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愛されたいのに愛せない。

だから私は普通の恋愛が出来ない。


愛されたい。
おそらく皆が抱いている感情。
例に漏れず私も抱いている感情。
あまりに利己的で、
精神状態によっては脳の大部分を占めかねないこの感情。
こんな感情に支配されてる私を見たらきっとアドラー先生は私を滑稽だと笑い飛ばすのでしょう。
ああそうだとも。滑稽だとも。

君は何をもって「愛されている」と言える?
どういう状態になれば「愛されている」という判断が下せる?
勿論愛にも色んな種類がある。
友情間、家族間、恋人間等々。
でも私はそれぞれの根本は全て同じではないかと思う。

私が思う「愛されている」のライン。
すなわち自分が満たされている状態だと感じる時だと私は思う。
だとするならば、私はどういう場面で自分が満たされていると思えるか。

確かに個人差はある。
好きなアーティストのライブに行って、その人の歌や演奏を正面から浴びた時なんかはかなり例外なシチュエーションだが、
そのシチュエーションも私を完璧に満たしてくれるのは自明の理であろう。
でもそれはあまりに限定的すぎる。

じゃあもっと大きな括りで見た時、私はいつ満たされていると思えるのか。
一つは、私と沢山会話してくれて、感情や理論を共有してくれる人がそばにいること。
Twitterでそれは常日頃可能ではあるが、やはり対面に勝るものはない。
人と会って色んなことを話している瞬間が全て。

プラスアルファとして、私が素になれるような人がそばにいてくれた時に更なる効果を得ると私は思っている。
少しでも気を遣うとやっぱりその分のリソースがあるので。
でも会える人全員に対して素を出せるかと言われると否。
そこが人間関係の難しいポイント。

もう一つ。
人に抱きしめられている瞬間。
これは科学的にも証明されている話なので、
私の欲が云々などといった話ではないことをまず理解していただきたい。

noteに書くにはお門違いかとか、
小っ恥ずかしいとか思ったりして少し書くのを渋ったりしたが。
人に抱きしめられているあの瞬間が間違いなく私は好き。
今更隠すことでもない。これは事実。
プラシーボなんかではなく、この科学的根拠を見つける前から、
抱きしめられている時のストレス緩和って凄いな…と実感していた過去がある。

ただよっぽどのことがない限りそれは叶わない。
そりゃそう。容易く色んな人に抱きしめられに行ってたら本当にヤベー奴である。流石に。

じゃあそのシチュエーションはいつ起きるのか。
まぁおおよそ交際関係にある異性とするのが一番最初に思いつくと思われる。
というかそうではない異性としているのが発覚するとおそらく訝しんだ目で見られること待ったなしであろう。

私は同性としたことがないのであれだが、
よく同級生の女子同士のスキンシップの一環としてよくハグをしている場面を見かけたことはある。
私は分からないが、おそらく女子の人たちの多くはそういった経験があるのだろうか。
でもあれは同性かつ恋愛に発展しない保証がある上でのスキンシップだと私は解釈しているので、
別に人間関係内での大きな目線で見ても問題はないと思われる。

とすると、彼女がいない男たちは詰んでいるのか。
私の主観なので分からないが、
何かを本気で成し遂げた時とかにしか男性同士のハグを見かけない気がしている。気のせいだろうか。
例えば有名なスポーツ選手が優勝したとかだったらよく見る光景ではある。
でも日常的にはあまり見ない気がする。個人的に。

そんな話はさておいて。
私は先程挙げた二つの事由を以てして愛されていると感じる。

でもまっちゃくん。
何度も話している通り、人間関係をおおよそ同列に考えている人なので、
"○○に"いてほしい、"○○と"喋りたい、"○○に"抱きしめられたいみたいな感情が、
友情の一定ラインを超えるとダブルクォーテーションの部分が"誰でもいいから"になってしまう。
なんたる人たらし。最悪ですね。

端的に言えば、
一定ラインを超えて仲良い人だったら誰だって構わないという理念がそこにある。
はい良くないね。

ここが皆の"普通"と齟齬が生じるポイント。
皆はその"誰か"を求めているのに、私はその行為一点だけを求めている。
私の「愛されている」状況と君の「愛されている」状況には明らかなズレがある。
だから、私が「愛されている」状況に対して君は納得が出来ないし、同意も出来ない。
至極当然であろう。


逆にして考えると致命的な問題が発覚する。
それは、

君の「愛されている」状況を私が生み出せないので、
君はずっと満たされないままでいてしまう。

ということ。

致命的です。こんな人間が恋愛なんぞ出来たもんじゃあございません。
更に、私は特定の誰かを求めているわけではないので、
私のことを沢山好いてくれる人に対して恩を仇で返すような行動を取ってしまうという問題も生じる。
噛み合うはずもない。

実害しかないこの価値観を振り回したせいで、
ぶっちゃけ沢山の人を今まで傷つけてきた。
最近でも同じような理由で一人傷つけてしまった。
私こそが本当にヤベー奴である。

やはり、
人のこと一人もちゃんと愛せない人間が只管に愛を求めるのはお門違いだと思う。自戒。
それでも、
誰かにそばにいてほしい、
誰かと喋りたい、
誰かに抱きしめてほしい、
なんていって愛を沢山求めてしまう私がどれほど利己的で自己中な人間か。
皆は私のことを優しいだの全肯定だの言ってくれるが、
私が優しかったら世界の理が壊れてしまうくらいに私は我欲にまみれている。

自分のエゴでしか動いていないんだよ、私は。
いくら取り繕おうとしてもボロは出る。当たり前。この独善者。
それでも愛されたいと思ってしまう。
私は悪い子。もうお終いだ。


このタイトル、
私が被害者みたいな書き方してるな。
この期に及んでまだ被害者面するのかこいつは。

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