東京とそれ以外

私は愛知県の豊橋という地域に住んでいます。人口はずーっと40万人弱。決して小さな都市ではありません。愛知県では名古屋に次ぐ規模がありますし、農業工業などの産業が盛んです。

今日はひさしぶりに東京に行きました。私自身は東京にはほとんど縁がありません。有名な観光地にも行ったことないところがたくさんあります。今回の日帰り旅行ではまず東京駅から皇居に向かい、途中でタピオカミルクティを飲みながら、スカイツリーに上って、お台場で夕日見る、という日程でした。

タピオカミルクティは台湾で飲んで以来大好物です。台湾から乾燥タピオカを大量に買ってきて自分で作ることもしばしば。黒糖タピオカミルクティが特に大好きなんです。ですからただのタピオカミルクティーだと満足できません。黒糖の深いコクが牛乳とブレンドされた香りがとてもおいしく、タピオカの触感が良いアクセントになります。東京ではその台湾の有名タピオカミルクティの店舗ができたと聞いていたので、そこに行くのが今回の大きな目的のひとつでした。
しかし、東京駅前のタピオカ店に行ってみると、黒糖タピオカミルクティのメニューがありません。もうひとつ、お台場にあるGongChaというタピオカ専門店にも行きました。大変な行列でしたが、そこにも「黒糖はないんですよ~」とのこと。え、皆さん、黒糖タピオカミルクティのおいしさを知らないのかなあ。とってもおいしいんですよ。絶対日本でもはやると思うんですけど。タピオカを煮詰める時に黒糖を入れればいいのです。そんなに難しくもありません。結局黒糖タピオカにはたどり着けなかったので残念でした。

そしてそれ以外に印象的なのは「外国人の多さ」でした。スカイツリーのような観光地にはそれこそ世界中から来た観光客を見ることができましたし、夕暮れのお台場にはおそらく仕事で日本に定住しているであろう外国人家族が砂浜で遊ぶ姿を見ることができました。外国人を見る頻度という点では、例えば名古屋のような大都市でも比較にならないほど東京は多いように思います。

外国人旅行者の日本国内の目的地はどうなっているでしょうか。観光庁の「訪日外国人消費動向調査」に依れば、

外国人旅行者の約半分が東京に行くという結果です。大阪と東京が玄関口になり、千葉や京都まで足を延ばすというルートが考えられます。

次に住んでいる外国人について。政府による在留外国人統計によると、現在250万人の在留外国人がおり、21%が東京、9%が愛知、同じく9%が大阪、神奈川が8%と続きます。つまり、在留外国人も外国人旅行者も東京が最も集中しているという結果です。ちなみに在留外国人は中国人が約30%で一位で、続いて韓国人が約17%で二位でした。上位にはアジアの国々が並びます。

以上のことからも、東京は外国人旅行者も在留外国人も多いことが分かります。特に外国人旅行者の数は東京以外の都市と圧倒的に差があります。スカイツリーなどでは外国観光客のための外国人のスタッフが働いていました。日本人も外国語を求められる機会が多いでしょうね。国際的な感覚を身に着けたいのならば、国内であればやっぱり東京に身を置いておくというのは価値があるんだろうと思います。

また同時に、私が住む愛知県ではアジアの在留外国人がデータからも多いですし、実際によく見ます。彼らは同郷の仲間とコミュニティを作って一緒に買い物に行ったり行動しています。かといって、そこに住んでいる日本人との交流の場が多いわけではありません。外国人と交流をするという習慣もない地方において、在留外国人との地域づくりというのは、今後の日本の新しい挑戦になりそうですね。自分事として関心が持てるテーマです。

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