつも改めてるな

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準々決勝

お題:魔王城の密室でラスボスが殺害されていた! 一体何があった?

難しいお題でした。魔王城、密室、殺害と要素がたくさんあり、初見ではどのように手を着けて良いのかが分からなかったのが正直な印象です。

そんな中がいちーさんが、このお題との向き合い方や拾うべき要素、無視しても良い要素などの考え方を提示してくれ、かなりお題を捉えやすくなったように思います。

そしてこの回は何と言ってもβカロチンさんの長文回答が非常に大きく印象に残っています。がいちーさんとβカロチンさんは苦しくなると有名人の名前(根本はるみ、矢部美穂など)を使った回答が出てくるとはかねてから聞いていましたが、まさかこのお題から高橋尚子と冨永愛が出てくるとは想像もしていませんでした。回答の面白さはここで言うまでもありませんが(是非読んでみてください)、並ぶ回答が少なくなってきたこのタイミングで、そしてお題が難しいならいっそ長文にしてしまえ、という機転も本当にすごいなと感じました。そして結果も3位。カッコよすぎます。

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準決勝

お題:書道家「もう限界!」何があったんですか?

このお題はがいちーさんとβカロチンさんが1回目の会議でバチっと決まる回答を出し、マイ華さんも2回目の会議で全員を唸らせるような回答を出して、僕1人が死ぬほど苦戦したお題でした。

なんと投稿〆切前日になってもしっくりくるような回答が出せておらず、回答の大枠すら決まっていない状況の中、CGIに出した「オカマ」という単語を拾ってもらい、「オカマはどんな書道をするか」「オカマは書道をどう思っているか」「オカマ書道あるある」をひたすら挙げていってメンバーに評価してもらう形で回答を完成させました。

チームメンバーに絞り出してもらう形で作った回答は16人中7位となり、苦戦したお題で半分以上の順位をとることができました。

ここまで僕は1度もベスト3に入っていないながらも全ての回で上位半分に入っていたのですが、本当に謙遜ではなく完全にチームメンバーの力、会議の力によるものだと思っています。でも自慢はしておきます、すごいだろ

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そしてくらやみハーピーは決勝戦へと勝ち進むことができました!!!!


決勝戦

お題:(大喜利名人維新閉鎖のお知らせ)

大喜利名人維新で開催される大会は決勝戦で特殊なお題が出ることは知っており、1人のネット大喜利民としてそんなお題を考えることは1つの夢でした。今回その夢が叶うことになりましたが、与えられたのは想像を上回るような衝撃のお題でした。

ほぼ長文を強いられるようなフォーマット、考えた回答が画像になって投票にかけられるという特殊な状況、そして大喜利名人維新閉鎖という驚愕の設定...すごいお題だなと思いました。

まず文章ではなく画像として投票にかけられるという都合上、文章だけで会議をするのは難しいという結論に至りました。そこでβカロチンさんが、僕たちが考えた文章を画像に編集してくれる、と手を挙げてくれました。

この画像のクオリティが本当にすごかった。

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上が実際に投票にかけられた画像、下がβカロチンさんに作ってもらった画像です。比べてみると本当にクリソツで、僕たちは本番と同じような環境で会議をすることができました。これは本当に大きかったと思います。

くらやみハーピーは基本的に最初の1週間で全員3つか4つの案を出し、その内で良かったものを残りの1週間でブラッシュアップしていく方針で回答を作りました。僕の出したアダムのボケはアイデア自体はお題が出た翌日に出たので、ほぼ2週間ずっと向き合い続けたことになります。他にも2つアイデアは出しましたが34文字×16行では上手くまとめることができなかったりして、「俺はアダムで行くんだろうな」と思っていました。今振り返ってみると少し意固地になりすぎたかもしれないと反省しています。ただ自分的にはアダムは気に入っている回答ではありました。

がいち―さんの図のボケ、βカロチンさんのオノヨーコのボケもかなり序盤で出してもらい、この2つはフォーマットの時点ですごく良かったのでブラッシュアップを経てどんどん面白くなっていくのが見ていてとても楽しかったです。マイ華さんの回答は結構終盤で出たものでしたが、追い詰められたマイ華さんの底力のようなものを見せてもらった気がします。


投票期間

投票期間が始まってすぐ他のチームの回答を見に行きましたが、やはり本当にレベルが高いな、面白いなと感じました。

Twitter等を見ていても「決勝面白い」という声が聞こえてきて、こんな中でやらせてもらったことは本当に特別なことだったんだと再確認しました。

僕個人の話をすると、投票が始まるまではあんなに面白く見えていた自分の回答が一気に粗しか見えなくなってきて、正直地獄のような1週間となりました。

「早く殺してくれ」と何度も思いましたし、殺してほしくはなかったです。

結果は…

このページの通り、くらやみハーピーは187チーム中3位で幕を閉じました。

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こんな大きな規模の大会で表彰台に上れたことはとてもすごいことではありますが、優勝チームとわずか70点差という僅差の中で僕のボケは14位に沈んでしまい、完全に戦犯となってしまいました。

結果発表ページをスクロールする中で僕の回答がかなり序盤に登場した時には申し訳ないような情けないような気持ちでいっぱいになり、このままTwitterのアカウントを消して雲隠れしようかとも考えました。しかし皆さん「気にするな」と優しい言葉をかけていただき、本当に良いチームに入れてもらえたなと思いました(本来なら「ブチ殺すぞ」くらいは全然言われても仕方ないので)。

また、結果として沈んでしまいましたが、何名かの方が僕の回答を面白いと言ってくれていたのも本当に救われました(死ぬほどエゴサーチしました)。おかげさまで立ち直ることができそうです。


ボケクエスト5を振り返って

ボケクエスト5を振り返ると、僕は本当に良いチームに恵まれたなと思います。良いチームだった証明として、大会が終わって1週間以上経つ今でもくらやみハーピーのグループDMはちょこちょこ動いています。何度も会議に助けられましたし、自分のレベルを上げる機会を作ってもらえたなと思います。こんな激☆面白トリオの回答を、世間に出ていないものまで特等席で楽しむことができて本当に幸せでした。本当にありがとうございました。

また、1人の投票者としてもこの大会を思い切り楽しませていただきました。基本的に僕は通学の電車の中で投票を行うことが多かったのですが、マスクの中は常にニッコリでした。マスクしててよかったね


最後になりますが、くらやみハーピーの3人への愛を語って僕のボケクエスト5の振り返りとさせていただきます。

がいち―さん

今回チームを組むまでは暴君のようなイメージを抱いていました。そのイメージは大して外れてはいなかったんですが、大喜利に対してものすごく真摯に向き合っているし、曲げない信念みたいなものを抱えていることを知りました。がいち―さんからは学ぶことが本当に多かったです。
がいち―さんはくらやみハーピーのメンバーを集めて、くらやみハーピーというチームを作った母であり、そのデカい背中でチームを引っ張っていった父でもあります。事実くらやみハーピーの躍進はがいち―さんの予選での2連勝から始まったと思います。
リーダーとしてチームを盛り上げてくて、結束も強めてくれた存在でした。あなたはビッグダディだ。

βカロチンさん

誘ってもらったチームにβカロチンさんがいると聞いた時、正直かなりビビっていました。というのも、僕がまだホセ川という名義を使って大喜利プラスをやっていた頃(3年ほど前です)からβカロチンさんは憧れのような存在であり、そんな方とただのぽっちゃり大学生がチームを組んでしまっても良いのかと思っていたからです。
実際にやり取りをしてみると本当に優しい人であることが分かり、そして本当に大喜利が強く面白い方だと思いました。βカロチンさんがいなかったら敗退していた場面って本当に何度もあったと思いますし、決勝の2位も本当に圧巻でした。1回チームCGIでβカロチンさんに4点を入れてもらったことがあり、その時は死ぬほど嬉しかったです。こんな方が大喜利3Pで誰にも誘われなかったと聞いた時にはこの目を疑いました。どうして…
こんな高みまで連れてきてくれて本当にありがとうございました!

マイ華さん

冒頭で書いた通りこのチーム結成当初、僕はがいち―さんとβカロチンさんというベテラン2人と初めてチームを組むということでかなり緊張していました。その中でチームを組んだことがあり、そしてムードメーカーであるマイ華さんはとても心強かったです。
くらやみハーピーの広報活動(?)にも尽力していただき、くらやみハーピーの顔のような存在だったとも思います。
会議を盛り上げてくれたのもマイ華さんであり、会議の質が強みの1つだったくらやみハーピーにとってマイ華さんの存在は非常に大きかったと思います。数字として見えない部分でくらやみハーピーを支えてくれた貴重な存在でした!


以上でMt.長谷川のボケクエスト5振り返りを終了させていただきます。

改めまして運営のジェネラルさん、共に戦い合った参加者の皆さん、そしてくらやみハーピーの皆さん、本当にありがとうございました!!クエックエックエックエ

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